Qbit いつでもどこでも 携帯トイレ
Log Total「ポータブルトイレ
BUNDOK「プライベートテント
健栄製薬「ハッカ油」
KingCamp「ポータブルシャワー」
ダイアンボヌール 「ドライシャンプー」
読者さんからの質問にお答えします!
連載開始から4ヶ月……読者さんからたくさんの質問を寄せていただけるようになりました。この場を借りてお礼申し上げます。
私も冬ソロキャンプを始めたばかりではありますが、最初は時間が掛かっていたワンポールテントの設営も楽にこなせるようになりました。
まだまだソロキャンパーとしては、初心者と技量はあまり変わらないかもしれませんが、色々な趣味を楽しみながら得た知見はお役に立てると思います。
寄せられた質問はこちら!
昨年、対談記事にも登場いただいたすのぴくさんと、桶井道さんからはトイレに関する質問を、冷缶さんからはお風呂に関する質問をいただきました。いずれもキャンプを経験したことがない、設備が整ったフィールドにしか訪れたことがない人にとっては気になりますよね。
当記事では、私の経験やキャンプをしてきた考えをもとに気になるトイレ・お風呂の衛生問題と解決法をご紹介します!
当記事の商品情報は、2021年2月16日時点の情報をもとに作成しています。お買い求めの際、販売サイトで最新情報をご確認ください。
まずは私の考え方を……
私自身はファミリーキャンプからアウトドアを始めたため、トイレは絶対に綺麗な場所を選ぶようにしています。自分は我慢できても、家族が汚いトイレでキャンプを嫌いになる事態を避けたいためです。
自身の経験としては、何回か「これは使いたくないな」と思うトイレのキャンプ場に遭遇したことがあります。そのときは可能な限りトイレではなく、自分が汚れないように用を足して凌ぎました。
対策としては、事前にトイレの状態がわかるキャンプ場に絞って訪れることです。サイトで画像が公開されている場所、そして口コミのチェックを欠かさないようにすれば間違いありません。
他のキャンパーさんも、フィールドの使い心地はもちろん、清潔さも気になるものです。予約サイトなどの口コミは衛生面に関するものが多いので、ぜひ参考にさせてもらいましょう。
登山経験から
数回しか登ったことはありませんが、登山はトイレのポイントが限られており、催したときに非常に困ります。どうしても我慢できない場合でも野外排泄は避けましょう。
悪臭の原因となるだけではなく水源汚染、登山道から茂みへ踏みいったときの損傷など、環境破壊につながります。
対策としては、携帯トイレを必ず携行する、登山道にあるトイレの場所を確認しておくなどが挙げられるでしょう。これはキャンプでも同じです。
事前に体調を整えよう!
キャンプを始めとするアウトドアの予定を決めた場合は、当日から逆算して体調管理を徹底しましょう。これは、マラソン経験から気づいたことですが、「なんとかなるだろう」「考えなくてもいいだろう」と意識しなければ当日をベストコンディションで迎えられません。
お腹が弱いとわかっている人であれば、キャンプ当日の2〜3日前からなまものは避ける、お腹を暖めて眠るなど体調を整えるようにしてください。
たとえ、整備されたキャンプ場であっても普段と違う環境は心身ともに大きなストレスとなってしまいます。また、体調がよくないと感じる場合は無理して決行しないことも重要です。
キャンセル料はかかってしまいますが、無理を押して楽しめない、我慢しすぎて最悪の場合に救急搬送されるような事態になってしまうと、目も当てられません。
トイレのポイント!
- 当日までの体調管理を徹底する
- トイレの事前確認をする
- 携帯トイレを持参する
- 野外排泄は避ける
お風呂はどうする?
トイレに次いで気になるのがお風呂です。キャンプ場によっては温泉施設があったり、簡易シャワーがあったりと設備もさまざま。秋〜冬の場合、私は宿泊する日のお風呂はパスします。そして、翌日のチェックアウト後に周辺の温泉や銭湯を探すのが好きです。
しかし、夏場や海水浴を伴うキャンプはそうもいきませんよね。汗でベタついた肌は不快ですし、海で泳いだあとの髪は塩分でギシギシになってしまいます。この場合は、事前にキャンプ場周辺に温泉施設があるかをチェックしておくのがおすすめです。
基本的に、周辺環境を家族のために調べてからキャンプ場探しをしていたので、深く考えたことはありませんでした。しかし、浴室設備がない場合を考慮して、私なりに思い浮かぶお風呂対策をお伝えします。
手軽に汗拭きシート+制汗スプレー
1泊2日程度のキャンプであれば、汗拭きシートと制汗スプレーを使えば、快適さをキープできます。普段は外で仕事していることが多く、夏場はこれらのアイテムを多用して暑さを乗り切っているので、有効な手段といえるでしょう。
メントールなどが配合されているタイプであれば、涼しさも感じられますし、汗やニオイも抑えられます。ただし、海水浴ではそのまま使うとあまり効果を得られないでしょう。この対策で乗り切る場合、海水浴のあとは真水で塩を洗い流してから汗拭きシートを使うようにしてください。
制汗スプレーは、さらさらとしたパウダータイプのものをおすすめします。夏場には、UVカット効果があるものを選ぶと、日焼け止めを塗る手間を省けるのもポイントです。
ハッカ油もおすすめ!
上記のようなアイテムが苦手な人におすすめしたいのは「ハッカ油」です。植物由来100%のものを選ぶとよいでしょう。ハッカ油を水で希釈してスプレーすると清涼感を味わえます。そのままタオルで拭き取ればスッキリとリフレッシュできるでしょう。
また、ハッカ油をテントの入り口付近に垂らしておけば虫除けにもなるため、一石二鳥ですよ。
簡易シャワー
ポリエステル製のウォータータンクにホースやシャワーヘッドをつなげて、高い場所へ吊るすと、簡易シャワーとして使えます。夏場であれば、タンクを黒いビニール袋でくるんで、日中は太陽光にあてておけばお湯のシャワーとしても利用可能。
注意点を挙げると、テントサイトなどで直接シャワーとして使う場合は、シャンプーや石鹸などの利用は控えてください。自然やテントサイトの周辺の汚染や悪影響を与える原因となります。水やお湯のみで汚れ・汗を流す程度に留めておきましょう。
お風呂のポイント
- 周辺の温泉施設を確認する
- キャンプ場内にシャワーはある?
- 制汗グッズを活用する
- 簡易シャワー利用も検討する
キャンプのトイレ対策におすすめグッズ!
私は山中で野営をするようなハードキャンパーではありません。そのため、登山時に携帯トイレを御守りの代わりに持っていた程度です。レビューや基本情報を参考に、携帯トイレや災害時にも使えるトイレグッズを紹介します。
Qbit「いつでもどこでも携帯トイレ」
Qbit いつでもどこでも 携帯トイレ
コンパクトに収納して持ち運べるため、荷物を増やしたくない人におすすめしたい携帯トイレ。使い方も簡単で、袋を開いたら凝固剤を入れて、用を足し、口を結んで、廃棄用の袋に入れたらニオイ・見た目も普通のゴミと同じです。
Qbit「いつでもどこでも携帯トイレ」は、9×9cmのサイズと箱型、持ち手となる窪みがついているため、女性でも使いやすいのが特長。トイレ以外にも、エチケット袋替わりや簡易的なゴミ箱としても使えます。
非常時に使えないと困るので 届いてすぐ試しに使用してみました。持ちやすく、ちゃんとゼリー状にかたまりました
Log Total「ポータブルトイレ」
Log Total「ポータブルトイレ
トイレがないキャンプ場は、あまりないかもしれませんが、非常時や野営にはポータブルトイレがおすすめ。Log Total「ポータブルトイレ」は、薄く折りたたんで持ち運べるため、車に積載しておいてもよいでしょう。
私が紹介するようなキャンプ場では、あまり使うことがないかもしれません。しかし、口コミでは、真冬のキャンプシーンで「テント内で使った」との声もあり、私自身「検討してみてもいいかもしれない」と感じました。
凝固剤などは別売りとなっていますし、他のポータブルトイレよりも少し高価な部類となってしまいます。しかし、見た目も悪くなく、丈夫で使いやすいとの声も多いため、キャンプシーンに最適ではないでしょうか?
真冬のキャンプのテント内で使用。夜中に起きて、寒い思いをして場内のトイレまで行かなくて済んだ。見た目も生活感が無いから良い。強度も十分。
BUNDOK「プライベートテント」
BUNDOK「プライベートテント
ポータブルトイレと併せてチェックしたいのはプライベート空間の確保です。ソロキャンプでは、先に紹介した口コミであるようにテント内に設置して、使ってもいいかもしれません。しかし、複数人では別途場所を用意する方がよいでしょう。
そんな時に活躍するのが、BUNDOK「プライベートテント」です。本来は、海水浴などで着替えるためのテントとして使われることが多いアイテム。口コミで「簡易トイレとして使っている」との声が多くあり紹介しました。
サイズ感としても120×120×180cmと広く、着替えやトイレと使用するときに圧迫感を感じることもありません。
簡単に立ち上がり、アッと言う間に設営完了。地面に固定するもの簡単で確実、家族キャンプの簡易トイレで使用、重宝しました。
ペットを飼っている人はこんな組み合わせも!
私は犬と猫を飼っています。そのため、ペット用のトイレシーツや猫砂と、散歩へ持ってく匂いが外に漏れないポリ袋を組み合わせて使うのもおすすめ。まず、匂いが漏れないポリ袋にペットシーツか猫砂を入れます。そこで用を足し、口を括ってから、普通のポリ袋で二重にしておきましょう。万が一の漏れ対策になります。
実際に使った経験がある!
子どもが小さい頃、キャンプ帰りの高速道路で大渋滞にはまってしまったことがありました。そんなときに限って、子どもがどうしてもおしっこを我慢できない現象が訪れます。そこで上記の対策をとっさに閃き、大急ぎで簡易トイレを作り、事なきを得た次第です。
また、使用後もしっかりと口を結んでおけば、ニオイが漏れることなく家に着くまで車内がニオイで充満することもありませんでした。
ポータブルトイレを導入したほうがよいキャンプは?
ポータブルトイレを導入した方がよいキャンプは、山籠りするほどのキャンプがまず挙げられます。例えば、自然の撮影を目的として山中など人がいない場所で野営する場合などです。
人が普段入らないような場所では上下水道も整備されておらず、トイレもほとんどの場合ないと考えられるでしょう。
もう一つは、人づてに聞いた話ですが、豪雪地帯の冬キャンプもポータブルトイレを準備した方がよさそうです。身長よりも雪が積もるような場所では、トイレの建物自体が雪に埋まってしまうことも考えられます。
これらのような場合は、ポータブルトイレと目隠しとなるプライベートテントを準備してみてはいかがでしょうか?
キャンプのお風呂対策におすすめグッズ!
お風呂対策として、私がよく使っているのはハッカ油です。ドライシャンプー、簡易シャワーをキャンプシーンで試した経験はありませんが、私が常備しているハッカ油と、口コミや私目線で「これはおすすめしたい!」と感じたお風呂対策におすすめしたいグッズを紹介します。
健栄製薬「ハッカ油」
健栄製薬「ハッカ油」
定番のハッカ油で、実際に我が家ではお風呂の入浴剤からカメムシ除け、キャンプシーンまで幅広く利用しています。100均で購入できるスプレーボトルに水を入れ、数滴ハッカ油を垂らせば便利なハッカ水の完成です。
キャンプで使用すると、ハッカの効果で菌の増殖を抑え、スッキリとした清涼感も味わえますし、夏場に気になる虫除けとしても使えるのがポイント。
健栄製薬のハッカ油は、食品グレードとなっており、あらゆるシーンで安心して使えます。また、リーズナブルな価格で買えるため、夏場のキャンプには常備しておきたいアイテムです。
夏場にハッカ油と水を混ぜてスプレーすれば、ただの水とは違い清涼感があって最高です。
ダイアンボヌール 「ドライシャンプー」
ダイアンボヌール 「ドライシャンプー」
私自身は小学校の頃、骨折してお風呂に入れなかったときにしかドライシャンプーを使ったことがありません。そのため、キャンプシーンで使ったことがなく、おすすめできるか迷いました。
複数の銘柄があるなかで、ダイアンボヌールのドライシャンプーは、ミストタイプで簡単に使えるのがポイントです。ミントが配合されており、「スッキリとした使用感を味わえる」と口コミでも評判。また、ボディミストとしても使えます。
ドライシャンプーのやり方としては、口コミのように適量を髪全体にスプレーし、頭皮を優しくマッサージしてください。ドライシャンプーが終わったらショートヘアの人は手ぐしで、私のようなロングヘアの場合はコームで整えると髪の汚れも落とせますよ。
タオルがなくても使えます。 適量をスプレーして軽く頭皮をマッサージしたり、髪全体に広げるように手櫛で整えたりすることで すっきりさっぱりした感じを味わえます。 ジャスミンとミントの香りも爽快感があって良いですね。.
KingCamp「ポータブルシャワー」
KingCamp「ポータブルシャワー」
簡易シャワーを作るために、手持ちのウォーターバッグを黒いビニールで包んで、日向に置いておく方法もあります。しかし、リーズナブルな価格で、アウトドアのシャワーとして使えるアイテムが販売されていました。
KingCamp「ポータブルシャワー」は、ウォータータンクと簡易シャワーを兼ねたアイテムです。シャワーとして使用するときにはなるべく日差しが当たる場所に置いておくとよいでしょう。使用時には、付属のシャワーヘッドを蛇口に取り付け、高い場所へ吊るします。そして、コックを捻れば簡単に使用可能です。
もちろん、通常のウォータータンクとしても使えるため、シャワーを必要としない季節でも活躍します。
真夏の日差しの元、半日も放って置けば、熱々になりました。
気になる衛生対策をしっかりしよう!
キャンプで気になるトイレ・お風呂対策を私の経験や考えを元に解説しました。キャンプを初めてする人にとって重要なポイントです。トイレ対策としては、しっかりとした設備のキャンプ場は増えていますが、携帯トイレをいくつか持っておくと安心感が高まります。
お風呂に関しては、夏を想定してスッキリとした感覚を得られることを優先して対策を解説しました。秋〜冬はあまり難しく考えなくてもよいでしょう。
共通する注意点や考え方としては「事前のリサーチと準備」が挙げられます。訪れるキャンプ場の口コミを参考にしたり、体調管理・持ち物を用意したりと対策を施せば不安を大きく減らせるでしょう。
キャンプに関する質問お待ちしています!
これまでいくつかのご質問にお答えした記事を執筆しました。私もまだまだソロキャンプ初心者です。そのため、自分も気になったことを同じ目線で解決できると思います。「これはどうなんだろう?」と感じたことがあれば下記のSNSアカウントへ質問をお寄せください!また、感想もいただけましたら励みになりますので、よろしくお願いします!
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出典:https://twitter.com