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【完全版】マンディブラリスフタマタクワガタの飼育ガイド。ペアリングの方法も!

マンディブラリスフタマタクワガタの飼育方法を知っていますか?飼育方法は2種類あり、初心者でも育てやすい昆虫です。また、ペアリング(交尾)を行うことで、幼虫からの飼育も楽しめます。マンディブラリスフタマタクワガタの飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか?
更新: 2022年6月14日
Hiroshi
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昆虫の飼育はそれほど難しくない

Photo by Photopressionism

飼育方法さえ理解すれば、昆虫飼育初心者でもマンディブラリスフタマタクワガタを飼育できます。マンディブラリスフタマタクワガタは他の昆虫と一緒で、エサの交換や温度調整を怠らなければ大丈夫です。

以前は、マンディブラリスフタマタクワガタの飼育情報があまりなかったので、飼育難易度が高いといわれていました。しかし、今ではYouTubeなどの動画サイトなどでもマンディブラリスフタマタクワガタの飼育方法が詳しく載っているので、飼育が容易になりました。

マンディブラリスフタマタクワガタとは?

フタマタクワガタの中では最大種

フタマタクワガタの中では最大種といわれているほど、サイズが大きいクワガタです。主な生息地はインドネシア西にある、スマトラ島に生息しています。フタマタクワガタの中では最大種とあって、サイズが100mmを超える個体も存在します。

基本的な性格は気性が荒く好戦的な部分があり、自慢の大きなアゴを使って戦うようです。マンディブラリスフタマタクワガタはクワガタの中でも非常にインパクトがあり、人気のある昆虫となっています。

マンディブラリスフタマタクワガタの値段はバラバラ

マンディブラリスフタマタクワガタの販売価格は、幼虫と成虫で異なります。基本的にはオスとメスのセットで販売されており、幼虫セットと成虫セットの2種類が購入可能です。マンディブラリスフタマタクワガタの幼虫は平均で3,000~5,000円ほどで販売されています。

また、成虫はオス、メスで5,000円前後で販売されていますが、100mmを超える大きさのワイルド個体は10,000円を超えてくる場合もあるでしょう。

最大の特徴はクワガタの中でもかなり大きなアゴ

マンディブラリスフタマタクワガタの最大の特徴は、クワガタの中でも最大級の大きさを持つアゴです。なじみのあるノコギリクワガタの倍ほど大きさがあり、100mmを超える個体は胴体よりもアゴのほうが大きい場合もあります。

マンディブラリスフタマタクワガタのように長くアゴをもつクワガタは何種類か存在しますが、力強さも兼ね備えているのがマンディブラリスフタマタクワガタの最大の魅力です。


マンディブラリスフタマタクワガタ飼育方法

マンディブラリスフタマタクワガタの飼育方法は、マットか菌糸ビンの2種類です。基本的な飼育方法は一緒ですが、成虫になるまでの期間やコストに差があります。2つの飼育方法を紹介するので、参考にしてみてください。

飼育方法①マットでの飼育

マットでの飼育をするのであれば、800cc以上の飼育用ボトルとエサマットを用意しましょう。飼育用のボトルに餌マットを満タンに入れ、3~5cmほどの穴を掘り、幼虫を埋めてあげます。2~3か月起きにマットを交換して、幼虫の状態を観察してください。

サナギになってから1ヵ月ほどで羽化してマットから姿を表すので放置していて大丈夫です。マットでの飼育の場合、マンディブラリスフタマタクワガタが成虫になるまでの期間は8か月~14か月ほどといわれています。

マット飼育の特徴

マット飼育の特徴としては、コストを抑えて手軽に昆虫を飼育できます。菌糸に比べて手に入りやすく、昆虫が育つ環境に近いものなので、安定した育成が可能です。マンディブラリスフタマタクワに最適なマットはきのこ、完熟マットがおすすめ。

飼育マットの難点としては、定期的なメンテナンスが必要です。マットは外的な環境に左右されやすいので、定期的に湿らせたり交換したりする必要があります。

飼育方法②菌糸ビンでの飼育

800cc以上の菌糸ビンの中に、マンディブラリスフタマタクワガタの幼虫を入れてあげましょう。幼虫が潜っていけるようにマット飼育同様、3~5cmほど穴を掘っておく必要があります。

菌糸ビンの交換頻度はマット飼育と同じですが、菌糸ビン交換の際は以前使っていた菌糸ビンの菌糸を少しだけ新しいビンに移し替えてあげると、幼虫にストレスを与えにくいです。菌糸ビンで育てる場合は、成虫になるまでの期間が8~12ヵ月ほどといわれています。

菌糸ビン飼育の特徴

菌糸ビンで飼育するとマットで飼育するより大きな個体に成長させやすくなります。菌糸は広葉樹にキノコの菌が加わっているので、栄養価が非常に高いです。さらに、栄養価が高いので成虫になるまでの期間がマット飼育に比べて速くなります。

菌糸ビンはメリットが多い反面、飼育マットと比較して値段が高く、コストパフォーマンスに欠けてしまうのがデメリット。どちらの飼育方法でもしっかりと管理していれば立派に成長するので、好みの飼育方法で育ててみましょう。


ペアリングで気を付けるべきこと

オスのアゴを結束バンドで止める

ペアリング(交尾)の際はオスのアゴを結束バンドで止める必要があります。マンディブラリスフタマタクワガタのオスは気性が荒く、ペアリングする際にメスを挟んでしまう可能性が高いです。

結束バンドは右のアゴに1つと左のアゴ1つ、両アゴを一時的に縛るのに1つと合計3本使います。結束バンドで縛る際はあくまでもペアリング時のみで、きつく縛らなければ大丈夫です。

成熟してからオスとメスを同居させる

ペアリングをするのであればマンディブラリスフタマタクワガタが成熟してから、オスとメスを同居させましょう。成熟していない状態で同居させると、メスを外敵とみなしてメス殺しをしてしまうことがあります。

マンディブラリスフタマタクワガタが成熟する期間は、羽化してから1~3か月ほど。成熟させてから同居させるとペアリングの成功確率が上がります。また、オスがメスを守るような行動(メイトガード)をするようになったらペアリングが上手くいった証拠です。

柔らかめの木材を用意する

柔らかめの木材を用意しておくと、卵を産み付けやすいです。マンディブラリスフタマタクワガタが産卵する木材としては、カワラ材、レイシ材、バクテリア材などがあります。個体によって好みの木材があるので、セットしている木材でなかなか産卵しない場合は、交換してみるのもいいでしょう。

柔らかめの木材を用意したら、飼育ケースにマットを敷いて、木材も2,3個ほど転がしておきます。また、水苔も一緒に敷いてあげると保湿や転倒事故の防止に役立つでしょう。

マンディブラリスフタマタクワガタ飼育の注意点

注意点①高温多湿での環境で飼育しない

Photo byOpenIcons

マンディブラリスフタマタクワガタを飼育する際は、高温多湿の状態にしてはいけません。あまりにも高温多湿だと環境に対応できず、弱ってしまう可能性が高いです。

最適な温度としては20~25℃前後で、産卵時は1、2℃温度を上げると産卵しやすくなります。気温は気にしすぎなくても大丈夫ですが、30℃を超えたり15℃を下回ったりしなければ問題ありません。

注意点②同じ飼育ケースでの多頭飼いは避ける

同じ飼育ケースでの多頭飼いは極力避けましょう。マンディブラリスフタマタクワガタはとても気性が荒く、好戦的な一面を持っているからです。マンディブラリスフタマタクワガタのアゴは力強くとても鋭いので、同じ飼育ケースに昆虫を一緒にしてしまうと殺してしまう恐れがあります。

もし、マンディブラリスフタマタクワガタを多頭飼いするのであれば、いくつか飼育ケースに分けて飼育しましょう。

クワガタを1から育てて楽しもう!

マンディブラリスフタマタクワガタは誰もが育てられる昆虫です。他の昆虫に比べて飼育難易度がそれほど高くなく、手軽に購入できます。また、上手く育成させると100mm以上の大きさに成長させられて、育てがいがあります。

育成には時間がかかりますが、マンディブラリスフタマタクワガタはペアリングから成虫まで育てる楽しみ方もあるので、育成の楽しさを味わえるでしょう。試行錯誤しながら時間をかけて育てられるので、気になる方は挑戦してみましょう。

他のクワガタの飼育方法が気になる方はこちらの記事もチェック!

マンディブラリスフタマタ以外のクワガタの飼育方法が気になる方は、こちらの記事もチェックしてみましょう。日本国内で採れるクワガタも人気の高い昆虫で、さまざまな飼育方法が存在します。

クワガタによってレア度や飼育難易度が異なるので、初心者でも挑戦しやすい昆虫が沢山います。自分の好きな種類のクワガタを育成して、昆虫飼育を楽しんでみてください。