フロートタックル&リグセッティングのおすすめをご紹介!
ちょっとヘビーな遠投リグのセッティングはこんな感じ!
連載60回!今週は爆風で全然釣りに行けない!ということで、今期のメバリングで使用しているフロートタックルと、リグのセッティングについてご紹介します。
前シーズンで使用していたポイントが使えなくなって、今期から本格的に導入を始めたフロートリグ。望外にいいサイズが出ていて、釣り味の方もなかなか気に入っています。明らかにジグ単で届かないところから魚を釣っているので、近距離のプレッシャーや沖側が気になっている方には特におすすめ!導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
フロートリグを使っているシチュエーション
沖側の藻場と潮目を狙え!
まずはどんなポイントでフロートを使っているのか、簡単にご紹介したいと思います。
釣り場はかなり近い場所まで根が入ったシャローな堤防で、水深は沖側5m~手前2mほど、足場が高くジグ単はかなり釣りにくいポイントです。地域的に強く風が吹くというのもあって、ライトゲームでも遠投リグが欠かせません。
狙いたいスポットは飛距離で50m前後の場所、明るい時間は潮目が見えて、300mほど沖側には海面まで広がるホンダワラジャングルが広がっています。(カヤックで見てきました)
沖側の条件がよく、状況が整うといいサイズのメバルがシャローに回遊してくる、足場が高く飛距離は50m程度必要というのが、自分が通っているポイントの状況です!
フロートタックル:ロッド編
メインはオリムピックの「20 フィネッツァUX :832ML-T」
3月頃からときどき連載記事でもご紹介している、遠投モデルのメバリングロッドです。
ルアーウェイトのMAXは15gで、ラインキャパシティはPE0.8号まで。遠投メバリングロッドとしてはやや強めなものを使っています。サイズを狙うなら、ロッドのパワーはこのクラスが快適で、小さいメバルを楽しく釣るという部分は諦めてモデルを選ぶのがおすすめ。尺オーバーがアベレージでランディングに条件が付くなら、もっと強くてもいいと思います。
「20 フィネッツァUX :832ML-T」は、ティップが柔らかくてパワーも標準クラス、お値段が手ごろというのも魅力的です。まずはこの程度のスペックを目安に、ロッドを検討してみてください。
がまかつ「ラグゼ 宵姫 爽:S78M-solid」も使用中
4月に入ってからは、がまかつさんにお貸しいただいた「ラグゼ 宵姫 爽:S78M-solid」を使っています。
このロッドのインプレはまた機会を改めてご紹介させて頂こうと思いますが、「20 フィネッツァUX :832ML-T」よりも明確に細さや軽さを感じられる、ライトゲームロッドらしいフィーリングに仕上がっています。
ティップがちょっと硬めでアジメバル両対応、パワーやルアーウェイト的にも入門に適したセッティングだと感じているので、こちらもぜひ検討してみてください。フロートを流しながら、小さなアタリをバシっと掛ける釣りにはかなりおすすめです!
フロートタックル:リール&メインライン編
リールはC2000or2500
リールはダイワ「21 カルディア 2500」と「17 ソアレ CI4+ C2000SS PG」を使っています。
バランス感としては「20 フィネッツァUX :832ML-T」なら2500もアリ、「ラグゼ 宵姫 爽:S78M-solid」にはC2000かなという感じで、相性はロッドの長さと自重によるところが大きいです。遠投向けのロッドは長い=重いので、絶対にC2000とする必要はありません。沖側はゆっくり釣りますが、手前はやらずに早巻き回収、狙っているメバルが大きいというのもあって、2500も悪くない選択肢です。
注意点は巻き取り長で、自分の使っているC2000PGと2500を比較すると、1回転あたり巻き取り長は最大で21cm変わります。頭に入れておけば調整できますが、同じ感覚で巻くとワームが動く速度には結構な差がつくので、このあたりも考慮に入れながら選んでみてください。2500で早巻きしたらハマったという経験もあるので、難しいところです!
ラインはPE0.4号~PE0.6号
ラインはC2000にシンキングPEの0.4号、2500には8本縒りの0.6号を巻いています。
キャスト時の負荷、そして25~28cmというメバルのサイズ的には0.4号でも問題なく、どちらも十分な使用感で釣りができています。自分の好みとしては、尺オーバーが来るかもしれないからと考えての0.6号なんですが、細糸派の方は0.4号で問題ナシです。
カラーは一応、釣れている位置を特定するために10mごとに色分けされているものをおすすめしますが、フロートのウェイトを調整して、フルキャスト-〇〇mという計算でも十分に絞り込めます!
リグセッティング:フロート&リーダー編
出番が多いのは7.5gと10.5g
フロートはアルカジックジャパンの「シャローフリーク」を使っています。Fシステムは中通しよりも明らかに飛ぶので、準備が面倒でも試す価値アリ。どちらがいいか迷っている方にはFシステムをおすすめします。
フロートのウェイトは7.5gと10.5gが投げやすく、扱いやすいです。使い分けは残存浮力と、当日の荒れ具合で存在感がつかめるかどうかというのを基準にするのがポイント。重いほどよく飛んで分かりやすいというものではないので、7.5g前後で自分のエリアに合うものを探すというのがおすすめです。
リーダーは6lbがおすすめ
Fシステムはフロート~道糸がリーダーの太さになるので、強度は気持ちよく投げられる5lb、6lbをおすすめします。結び方はリーダーの端が残れば何でもOKですが、自分は手に馴染んでいるFGノットを使うことが多いです。
3lbでメバリングをしている方からするといきなり倍、と感じるかもしれませんが、十分釣れますし抜き上げも躊躇なくできます。フロートだけ飛んでいくトラブルを避けるためにも、細めより太めがおすすめです。
リグセッティング:ジグヘッド&ワーム編
ワームはお気に入りでOK!
フロートは漂わせるような釣り方と、リトリーブでタダ巻き的なアクションを演出する釣り方、軽くトゥイッチして縦の動きを入れる釣り方ができます。ワームはそれぞれのアクションに合うと感じるもの、メバリング向けのものなら何でもOKです。
自分のお気に入りは「宵姫 アーミーシャッド」で、シャッドテール+アームの抵抗がイイ感じ。巻いてもいいし、スローに使えます。
ジグヘッドのウェイトは0.5g~1.5g
ジグヘッドは「宵姫 コブラ」の0.5g、1g、1.5gをその時やりたい釣りに合わせて使い分けています。
「シャローフリーク」の残存浮力は10.5gでも残り0.6gですから、完全に浮いた状態にしたい時は、ジグヘッドのウェイトは0.5gになります。流しっぱなしにしているときはこのセッティングです。巻くときは7.5g+1gでも表層レンジをキープできますし、7.5g+1.5gとすれば、沈めて縦の動きで誘う釣りに使えます。
リーダーの長さは60cm程度が基本ですが、釣り方に合わせて長くしたり短くしたりしてもOK!あんまり長くすると抜き上げが大変になるので、1m程度までで調整してみてください。7.5g+1.5gの時は、フォール時間を考慮して1m、10.5g+0.5gの時は表層直下キープを意識して50cmという感じです!
フロートタックルで尺メバルを目指そう!
やり込み派には特におすすめ
専用ロッドが必要だったり、仕掛けの準備が面倒だったり、分かりにくさのあるフロートリグですが、ジグ単のように投げてタダ巻きでも釣れるシチュエーションは沢山あります。沖側に回遊があるのか、どこをどう攻めるのかというのがイメージするのに慣れがいるので、練習は調査的に気軽な気分でやるのがおすすめです。
今回ご紹介したセッティングは比較的スタンダードな構成です。エリアごとの特徴や、ベイトパターンに合うワーム、アクションをイメージしながら、セッティングのバランスをとっていきましょう。やり込み派の方には特におすすめです!
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今回ご紹介した構成を使った、メバリングの実釣レポート記事をご紹介します。フロートリグは状況がハマれば、沖側のフレッシュなメバルに効率よくアピールできる釣り方です。サイズが狙いやすい釣り方でもあるので、ステップアップを目指す方はぜひチャレンジしてみてください。
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出典先:ライター撮影