ラグゼ 宵姫 爽 S73L-solid
【4月上旬入荷予定】ラグゼ 宵姫 華弍 S72M-solid
春のメバリングにフロート&プラグ!
早春の釣りはメバリングがおすすめ!
連載第101回!今週は春におすすめのメバリング、中でも早春の釣りで効果の高いフロートとプラッギングについてご紹介します。気温、水温ともにまだ寒さがあって、エギングやサーフゲームにはちょっと早い3月におすすめの釣りです。
早春は産卵から回復した大型が接岸しやすいタイミング。年間を通してみても尺が狙いやすいシーズンです。3月は他の釣りモノが少ないこともあって、岸釣りの中では特におすすめ!港内のメバリングからステップアップを目指す方、3月は釣るものが無いという方はぜひチャレンジしてみてください!
早春のメバリングはフロート&プラグが効果的!
堤防や港の釣りはアミ・バチ・シラス系の攻略がカギ
早春のメバリングでキーになるのがこの時期特有のベイトパターン。エリアによってベイトの種類、季節の進行状況には差がありますが、この時期はプランクトン系を意識して釣るのがポイントになります。この時期自分のエリアで釣れるメバルは胃が空っぽで、これは消化が早いアミやメガロパ(カニの幼生)なんかを食べているときに見られる特徴です。
他にもシーバスゲームで有名なバチ、シラスやシラスウナギなどもこの時期の堤防・港では代表的なベイト!どのベイトについているにしても、ナイトゲームで小さいもの、遊泳力の低いものを食べているメバルを狙うのが早春メバリングのポイントです。ゆっくり流されるベイトを演出しやすい、フロートやプラグが役に立ちます!
沖側を狙う遠投力もポイント!
先ほどご紹介したベイトは泳ぐというよりも流されていて、メバルは流れの中でエサが流れてくるのを待っていることが多いです。アフターの尺サイズを狙うなら、沖側の太い流れを釣るイメージで強く流れている場所を狙うのがおすすめ。港内であっても堤防外側であっても、流れの有無と強さが最重要ポイントです。まずは堤防外側にキャストして、仕掛けに負荷を感じるような流れを見つけるところから始めてみましょう。明かりは無くても問題ありません!
沖の潮目やブレイク、海藻ゾーンのエッジと流れの間、こんなポイントを狙うときは遠投力も重要!この点でもプラグやフロートは優れていて、この時期のメバリングにマッチしています。
メバルプラッギングのタックルと釣り方!
遠投するならややヘビーに!
ここからはプラグ、フロートを使った早春メバリングの道具立てと釣り方を解説!まずはプラグの釣りからご紹介します。
メバリング向けのプラグはサイズ、種類が多くて選択肢豊富。ジグにミノーにトップ、ジグ単タックルで扱えるようなものもあります。先ほどご紹介した早春のベイトに合うのは、アクションが大人しくスローな使い方にマッチするペンシルベイト系です。
早春用にルアーを揃えるなら、デッドスローに使えるファットなフローティングペンシルと飛距離に優れる細いシンキングペンシルを揃えておけばローテーションはバッチリ!飛距離が欲しいときは5g近いものを選ぶのがおすすめです。ima「メバカーム」やダイワ「月下美人 夕凪55F」をチェックしてみてください!
タックルもやや強めがおすすめ
ラグゼ 宵姫 爽 S73L-solid
タックルは使いたいルアーのウェイトに合うもの、2000番クラスのリールにPE0.4号というのが標準のセッティングです。早春は尺サイズが掛かる可能性があるので、やや強めとイメージしてタックルを準備してみてください。尺サイズのメバルは重さがあって引きも強烈です。
後述するフロートも同程度のタックルで十分に楽しめるので、プラグとフロートの両方を1タックルで試すところからスタートできます。ジグ単用よりもワンランク強いライトゲームタックルはライトワインド、マイクロジギングなどに使えるので、1セットあると非常に便利です。ぜひ導入を検討してみてください!
プラグの浮力を活かして釣ろう!
釣り方はフローティングルアーとシンキングルアーで少し違いがあります。
フローティングのルアーは止めていても沈まない強い浮力を持っているので、超デッドスロー~風でルアーが流されているだけというようなスピードまで対応可能。メバルプラッギングで「浮かべておくだけ」と表現される状態はこの釣り方で、波風でギリギリルアーが揺れている状態でも釣れるというイメージがポイントになります。
シンキングのルアーを使うときは、ルアーに浮き上がる力を与えるためにある程度リトリーブをする必要があります。プラグはシンキングでもある程度浮力があって沈降がゆっくり、巻くと浮き上がる性質を持っているので、ジグ単と同じようなスピードで巻くところから始めてみてください。5gのプラグでも、巻き速度は1.5gのジグヘッドと同じぐらいでOKです!
フロートメバリングのタックルと釣り方!
ワーム+遠投は超強力!
メバリングと言えばワームの釣り!ジグヘッドは飛距離を出そうとして重くすると沈む速度が速くなる、つまりゆっくり巻けないという弱点がありますが、フロートと呼ばれる飛ばしウキを使うことで遠投と軽量ジグヘッドの巻きスピードを両立できます。
早春のベイトはほとんど泳がないので、ワームの動きはアジングのようにゆっくり漂うような動きを演出するのがポイント。メバリングのジグ単ではあまり使わない0.5gクラスのジグヘッドを使うのがおすすめです。この軽量ジグヘッドのアクションとフロートのウェイトによる遠投力の両立がフロートリグ最大の強み!
まずは扱いやすい5g~7gのフロートに0.5g以下のジグヘッドを組み合わせて遊んでみてください。ワームはライトゲーム向けのものならなんでもOKです!
PE0.4号クラスのタックルでOK!
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ロッドは選んだフロートのキャストに耐えられるもの、2000番~2500番のリールにPEの0.4号~0.6号を組み合わせます。フロートをリーダーに結ぶ場合は、6lbなど少し太めを選んでおくと安心です。
フロートのウェイトが7g前後までであれば、タックルはプラグの項目でご紹介したような内容で問題ありません。仕掛けが重いほど飛距離は出しやすくなりますが、フロートの浮力が強くなってアタリの認識が難しくなるので、まずは10g未満で遊んでみてください!
スローにストップ&ゴー!
フロートリグはゆっくり動かすのがポイント!仕掛けが重く引き抵抗が小さいのでスピードを出したくなりますが、我慢してゆっくり巻きましょう。早春のプランクトンパターンでは特に重要なポイントです。泳ぐベイトを演出したい時は、ジグヘッドのウェイトを上げて巻きスピードと浮き上がりのバランスを取ります。
フロートをスローに漂わせる釣りはアタリが小さいのも覚えておきたいポイント!居食いバイトが多く、フロートの浮力でアタリがボヤけます。巻きの釣りのように手元にコツンとくるようなアタリは少なく、モゾモゾっとした違和感的なアタリがほとんどなので、怪しい感覚は全部アワセを入れましょう!
春はメバリングを楽しもう!
尺メバル釣りに挑戦!
今回ご紹介したメバリングは、どちらも早春の大型を狙うのに適した釣り方です。居場所に道具立て、釣り方と小型の数釣りとはちょっと違うのが尺メバル狙いの面白いところ。メバルの特性のイメージやエリアの傾向といった部分は数釣りの経験を活かすことができるので、ステップアップを目指す方はぜひチャレンジしてみてください。
小型の数釣りを続けながら大型のヒットを待つよりも、ハッキリと大型狙いの釣りをするのが尺メバルへの近道!釣りやすい早春シーズンを狙って、自己記録更新を目指しましょう!
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今回の記事でもご紹介したフロートリグの釣りとジグ単メバリングの実釣レポートをご紹介します。太い流れが入ってくるポイントなら、港内でも尺メバルのチャンスアリ!小型のメバルと違って大型は回遊・ポイントの出入りが激しいので、いい時間の前後を粘って釣ってみてください!
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出典:ライター撮影