ハイドレーションパック ワイドパック
パック バッグ
ビッグジップ EVO
ハイドレーションバッグ 5L
ランニングリュック ハイドレーション
ハイドレーションバック ランニングバック リュック
ハイドレーションシステムとは
ハイドレーションシステムとは簡単に言うと、専用の給水パックとチューブを繋いで口元付近に固定する仕組みにより、効率的な給水を実現させたシステムのことです。
従来の給水方法のようにカバンからペットボトルなどの水分を取り出す手間が省けるため、各々のタイミングでの休憩が難しい集団登山やスピードの求められる自転車競技など、さまざまなアクティビティで広く普及してきています。※本記事は2022年2月時点での情報です。
ハイドレーションシステムの使い方
ハイドレーションシステムを使う際、まずは専用給水パックへ水分を注入し、システムに特化した専用バックパックまたは適切なバッグへ収納してください。
その後、補給パックに繋がれたチューブ先端を口元へすぐに伸ばせるように肩付近にクリップなどで固定すればセット完了。水分補給する際は、チューブ吸引口を軽く噛むか、噛んだ上で吸い込めば簡単に給水できます。
ハイドレーションシステムのメンテナンス
ハイドレーションシステムは繰り返し使用するタイプの製品のため、長持ちさせるためにも適切なメンテナンスが必要になります。基本的には以下の流れで行いましょう。
① | 専用パックからチューブを取り外す。 |
② | 専用パックの開口部を開き洗剤で洗浄する。 |
③ | キッチンペーパを詰め込み水分を完全に乾燥させる。 |
ハイドレーションシステムのメリット
ハイドレーションシステムは簡単に水分補給ができるのが特徴であると理解されていることと思います。ハイドレーションシステムには、その他にも多彩なアクティビティをサポートするメリットがいくつか存在。
ハイドレーションシステムの購入を迷われている方は、メリットをしっかりと理解したうえで、製品の選定・購入を行ってみましょう。
メリット①給水効率の向上
最初にハイドレーションシステムのメリットに挙げられるのは、やはり「給水効率の向上」です。バックパックから水分を取り出す必要がないことから、カバンを降ろすストレスもなく登山に集中することができます。
登山に限らず、ランニングや自転車競技など、休憩のタイミングに迷いが生じやすいいアクティビティにおいても、タイミングを気にせず簡単に給水可能なため、熱中症や脱水症状予防にも一役買うことでしょう。
メリット②携帯性の高さ
続いて、ハイドレーションシステムのメリットに「携帯性」が挙げられます。ハイドレーションシステムの給水パックは、サイズ・形状もバックパックにスムーズに収納できるようにデザインされており、他の荷物とかさばりにくく携帯性が良好です。
また、水分を飲み干した後は丸めることで、さらにサイズスペースを確保できるため、ペットボトルや水筒から乗り換えた人は、その便利さ・携帯性の高さに驚くことでしょう。
メリット③過剰給水を防げる
最後に「過剰な給水を防げる」ことがハイドレーションシステムのメリットに挙げられます。従来のペットボトルや水筒による給水では、つい一回で飲み過ぎてしまったという経験がある人も少なくないでしょう。
その点、ハイドレーションシステムは、その特性上、一回での給水量が限定的になるため、うっかり飲み過ぎてしまったという失敗を比較的回避しやすい傾向にあります。ペース配分が必要な登山では、この点も大きなメリットと言えるでしょう。
ハイドレーションシステムの選び方
ハイドレーションシステムは、その簡単・便利な給水方法が注目され、さまざまなアクティビティで普及してきたのに伴い、製品のバリエーションも増えてきました。そのため、使用スタイルに最適な製品の選び方に悩む方も少なくないでしょう。
ここでは、そのような悩みを持つ初心者の方向けに、選び方のポイントをいくつかの軸を基準に紹介します。実際の使用環境をよく洗い出しておくことも必要です。
選び方のポイント①:容量
ハイドレーションシステムの選び方として、まずは「容量」に注目した方法が挙げられます。現在、パックの容量は1~3Lが主流です。その中から、登山スタイルにそぐう容量のハイドレーションシステムを選ぶことを意識してみると、選びやすくなることでしょう。
容量にも迷うようであれば、ずばり2Lの容量サイズがおすすめです。2L容量であれば比較的長時間の登山でも余裕を持った水分補給ができることでしょう。
選び方のポイント②:補給方法
続いて、ハイドレーションシステムの選び方に「水分の補給方法」に注目する方法があります。水分の補給方法には以下2タイプがあるので把握しておきましょう。
① | 飲み口を噛むかストッパーを外すことにより給水。 |
② | 飲み口を噛んだ上で、吸い込むことにより給水。 |
上記の補給方法のうち、好みや性格に合わせて選んでみるのが簡単だと思います。また、衛生面を気にする方は、便利なキャップカバー付きのものを選定基準にするのもおすすめです。
選び方のポイント③:メンテナンス性
ハイドレーションシステムの選び方として最後に「メンテナンス性」に注目した方法が挙げられます。一般に、このシステムは比較的洗浄や脱水処理が難しい傾向に。
そのため、カビや細菌の繁殖に懸念を持つ方も少なくありません。そのような背景からメンテナンス性を基準にハイドレーションシステムを選ぶこともポイントです。裏返しにできたり開口部のサイズが大きいタイプなどは洗浄に便利でメンテナンス性が高いといえます。
おすすめのハイドレーションパック3選!
ハイドレーションシステムの特徴やメリット、選び方について解説してきました。ここからは上述の選び方を踏まえて厳選しピックアップしたおすすめのハイドレーションシステムのパック4選を紹介します。
当システムは、さまざまなメーカーが扱っており、メーカーごとの特色に注目して見るのもおすすめです。紹介のおすすめパック3選を参考にして、納得のハイドレーションシステムを手に入れましょう。
おすすめ①:衛生的なハイドレーションパック
ハイドレーションパック ワイドパック
「SOURCE(ソース)」から発売のたっぷり容量を確保可能なパックです。内部素材に汚れや匂いの付着を防止可能なPEフィルムを採用しており、衛生面を気にする方にも特におすすめ。
また、開口部もワイドに拡張することから、簡単に奥までアクセスできメンテナンス性良好となります。氷を入れることも可能なデザインのため、当システムの弱点とされていた冷凍保存も克服しているのがポイントです。夏場の携行にも便利でしょう。
おすすめ②:堅牢性抜群のパック バッグ
パック バッグ
続いて、「SALOMON(サロモン)」から発売の「パック バッグ SOFT RESERVOIR」です。細身のデザインにより、バックパックにもスムーズに収納・フィットします。
付属のチューブは十分な長さに設計されており、幅広い体格の人に適用可能です。製品の品質・堅牢性に対する評判も良く、ハイドレーションシステムにありがちなチューブが外れることによる水漏れなどの心配もありません。
おすすめ③:シャットバルブ付きのビッグジップEVO
ビッグジップ EVO
「Platypus(プラティパス) 」から発売の「ビッグジップ EVO」。パック中央部に障壁が設けられていることにより、形状変化を抑えてバックパックへきちんとフィットします。
チューブは上部にて分割可能な仕様となり、最初にパックをバックパックへ収納し、後からチューブを接続可能とする仕組みを採用したことによりシステムの使い勝手も向上。水漏れ防止のシャットバルブが標準装備されているのも嬉しいポイントです。
おすすめのハイドレーションリュック3選!
パックに続いて、ハイドレーションシステム用リュック3選を紹介します。パックを的確に格納し、きちんと保護するリュックを選ぶことは給水パフォーマンス向上にも重要なため、参考にしてください。
おすすめ①:通気性抜群のハイドレーションバッグ5L
ハイドレーションバッグ 5L
TRIWONDERから発売の「ハイドレーションバッグ 5L」です。軽量性・通気性を確保するように仕上げられており、長時間の登山でも快適に背負い続けられます。内部にはパック専用のポケットが設けられており、衝撃からパックを守ってくれるでしょう。
またショルダーストラップはきめ細かい調整が可能で、幅広い体格の人にフィットし、走っている時であっても身体にしっかり密着してくれます。
おすすめ②:スタイリッシュなランニングリュック
ランニングリュック ハイドレーション
「G4Free」から発売の「ランニングリュック」です。快適なシステム利用の実現を目指したバックパックと一体型のリュック。スタイリッシュなデザインに仕上げられながらも、3Lものパックを収納可能なほどの収納性を確保している点が魅力です。
使用時はホース先端のカバーを外し、ホースを軽く噛む動作をトリガーに所望の水分量を給水可能なため、あらゆるシーンにおいて簡単な給水を可能にしてくれます。
おすすめ③:フロント収納型のハイドレーションバック
ハイドレーションバック ランニングバック リュック
「サロモン」から発売の「ハイドレーションバック ランニングバック リュック」です。バック(背中)ではなく、フロント部にパックを収納する仕様であることを特徴としています。
フロント部にパックを収納することでパックの交換出し入れが便利です。また、パック格納部分の側面全体にわたってファスナーが設けられるデザインにより設置もスムーズに行え、チューブの扱いが手軽になったとの口コミが多数あります。
伸縮性の素材を多用しているおかげでフィット性が高いのがいいですね。また、ハイドレーションバックをいれる部分は側面全体がファスナーとなっていて出し入れや固定が容易です。チューブの取り回しも楽になりました。もう一つぐらい外部にファスナー付きのポケットがあると重宝しますが、全体的にバランスがいいバックです。
ハイドレーションシステムで差を付けよう
ハイドレーションシステムは登山を始め、さまざまなシーンで取り入れられ始めています。さまざまなメーカーがバリエーション豊かな製品を展開していますが、その中から使用スタイルや性格、好みを考量して納得のいく一台を選んでみてください。
新たな給水方法として便利で斬新なハイドレーションシステムを取り入れ、ライバルに差を付けましょう!
ハイドレーションシステムが気になる方はこちらもチェック!
当サイトではハイドレーションシステムについての情報をこちらの記事でも解説しています。さまざまな視点からハイドレーションシステムやそのバックパックに対する理解を深め、最適な製品を手に入れましょう。
ハイドレーションとは?ハイドレーションシステムの使い方など紹介!
登山を効率よく進行させて、リスクを最低限にする方法の一つに水分補給があります。いま登山家の多くはハイドレーションというシステムパックを用いて...
ハイドレーションシステムとは?登山の給水での使い方やおすすめ12選をご紹介!
今回はおすすめのハイドレーションシステム対応のバッグや給水リザーバーを多数ご紹介していきます。ハイドレーションシステムを取り入れるメリットや...