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セアカフタマタクワガタの飼育ガイド。羽化までにかかる期間や温度管理のコツも解説!

セアカフタマタクワガタは、見た目の大きさとかっこよさから人気のクワガタです。この記事では、セアカフタマタクワガタの飼育方法について紹介します。ブリードを行い羽化までにかかる期間や、飼育方法についても詳しく紹介するので、チェックしてみましょう。
2022年4月27日
bambi
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目次

セアカフタマタクワガタとは

東南アジアに生息しているクワガタ

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セアカフタマタクワガタとは、東南アジアに生息しているクワガタで、正式名称はパリーフタマタクワガタと言います。セアカフタマタクワガタは、大きいものだとオスで90㎜以上に成長しまる大型のクワガタの中で、とても人気があります。

また、セアカフタマタクワガタは大きいだけではなく気性も粗いので、飼育するときは複数を一緒のケースで飼育するのではなく、単体で飼育するのがおすすめです。

セアカフタマタクワガタの魅力

セアカフタマタクワガタは、大あごの端が二股に分かれているのが特徴です。また、背中の色やシルエットがかっこいいと人気があります。日本では生息していないクワガタの種類ですが、比較的流通量も多いので、購入して飼育する人が多いです。

セアカフタマタクワガタは、オスは大あごが特徴的ですが、メスには大あごがありません。それぞれ異なった形をしているので、違いをチェックしてみるのもいいでしょう。

セアカフタマタクワガタはどこで買える?

Photo byKaoruYamaoka

セアカフタマタクワガタは、日本に生息していないため、飼育するには購入する必要があります。昆虫を扱うショップで購入するか、ネット販売でも購入することが可能です。

オスとメスのペアで購入すれば、産卵や羽化まで行うことができるので、ペアでの購入がおすすめです。オス同士を数匹飼う場合は、喧嘩をしてしまうので、個別に飼育するのがいいでしょう。昆虫ショップやネットでは、インドネシアのスマトラ産やベンクール産のセアカフタマタクワガタが販売されています。

成虫を飼育してみよう

大きめのケースを用意しよう

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セアカフタマタクワガタは、活発でサイズが大きいので、成虫を飼育する際は、大きめのケースを用意するのがおすすめです。また、クワガタによく見られる土に潜る習性あまりないので、ケース内に入れるマット材は固定しておくのがいいでしょう。

セアカフタマタクワガタは23~25℃ぐらいの温度を好みます。最低でも10度以上、最高でも35℃以下で管理して下さい。また、エサは市販の昆虫ゼリーなどを与えましょう。

温度管理はどうやって行う?

セアカフタマタクワガタの飼育には温度管理が大切です。温度が高すぎる夏には、ケースの下に保冷剤を敷いてあげたり、扇風機やエアコンをつけたりすることで、適温にしてあげるのがおすすめです。

また、温度の低い冬は飼育ケースを発砲スチールの中に入れたり、毛布で包んだりするのもいいいでしょう。他にもケースの下に温度設定ができるパネルウォーマーを使うことも可能です。温度の変化により死んでしまうこともあるので、飼育ケースの周りの温度をチェックして管理して下さい。
 

ブリードに挑戦してみよう

オスとメスを同じケースに入れる

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セアカフタマタクワガタは、初心者でも簡単にブリードに挑戦することができます。まずオスとメスの成虫を用意して、少し小さめのケースに入れます。この時、マットを浅めに敷き、昆虫ゼリーを入れておきましょう。

だいたいオスとメスを一緒のケースに入れて、1週間ほどの期間で交尾済みと見なします。交尾済みと見なしたら、次は産卵の準備を始めます。ケースの移動をさせるのでケースはいくつか用意しておきましょう。

産卵セットに移動

セアカフタマタクワガタが交尾済みだと判断したら、産卵セットに移動させます。産卵セットは、大きめの飼育ケースの底にマットを固めにしき、産卵材と呼ばれる木材を入れます。この時、産卵材は皮を剥き水分を含ませた状態にしておくのがおすすめです。最後に昆虫ゼリーを入れたら、後は産卵を待つだけです。

産卵材などを入れ、できるだけ自然に近い形の環境を作ってあげると、セアカフタマタクワガタも産卵しやすくなります。

産卵期間は?

セアカフタマタクワガタは、だいたい1カ月半ぐらいを目安位に産卵が完了しています。そのため、産卵後の割り出しを行います。

割り出しは、産卵木の中に産み付けられた幼虫を取り出すことです。通常のクワガタだと産卵後は産卵木がボロボロになっていますが、セアカフタマタクワガタの場合はそのままの形で木が残っているので、幼虫を傷つけないように割り出しを行うようにしましょう。

産卵を行っていない場合も


セアカフタマタクワガタは、交尾して産卵したかどうかは卵をチェックしてみないとわかりません。もしも産卵セットに移動したのに、産卵の跡が見つからない場合は、再度オスとメスを同じケースに入れて交尾から始めるようにして下さい。

 

羽化させる方法

さなぎになるまでの期間

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割り出しが終わったセアカフタマタクワガタは、個別に幼虫を飼育します。だいたい15頭ほどの卵を一度に産卵します。幼虫を飼育する方法は、マット飼育で10~12カ月の期間がかかります。その間温度管理も重要で、23~25℃を目安にしましょう。

幼虫期間も終わりに近づくとエサをあまり食べなくなってしまいます。これは、さなぎになる準備期間に入った合図です。

無事に羽化を迎えよう

さなぎになると動きがなくなりますが、その期間は静かに見守ってあげましょう。そうすることで、無事に羽化を終えることができます。後は、しっかりと成虫になるまで飼育していきます。

成長になったのが確認できたら、再度オスとメスをセットにして、産卵をさせて数を増やしていくことが可能です。この手順を繰り返しておくことで、徐々にセアカフタマタクワガタの数を増やしたり、飼育を何年も楽しむことができます。

寿命はどのくらい

セアカフタマタクワガタは、成虫になってからの寿命は約1年です。だいたい卵から羽化するまでが1年、成虫も1年と考えておくといいでしょう。一度ブリードの方法を覚えておけば、何度も繰り返しながら、セアカフタマタクワガタの飼育を楽しむことができます。

早く羽化させたい場合は

菌糸飼育がおすすめ

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セアカフタマタクワガタは、卵から羽化まで1年かかります。その期間を少しでも短くしたい場合は、飼育方法を変えてみるのがおすすめです。

マット飼育ではなく菌糸飼育を行うことで、通常よりも2ヶ月ほど早く羽化させることができます。菌糸飼育とは、粉砕した広葉樹にキノコ菌と木に含まれているリグニンという成分を加えたもので、幼虫が食べやすいエサのことです。

菌糸ビンで飼育してみよう

通常マットで飼育することが多いセアカフタマタクワガタですが、飼育ビンで飼育することで、栄養豊富なエサを摂取した幼虫が早く成長します。

この菌糸飼育は、セアカフタマタクワガタでは行うことができますが、種類によっては行えないクワガタやカブトムシがいるので、注意して下さい。

セアカフタマタクワガタを飼育してみよう

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セアカフタマタクワガタは、見た目のかっこよさから人気のクワガタです。日本に生息してない分、飼育が難しいイメージがありますが、基本的な飼育方法は通常のクワガタと同じです。ブリードを行えば長くセアカフタマタクワガタと長く接することができますが、外来種であることは忘れないようにしましょう。

しっかりと管理をし、責任を持ってセアカフタマタクワガタの飼育を楽しんでみてください。

クワガタの種類が気になる方はこちらをチェック!

セアカフタマタクワガタ以外にもさまざまな種類のクワガタが存在します。それぞれのクワガタのサイズや飼育方法についてチェックしてみましょう。