KEEN
ビルケンシュトック
ヌプシブーティー
メレル「カメレオン8 Storm Mid」
The North Face「クライムライトジャケット」
The North Face「ホライズンハット」
mont-bell「スペリオダウンジャケット 」
Naturehike ダウンジャケット
Naturehike ダウンパンツ
Naturehike テントシューズ
Jackeryの「ポータブル電源」
エレコム「モバイルバッテリー 20100mAh 」
読者さんからの質問にお答えします!
連載開始から3ヶ月……少しずつ読者さんも増えてありがたい限りです。この場を借りてお礼申し上げます。毎回感想をいただけたり、『キャンプに行きたくなった!』と言っていただいたりと、『連載を始めてよかったな』と思っています。
私も冬ソロキャンプを始めたばかりですので、初心者と技量はあまり変わりません。しかし、だからこそ初心者が悩んでしまうポイントには敏感です。
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お疲れ様です!アウトドア記事面白かったです〜!キャンプ飯、キャンプ用シューズ、外部バッテリー、キャンプナイフ、寝袋、ゴミの少ない焚き火のやり方、とかとかでしょうか〜!グランピングしか経験ないので、キャンプ憧れてます
宮嶋ひなさんはグランピング経験者。グランピングは何も準備しなくても快適な時間を過ごせるアウトドアの楽しみ方です。「アウトドアは苦手かもしれない……」とためらってしまう人にもおすすめします。
グランピングを入り口にキャンプに挑戦したい人も一定数いますが、それぞれの違いを知っておかなければ後悔してしまうかもしれません。当記事では、グランピングとキャンプの違いと服装選びのポイント、読者さんから「気になる!」と質問いただいたアイテムや選び方を解説します!
グランピングとキャンプの違いって?
グランピングは気軽にアウトドアを楽しめる!
グランピングは、2015年頃から流行して広がりを見せました。2022年では、アウトドアを楽しむ方法の1つとして定着し、アウトドアに馴染みがない人でも気軽にキャンプを体験できます。
グランピングは「Glamorous(グラマラス)」と「Camping(キャンピング)」を組み合わせた造語です。日本語に翻訳すると「魅力的・華やかなキャンプ」の意味となります。
グランピングできる施設も増加傾向にあり、河口湖カントリーコテージBan&グランピングリゾートや千葉のキャメルホテルリゾートなどが人気スポットです。
グランピングを提供する施設では、必要なギアや食材がすべてそろっているため、初心者でも簡単にアウトドア気分を楽しめます。
キャンプの場合は?
キャンプをする場合、テントや寝袋などのギア類から食材まで自分で持ち運ぶ必要があります。
初心者が気になるのは道具を揃えることもそうですが、トイレやシャワーの設備面も気になるところです。グランピングとキャンプの違いをまとめると以下のようになります。
グランピングのメリット・デメリット
メリット
- 手ぶら・簡単にできる
- 設営や撤収しなくてもいい
- 食事も用意してくれるため手軽
- 敷地内にアトラクションがたくさんあることが多い
デメリット
- 高価なプランが多い
- ペット同伴不可の場所が多い
- 予約が取りづらいことも
キャンプのメリット・デメリット
メリット
- リーズナブル
- 自分好みの空間を作れる
- 道具集めも楽しみ
デメリット
- 設営に力がいる場面もある
- 天候変化に左右される
- 状況に適した判断力を求められる
グランピングと似ているが楽しみ方が違う!
グランピングとキャンプは、アウトドアで時間を過ごす点が共通しています。楽しみ方の違いを紹介すると、グランピングは「手軽なのに優雅なキャンプを楽しめる」。キャンプは「準備から不便さまでを味わう」です。
グランピングを経験して、キャンプデビューするときに戸惑う点もここにあります。キャンプでは、道具の購入から荷造り、現地での設営・撤収まで全てをこなさなければなりません。
つまり、キャンプで過ごすのに必要な工程を楽しむ気持ちが必要です。グランピングでは、施設が準備してもてなしてくれます。一方、キャンプでは自分や仲間と慣れないテントの設営から火起こし、料理まで自分で行わなければなりません。
苦労して得た技術が楽しみに変わる
初心者の場合、テントの設営が上手くいかず、時間ばかり過ぎてしまうこともあります。また、早朝に火起こしのやり方がわからず、明るくなるまで震えることも考えられるでしょう。
私は実際にどちらも経験しました。あのときのことを考えると、上手くできない焦りや明け方の寒さを鮮明に思い出します。
不便やできなかったことを自分で経験し、考えてできるようになり、楽しめるのがキャンプの醍醐味です。
気になる服装選びのポイント
キャンプはグランピングよりもフィールドや季節に応じて、服装を意識しなければなりません。春から冬までそれぞれに分けて服装選びのポイントを解説しますのでチェックしてみてください。
春は薄手のアウターが活躍する!
日中は暖かく、日が落ちると寒さを感じる場合がある春はロングTシャツとロングパンツの組み合わせが基本です。
それに加えて、薄手のウインドブレーカーなど脱ぎ着しやすいアウターを準備しておきましょう。小さく折りたためるパッカブル仕様のものなら持ち運びも苦になりません。
ライターが使っているアイテム
The North Face「クライムライトジャケット」
The North Face「クライムライトジャケット」は、1年中使える防水レインジャケットです。ゴアテックスが採用されており、風と水を通さないのに、衣服内の蒸れは外に逃すのが特長。
あらゆるシーンで快適に着用できます。また、収納ケースが付属しており、着用しないときはコンパクトに持ち運べるのが春先におすすめしたいポイントです。
夏でも長袖を準備!
夏は半袖・ハーフパンツなど、通気性のよい服装を選びがちです。しかし、紫外線や虫の対策として、肌の露出を減らすのがポイント。
おすすめしたいのは、肌を覆える冷感インナーを着用し、その上にシャツ・ハーフパンツを重ね着することです。肌に汗が残りにくいため、ベタつきによる不快感を軽減しながら虫刺されなどのトラブルを予防できます。併せて、熱中症対策として帽子を被るようにしましょう。
ライターが使っているアイテム
The North Face「ホライズンハット」
The North Face「ホライズンハット」は、日除けに最適なハットです。サイズ調整できるアジャスターが付属し、男女を問わずに被れます。また、ベンチレーションがあり、長時間使っても蒸れにくいのがポイントです。おしゃれさも兼ね備えているため、あらゆるアウトドアシーンにおすすめです。
秋は重ね着を!
秋は日中暑さを感じ、日が暮れると寒さを感じやすい秋のキャンプは、脱ぎ着しやすい服装をおすすめします。訪れる場所や気温によって、アウターを使い分けましょう。
暑い日は、長袖の上に半袖を重ね着し、日中でも寒さを感じる状況では、スウェットやネルシャツを中間着として着用してください。さらに寒さが予想できるときは、防寒対策としてダウンジャケットやマウンテンパーカーを携行しておくとよいでしょう。
ライターが使っているアイテム
mont-bell「スペリオダウンジャケット 」
mont-bell「スペリオダウンジャケット 」は、軽量・暖かなダウンウェアです。真冬の登山用中間着として作られており、快適な着心地で寒さから体を守ってくれます。また、帯電防止加工が施されているため、「バチッ」としにくいのもポイントです。
冬は万全の寒さ対策を!
冬はとにかく、寒さを感じないようなウェアを選びましょう。まず、防寒インナーや靴下は厚手のものを選ばなければ、末端から冷えてしまいます。
そこへフリースなどを中間着とし、ダウンジャケットを重ね着するようにしましょう。ボトムスには、裏起毛パンツやダウンパンツを履くと暖かく過ごせるのでおすすめです。
他にも、隙間から風が入らないようにネックウォーマーや手袋も欠かせません。寒さが苦手な人は、ブランケットやカイロも準備しておくとよいでしょう。
ライターが使っているアイテム
Naturehike「ダウンジャケット・パンツ・テントシューズ」の3アイテムを揃えることをおすすめします。私は寒いのが大の苦手。しかし、ダウンジャケット・パンツを着用すると、日中であれば汗をかくくらいの暖かさを得られます。
また、テントシューズもダウンがたっぷり封入されており、テント内で過ごす・眠るときに足元からの冷えをブロックしてくれるのがポイント。全てのアイテムに収納ケースが付属しているため、持ち運びにも便利です。
Naturehike ダウンジャケット
Naturehike ダウンパンツ
Naturehike テントシューズ
服装と併せてチェックしたいシューズ
キャンプはほとんどの状況で外にいるため、服装だけではなくシューズ選びも快適に過ごすポイント。暖かい季節は通気性のよいものを選ぶようにするのをおすすめします。
サンダルを履く人も多いかと考えられますが、ビーチサンダルよりもかかとや足の甲をホールドできるスポーツサンダルを選ぶと安心です。
具体的におすすめブランドを紹介すると、KEENはカラフルで機能的なモデルが多くおしゃれなサンダルを探している人におすすめします。履き心地のよさであれば、足裏にフィットする形状のビルケンシュトックが最適です。
KEEN
ビルケンシュトック
寒い季節は?
秋・冬はスノーブーツやムートンブーツなどがおすすめです。アウトドアでは思っているよりも足元から冷えがきます。積雪するような地域では、凍結などによるスリップも考えられるでしょう。
トレッキングできるキャンプ場や足場が悪い場所であれば、冬季用登山ブーツもおすすめします。
こちらでもおすすめのブランドを紹介すると、The North Faceの「ヌプシブーティー」シリーズは暖かさとおしゃれさを両立。トレッキングシューズであれば、メレル「カメレオン8 Storm Mid」が履きやすさと安定性を兼ね備えています。
ヌプシブーティー
メレル「カメレオン8 Storm Mid」
質問いただいたアイテムの違いや選び方!
家電も使えるポータブルバッテリー
大容量のポータブルバッテリーは、小型の車載冷蔵庫や電気ケトル、パソコンなどを安心して使えます。家電を使いたい人がチェックしておきたいポイントは、出力波形が「純正弦波」であるかです。
「純正弦波」の表示があるポータブルバッテリーであれば、一般家電を問題なく使用できます。
ポータブルバッテリーのメリット・デメリット
ポータブルバッテリーは大容量のため、家電やたくさんのデバイスを充電できるのがメリットです。しかし、どうしても重量・かさがありザックに収納できず、個別で持ち運ばなければならないのがデメリットといえます。
おすすめのポータブルバッテリー
Jackeryの「ポータブル電源」
Jackeryの「ポータブル電源」は、スマートなデザイン性が特長です。どんなシーンにもよく馴染み、自宅からアウトドアまで活躍する1台。別売りのソーラーパネルからポータブルバッテリーへの充電もできるため、連泊する日程のキャンプでも電力不足の心配を減らせます。
携帯しやすいモバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、持ち運びやすさが特長です。薄型タイプであれば、ポケットに入れても苦になりません。容量によってはスマホだけでなく、ノートパソコンの充電にも対応しています。ガジェット類の充電だけであれば、モバイルバッテリーで十分対応可能です。
モバイルバッテリーのメリット・デメリット
モバイルバッテリーは、携行性のよさが最大のメリットです。そのため、ソロキャンプや荷物を減らしたい人におすすめします。デメリットとしては、使えるものがガジェット類や対応している容量の電気毛布に限られてしまう点です。
おすすめのモバイルバッテリー
エレコム「モバイルバッテリー 20100mAh 」
エレコム「モバイルバッテリー 20100mAh 」は、ノートパソコンを高速充電できるのが特長です。USB TYPE-A・Cに対応しており、2台のデバイスを同時に充電できます。スマートな形状で持ち運びにも便利です。
どう選べばいいか?
私自身もポータブルバッテリーにするか、モバイルバッテリーにするか悩みました。どちらともそろえるのが理想ですが、予算をバッテリーばかりに掛けられません。私なりの選び方のポイントを紹介します。
まずは、「何を使うか?」考えましょう。家電を使いたい場合はポータブルバッテリーを、ガジェットだけならモバイルバッテリーを選んでみてください。
次に携行性です。私はほとんど車で移動するため、重さやかさの大きさにこだわりはありません。しかし、ライターという仕事の特性上キャンプ以外のシーンでも使いやすい携行性を優先しました。
ライターが選んだバッテリー
パソコンを充電できる容量・機能を満たしたエレコム「モバイルバッテリー 20100mAh 」を購入。基本的に家電類は持っていかないため、しばらくこちらのモバイルバッテリーで様子を見て、足りなければポータブルバッテリーに移行するような使い方が経済的でおすすめです。
便利さが広がるナイフ!
ナイフはリーズナブルなものから、コレクターズアイテムにも数えられる高額な1本まで種類が豊富です。初心者が「ここだけをチェックしておけば大丈夫!」というポイントに絞ってナイフの選び方を解説します。
ナイフの種類は主に2種類!
刃の部分を折りたたんで収納するフォールディングナイフと、刃の部分を鞘(ケース)に収納するシースナイフに分けられます。選び方としては、「どんな用途に使うか?」から考えるとよいでしょう。
料理や釣った魚を捌くのが目的であればフォールディングナイフを、木を削ったり薪割りしたりとハードに使うならシースナイフを選んでみてください。
素材もチェック!
ナイフに使われている鋼材は、主にステンレスとカーボンの2種類です。それぞれの特徴を解説すると、ステンレスは錆びにくいため、メンテナンスがとても簡単。カーボンは、水分に弱く錆びにくい素材となりますが、切れ味のよさが優れています。
ライターが選んだナイフ
APECTY「フルタングナイフ(9cm)」は、握りやすさに優れた1本。ステンレス製となっており、メンテナンスも洗って、オリーブオイルを塗布して拭いておけば錆びません。
実際の使い心地としては、短めの刃渡りのため、取り回しのよさがポイントです。料理にも使いやすく、薪を細く割るバトニングまでこなせます。
キャンプデビューしてみよう!
キャンプはグランピングと異なり、準備や服装選びの手間が掛かります。グランピングは施設が自分をもてなしてくれる、キャンプは自分で自分をもてなすのと、似て非なる楽しみ方であると覚えておきましょう。
当記事では、グランピングとキャンプの違いから服装、読者さんから「気になるアイテム」と質問いただいたバッテリー・ナイフまで、私の意見を交えて解説しました。グランピングからステップアップして、キャンプデビューを考えるときの参考にしてみてください!
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