クリアースライダー【ラージ】
コバエシャッター 大
ヤマイネ 見える観察ケース ラクぼっくす
カブトムシは何匹まで一緒に育てて大丈夫?
カブトムシ飼育で気になる飼育ケースの問題
先の割れた長い角がかっこいいカブトムシは、甲虫の中でも人気が高い種類です。ですがついつい取りすぎてしまったり、幼虫を育てて数が増えると飼育場所に困ることあるのではないしょうか。実はカブトムシを複数頭一緒に飼う時には、飼育ケースに何匹入れるかにも注意が必要です。
数によって必要な飼育ケースのサイズも変わる
カブトムシを飼い始めた時にはなにげなく選ぶことも多い飼育ケースですが、採取した虫を長生きさせたり、後々繁殖させようとする場合には、非常に常用なポイントとなる飼育道具です。
カブトムシをできるだけ元気に、たくさん飼う方法う時注意したいケースとカブトムシの数について解説いたします。あとからケースを飼い直したり、せっかく買った飼育ケースを無駄にしないように、はじめからしっかりとチェックしてください。
必要な飼育ケースの種類
甲虫飼育には観察しやすい透明な飼育ケースがおすすめ
カブトムシなどの甲虫を飼う目的は、そのかっこいい姿を楽しむというところも大きいですね。また日々の虫の状態をチェックするにも、見やすいケースであることは重要となります。外からでも観察しやすいように、飼育ケースは基本的に透明な素材でできたものを選んでください。
種類1.全面透明素材でよく見える飼育ケース
クリアースライダー【ラージ】
子供が昆虫採集で取ってきたカブトムシを入れるのにおすすめな、全面透明で観察しやすい飼育ケースです。無駄な空け締めが減りますので、虫も安心して過ごすことができます。カブトムシはチカラが強いので、蓋はしっかりと締められるものがおすすめです。
種類2.飼う人も嬉しいコバエ防止型飼育ケース
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カブトムシ飼育にはある程度の土の湿り気も必要です。そのためエサや腐った木にコバエがわき悩まされることもあります。コバエ対策はケースの中に入れないことです。空気は通すけれどコバエは通さない、そんな飼育ケースならコバエの悩みが解決します。
種類3.幼虫飼育用の深い飼育ケース
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成虫だけでなく幼虫を飼って観察もしたいという人は、ある程度深さのある飼育ケースが必要です。こちらはあまり動かない幼虫にぴったりな、深さがあって幅がスリムなタイプとなります。外側から幼虫の成長がよく見えるので便利です。
飼育ケース1つで何匹まで飼えるのか
カブトムシ飼育で必要なのはストレスを感じさせないこと
飼育ケースに何匹入れたらよいのかは、カブトムシのストレス具合を見て選ぶのが基本です。このストレス具合は虫の喧嘩がわかりやすい目安で、何匹も一緒に飼育するとエサやメスを争い喧嘩をし、ストレスをためてしまいます。
ひとつのケースに入れていい数の理想は2匹まで
カブトムシはとても大食な生き物なので、飼育ケースに何匹も入れてしまうとエサを食べられる強い個体と、あまり食べられない弱い個体がはっきりと分かれます。当然弱い個体は短命です。
繁殖させないのであれば1つのケースに対して1匹、繁殖させるならオス・メス各1匹の計2匹が理想的といわれています。2匹までであれば飼育ケースの大きさは小でも大でもかまいません。
多頭飼育のための飼育ケースサイズと頭数
しかしカブトムシ飼育をする人のほとんどが、1匹だけではなく何匹も飼育します。繁殖させている人ならなおさら、だんだんと数が増えてきてしまうことでしょう。そんな場合に気をつけたいのが、飼育ケースのサイズとひとつのケースで飼って大丈夫な頭数です。
カブトムシ何匹まで飼える?飼育ケース小の場合
小さな昆虫観察用のケースで飼う場合は、カブトムシの数は1-2匹が理想的で、多くても3匹程度にとどめます。ただしオスばかりをせまいところに閉じ込めるとしょっちゅう喧嘩をすることになるので、オスメスのバランスに気をつけてください。メスが多めの方が喧嘩が少なくなり、4匹入れても大丈夫といわれています。
カブトムシ何匹まで飼える?飼育ケース中の場合
飼育ケースの大きさが大きくなれば、飼えるカブトムシの数も増えます。4-5匹までは中サイズで飼育可能と考えるとよいでしょう。この場合もオスばかりになると寿命が短くなりますので、メスの頭数から判断して何匹入れられるか考えてください。
カブトムシ何匹まで飼える?飼育ケース大の場合
カブトムシやクワガタ用の飼育ケース大は中とほぼ同数までしか飼育はおすすめできません。ケースが大きくなるとカブトムシのストレスが減り長生きしやすいというほかは、何匹飼育できるかは変わらないと考えるのが一般的です。
たくさん1つのケースで飼うなら衣装ケースも
いちどにたくさん同じところに入れたいという人は、カブトムシを衣装ケースで飼う人もいます。目安として130リットルの衣装ケースやコンテナボックスで20匹程度までのカブトムシが飼育が目安です。
簡単な飼育のポイント
カブトムシの基本の飼育方法
最後に簡単ではありますがカブトムシの飼育方法についても触れていきます。カブトムシ飼育はできるだけ虫にストレスを与えない、よい環境を作ってあげるようにしてください。そのために最低限して欲しい基本的なお世話をご紹介いたします。
土の湿らせすぎはNG
カブトムシ飼育のハウツーでは、土の乾燥を防ぐために霧吹きで水を毎日吹きかけるような注意書きを見かけることも多いです。
しかし初心者はこの注意を忠実に守ろうとするあまり、湿らせすぎて土にカビが生えたり入れた木が腐ったりと逆効果になる場合があります。土はからからに乾燥させなければ、適度な湿り気で十分です。成虫は軽い乾燥では死なないことを覚えておいてください。
簡単にマットの乾燥を防ぐ裏技
霧吹きの手間を省き土を適度にしめらせるためにおすすめなのが、ケースとふたの間にビニールを1枚入れておくことです。空気を通すために中サイズケース程度で5箇所の穴を空けます。
このビニールで蒸発した土の水蒸気がせきとめられ、ある程度まとまるとまた水分として土に落ちます。この湿り気くらいで様子を見て、不足するようであれば時々霧吹きをすれば、毎日水やりする手間が圧倒的に少なくなります。
エサは余るくらいがちょうどよい
広く快適な飼育ケースが用意できたら、あとは十分なエサをあげれば成虫は長生きします。エサは市販の虫ゼリーを与えましょう。生のきゅうりやスイカは、腐ったりコバエが湧いたりしやすいのでおすすめできません。
虫ゼリーは毎日1匹あたり2個くらい、古いものを取り除き新しいものを配置してください。全部食べられているようなら増やし、まるまる1個余るようなら減らします。少し余る程度が最適なエサの量です。
カブトムシに快適な環境を作ろう
今回はカブトムシの多頭飼育のためにケースのサイズと何匹入れたらよいのかというお悩みを解説してまいりましたがいかがでしたでしょうか。多く入れ過ぎると喧嘩して寿命を短くしてしまうので注意が必要です。
数も大切ですがオスメスのバランスも大切ですので、そこを守ればケースに複数匹入れても大丈夫です。カブトムシの基本の飼育方法も参考に、ぜひ大切な甲虫を長生きさせてあげてくださいね。
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出典:https://photo-ac.com/