キャンプテンスタッグ・モンテハンディクーラー
シマノ・フィクセルリミテッド120
オルカ・クーラーボックス26クォート
コールマン・クーラーボックス54QTスチールベルトクーラー
キャプテンスタッグ・CSシャルマン クーラーボックス25
キャプテンスタッグ・CSブラックラベル
スノーピーク・ハードロッククーラー40QT
DOD・ソフトくらお
車中泊用のクーラーボックスは種類が豊富!
車中泊にはクーラーボックスが必需品!
オートキャンプ場や道の駅などの車中泊スポットの周辺にはスーパーなどがないことも多く、飲食物を車内で保管する必要があります。特に夏の車内は夜でも気温が高いため、飲み物を冷たいまま保ち、食材が腐るのを防止するクーラーボックスを使うのが便利です。
今ではアウトドアメーカーや釣りブランドなどからは高性能で使いやすいクーラーボックスが発売され、デザインやカラーなども幅広い選択肢があります。
車中泊に便利なクーラーボックスが満載!
車中泊用のクーラーボックスには、利用人数に合った「容量」と長時間保存できる「冷却力」があることが重要です。その2つの指標で候補を絞り込んだ後は、機能や外観などを比較してお好みの商品を選びましょう。
10日間氷が溶けないというキャッチフレーズの高級品から、カラーバリエーションが豊富なおしゃれなものまで魅力的な商品が満載です。以下では車中泊向けのクーラーボックスの選び方と、容量や冷却力別のおすすめ品をご紹介していきます(本記事は2022年3月3日の情報をもとにしました)。
車中泊用のクーラーボックスの選び方
1.容量で選ぶ
ここからはクーラーボックスの選ぶ際のポイントについて述べていきます。最初は容量についてです。クーラーボックスの容量は、使用する人数を想定すれば見積もりができます。
例えば一人での車中泊なら15L以下の小型タイプで十分です。ファミリーの場合なら15Lから35Lほどの中型にするのがよいでしょう。また、大人3人以上で車中泊するなら、35Lを超える大型がおすすめです。ただし、宿泊数や飲み物・食材の種類などによっても必要な容量が変わってくることも頭に入れておきましょう。
2.保冷力で選ぶ
車中泊用のクーラーボックスは少なくとも1晩以上の保冷ができる性能が必要です。クーラーボックスにはソフトタイプとハードタイプがあり、前者は軽量で扱いやすいですが、後者に比べ保冷力が劣るのがデメリットです。
ハードタイプにはさまざまな素材があり、発泡スチロール、ウレタン、真空断熱材の順で保冷力が上がります。ソフトタイプに比べて重いので、ショルダーベルトやキャスター付きなど持ち運びしやすい商品もあります。また、メーカーによっては保冷力の試験結果を明記した製品もあるので確認しておきましょう。
3.その他(工夫でコスパを上げる方法)
保冷力がやや劣るリーズナブルなクーラーボックスでも、工夫次第で車中泊用として利用できます。特に保冷剤や氷は内部を直接冷やせる有効なアイテムです。食材を冷凍したい場合は氷点下タイプ、炭酸飲料などには0℃タイプなどと用途によって使い分けができます。
また、冷たい空気は下に流れる傾向があるので、上にかぶせるような配置が基本です。冷気を逃がさないように、クーラーボックスの開閉は極力少なくします。直射日光を避け、カバーやアルミマット、コットなどで地面からの熱を遮断しましょう。
【保冷力高・小型】クーラーボックス2選
1.キャンプテンスタッグ・モンテハンディクーラー
キャンプテンスタッグ・モンテハンディクーラー
サイズ | 幅34.5cm・奥行23.5cm・高さ36cm |
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容量 | 13L |
重さ | 2.9kg |
ここからは具体的に車中泊に便利な保冷力に優れたクーラーボックスを、ピックアップしていきます。最初は少人数での車中泊に便利な小型サイズ品です。モンテハンディクーラーは新潟にある有名なアウトドア用品メーカー・キャプテンスタッグの人気商品で、13Lの容量があります。
カラーはアウトドアになじむカーキ色で、レトロなデザインは車中泊だけでなく自宅でのインテリアとしても人気です。350ml缶が14本程度入る縦長の形状で、値段は16000円ほどです。
おしゃれな外観で性能も充分
モンテハンディクーラーの断熱材はウレタン製で、保冷効力(JIS規格で8時間放置した場合の温度上昇の目安)は3.3℃以下とされています。1泊程度であれば氷が溶けない保冷力があるため、車中泊にもぴったりです。
また、ふたが本体と分離できる構造なので、大きな食材の出し入れもスムーズにできます。サイドには栓抜きが付いているので、瓶ビールも気軽に利用できます。小型で軽量のため、最初に購入するクーラーボックスとしてもおすすめです。
2.シマノ・フィクセルリミテッド12L
シマノ・フィクセルリミテッド120
サイズ | 幅43.6cm・奥行23.6cm・高さ30.9cm |
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容量 | 12L |
重さ | 2.9kg |
「フィクセル」は有名釣具メーカーのシマノが提供するクーラーボックスです。「リミテッド」は3面の真空パネルと発泡ウレタンを断熱材に用いた製品で、公式サイトによると外気温31度で内部に入れた氷が1日半以上残るとされています。
小型ですが500mlペットボトルが10本と板氷が1枚収納できるサイズなので、少人数での車中泊には十分です。カラーはホワイトで値段は30000円ほどとやや高価な製品です。
保冷力が高く機能が豊富
フィクセルには、釣りブランドならではの機能が満載です。上から片手で開けられて、手を離すと自動で蓋がしまる便利なロック機構が付いています。素早い開閉ができるので、冷気を逃がしにくいのも利点です。
また、大人の体重に耐えられる頑丈さがあり、アウトドアチェアの代わりとしても利用できます。クーラ―ボックスの内側には抗菌材が塗布されていて、食材を清潔に保てるのも人気点です。ボトム部には滑り止めのラバーを備え、キャンプ場や釣り場でも活躍します。
【保冷力高・中型】クーラーボックス2選
1.オルカ・クーラーボックス26クォート
オルカ・クーラーボックス26クォート
サイズ | 高さ37cm・幅59cm・奥行き44cm |
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容量 | 25L |
重さ | 11㎏ |
オルカはアメリカの釣りや狩猟用品のメーカーで、採った獲物の新鮮さを保つことができる高性能なクーラーボックスを提供しています。ご紹介するクーラーボックス26クォートは山や水辺での使用にも耐えられる頑丈さも魅力です。
また、分厚いポリウレタンの断熱材の採用により、中の氷が最大10日も溶けないことを売りにしています。カラーはホワイトやグリーン、タン、チャコールなど種類が豊富で、50000円ほどの高級な商品です。
遊び心満点のハイエンド製品
クーラーボックス26クォートの形状は無骨ですが、表面にはオルカ(=シャチ)のロゴや星条旗などが描かれていて、おしゃれな外観も人気のポイントです。また、シャチの尾ひれをモチーフにしたロック機構が設けられるなど、遊び心もあります。
排水口が備えられているので、氷が溶けた後の処理や清掃も簡単です。また、背面には小物収納用のメッシュポケットが付くなど機能が充実し、車中泊はもちろんキャンプなどのアウトドアにも活用できます。
2.キャプテンスタッグ・CSブラックラベル
キャプテンスタッグ・CSブラックラベル
サイズ | 幅490mm・奥行300mm・高さ335mm |
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容量 | 25L |
重さ | 4.6kg |
2020年に発売になった中型サイズのスチール製クーラーボックスで、型名はUE-81です。キャプテンスタッグのラインナップでも珍しい、ブラックで統一されたシックな外観は、車内やキャンプ場をおしゃれな雰囲気にしてくれます。
ウレタンフォームの断熱材により保冷効力は4.4度以下で、夏でも数日間氷が溶けない実力があります。350mL缶なら30本以上を入れられる、ファミリーでの車中泊には十分な大きさがあり、価格は22000円ほどです。
シックなデザインで持ち運びも便利
CSブラックラベルには、大型ハンドルのほかに長さ調整ができるショルダーベルトが標準装備されていて、持ち運びの負担を軽減できます。また、排出口が付いているので、氷が溶けた後の処理もスムーズです。
ふたは平坦な設計のため、開閉しない時は簡易テーブルとして活用できます。シンプルなデザインなので、シールでオリジナルのクーラーボックスにアレンジするのもおすすめです。シリーズで51Lのタイプ(UE-75)もあるので、用途に応じて選んでください。
【保冷力高・大型】クーラーボックス2選
1.コールマン・クーラーボックス54QT
コールマン・クーラーボックス54QTスチールベルトクーラー
サイズ | 幅60cm・奥行42cm・高さ41cm |
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容量 | 51L |
重さ | 7.5kg |
54Qスチールベルトクーラーは、アメリカで100年以上の歴史をもつアウトドアブランド・コールマンのロングセラーです。2Lペットボトルが12本も入るサイズで、大人数での車中泊にも利用できます。
断熱材は厚さ3cmの発泡ウレタンで、さらに外側をスチールとステンレスの2重構造にすることにより、保冷力を向上させています。効果が持続する保冷日数(コールマン独自の基準)は4日と、車中泊にも十分な性能です。
性能も抜群でカラーバリエーションが豊富
スチールベルトクーラーの価格帯は28800円ほどと高性能な大型製品としては安い価格帯です。また、スチール製のクーラーボックスの定番であるシルバーカラーだけでなく、レッドやターコイズ、セージなど豊富な色の種類があるのも魅力です。
側面には栓抜きが付属し、本体のロックは片手で開閉できるなどアウトドアにも便利な機能が搭載されています。ハンドルのグリップは滑りにくい仕様なので、キャンプ場などでの移動の際も安心です。
2.スノーピーク・ハードロッククーラー40QT
スノーピーク・ハードロッククーラー40QT
サイズ | 幅64.8ⅽm・奥行40.6ⅽm・高さ39.1ⅽm |
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容量 | 38L |
重さ | 11kg |
新潟県に本社のある人気アウトドアブランド・スノーピークの製品です。アメリカのグリズリー社とコラボレーションしたクーラーボックスで、同社の製品はクマにも開けられない耐久性があるという認定を受けています。
内寸と外寸の差が10cm以上あるしっかりとしたつくりで、断熱層を5cmの極厚仕様にすることで保冷力を上げているのが特徴です。カラーはキャンプ場にもなじむカーキ色で、価格は63800円ほどと、ご紹介するなかでも最高級です。
頑丈で扱いやすい高級クーラーボックス
ハードロッククーラーは350mL缶なら約50本以上、2Lのペットボトルは6本程度入れられる容量があり、大人数での車中泊にもぴったりです。また、頑丈な構造のためアウトドアでのベンチやチェアとしても活用できます。
水抜き栓は大きめで扱いやすく、ふたはゴム製の留め具により密閉性を上げています。また、大きめのハンドルは手になじみやすい曲線状のデザインで、すべりにくいラバーが取り付けられているのもうれしい配慮です。
【保冷力中・中型】クーラーボックス2選
1.キャプテンスタッグ・CSシャルマン クーラーボックス25
キャプテンスタッグ・CSシャルマン クーラーボックス25
サイズ | 幅48ⅽm・奥行30ⅽm・高さ32ⅽm |
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容量 | 22L |
重さ | 2.2kg |
ここからは、上でご紹介したものよりは保冷力が低めですが、工夫すれば夏の車中泊にも使える製品を取り上げます。まずはアウトドアブランドのキャプテンスタッグのクーラーボックスをご紹介します。
本体はポリプロピレンというプラスチック製で2kgほどと軽量です。また、500mLのペットボトルを縦置きで17本、350mL缶なら36本分入れられるサイズがあります。カラーはピンクやミントなどのかわいいラインナップで、値段は5000円ほどとリーズナブルです。
軽くておしゃれなカラーが人気
CSシャルマンの断熱材にはポリスチレンが使われていて、JIS規格による保冷効力は13度以下です。夏の車中泊の場合はメーカー推奨の保冷材(UE-3002ニューコールドパックなど)のご利用をおすすめします。
ふたのロックはワンプッシュ式で子供でも簡単に開閉できる仕様です。また、ハンドルは2人でも運べる大きめの設計で、肩かけベルトも付属しています。ふたがフラットなので、飲み物を取り出した後は簡易テーブルとして使えるのも車中泊にうれしいポイントです。
2.DOD・ソフトくらお
DOD・ソフトくらお
サイズ | 幅40cm・奥行29cm・高さ29cm |
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容量 | 23L |
重さ | 1.3kg |
大阪のアウトドアブランド・DOD(ディーオーディー)が扱う、ソフトタイプのクーラーボックスです。ブランドロゴのうさぎがプリントされたかわいいデザインで、ブラックとカーキの2色があります。
通常のソフトタイプのクーラーボックスと比べて断熱材が厚いのが特徴です、メーカーによると、30時間以上も氷が溶けないという試験結果が報告されていて、車中泊にもぴったりです。価格は7000円ほどとリーズナブルで、ソフトくらこ(10L)やくらぞう(46L)といった容量違いもあります。
収納や持ち運びにも工夫が満載
ソフトくらおはスーパーの買い物かごよりも少し小さなサイズ感で、350mL缶を縦に2つ収納できます。また、マジックテープ式の2枚の仕切りが付属し、食材や飲み物などを分けたり、キャンプギアを入れたりするのに便利です。
外の生地は汚れても吹き取り安い防水のポリエステル素材で、内部にも水漏れしにくい防水加工が施されています。また、トップとサイドにハンドルが付属するほか、取り外し式の肩掛けベルトもあり持ち運びにも便利です。
クーラーボックスで車中泊を快適に!
夏の車中泊も使えるクーラーボックスについて、選び方やおすすめ商品をピックアップしました。「オルカ・クーラーボックス26クォート」は保冷力が高く、車中泊でも安心して使える人気商品です。
また、釣りなどのアウトドアと兼用できる「シマノ・フィクセルリミテッド12L」や、インスタ映えすると人気の「コールマン・クーラーボックス54QT」などもあり、用途やお好みに応じて選べます。クーラーボックスのご購入をお考えの場合は、このような魅力的な製品も候補に入れてみてください。
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