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【季節別】堤防で釣れる魚一覧!写真付きでその特徴&仕掛けのコツも伝授!

堤防は初心者からベテラン・ファミリーまで楽しめる人気の釣り場です。日本は海に囲まれているので身近な場所に堤防がたくさんあります。また堤防で釣れる魚の種類が非常に多いのが特徴です。季節ごとに堤防で釣れる魚9種類と特徴や仕掛けなどを詳しく紹介します。
更新: 2022年4月11日
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堤防釣りとは?

港に突き出た防波堤で釣る海釣り

出典:unsplash.com

堤防釣りとは、外海からの波浪を防ぎ港内の波を静かに保つために設置された防波堤から魚を狙う釣りです。防波堤(堤防)は海に突き出ているので、船で沖に出ることなく海釣りが楽しめる絶好の場所です。

コンクリートなどでしっかり作られていて、適度な幅と安定感があるので安心して釣りを楽しむことができます。また適度な水深があり、すぐそばまで魚が寄ってくるので遠投する必要がなく、釣り初心者の女性や子供でも魚を釣ることができるのが堤防釣りです。

気軽に海釣りが楽しめる

堤防釣りは、大掛かりな道具や仕掛けがなくても海釣りの醍醐味が楽しめるのが魅力です。サビキ釣りやチョイ投げで魚が釣れるので遠投用のロッドやリールなどの必要がなく気軽に出かけることができます。また魚の種類も多いので釣った魚を図鑑の写真などで名前を調べるのも楽しいですよ。

今回は堤防釣りの仕掛けとコツや、季節ごとに堤防で釣れる魚の種類とその特性などを詳しく解説して行きます。

堤防釣りの主な仕掛け

堤防で釣れる魚は非常に多く、季節によって釣れる魚が変化します。また同じ魚でも時期や地域(日本海と太平洋)により美味しさや食感が違ってきます。堤防釣りの魅力は仕掛けや釣り方を変えるだけでターゲットの魚を釣ることができるのです。堤防釣りの主な仕掛けを紹介します。

①ウキ釣り仕掛け

出典:unsplash.com

最もシンプルでポピュラーな仕掛けです。ウキとオモリにさし餌をつけた針1本で魚の食いつきを待ちます。非常に簡単な仕掛けの釣り方なので、初心者の方でもすぐに釣り果が得られので釣りが楽しくなること間違いありません。

ウキの動きでアタリが視覚的にわかりやすいのもメリットです。堤防で釣れる魚の種類が豊富なので、魚の習性や生息するタナに合わせて固定仕掛けと遊動仕掛けを選びましょう。

②逆サビキ仕掛け釣り

アジやイワシなどの小型の回遊魚をターゲットにする仕掛けで、寄せエサの煙幕に集まった魚を釣り上げる方法です。操作はコマセカゴにアミエビなどの寄せエサを詰め狙いを定めたタナの下限まで沈め、30〜50cm刻みで徐々にシャクって寄せエサの煙幕を作ります。

次にサビキ針のついた仕掛けをゆっくりと煙幕の中に下ろし、竿先が小刻みに震えるアタリがきたならアワセます。サビキ針はいくつも付いているので同時に何尾も釣れることがある嬉しい釣り方です。ちなみにコマセカゴの下にサビキ針を仕掛けるのがサビキ釣りです。

③ちょい投げ釣り

堤防でカワハギやカサゴにメバルなどの中型魚を狙うにはちょい投げ釣りが最適です。クロダイなど思わぬ大物が釣れるかもしれません。名前の通り堤防から軽く竿を振って投げる釣りなので、ロッドとリールは汎用のもので十分です。仕掛けは必要な小物までセットになっているものが市販されているので利用するのが簡単で便利です。

堤防釣りをする際の注意点

魚が食いつく時間帯


海魚の捕食が活発になるのは、潮の動きがよい上げ潮と下げ潮の最中です。満潮や干潮のいわゆる潮止まりの時間帯は魚がエサに反応しなくなるので注意しましょう。

堤防釣りに出かける際は、ネットなどで主な港の潮時表が簡単に調べられるので、事前に調べておくことをおすすめします。釣りの途中で潮止まりの時間帯になってしまったなら、休憩をとったり食事タイムに充てて焦らずに待ちましょう。

得体の知れない魚は図鑑で調べよう

出典:pixabay.com

堤防釣りは親子で一緒に楽しみながら、さまざまな魚が釣ることができるのが魅力です。中には見たことがない得体の知れない魚が釣れることがあります。図鑑やネットの写真で名前や生態を調べるワクワク感は、水族館で見るのと違い現体験として忘れられない記憶になります。

ただしハオコゼやゴンズイ・赤えいなどヒレや尾に猛毒を持った魚がいるので、好奇心旺盛な子供が触らないように注意してください。それには大人が事前に毒魚の知識を持っていることが大切です。

写真から探せる魚図鑑
日本に生息する魚を写真から探せる魚図鑑です。淡水魚・海水魚の名前がわからないときに写真を見ながら探すことが出来ます。注意が必要な毒のある魚も見やすくまとめています。食べ方や釣り方も紹介しています。

海釣り開幕の春に堤防で釣れる魚2種

冬の間活動が緩慢だった魚たちが、海水温が上昇し始める4月はプロ野球が開幕し桜が開花するように、堤防で釣れる魚のシーズンも開幕します。まだ本格的なベストシーズンとは言えませんが釣り好きには待ち遠しい春の到来です。春の堤防で釣れる魚を2つ選んで紹介しましょう。

①メバル

メバルは「春を告げる魚」という異名を持ち、まさに春を象徴する魚で人気が高い対象魚です。1月〜2月に産卵を終え3月には徐々に体力を回復して、4月になると一気に動きが活性するので釣果も同時に上がります。5月になっても続くので4月〜5月がメバル釣りのベストシーズンです。

メバルは音や光・人の気配に非常に敏感で警戒心が強いのですが、肉食で動くものに襲いかかる習性があるため生きエサがベストと言われています。その習性を利用してぜひ春を告げる魚メバルをゲットしてください。

②花見カレイ

カレイは深場や冷水を好みますが、桜が満開する時期には沖の深場に潜る体力を蓄えるためにエサが豊富な浅場で捕食する習性があります。この時期のカレイを花見カレイと呼び、堤防で釣れる魚の絶好の対象魚になります。

花見カレイは型もよく釣果の数も期待できるので、桜が満開に咲く頃がカレイのベストシーズンと言っても過言ではありません。5月になると海水温が上がるので沖の深場に潜ってしまい良型の釣果は期待できません。カレイのシーズンは短いので注意しましょう。

捕食が活発になる夏の堤防で釣れる魚2種

夏は水温が上がりプランクトンや海藻が増え、それを餌にする小魚が活発に動き、その小魚を捕食する中〜大型の魚たちに取っても絶好の季節です。堤防で釣れる魚も一気に増え釣り人がボウズになることがほとんどないのが夏と言えます。

ただ夏の防波堤はジリジリと照りつける日光で熱くなり紫外線の照り返しも強いので熱中症に気をつけましょう。夏の堤防で釣れる魚を2つ紹介します。

①夏の代表シロギス

シロギスは海水が暖かい時期に活発化する夏を代表する対象魚です。砂浜からの投げ釣りはもちろんですが、堤防からのちょい投げで25cmクラスの大ギスがかかります。

キスは海底に変化のある場所や藻場または砂地や砂利を好むので、防波堤周りの海底地形をよく見てポイントを探してちょい投げでアタックしましょう。キス狙いでも堤防では外道がよくかかります。思わぬ釣果が得られることがあるのも堤防釣りの魅力です。


②夜釣りで釣果が伸びるアナゴ

アナゴは年間を通して(厳冬期を除き)堤防で釣れる魚ですが、夏の陽が落ちる時間帯から夜釣りなら釣果が期待でき、ボウズになることがありません。

回遊するアナゴがエサに気付きやすいように、仕掛けにケミホタルを付けたり匂いの強いサンマやサバの切り身を使うのがおすすめです。夏の日中は陽差しが強いので、涼しくなる夕暮れから夜釣りでアナゴを狙ってみましょう。

海釣りハイシーズンの秋に堤防で釣れる魚3種

秋は徐々に水温が下がり多くの魚たちが適水温を迎えます。堤防で釣れる魚も魅力ある魚種が最も増える海釣りのハイシーズンです。数あるターゲットの中から、釣ってよし食べてよしと言える堤防で釣れる魚を3つ選んで紹介します。

①秋が狙い目のアジ

アジは刺身やタタキで非常に美味しい魚です。堤防で釣れる魚の中でも最も人気が高くポピュラーな魚と言えます。春や夏に10cmくらいだった豆アジも初秋には15cmほどに成長し、晩秋になると20cm近い良型が釣れるようになります。

9月〜10月は日中でも釣果が上がりますが11月になるとサイズは大きくなりますが、釣れる時間帯が朝夕のマズメ時にシフトするので時期により時間帯を変えましょう。アジは食べても美味しくゲーム性も高いのでぜひトライしてください。

②ベストシーズンを迎えるクロダイ(チヌ)

クロダイは誰もが一度は釣ってみたいと憧れる大物で、堤防で釣れる魚の中で「釣ってよし食べてよし」の代表格と言える高級魚です。

クロダイはシーズンを問わず釣れる魚ですが、釣るのが難しいとされています。しかし秋に水温が落ち着いてくると堤防付近の浅場にも寄ってくるので、秋がクロダイの堤防釣りのベストシーズンになるのです。11月後半になると深場に入ってしまうのでこの時期を逃さないようにしましょう。

③青物のプリンス・メジロ(ハマチ・ワラサ)

メジロは堤防で釣れる魚のうち最大クラスの青物の大物です。メジロという名前に馴染みがない方が多いのですが、ハマチといえばピンとくるのではないでしょうか。ブリが青物の王様ならメジロは出世魚ブリの一つ手前の呼び名で青物のプリンスです。

日本海の寒ブリが有名ですが太平洋でも釣れます。ブリは成長過程や地域によりワカシ(ワカナ)→イナダ(関東)→メジロ(関西でハマチ関東ではワラサ)→ブリと呼び名が変わり、漢字ではすべて「鰤」と書きます。秋の堤防釣りでぜひアタックしてみてください。

美味しい旬を迎える冬に堤防で釣れる魚2種

冬は、気温と海水温が低く多くの魚は沖の深場に移動してしまい、堤防で釣れる魚の釣果が最も上がらない季節です。しかし冬に旬を迎え美味しい魚が多いのも事実です。そんな厳冬期にもかかわらず堤防で釣れる魚を2つ紹介します。

①低水温に強いカサゴ

カサゴは適水温が7℃〜23℃と冬の冷たい水温にも強く、サイズも大きくなり寒の入りには脂がのり最も美味しい旬を迎えます。カサゴは11月ごろから浅瀬で産卵するので、潮通しがよい堤防や岩場に集まってきます。

カサゴは他の魚と違い低水温でも積極的に捕食するので、12月〜1月に釣果が期待できる冬の魚です。手軽なタックルや仕掛けで初心者でも釣果が得られるので防寒対策をしてぜひトライしてみましょう。


②冬でなければ釣れないアイナメ

カサゴやメバルと並び根魚の御三家に数えられるアイナメは、北海道や北部東北を除き暑い季節にはほとんど姿を見せない冬の代表的な対象魚です。カサゴやメバルは周年釣れるのに対し、アイナメは冬でなければ釣ることができない完全に冬型のターゲットと言えます。またアイナメは昼行性なので、寒い日が多い冬の昼釣りにピッタリの魚です。

狙った魚以外の外道も楽しい堤防釣り

外道は期待に反して楽しい魚

外道とは狙った魚以外の魚が釣れることを指します。堤防で釣れる魚は種類が多いので外道が釣れることがたびたびあります。サバをターゲットにしていたのにイワシやフグが釣れれば少し残念ですが、アジがターゲットなのにクロダイが釣れれば逆に嬉しいのではないでしょうか。外道は期待に反して楽しい魚でもあるのです。

お子様が大喜びする外道釣り

家族フィッシングで名前のわからない外道が釣れればお子様は大喜びです。家に戻ってから図鑑や写真で調べてみれば親子の絆も深まり理科(生物)の勉強にもなります。しかも自分で釣ったという満足感と釣りへの親しみも深まるのではないでしょうか。ぜひ外道釣りを楽しんでください。

季節に合わせて堤防釣りを極めよう!

出典:pixabay.com

堤防釣りは初心者からベテランまで気軽に楽しめる釣りです。しかも季節によりターゲットになる魚が違うので一年を通して楽しめます。堤防釣りの仕掛けとコツや季節ごとの堤防で釣れる魚などの記事を参考にして堤防釣りを極めてください。

海釣りの道具や危険な魚が気になる方はこちらをチェック!

当サイトでは海釣りに関する記事をたくさん掲載しています。海釣りに必要な道具や釣り場、いざというときの危険を回避するために毒魚などの知識を知っておきたい方はぜひ参考にしてください。