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自分でできる、折れた釣り竿の修理方法を解説。補修に必要なアイテムも紹介!

折れたからと言って釣り竿をすぐ捨ててしまうのはもったいありません。修理できるものは自分で直して少しでも長く使ってみませんか。今回は折れた釣り竿の部分ごとの修理方法を解説いたします。補修が簡単になる便利なおすすめアイテムも紹介しますのでぜひご活用ください。
更新: 2022年3月29日
佐藤3
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ルアーロッドの折れは自分で修理できる

釣りをしているとラインが絡まって穂先が折れたり、大物とファイト中に太いロッドでも真ん中からぽっきりと折れることもあります。

竿の寿命だと思い切って買い換えるのもよいですが、使い慣れた竿を修理してもう少し長く使うのもまたひとつの選択方法です。元の通りとはいえませんが、自分で折れた竿を使えるように修理するのはそれほど難しいことではありません。

ルアーロッドの修理の仕方とおすすめアイテムを紹介

今回は少ない材料と道具で簡単にできる、折れた釣り竿の修理方法をふたつご紹介いたします。新しい釣り竿に書い直すよりもずっと安い値段でできる直し方なので、次の竿を買う資金がたまるまでのつなぎとして修理する場合にもご活用ください。

釣り竿修理に必要な材料と道具

竿修理に必要なもの1.交換パーツ

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交換するパーツは折れたり紛失した部分によって変わってきます。一般的に折れやすいのはティップの部分ですので、その場合は替えの穂先をご用意ください。折れた竿を修理してガイドのバランスがおかしくなった場合は、ガイドも必要となります。

竿修理に必要なもの2.接着剤

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どんな竿修理にも必要となるアイテムが接着剤です。エポキシ系など強力な2液ボンドを使ったり、出先では素早くしっかりと固めるためのインスタントグルー(ボンド)を使う場合もあります。

接着剤には短時間タイプと長時間タイプがありますが、修理に慣れていない人は修正する余裕のある長時間タイプがおすすめです。ひとつ持っているとルアーの修理にも使えます。

竿修理に必要なもの3.脱脂用アルコール

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手の除菌などにも使うアルコールは、竿の油脂を取り除き接着剤の付きをよくしてくれます。持っていたらぜひ使ってください。また折れた部分を研磨したときにでるかすを取り除くのにアルコールで拭くと、一度で油脂取りとごみの拭き取りができて効率的です。


竿修理に必要なもの4.工具類

折れた竿をきれいに整えるためには一度刃物でカットした後にやすりで研磨します。そのためのカッターとやすりをご用意ください。このほか径を測るノギス・巻いた糸を溶かすためのライターも、釣り竿修理には必要です。

簡単にできる折れた穂先の修理法

穂先の折れた釣り竿を修理する方法

穂先(ティップ)部分は細いので、ラインが絡んだりしてすぐに折れてしまう部分です。竿の長さは変わってしまいますが、折れた部分を捨てて新しくティップを付け直すことにより比較的簡単に修理することができます。

釣り竿のティップ交換修理の手順1.

穂先が折れた場合は、元の先端部分はもう使えません。交換用に新しい替え穂先を用意してそれと取り替えてください。手順の最初は折れた部分の近くのガイドを取り外すことからはじめます。

ガイドが付いていると新しいティップパーツを取り付けるのに邪魔になるためです。しっかり竿に接着されていますので、カッターなどを使いできるだけこそげ落とします。

釣り竿のティップ交換修理の手順2.

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全体のガイドのバランスを考えると、先程取り除いたガイドが付いていた部分から先を取り除いてしまった方が竿として使いやすいです。ガイドが付いていた位置から竿をカットして、切り口をやすりでならしてください。

そのあと切り取った竿先から、必ず少し下の径を測ってサイズの合う替え穂先を購入して交換します。竿の径を測るのには、ノギスがあると便利です。

ルアーロッドの維ぎ修理の方法

ロッドが途中からぽっきり折れた時の修理

釣り竿が折れるのは細い穂先の部分だけとは限りません。釣り竿が真ん中から折れた場合でも維ぎ補修という方法をすれば、元通りとまではいきませんが、使えるレベルに修理することができます。


竿維ぎ修理の手順1.

竿維ぎ修理は中に芯となるロッドを入れて接着することで折れた竿を使えるようにする方法です。用意した芯の半分の長さの位置まで、片側に入るようにやすりで削ってフィットさせます。それを両側分繰り返して芯の準備ができたら接着です。

2液式の接着剤を使ってしっかりと芯材と折れたロッドを固定します。つなぐロッドの上下のガイド位置がまっすぐになっているかよく確認してマスキングテープで固定、1日置いて十分硬化させてください。

竿維ぎ修理の手順2.

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接合部分がそのままだとがたがたしているので、やすりで削り糸やカーボンを巻いて見た目もよく仕上げます。細いロッドであればスレッドを、太いルアーロッドであればカーボンロービングで巻きエポキシ液を染み込ませこちらも時間を置いて竿にしっかりと貼り付けてください。

竿維ぎ修理の手順3.

最後は全体的に見て膨らんでいないか、修理部分が目立ちすぎないか修正していきます。やり方は紙やすりを使って平らにし、色が気になる人は上から塗装をしたり、それも面倒な人は黒い油性マジックで塗るだけでも違和感は少なくなるのでお試しください。

やすりをかけすぎるとせっかく修理しても強度がもろくなってしまうので、かけすぎないよう平らに近くなる程度でやめておくのがおすすめです。

釣り竿の修理におすすめな便利アイテム

最後に釣り竿の修理に必要な維ぎ材料や、一時的な簡単にできる補修用キットをご紹介いたします。ここまで解説してきた修理方法でも登場したものですので、やってみたい修理方法の材料チェックも兼ねてご覧ください。

釣り竿修理におすすめの替え穂先

RICOH SERVANCE|カーボン渓流振出替穂先2.4φ

折れた穂先を交換修理する場合、どうしても先の長さが太くなるのでそれまで使っていた穂先ではサイズが合いません。折れた部分をきれいに平らに削ったあと径を測り(ノギスがあると便利です)それにあった穂先をご用意ください。穂先の径は最後の数字です。こちらのアイテムは2.4の少し太めの穂先径となります。

釣りをしながらの破損修理は竿修理キットが便利

ロッドリペアキット|穂先救急隊バスロット用


ロッドリペアキット 穂先救急隊バスロット用

出典:Amazon

内容はトップガイド3種類とホットグルーという接着剤のセットです。このホットグルーというのがすぐれものと人気があります。

その場ではしっかりと時間もかからず接着してくれるのですが帰宅してからきちんと修理するときに温めることできれいに剥がせる接着剤となっているのが特徴で、現地で間に合わせの修理をして家でもっと丁寧に釣り竿修理をしたい人におすすめです。

竿の維ぎ修理に必要な維ぎ芯

カーボンファイバーロッドDIY用

折れたロッドの中に入れてつなぐ方法の修理で使う芯のロッドです。こちらのアイテムは中空タイプとなっているため、中が空洞でない方がよいという人はソリッドタイプという芯を選んでください。長さや径が選べますので、折れた部分に入る太さを選ぶのが買い方ポイントです。

折れた竿は自分で修理してみよう

Photo byK_Malik

折れた竿の修理の仕方を穂先交換と維ぎによる直し方の2通りご紹介してきましたがいかがでしたか?交換パーツと接着剤・維ぎ芯などのパーツ代だけでそれほど費用もかからないので、竿を新しく買う値段よりもずっと安くてすみます。

お金の問題だけでなく、今まで使ってきた愛着のある使いやすい竿を買い換えるのはしのびないという方にもおすすめです。

釣り竿の修理が気になる人はこちらもチェック

暮らしーのではこのほかにも釣り竿が折れた時の補修キットのご紹介や、いろいろな部分の破損の直し方解説記事をご用意しています。修理したい釣り竿の部分に合わせて、こちらの記事もお役立てください。