ソーヤーミニSP128
ソーヤー マイクロスクィーズフィルターSP2129
ソーヤー スクィーズ フィルター SP131
ソーヤー スクィーズ フィルター SP129
登山の浄水器はソーヤーがおすすめ!
登山やキャンプなど、アウトドアでの水の管理はとても重要です。水道のあるキャンプ場や、殺菌した水を用意してくれる山小屋であれば問題ありませんが、自分で水を作るとなるとかなりの作業を要します。
そこでおすすめなのが、アメリカのSawyer Productsから発売されているソーヤー浄水器です。この記事では、ソーヤー浄水器について利点や種類を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
アウトドアでは浄水器は必須
キャンプや登山などのアウトドアでは、殺菌されていない水を補給しなければならない状況が発生します。ですが自然の水をそのまま飲むことは、細菌や寄生虫を体内に入れてしまう可能性があるためとても危険です。
なので煮沸して消毒した水を作るか、浄水器を使うかのどちらかの作業を必ず行う必要があります。煮沸は時間がかかる上に火が起こせる状況ではない可能性も考えられるため、浄水器を一つ持っておくのがおすすめです。
注意事項
この記事は2022年3月現在の情報を元に作成されています。製品の仕様や販売状況が変わる可能性もありますので、最新情報を入手してください。また、浄水器による効果はメーカーのデータによるため、安全性に注意しましょう。
浄水器を持っていた方がいいのはなぜ?
①煮沸の手間を省ける
水の消毒方法は煮沸と浄水器の二択です。煮沸の場合は、水を数リットル汲んできて持参したクッカーや鍋に入れ、ストーブやバーナーで少しずつ煮沸して水を作っていきます。煮沸には多くの燃料を使うため、余分に持参しなければなりません。
また、5リットルほどの水を煮沸消毒し終わるまでに1時間ほどかかることもあり、時間を取られてしまいます。浄水器は手間を省けるうえ、ソーヤーはコンパクトな浄水器なのでおすすめです。
②不純物や寄生虫を取り除ける
肉眼で見える不純物は濾して取り除けますが、目に見えない不純物や寄生虫などは取り除けません。そのため、浄水器を使う場合はフィルターの性能でどの程度取り除けるかが重要なポイントになります。
Sawyer Productsの浄水器に使われているフィルター孔は0.1ミクロンです。一方寄生虫で危険なエキノコックスの卵が30ミクロン、細菌は1ミクロンのため、ソーヤー浄水器のフィルターで除去できます。
③ペットボトルなどをそのまま使える
携帯用の浄水器には、ペットボトルやハイドレーションシステムのパックなどに直接取り付けられるものがあります。特殊なアタッチメントなしで浄水作業を行えるため、荷物が少なくなるのが利点です。
ストローを使えばペットボトルなどからそのまま飲めるので、ほかの容器に移し替えることなく水を活用できます。荷物が増えるテント泊や、できる限り軽量化することが望ましいサイクリングなどで役立つでしょう。
ソーヤー浄水器の4つの利点
①浄水スピードの速さ
ソーヤーの浄水器は浄水のスピードが早く、大きなフィルターを使用するSP131やSP129では2リットルの水を3分で浄化できます。煮沸では20分ほどかかるため、浄水スピードは段違いです。
携帯用のSP128やSP2129では浄水の速度は落ちますが、手で圧迫して一度に落ちる水の量を増やすと時間を短縮できます。自然落下に任せる場合は2リットルあたり10分ほどかかりますが、それでも煮沸よりも短時間で浄水できます。
②最新テクノロジーを使用したフィルター
ソーヤーの浄水器には、「ホロウファイバーメンブレン」と呼ばれるフィルターが使われています。日本語では「中空糸膜」と呼ばれる種類のフィルターで、水をフィルターに通す浄水方法です。
Sawyer Productsでは、細菌も99%以上除去可能なフィルターを使用しています。U字型になっているため強度も高く、浄水器1台で38万リットルもの水を浄水することが可能です。
③浄水作業が手軽にできる
パウチなどどこかに掛けられる形のものや、袋に入れて木に掛けられるようにしておくと、手を離したまま浄水作業が行えます。浄水したい水をペットボトルに入れていると手で支えなくてはならなくなるため、吊り下げられる工夫をすると便利です。
ひと工夫すれば手を離したまま同時並行でほかの作業ができるので、時間の節約にもなります。自宅で一度どのような方法にすれば楽に浄水作業を行えるか、実験してみるといいでしょう。
④手入れが簡単
浄水器はフィルターが汚れたり目詰まりを起こしたりすると機能が低下します。そのため、お手入れとして水を逆流させて汚れを取る作業が必要です。ソーヤーの浄水器には専用の注射ボトルがついてくるため、簡単にフィルターの手入れができます。
ですが、水道水での手入れは推奨されていないことに注意してください。ソーヤーの浄水器で作った水での掃除が勧められています。帰宅したらすぐに掃除する習慣を付けておくといいでしょう。
ソーヤーの浄水器は4種類!
①ソーヤー ミニ SP128
「ソーヤーミニSP128」は、ソーヤー浄水器のシリーズの中でもっともコンパクトな製品です。付属品はパウチとストロー、フィルター掃除用の注射器で、パウチは丸めて持ち運べます。浄水器は全長13.5cm、重量55gで、お守り代わりにザックに忍ばせておける大きさです。
アウトドア以外では海外旅行に持っていく人が多いのが特徴になっています。消毒されていない水を利用するかもしれない旅行にもおすすめです。
ソーヤーミニSP128
②ソーヤー マイクロスクィーズフィルターSP2129
「ソーヤー マイクロスクィーズフィルターSP2129」は、SP128よりもフィルターの直径が1cmほど大きくなっているのが特徴の浄水器です。フィルターの直径が大きいと浄水のスピードが上がり、効率よく作業できます。
付属品はクリーニングカップという、パウチなどを吊るして重力でフィルターを掃除する部品がついているのがSP128との違いです。注射器を持ち歩く必要がないので、より荷物が軽量化されます。
ソーヤー マイクロスクィーズフィルターSP2129
③ソーヤー スクィーズ フィルター SP131
「ソーヤー スクィーズ フィルター SP131」は、ソーヤー浄水器の中でもっとも付属品が豊富なモデルです。パウチが3枚とハイドレーションシステムのためのアタッチメントが付属するため、そのまま飲料用に使えます。
フィルターの直径が大きく、浄水スピードが最も早いのが利点です。また、吊るして浄水作業を行えるメッシュバッグが付属するので、ソーヤーの浄水器を便利に使うために必要なものが揃っています。
ソーヤー スクィーズ フィルター SP131
④ソーヤー スクィーズ フィルター SP129
「ソーヤー スクィーズフィルター SP129」はSP131と同じ構造ですが、付属品が異なります。パウチの容量や枚数が少ない、クリーニングカップが付属していないなど、SP131からいくつかの付属品を除いた製品です。
浄水器はSP131と同じものを使用しているため、必要な付属品があるかを選ぶ基準にしましょう。付属品だけを買い足すこともできるので、SP129を買って使ってみてから補充することも可能です。
ソーヤー スクィーズ フィルター SP129
アウトドアでソーヤー浄水器を活用しよう!
「Sawyer」シリーズは海外製ですが、強度やフィルターなどの性能については折り紙付きです。アウトドアでは、水の供給が不安定なところでは浄水器が欠かせません。
ソーヤーには通常サイズのものから携帯用のミニサイズのSP128までさまざまなバリエーションがありますので、荷物の重さやアウトドアの種類によってどのソーヤーを使うか検討してみてください。
浄水器のソーヤーが気になる方はこちらもチェック!
ソーヤー浄水器が気になる方は、以下の記事もチェックしてみてください。浄水器の種類やキャンプや登山に必要な給水システムなど、さまざまな記事があります。
使い方やヨドバシカメラなど大手の家電量販店での入手のしやすさなど、浄水器を買う際の目安は目的次第です。どのような用途で浄水器を買うのか、手入れの頻度はどの程度か、携帯性を望むかなど、記事を読んで検討してみてはいかがでしょうか。
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