BBQでステーキを美味しく焼きたい!
BBQでもステーキを美味しく焼くことができる
牛肉好きな方にはたまらない、最上級の肉の味わい方にステーキがあげられます。肉そのものの品質にもよりますが、美味しくする焼き方や下ごしらえ方法を意識すれば、同じ肉でもより美味しく味わうことができます。
特にBBQなど屋外で限られた調理器具で焼く場合は、焼く人の熟練度や肉に対する知識で美味しさが上下することも少なくありません。BBQで極上ステーキを味わうために、ステーキの焼き方をマスターしましょう!
BBQでのステーキの味の決め手は?
難しそうなBBQでのステーキの美味しい焼き方ですが、基本となる焼き加減と下ごしらえ・焼き方の工夫の3つに分けて考えられます。
美味しいかどうかは個人差による好みの違いもありますので、まずは自分が美味しいと感じる肉をイメージしてその方法を選んでいくとよいでしょう。焼き加減・下ごしらえと焼き方の方法について解説します。
ステーキの焼き具合による美味しさの違い
ステーキの焼き具合1.レア
ステーキ肉の焼き方は細かく細分すると10種類くらいになるといわれていますが、一般的には3つの焼き加減を意識すればよいでしょう。まずは外側の色は変わっているが中央はほとんど生(レア)の焼き方の説明から。
レアはブロック肉などを焼く時に意識せずになってしまったという事もあるでしょうが、中のタンパク質はほとんど変化しておらず繊維質も残っている硬い肉らしい肉の味が味わえます。
ステーキの焼き具合2.ミディアム
レアとウェルダンの中間であるのがミディアムで、タンパク質は変化しきっているが焼きすぎず肉はやわらかさも保っている状態です。切った時に内部がうっすらとピンク色をしているのが特徴となります。
ステーキの焼き具合2.ウェルダン
ブロック肉をこの状態に焼くにはとても時間が必要な焼き方がウェルダンです。例として400gの塊肉の場合、弱火の遠火で1時間ほどかかると思ってください。
中までしっかりと火が通っており繊維は収縮してぎゅっと固まって弾力を感じます。肉汁は外に出てしまっているので、肉汁に含まれる肉の臭みが嫌いという方には食べやすくなるでしょう。
BBQ用のステーキの下ごしらえで美味しく
BBQ用ステーキの下ごしらえ1.
BBQでステーキ肉を焼く場合、焼き始める1時間くらい前から冷蔵庫やクーラーボックスから出して常温に戻します。冷たいものをいきなり焼くのは美味しい焼き方のタブーです。その後常温に戻った肉に下ごしらえをしていきます。
BBQ用ステーキの下ごしらえ2.
硬いワイルドな噛みごたえの肉がお好きという方以外でも、やって欲しい下ごしらえが筋切りです。これは肉の脂身と赤みの境目にある硬い筋をカットして、焼いた後の食感をよくして美味しくする方法となります。
筋切りをすることで薄い肉は特に丸まりにくくなってきれいな見た目に仕上がるというメリットもあります。あまり細かく筋切りをするとそこから肉汁が漏れるため、目安としては包丁の先を2cm間隔に差すのを意識してください。
BBQ用ステーキの下ごしらえ3.
肉の下ごしらえで大切な塩加減ですが、こちらは8%を必ず守ってください。こちらは1g単位の塩分の変化で美味しさが変わってきますので、肉の重さは必ず知りその8%の塩を下味つけとして肉にすりこんでいきましょう。
またこのときコショウも振りますがこちらはお好みの量でかまいません。ステーキ肉を焼く時には下味の漬け込みは不要です。もし時間がたって臭みを含むドリップが出てくるようであれば、ペーパーで軽く拭き取って焼きます。
3Tを意識してBBQステーキを美味しく!
BBQでのステーキの美味しい焼き方1.
BBQで肉を確実に美味しく焼くのは実は誰にでも簡単に数字で確認できます。これはBBQステーキの3Tとも呼ばれるものです。
Temperture(温度)とTime(焼き時間)・Technique(技法)の3つのTの数字を守る方法となります。最初の2つを簡単に実現するためには炭火やガス・薪式など形は何でもBBQグリルがひとつあると便利です。
ステーキ肉の厚みによるBBQグリルの温度調整
温度調整はブロックや薄切り肉の肉の切り方によって変えましょう。1-2cmのステーキ肉に適したBBQグリルの温度は220-230度です。肉がこれよりも厚いブロック肉の場合はこの温度を肉の厚みによって180度程度まで下げてBBQしてください。
これにより分厚いブロック肉を一度に焼いて切り分ける食べ方でも、ステーキのコツの3Tの内、温度と時間のTが調節が簡単にできます。
BBQでのステーキの美味しい焼き方2.
BBQの大きなステーキ肉をまわりを焦がしすぎず中まで火を通すためには、下にアルミホイルを何重かに重ねたものを敷く方法が簡単です。これにより遠火と反射熱でオーブンのような仕上がりが実現します。
もしBBQをよくやるという方ならば、ロースティングシールドという便利アイテムを使うとよいでしょう。アルミホイル8枚分の厚みのあるシートで浅い皿状になっているため、BBQのステーキ肉を置くだけと簡単です。
炭火や薪式グリルでは特に注意!
ガス式BBQグリルならつまみで火力を調整できますが、炭火や薪式では火の調整が難しいです。そのために、シールドやアルミホイルを下に敷き直火を当てない・網で高さを作る必要性が出てきます。
今まで網を使っていないかった(グリルの網とは違います)方は、短くてもよいので足のある網を肉の下に置き高さを出してステーキを焼いてみてください。
BBQでのステーキの美味しい焼き方3.
グリルで温度管理をアルミホイルでテクニックがクリアできたので、最後は気になる焼き時間です。BBQでのステーキの焼き時間はお好みの焼き加減で調整します。
肉の厚みにもよりますがレアならば片面3分・ミディアムは片面5-7分・ウェルダンであれば片面10分ですが、ウェルダンの場合は火からおろした後にもアルミホイルでくるんで予熱で中まで火を通してください。
ポイントでベースとなるのはBBQグリルの温度
BBQでステーキ肉を失敗なく好みの焼き加減で極上に焼き上げるには、全てベースである温度調節がしっかりできていることが重要です。時間を守っても温度が違えばここに誤差がでてきます。
そのためガスのBBQコンロがあると便利ですが、炭火や薪での調理の場合は肉の内部の温度を測る温度計を用意して時間調整をすると同様に焼くことができるでしょう。
まとめ
BBQでステーキ肉を美味しく焼くには温度が基本!
いかがでしたでしょうか。BBQで簡単に美味しくステーキを焼くための時間や塩加減・テクニックなどのレシピをご紹介しました。ステーキ肉の厚みによって温度を変えることで、一定の時間を見れば美味しく肉を焼くことができます。
BBQでのステーキの焼き方のポイントは温度管理ともいいかえることができますね!グリルや調理用温度計などがあるとこの温度管理も数字が目に見えて楽になるでしょう。
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出典:https://photo-ac.com/