ダイワ モアザンミドルアッパーJr 2.5in
5月のシーバス&キビレ実釣レポート!
ワームを使った河口の釣りをご紹介!
連載第109回!今回はジグヘッド&ワームを使った河口のシーバスゲーム実釣レポートです。
5月に入って予報外れの悪天候が続き、予定を立てても雨が降ったり風が吹いたり。GWを過ぎてから釣りモノが選べない日が続いています。今週もアオリイカを狙いつつフォローで豆アジというスタートを予定していましたが、濁りや浮きゴミでなかなかうまくいきません。
こんなうまくいかない日に頼れる釣りモノと言えば河口のシーバス!サイズを求めると難しさがある釣りですが、とにかく一匹というときは試す価値アリのおすすめの釣りです!
エギングと豆アジングが不発
千切れた海藻が漂うイカ墨堤防
GWが明けてもイマイチ水温が上がり切りませんが、まずはシーズン中のアオリイカをチェック。堤防にはポツポツ墨後が残っていて、海面にはイワシでしょうか、小さな魚の姿も見えます。悪くないかなと回遊待ちでスタートしてみたんですが、強い風が運んでくる浮きゴミであっという間にキャストコースがなくなってしまいました。
今の時期は荒れると千切れた海藻がサーフや堤防際を漂うことがあります。ラインがゴミに乗るとエギが沈んでいかないし、そもそも掛けてもキャッチが難しいということで、今回は見切って次の釣りに行きます!
豆アジングはムツラッシュで難しい
ポイントを少し移動して今度は豆アジング!常夜灯がつく前からポイントに入って、明かりに集まるであろう豆アジを狙います。
まずは様子見程度という感じでスタートすると、1投目から極小のムツがすごい!アワせなくても掛かるし、掛からなくても大群で岸際までワームを追いかけてきます。ジグヘッドを重くするとスピードが速くなってさらに積極的になるという悪状況。
結局暗くなるまで極小ムツ、鉛筆カマスのラッシュは終わらず、豆アジがいるのかいないのかもよくわからないまま潮止まりを迎えました。これは困った、ということで今回ご紹介する河口の釣りへシフトします!
河口で使うジグヘッドやタックルについて
浅い川には軽いジグヘッド!
今回使った仕掛けは1.5gジグヘッド+2.5インチジグヘッドという組み合わせ。MAXでも水深2m程度という河口のシチュエーションに合わせて、かなり軽いジグヘッドを使いました。バス用ジグヘッドにシーバスワームという組み合わせです。
川が大きければ水深があるケースもありますが、細い川ならウェイトは3g、5g程度までで十分。1.5gの太軸メバルジグヘッド+ベビーサーディン2インチ的なセッティングからでも遊べます!
おすすめは「モアザン ミドルアッパー」
ダイワ モアザンミドルアッパーJr 2.5in
定番ではありますが、ワームのおすすめはダイワの「モアザン ミドルアッパー」!マテリアルが柔らかく、スローなアクションにもしっかり対応してくれます。軽量ジグヘッドでフワフワ流す釣りと相性◎。
シーバス向けから組み合わせるジグヘッドを見つけられないときは、バス釣り用のジグヘッドもチェックしてみてください。デコイ「バイオレンスジグヘッド」など、軽量&大きめフックのジグヘッドを見つけられます!
タックルもショート&ライトで
シーバス向けのジグヘッドは3gスタートという感じなので、今回ご紹介するような釣り方をするときはシーバスタックルよりもややライトな構成の方が使いやすいです。小場所はロッドが短い方が扱いやすいというのもあるので、バスロッドやチニングロッド、メバリングロッドもおすすめできます。
シーバスロッドのLより少し弱めの短め、メバリングロッドの中では強めで尺が釣れるようなロッドが扱いやすいです。もし何本かロッドをお持ちの場合は、曲がってティップが柔らかいタイプを選択しましょう!ルアーウェイトのMAXが10gを超えているようなものでも、投げられることは投げられます!
細糸を使おう!
ラインはPE0.4号前後がおすすめ。シーバスタックルからすると細めではありますが、軽量ジグヘッドを使うならこのぐらいの細さが快適です。強度的には0.4号で8lb程度、6lbリーダーを使うようなバランスになります。
50cm前後までなら十分な余力を持ってキャッチできる強度があるので、小場所狙いならパワー的には十分です!
ボトムスローリトリーブでシーバス!
外道のアタリをヒントに集中攻撃!
アオリイカ、豆アジとうまくいかなかった夕方過ぎ、今度は干潮からの上げを狙って小規模河川の水門付近にエントリーしました。立てる場所は限定的で、少し歩けば端から端まで届いてしまうポイントです。
ライトゲームタックルにワームを結んで表層は反応なし。次はボトムとときどき底に当たるようなスピードでリトリーブすると、謎の小型魚がバイト!ビンビンとワームの先を引っ張る掛からないアタリが連発します。
ダボハゼ的な奴なのかソゲなのかわかりませんが、かなり一か所に集中しているような印象です。
粘りに粘ってシーバスがヒット!
小型魚のバイトがあるポイントでボトム集中攻撃を続けて、ついに重みのあるアタリ!ボトムをべったり攻め続けて、50cm前後のシーバスをキャッチできました。干潮からの上げ、生命感のあるポイントを打ち続ける、このあたりは工夫がありましたが、アクションはシンプルにボトムのタダ巻きです。
ベイトはハクかなと考えていましたが、ボトムべったりということは甲殻類がいたりするんでしょうか。とにかくこの日はボトムでアタリを感じることが多かったです。
フワっと流し込むイメージで
河口は流れがあるタイミングがチャンス!上げ下げで流れの向きが変わりますが、基本的には流れてきたものを演出するという釣り方がおすすめです。軽いジグヘッドに大きめのワームをつけるとかなり流されますが、これを利用してフワフワ漂わせるように流していきましょう。
今回は流されながら着底するであろう地点と狙いたいポイントが重なるように、かなり上流側にキャストして流し込んでいます!
ズル引きでキビレも登場!
河口ズル引きと言えばクロダイ系!
2匹目を狙うべくボトム狙いを続行!ゆっくり巻いたり早く巻いたり、いろいろ試す中でキビレもヒットしてきました。ジグヘッドを少し重くして、ズル引き気味にアプローチ。キビレはやや浮き気味よりも引きずるぐらいの方が好みなようです。
ある程度なら濁っても釣れるシーバス・キビレが河口ゲームの安定感のポイント!河口は下げから上げに転じるタイミングが強いと感じますが、短時間少し遊びたいときや目当ての釣りがうまくいかないときの逃げ道として覚えておくと役に立ちます!
マゴチやヒラメもチャンスアリ
今回ご紹介した河口のワーミングは、シーバス・キビレだけでなく、マゴチやヒラメがヒットする可能性もある釣りです。どちらも意外に汽水が好きなので、シーバスがボイルしているような状況である程度釣った後、フォロー的にボトムをチェックしておくのはかなりおすすめ。
シーバスがボトムで釣れることもあるし、浅いところを引いていてボトム系の魚が釣れることもあります。シーバスにこだわらずマルチに遊ぶというときは、柔軟にいろいろな釣り方を試してみてください!
河口+ワームは手軽で楽しい!
意外なポイントを見つけられるかも!
河口のナイトゲーム、シーバス狙いと言えば定番中の定番的な釣りではありますが、キビレ狙いや小場所はまだまだ空いているポイントを見つけることができます。かなり浅くてもベイトの状況がよければ魚は入るので、釣り場の新規開拓をお考えの方は要チェックです。
困ったときに魚種を問わないスタイルで攻めてみるのももちろんおすすめ!春のベイト探しを兼ねて、夜の河口チェックに出かけてみてください!
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ライター撮影