シーズン一発目のフロートメバリングを実釣レポート!
3月になったらメバリング!
連載第102回!今週は久しぶりの釣り、シーズンインを迎えたデカメバル狙いのフロートメバリング実釣レポートをお届けします。自分のエリアは昨年末から青物が絶不調でメバルの回遊状況にも不安を感じていましたが、去年と同じように回ってきてくれました。
シーズン一発目としては釣果も上々!リグセッティングや当日のアクションパターンも紹介しているので、今年からフロートメバリングを始めた方はぜひ参考にしてみてください。3月は本州で大型メバルが一番釣りやすいシーズンです!
リグセッティングを紹介!
当日使用したフロート&タックルはこんな感じ!
まずは今回の釣行で使用したリグとタックルの詳細からご紹介します。超遠投が必要なエリア以外ならどこでも使えるスタンダードなセッティングなので、堤防やゴロタからスタートする場合はこんな内容がおすすめです!
フロートは届けば7gか10gで!
当日使用したフロートは「シャローフリーク」の7.5gと10.5g。狙いたい場所まで届くなら、ウェイトはこの2パターンがおすすめです。7.5gは残存浮力が0.3gなので、完全に浮いた状態で止めたいときはジグヘッドのウェイトも調整してみてください。
自分は0.5g前後のジグヘッドを基準にして、巻きメインなら7.5g、止める時間が欲しいときは、残存浮力が0.6gある10.5gを使っています。春はアタリが非常に小さいので、できるだけ軽いものを使う方が分かりやすいです!
タックルはフロートリグ用&2500番リール
ロッドは15gまで使えるフロート専用モデル、リールは2500番のノーマルギアでPEの0.6号を組み合わせています。リーダーはフロロの6lb、Fシステムでハリスまで同じ太さです。
2500番にPEの0.6号はメバリングとしては少々強めのセッティングですが、大型狙い&ヘビーリグならこんなセッティングもアリ!ライトゲーム向けの2000番を組み合わせたこともありますが、ロッドが少し重いこと、リールの強さからくる安定感で今のセッティングがしっくり来ています。他の釣りにも流用しやすいので、これからタックルを揃える方はこのセッティングも要検討です!
ワームは「アーミーシャッド」が超おすすめ
ジグヘッドは「宵姫ラウンド」や「宵姫コブラ」の#4がおすすめ。今回は縦系の釣りを意識して「宵姫 AJカスタム」を試してみましたが、こちらも問題なく機能しました。大型を狙うときはフックも少し大きめを選ぶのがポイントです!
ワームは「宵姫 アーミーシャッド」が超おすすめ!大きいメバルをたくさん釣っているので、自分の中ではこのワームから始めるのがセオリーになっています。カラーは「ライムグロー」や「チャートシルバー」からスタートすれば間違いナシです!
ウキ下と巻き速度はいろいろ試すのがコツ!
夕方日の入り前からスタート!
ここからは釣行当日の模様をレポート!今回は夕方の潮で回ってくる回遊をフロートの遠投で狙う作戦です。満潮から下げに向かって、日が沈んで夜へ向かう潮を釣るというのがこのポイントの鉄板パターン。この時期は18時過ぎに暗くなるので、17:30頃から釣り場に入ってゆっくり準備を進めます。
大物狙いなのでリグは見逃しの無いようにしっかり組んで、フロートを投げてどの方向に流れていくのかを明るい時間に確認しておくと、暗くなってからの釣りがスムーズになります。ちょっと早めにエントリーして時合いに備えておきましょう!
リーダーを70cmから40cmに変更!
フロートゲームでアレコレ試しておきたいのがウキ下の長さ。長い方がいいのか短い方がいいのか、ジグヘッドの重さと合わせて複数のパターンを試しておくべきポイントです。長い状態から切って短くすることはできますが、間にサルカンが入っていないFシステムの場合は長くするのが手間なので、自分は長い→短いと試します。
6:30を過ぎて日が沈み、水面には魚の気配も出てきました。ロングリーダーの状態で漂わせる縦の釣り、遅巻き早巻きとやって食わないので、思い切ってウキ下を30cmほどカットしてパターンチェンジで攻めます!
ショートリーダー&巻きで今シーズンの初メバルをゲット!
ボイルを攻略すべくジグヘッドのウェイトは0.6gのままリーダーを短めに、早巻きでレンジを上げる作戦を実行!巻き速度はどんどん早くなって、1.5秒1回転程度までスピードを上げました。レンジは水面ギリギリ、ときどき水面を割っているかもしれません。
いつもの倍ぐらいの速度で巻いてモヤッとしたアタリを感じてアワセ!アタルる瞬間はガツンとは来ませんが、違和感という形でメバルのタッチが分かります。高ダナに早巻きで対応してシーズン1匹目のメバルをゲットです!
ガンガン釣れるハイシーズンの時合
暗くなって時合い到来!
一匹目をきっかけに7時頃から時合いがスタート!レンジとスピード感がマッチして、2投1匹ペースで25cmUPのヒットが続きます。自分のエリアの春メバリングは回遊魚釣り、反応なくシーンとしている日もありますが、群れが届く距離に入って方向が分かれば連続でヒットすることも珍しくありません。
この日の最大は赤メバルの28cm、他は茶色でアベレージが25cm程度という内容でした。サイズも数も大満足!パターンを見つけて数が出たというのも嬉しいです!
去年よりも赤が少ない
自分のエリアのメバルは赤が大きくて黒や茶色(白メバル系)は一回り小さいという傾向があります。尺越えはほぼ赤メバル。去年は釣れるものほとんどが赤メバルでしたが、今回は赤以外のメバルが多かったです。個体差があって正確には見分けられませんが、10匹釣って赤は1という内容でした。
今回早巻きが効いたのはメバルの種類による違いがあったのか、一部持ち帰ってベイトのパターンをチェックします!
ベイトパターンとアクションパターンの妙
黒と茶色(白メバル)のベイトは小魚
数がたくさん釣れた黒と茶色のメバルはベイトが明確に小魚。ハクでしょうか、小魚しか食っていないような印象を受けました。レンジはともかく、早巻きがよかったのは横系の動きに反応が強く、ベイトの中で目立ったこともよかったのかもしれません。
このあたりは想像の域を出ませんが、次回釣行のヒントになるポイント!去年はほぼフロートのドリフトで釣っていましたが、今年は巻きの時間も増やそうと思います!
赤メバルのベイトはアミ
同じ場所、同じ時間に釣った赤メバルも小魚かなとイメージしていたんですが、胃の中はアミオンリー!小魚は全く食べていないようです。付いていたベイトが別で、流れ流れて合流したのか、小魚とアミ両方を狙えるときはメバルの種類によって好みが出るのか、このあたりも想像ですが、今回のケースでは赤メバルはハッキリとアミしか食べていないことが分かりました。
ベイトが小魚なら巻きたいしアミなら流したい、両方やるしかありませんが、釣れたメバルの色を見てアクションパターンの傾向をつかむ戦略は効果が高そうです。
メバリングシーズンを楽しもう!
ハイシーズンは今!
春のメバリングは今がハイシーズン!本州全域でフロートによる回遊の大型メバルが狙えるタイミングです。地域によってはベイトパターンが変化しながら夏頃まで楽しめますが、今が一番釣りやすいというエリアが多いと思います。
基本はドリフトなどデッドスローなアクションとしつつ、今回のような早巻きも試しながら、尺メバルを目指してみてください!
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フロートメバリングのタックルセッティング、ドリフト系の釣り方を解説した連載記事をご紹介します。今回のショートリーダー&早巻きはちょっとイレギュラーで、基本的にはスローな展開がハマるケースが多いです。釣り方をしっかり予習しておきたい方はぜひこちらもチェックしてみてください!
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