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キャンプで注意すべき虫の種類5選!発生場所や簡単な予防・対策もご紹介!

キャンプは自然との距離が近いため、さまざまな動植物に出会えるところも魅力です。ですが出会える動植物の中には注意したい危険な虫もいます。今回はキャンプで特に注意したい虫や発生場所などについてご紹介。きちんと対策することで快適なキャンプをたのしみましょう。
2022年2月10日
揚げ餅
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自然界には危険な虫も多い

自然が近いと虫も近い

Photo by Go Imai

キャンプは人間が自然の中に遊びに行く状態です。そのため、住宅街と比べさまざまな動植物との出会いもあります。野生動物や珍しい植物、虫との出会いもキャンプの醍醐味です。しかし虫の種類によっては毒を持っていたり、吸血してくるものもいるためきちんと対策を施しましょう。

また、キャンプがやりやすい春~秋の季節は虫が発生しやすく活発に行動する時期でもあるため、快適にキャンプを過ごすには虫除け対策が重要になります。

危険な虫を紹介

Photo byjggrz

今回はさまざまな虫の中からキャンプ中に特に注意しておきたい虫を5種類紹介します。紹介する虫は5種類と少ないですが、ほんの一部にしか過ぎません。キャンプは山でも川沿いでも人間が自然界の中にお邪魔させてもらうという形になるため、きちんと虫除け対策をしましょう。

紹介する虫の中には重篤なアレルギー反応がでたり、噛まれた所が大きく腫れ上がったり、ウィルス性の病気になる可能性がある虫も含まれるため要注意です。

夏のキャンプで注意したい虫2選(有毒)

1:ハチ

Photo byMelaniMarfeld

住宅街でも見かける身近な虫です。ハチはお尻の形が丸いと比較的穏やかな性格をしており、攻撃的ではありません。キャンプで問題となのるはお尻の形が尖っている種類です。川辺でも海辺でもどこにでも生息するアシナガバチ、山中で見つかりやすいオオスズメバチ、住宅街でも自然が多いと見つかるキイロスズメバチなどが代表的な危険な虫になります。

キャンプでは巣に近づくことで刺されるため、まわりに木や蜂の巣がないか注意しましょう。

オオスズメバチについて

山のキャンプでは一番遭遇する可能性が高い種類です。刺されると最悪の場合は命に関わるため見つけたらキャンプ場の管理人に連絡しましょう。また、夏は暑いですが、キャンプでは肌の露出を避けましょう。

キャンプで事前にできるハチ除け対策としては黒い服を着ないことと、香水やトリートメントなど匂いのする化粧品を使わないことが非常に大切です。ハチは黒いもの(色の濃いもの)に攻撃を仕掛ける習性があり香りにも寄り付きます。

2:ムカデ

Photo bykarygrabovski

オオムカデは体長10cm前後の虫です。大きな顎を持ちハチの毒と同じような毒を使うことから噛まれると激痛が走り腫れ上がるため注意しましょう。水気と木があると発生しやすく、山の中だけではなく海辺のキャンプでも見かけることがあります。

ハチのように攻撃的な性格ではありませんが、上から落ちてきたり、知らない間に靴の中に入っていて噛まれるケースが多いです。虫とフォルムが大きく異なりますが活発に活動する時期は夏になります。

夜行性で光に集まる

ムカデは夜行性のため昼間は木や落ち葉などに隠れています。夜になると餌となる小さな虫を求めて動き出す習性があるため、暗くなるまではテント内や靴の中に入り込みやすいです。そのためテントを設営するときは周囲に木がない開けた場所を選択するとムカデ対策になります。

夜はランタンの光に集まった虫を捕食しようとランタン近くに発生する可能性があるのでテントの入口付近にランタンを設置しないようにすることである程度対策可能です。


夏のキャンプで注意したい虫2選(吸血)

ブユ(ブヨ・ブト)

ブユはさまざまな呼び名がある体長3~4mm程度の小さな虫です。キャンプと相性のいいきれいな川沿いで発生しやすくキャンプ場でも頭を抱える害虫になります。身近な害虫の蚊のように吸血性があり、ブユは皮膚を噛み切り流血させる厄介な虫です。

さらに毒を持つためかゆみが長続きすることから、きれいな川沿いのキャンプ場では必ず虫除け対策が必須になるでしょう。ブユが発生するのは夏の朝夕です。肌を露出させないことが一番の対策です。

さされても掻かない

ブユに刺されると痛みやかゆみ、場合によっては発熱も伴います。噛み跡を掻いてしまうと悪化する恐れがあるため、適切に対処しましょう。傷口を洗い毒素を絞り出すようにした後、43℃ほどに暖めたタオルで患部を暖めていくと毒素を弱くできます。

刺されないようにするには、きれいな川沿いのキャンプ場を避けたり朝夕の涼しい時間帯の露出を減らしましょう。昼間はブユの活動が鈍ることから、薄着になってもブヨに関しては問題ありません。

2:アブ

Photo bynidan

ブユより大きく単独で行動し、昼間にも襲ってくる害虫です。キャンプでは非常によく見かける虫で蚊のように吸血性がありますが、アブも皮膚を傷つけるため蚊よりも厄介な害虫になります。ハチのような外見をしていますが、毒針などはなく無毒です。

発生時期は夏となり川沿いのキャンプ場では発生しやすく、日中に活発に行動することから川遊びの最中に被害に遭いやすくなります。そのため、快適なキャンプをするには虫除け対策が重要です。

比較的対策しやすい

アブは比較的対策しやすい害虫です。市販の虫除け対策グッズの中にはアブにも効果がある製品もあり虫除け対策しやすいです。また、ハチのように目視しやすく集団で飛んでくることもありますが、単体での活動も多いため対処しやすいなります

ブユは小さく羽音がせず、集団で来ることがあるためアブよりも対処がしにくい害虫です。どちらの虫もキャンプ場では見かけやすいため、虫よけ対策をきちんとしましょう。

夏のキャンプで注意したい虫1選(菌保有)

1:マダニ

Photo byNature-Pix

マダニは吸血性の小さな害虫です。蚊やアブのように飛行することはなく、草むらに潜んでいて皮膚に潜り込むように吸血しながら満腹になるまで居続けます。吸血前は3~4mm程度の小さい虫ですが、吸血することで最大2cmほどに膨れ上がるため、吸血後に気づきやすいでしょう。

他の虫と比べ下手に退治してしまうと頭部が皮膚に埋まったままになることも考えられるため、病院で適切に処置を受けたほうがいい非常に厄介な害虫です。

保有病原菌

Photo byCrissa

キャンプで見かけたり、被害に遭う害虫の中でマダニは特に注意したい害虫です。他の虫はアレルギー反応や毒の影響により吐き気、痛みなどの症状がありますが、マダニの場合は病原菌を保有している確率が高くさまざまな病気になる可能性があります。

特に西日本では、ウイルス性の病気としては致死率が高い重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症する可能性が高いです。そのため、キャンプを快適かつ安全に楽しむにはマダニ対策は必須です。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは


SFTSは近年発見された新しい感染症です。発熱、嘔吐などの症状に加え、白血球や血小板の減少などの症状が現れます。前述したように命を落とすケースもありますが、2022年2月時点では有効な治療薬、予防方法がないためマダニに血を吸われないようにすることが重要です。

SFTSの他にもライム病、ダニ媒介脳炎などさまざまな病気に感染する恐れがあるため、キャンプなどのアウトドアでは特に注意しましょう。

草むらに近づくときは肌の露出を控える

Photo by ColdSleeper

マダニの対処方法は、草むらに近づかないことと肌の露出を避けることの2点です。マダニは、裏庭や畑など身近な場所に潜んでいることもあり、キャンプのように自然との距離が近いアクティビティは被害に遭う可能性が高くなります。

そのため、キャンプで草むらに近づく場合はズボンの裾を靴下の中に入れたり、マダニに有効な虫よけスプレーを使うなど徹底しましょう。野外で活動した後はきちんと着替えて入浴することも大切です。

その他注意したい虫

身近な虫にも注意

Photo byWikiImages

前述した5種類の虫の他にもキャンプでは注意しておきたい虫がいます。紹介してきた虫と比べると危険度は高くありません。しかし快適なキャンプをするためには注意したい虫です。身近な害虫が多いためキャンプでも対処しやすいでしょう。

身近な害虫で対処しやすい
食べ残しで発生する。噛まれると痛い
毛虫 無害な毛虫もいますが毒を持つものが多い

蚊について

家の中でも見かけるアカイエカと比べキャンプで被害に遭うのは、ヒトスジシマカ(ヤブ蚊)です。アカイエカよりも痒みが強くなりやすいため、きちんと対応したほうがいいでしょう。アカイエカは暗くなると寄り付きますが、ヒトスジシマカは明るい状態でも寄ってきます。

簡単にできる虫よけ対策

正体がわからない虫には近づかない

紹介した虫以外にもさまざまな害虫がいます。どんな種類の虫かわからない場合は、むやみに近づいたり触ったりしないようにすることが重要です。小さな子どもがいる場合は特に注意しましょう。

虫よけ対策グッズの活用

Photo by nachans

キャンプブームの影響、SFTSの発生などもあり虫よけ対策グッズは進化しています。従来の虫よけスプレーは蚊に効くものが一般的です。しかし現在は、アブやブユにも効果のある虫よけスプレーもさまざまなメーカーから発売されています。

昔から蚊取り線香も有効的ですが、すべての害虫に有効というわけではありません。この点は注意しましょう。蚊取り線香は一つだけではなく、複数設置するとより効果的です。

ハッカ油の活用もおすすめ

水を100mlに対しハッカ油15滴前後と無水エタノールを10ml混ぜるとハッカ油を使った虫除けができます。天然由来の成分でもきちんとブユやアブ、蚊に有効的です。使用するハッカ油によって多少レシピが異なるため注意しましょう。ハッカ油は薬局、通販で購入できます。


服装で対策

服装でも対策可能です。前述したように露出を下げることで刺さにくくなります。また、裾などを靴下の中に入れることで虫の侵入防止になります。さらに、着用する服は黒は避けましょう。ハチだけではなくアブやブユなども黒により付きやすいと言われています。

前述したように香水や整髪剤などの匂いに反応して襲ってくる可能性があるため匂いの強いものは使わないようにしましょう。

簡単にできる手当について

ポイズンリムーバーが便利

ポイズンリムーバー

出典:Amazon
出典:Amazon
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出典:Amazon
出典:Amazon

キャンプでの虫刺されの応急手当てにポイズンリムーバーがあると便利です。ポイズンリムーバーは毒素を吸引することで痛みや痒みなどの症状を抑えたり、悪化を防いでくれるアイテムになります。

ポイズンリムーバーは毒素を吸引するための道具のため薬品のように高価なものではありません。そのため、ポイズンリムーバーは気軽に通販で購入できます。キャンプに行く前に事前に準備しておくといいでしょう。

ポイズンリムーバーの選び方

付属の有無やカップの大きさを見比べて選ぶというのが重要です。他のキャンプ用品と同じように収納サイズも大切になります。さまざまなポイズンリムーバーがあるため詳細を確認して選ぶといいでしょう。

快適なキャンプには虫対策が必要

キャンプで出くわす害虫のまとめ

Photo byPhotorama

キャンプは虫が棲む環境に人間が遊びに行く形となるため、防虫対策が需要になります。近年発売されている虫除けスプレーは蚊だけではなく、さまざまな害虫に対応でき便利です。

今回紹介したブユやアブはハチやオオムカデと比べるとm毒がなかったり毒性が弱めですが蚊と比べると、痛みやかゆみが強いため注意してください。また、ハチ(オオスズメバチ)とマダニは命に係る場合もあるので刺された病院で手当してもらいましょう。

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