チャレンジしたい夏のタコ釣り
タコ釣りタックルとは
一般的な魚を釣るのと違って、タコを釣るには「タコ釣り専用」のタックルを用います。タコ釣り専用のタックルとは、タコの好物のエビやカニを疑似餌として利用しますが、中にはタコそっくりのタックルもあります。
釣具屋さんで売られているものや、ネットで「タコ釣りタックル」と検索して表示されるものの多くが、タコの好物であるエビやカニの形に似せたものが多いことに気が付くでしょう。
タコ釣りタックルはカニエビがメイン
タコを釣るための道具、つまりタコ専用のタックルはタコの習性や食性を上手く利用することが大切なのです。つまりタコの餌となる好物のカニや、エビなどの甲殻類に似せたタックルが多く作られています。
タコの共食いの習性を利用した釣り方の方法に、タコそっくりにつくられたタックルを使うものもあります。実際にこの仕掛けは、本物のタコそっくりに作られているのです。
タコ釣りタックルにはオリジナル作品も
タコ釣りを何度も経験した釣り人や、専門のプロの漁師さんの中には、テンヤを使ったタックルなど全くオリジナルのタックルを作ってタコ釣りを楽しんでいる釣り人は意外と多いのです。
それはまるで渓流釣りにおける手製のフライやルアー、そして海釣りでも使われるルアー作りと全く同じです。それらを見ていても、釣り人一人一人の個性や考えが現れて、たいへん楽しいものがあります。
タコ釣りタックルを使ってタコを釣ろう
夜間に活動するタコの習性に合わせると共に、その餌場に棲む捕食となる生き物に似せたタックルが求められます。カニが多い水域にはカニの形のタックルがより好まれるのです。
また天候によっても、例えば曇りの日などには、タコから発見できる色のエビの形のタックルなど、用い方も変わってきます。この用い方は、釣り方は違えど渓流釣りと同様と言えるのではないでしょうか。
タコが多い場所の特徴
タコが多く生息する場所の特徴として、タコの餌であるエビやカニが多く生息しているといった傾向があります。タコはこれらのエビやカニなどの餌の多い砂地や、岩礁帯に多く潜み捕食を繰り返して生息しているのです。
タコ釣り用タックルは、タコが好むエビ・カニに似せて作られています。タックルには大きなハリが取り付けられて、タコ釣り専用の仕掛けに仕上げられており、これを見つけたタコが、そっと近づき抱きつきます。
タコ専用釣り具の3選
1.エビ型タックルヨーヅリ仕掛け「タコやん 船スッテ」
小さいフォルムが、タコに警戒心を与えません、しかもカラーも考えられており、釣り場の天候に応じたカラーが選べるおすすめできる製品で、刺されば抜けにくい8フックを搭載しているため、安心してタコ釣りに専念できます。
この商品の特徴と選び方のコツ
船釣りで行うタコ釣り専用のタックルのため、船からタコを釣るときに使われます。このタックルの特徴は、フックが大きくワイドな形状となっている点で、タコの足やボディをしっかり捕らえて、しっかりつかんで逃がしません。
またタックルに使われているカラーは、目立つクローフィッシュカラーを上手く使っています。つまりこのタックルはタコを惹きつける色を使って作られており「タコを惹きつけるカラー」こそが、タコを釣るコツと言えます。
2.陸から狙うYO-ZURI エギ・タコやん
このタックルが使える場所は、堤防釣りや、船からの釣りにでもバッチリ対応が可能です。またサイズは長さ16cm、重さが約28.5gから29gと大変使いやすい重さであることから、釣り上での操作もとても簡単です。
この商品の特徴と選び方のコツ
この「タコやん」は、防波堤などの場所で行なう、陸釣り専用のタコ釣りタックルです。ご覧のようにリーダーレス・ダウンショットリグそしてエギの３つを、上手く組み合わせている点がこのタックルの特徴です。
陸釣りを行う上で問題なのは「根ガカリ」です。この商品ではその点を考慮して作られ、カンナを上向きにして根掛かり防止を行っているため、防波堤などの根ガカリが心配な場所では最適なタックルと言えるでしょう。
3.好物のカニの形のタックルアカベン L 赤 LABLA ルアー
見た目はご覧のとおりで、まったく「カニ」そのものと言えます。タコの好物はこういったカニやエビなどの甲殻類ですから、カニやエビが多い海域には必ずといっていいほどタコが潜んでいるといってもいいでしょう。
この商品の特徴と選び方のコツ
タコの好物であるカニそっくりに作られたタックルです。姿形が本物のカニにそっくりに仕上げられており、また同時にあまりにもリアルに作られた手足が特徴と言えるタックルです。
竿の動きに合わせた誘いの際にも、本物のカニそっくりに動いてくれるのです。そのためタコも思わず手を出してしまう代物となっているくらいで、誘うにはカニそっくりに動かすのがコツと言えるでしょう。
ひらひらしたスカートが誘う変わりダネ2選
1.タコベイト パニックベイト マダコ M ケイムラピンク・グロー KPF ルアー
タコベイト パニックベイト マダコ M ケイムラピンク
出典:Amazon| 主な対象魚 | マダコ |
|---|
| サイズ | M(3号) 全長:90mm |
|---|---|
| カラー | ケイムラピンク・グロー KPF |
| マダコ専用タコベイト | 好奇心旺盛なマダコにアピールする為、長い脚で波動アピールするフォルムと専用カラー |
| アピールソックス | タコゆらハンターでもお馴染みの「アピールソックス」が脚先の動きを強調します |
| セットの内容 | 船からも使いやすく、アピール抜群なLサイズと、波止からも使いやすいMサイズの2サイズ |
夜でもひときわ目立つ蛍光カラーでできており、一目見たタコは迷わず抱き付いてくるでしょう。食欲旺盛なタコを誘って止まないピンクのスカートの魅力的な動きに、誘われたタコはひとたまりもないでしょう。
この商品の特徴と選び方のコツ
このタコベイトは、タコの持つ共食いの習性をうまく利用したタコ型のタックルです。縄張りに侵入して来る敵を攻撃して追い払うか、その侵入した敵を食べてしまう、タコの習性を利用して釣りあげるのです。
この漁法は縄張りに侵入して来る鮎を釣る、友釣りと似た感じの釣り方です。自分のエリアに侵入した敵にアタックして追い払うか食べてしまう、自然界における生存競争の厳しさを、タコ釣りにうまく活かしています。
ワンナック デビルベイト (タコ掛 船タコ)
それぞれ色が違っている５本のルアーセットです、その日の天候に合わせて自在に使うことで釣果があがることは間違いないでしょう。素材は柔らかく耐久性もよいため、長い期間使うことができる重宝されるルアーです。
この商品の特徴と選び方のコツ
ご覧のようにタコ型のルアー、蛍光色で夜間目立つ姿と、長めの足（スカート）が自在に動き、タコを上手く誘いだしてくれます。長めの足の陰に隠れて見えにくくしたハリが、自在に動きタコに警戒心を与えません。
タコの釣れる時期と時間帯そしてコツは
1.初心者でもタコが良く釣れる時期と時間
タコ釣りに最適な時期を調べてみましょう。タコの生態から考えられることは、タコは水温が上昇する5月から9月の頃になると捕食を繰り返すようになって、餌を求めて次第に沿岸に近づくようになります。
狙い目の場所とは！
この夏の時期の狙い目のポイントは、漁港の入口から奥にかけて潮の流れが続く、水温の高い部分です。ここはミオ筋と呼ばれ、水深も深く水温も高いため、餌を求めてタコが集まり、昼間は穴に潜んで夜の活動に備えています。
このミオ筋に向かって、仕掛けのタコエギを投入すると、餌を求めて集まっているタコが釣れるのです。まとめると、タコを釣る時期は6月〜9月で、狙い目は港のミオ筋で、釣りを行うのはタコが活発に活動する夜が最適です。
冬の時期はイイダコ
一般にタコは捕食が活発になる夏場に釣ることが多いのですが、冬場でもはタコ釣りを楽しむことができます。夏に釣れるタコとは違う種類のタコを狙うのです。つまりタコ釣りは夏場だけではなく、冬にも楽しめるのです。
冬に釣るのは「イイダコ」のことで、冬場に釣れる唯一のタコです。一般にタコは夏に接岸しますが、10月から12月にかけて産卵のために接岸するイイダコは、防波堤などからのキャスティングで狙います。
3.タコ釣り初心者に授ける極意！！
タコを多く上手く釣る極意は、タコが夜間に活動する習性を利用して夜釣りを行うのが一番と言えます。つまり夏場のタコが接岸する時期を狙い目で、港や波止などで夜釣りを行うのが最適でしょう。
夜釣りは、昼間に比べて釣果が格段に上がることは間違いありません。また注意すべき点は、夜釣りの場合は携帯のヘッドライトが必須で、波止の壁際にいるタコを発見することが釣るポイントなのです。
タックルの上手な合わせ方とタイミング
タコ釣りで行なうタイミングの合わせ方は、一般的な魚の場合と取り方が違います。普通の魚は体の前面にある口吻を使って餌をとりますが、タコは8本の足で獲物を抱え込み、足の付け根にある口で餌を食べるのです。
ずっしりと重みを感じるのが釣れた証拠
タコ釣りの合わせ方は、慌てずにゆっくりした動作で竿を右または左に動かしてラインを張ります。この竿の操作をしたあとに、竿先に重さを感じることになれば、これがタコが海底や壁から離れた証拠と思ってよいでしょう。
タコ釣りのコツは好きな餌を選ぶ
タコエギに多く使われるのは、好物のエビやカニなどの甲殻類です。これらは固い殻に覆われているため吸盤でつかみやすく、固い殻は消化に時間がかなり、餌にありつけないタコにとって都合がよいのです。
まとめ
タコ釣りタックルに関する記事をまとめました。「タコ釣りタックル」は、タコの好物のエビやカニに似せて作られたモノ、共食いの習性を利用し「タコ」に似せたモノなどです。
でもこれらのタックル以外にも、竹のへらにアジやサバなどを丸ごと括り付け、竹へらの先に取り付けた大きなハリで、絡み付いたタコを引き上げるテンヤなどもあります。
タコ釣りにチャレンジしましょう
タコ釣りは決して難しい釣りではありません。初心者でも比較的簡単に釣ることができる点がよい点です。釣り方法や、釣る時期、そして釣れるエリアや場所を見極めてチャレンジすることをおすすめします。
タコ釣りタックルを見た方はこちらの記事も
今回はタコ釣り用のタックルを紹介しましたが、他にもいろんな魚釣り用タックルがあります。さまざまな海釣り用のタックルを紹介しましたのでチェックしてみましょう。
海で魚を釣る上でタックルは必要不可欠なアイテムです。特に釣りを初めて行う釣りのビギナーには、ぜひとも参考にしてください。
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