クイックキャンプ「焚火陣幕-大焔 」
DOD「いつかのタープ」
Kilig ワンポールテント二股化パーツ
DOD タープポール 2本セット
グランドシート
Lamb 一酸化炭素チェッカー
冬キャンプで初めて全てが凍りつく経験
これまでの冬キャンプは12月の川西市、1月淡路島と冬とはいえ、凍りつくほどの寒さではありませんでした。今回は積雪しない場所、次の日に予約が取れる条件で探しました。
それが先週の記事でご紹介した、「かわち夢楽(むら)」さんでしたが、朝起きて寒さに震えるとともに光景にびっくり。
目を開けるとテント内の結露は、すべて凍っており、テントの外に出していたクーラー、テーブルの上、極め付けはシェラカップに残っていたお湯が凍っていました。
山間部にあるキャンプ場であったため、「冷え込むだろう」と予測していましたが、ここまですべてが凍るのは予想外。
この体験から、冬キャンプでさらにギアを買い足す必要性と教訓を得ました。当記事では、それぞれ購入を検討したギアと冬キャンプの対策を解説します。
当記事の商品情報は2021年2月21日時点のものです。最新情報は販売サイトをご確認ください。
購入を検討したギア:テント外2選
テント外の快適性は、「焚き火の温度を逃がさないこと」とアドバイスをもらいました。併せて、風の影響を抑えたり、設営バリエーションを広げたりするためにタープも検討。それぞれ検討した理由やギアの特徴を解説します。
陣幕(リフレクター):クイックキャンプ「焚火陣幕-大焔 」
クイックキャンプ「焚火陣幕-大焔 」
反射熱を得られるようにするためと、吹き込む風が焚き火に影響を与えないように購入を検討しました。あらゆるメーカーから安いものが出回っています。しかし、私が一目見て「欲しい!」と思ったのは、クイックキャンプ「焚火陣幕-大焔 」です。
こちらの陣幕は、ランタンスタンド、陣幕を横一直線に通せるスチールポールがついており、「便利に焚き火と調理ができる」と感じました。
また、目隠しとして使える高さも期待できるため、多用途に使いまわせると考えています。しっかりしている分、重量があるため持ち運びは少し苦労しそうですが、長期間使えそうなものを選択。焚き火の質をグレードアップしてくれそうな印象が強い陣幕です
基本情報
- 対応人数 : 2〜3人用
- 展開サイズ : 約幅310(上部210)cm×高さ90cm
- 収納サイズ : 約110×直径11cm
- 重量 : 約9.2kg
- 素材 : フレーム/鉄・生地/コットン100%(綿 洗い加工)
タープ:DOD「いつかのタープ」
DOD「いつかのタープ」
テントの設営を見直すために購入を検討しました。屋内でもストーブを使えるように通気性を高める(ベンチレーション+入り口オープン)ために、入り口を開けてもプライバシーを確保するのが目的です。日中は、通常通りタープとして、日が暮れたら入り口部分をペグダウンし、プライバシーを確保します。
DOD「いつかのタープ」を選んだのは、チェアがDOD「スゴイッス」であることとテントカラーもカーキ。設営したときにカラーの統一感を得られることが理由です。
基本情報
- サイズ:約420×410×H230cm(付属ポール使用時)
- 収納サイズ:約67×D14×H14cm
- 重量:約5.2kg
- 最低耐水圧: 2000mm
- 材質:生地:ポリエステル150D(PUコーティング) ポール:スチール
- UVカット: UPF50+
購入を検討したギア:テント内4選
テント外も重要ですが、眠るときの室内装備も拡充する必要を感じました。寒さや結露対策だけでなく、快適性を高めるためのギアも導入を検討。ここでも、取り入れることを検討した理由やギアの特徴を解説します。
ワンポールテント二股化パーツ: Kilig
Kilig ワンポールテント二股化パーツ
ソロキャンプを開始してから、携行性のよさが気に入っているワンポールテント。しかし、どうしてもテントの中心に存在しているポールが、居住性を損なっているように感じます。
そのため、冬キャンプアイテムの買い増しに便乗し、ワンポールテントの二股化を考えて、こちらのアイテムを選びました。
基本情報
- サイズ:約3.3×3.5×11.5cm
- 重量:約85g
- 材質:A6061アルミ合金
- ポール対応:先端部分の直径7mmまで
- 角度調整:0~120°
- 付属品:ポールエンドロック×1、ペグ×2、ポール固定ベルト×2、収納袋
ポール:DOD「 タープポール 2本セット」
DOD タープポール 2本セット
二股化するためにタープポールを購入しました。本来であれば、220cmのポールが最適です。しかし、ちょうどの長さを選ぶと「設営・撤収が大変になる」との声が多くあったため、凡庸性の高い長さ170cmのポールを選択しました。
基本情報
- サイズ:(約)直径1.5×長さ170cm(先端直径:5mm)
- 収納サイズ:(約)W60×D12×H2cm
- 材質:スチール
- 重量:(約)1.0kg
- 付属品:ペグ×2本、ロープ×2本、キャリーバッグ
二股化を検討する際、必要な情報
二股化するには、テントの高さと横幅の長さを知らなければいけません。参考までに私のテントのサイズと計算方法を紹介します。テントの最大高160cm×幅320cm(半径160cm)です。
三平方の定理の式「c2乗=a2乗+b2乗」から必要な長さが226.3cmと計算できます。難しく感じますが、安心してください。以下のサイトで必要な情報を入力すれば、最適な長さがわかりますので、参考にしてみましょう。
グランドシート:ノーブランド
グランドシート
今回のキャンプでは、結露が凄く、朝には結露した水滴すべてが氷ついていました。私が使っているテントはハーフインナータイプであるため、地面から上がってきた水分が原因かと考えられます。
テント内に敷き詰められる大きさ、300×300cmのグランドシートの購入を検討しました。地面からの冷気を遮る効果も期待しているところです。
基本情報
- 展開サイズ:300×300cm
- 収納サイズ:約25×23×5cm
- 重量:約800g
- 付属品:専用収納袋×1、合金アルミペグ×4、グランドシート×1
一酸化炭素チェッカー:Lamb
Lamb 一酸化炭素チェッカー
テント室内でストーブを使う際、気になるのは一酸化炭素濃度です。寒さ対策として、換気をよくしつつ、室内でストーブを利用して、万が一事故を発生させると笑えません。
事故を未然に防ぐため、付属品が充実し、口コミでの評価もよいLamb「一酸化炭素チェッカー」を導入します。
基本情報
- サイズ:10×10×3.5cm
- 重量:81g
- 付属品:本体、メッシュケース、携帯用ケース、単三電池×3本
こんな対策をしておこう!
雪中キャンプを楽しんでいる人には、参考にならないかもしれません。しかし、温暖な地域で寒さに慣れていない人におすすめしたい対策を解説します。
①通気確保・グランドシートで結露予防
今回のキャンプは、前回の淡路島キャンプでの経験をベースに設営しました。ほとんど同じ設営方法でしたが、テントは結露でいっぱい。しかも凍りついてしまうような結果でした。
前回との違いを考えると、淡路島のサイトは木に囲まれており、風避けができていたことが挙げられるでしょう。思い返せば、平地サイトにあるテントはすべて朝には凍っていました。
そこから推測すると、外気温との差が少なく結露しなかったのでしょう。このことから、テント内は通気をよくするとともに、地面から上がってくる水分を遮ることで結露を予防できると考えています。
また、タープを取り入れることで、設営の幅を広げて、寒さや天候に対応できる幅を拡張できると感じます。つまり、「テントの内外から、寒さや湿気に対策を施して快適さを保とう」と検討しました。
②凍らせたくないものは
凍らせたくないものは必ず、車内やテントなど、気温の影響を最小限にできる場所に保管しましょう。凍らせてしまうと、チェックアウトまでギアは凍ったままである可能性があります。ちなみに、テントが凍りっぱなしであったため、乾かす段階にまで至りませんでした。
また、翌朝使う水や食材を凍らせてしまい、時間のロスにつながりました。水の場合は凍ってもそのまま火にかけられるように、クッカーやケトルに移しておくとよいでしょう。
ほかにも、カセットボンベは低温になると、火力を発揮できません。なるべく気温が下がりにくいテント内で保管し、できればタオルなどで包んでおくと、冷気を和らげることが可能です。
③後片付け
今回、1番手間が掛かったのは後片付けです。ほとんどのギアが凍っているため、いつまでも溶けません。そのため、ほとんどのギアはポリ袋に入れて、水分が漏れないように持ち帰りました。
ここまで解説したギアや方法を組み合わせて、なるべく外の影響を受けないようにし、後片付けにかかる時間を削減できればと考えています。
快適なギアと対策で冬キャンプをもっと快適に!
今回は「かわち夢楽」さんでキャンプをした際、すべてが凍りついた経験をベースに買い増しを検討したギアや、対策を考察しました。
訪れる場所ごとに対応を変えなければならないのは、大変だと感じる部分でもあります。しかし、起こったことをひとつひとつ原因から考えて、解決策を推測しながら次の準備を検討するのも楽しみです。
少しでも私の経験から推測できる対応が、冬ソロキャンプ初心者のみなさんに役立てばうれしく思います。
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