エーモン リレースイッチ
キタコ(KITACO) 電源取り出しハーネス
バイクに乗りながらスマホの充電が可能
バイクから電源を取り出せば、バイクに乗りながらカーナビとして使っているスマホの充電が可能です。「でも何をすれば充電ができるのかわからない」「初心者が下手にいじると壊してしまいそう」と思う人もいるでしょう。
実は初心者でも電源の取り出し方法を理解すれば、バイクにUSBアクセサリーを取り付けることができます。本記事でバイク電源の取り出し方を解説致しますので、実際にチャレンジしてみませんか。
電源の取り出しにより便利なことが沢山
バイクからUSB電源が取り出せると出来ることが沢山あります。USB電源を経由して電子機器の充電ができるようになるので、カーナビに使うスマホに限らずインカムのバッテリー充電なども可能です。
さらに、電源を利用して電熱製品も使用できるので、冬の通勤や通学、ツーリングなどに役に立ちます。また、万が一のトラブルを記録に残すためのドライブレコーダーもUSB電源を取り出せば使用可能です。
バイク電源の取り出し方法は2つ
バイクからの電源取り出し方法は、バッテリー直結とACC電源の2つです。どちらからでも電源を取り出せますが、それぞれメリットデメリットがあります。
また、どちらも電源の取り出し方法が違うので、取り出しの際は注意が必要です。初心者におすすめのバイク電源の取り出し方法も紹介するので、チェックしてみてください。
取り出し方法①バッテリー電源
バッテリー電源はバイクのバッテリーに直接接続する取り出し方です。他の電源からの取り出し方法とは違ってとても簡単に接続できます。さらに、バッテリーから直接電源をもらえるため、キーをOFFの状態にしても電子機器の充電は可能です。
しかし、バッテリーから常に電気が通っている状態ですので、バッテリー上がりを起こす可能性が非常に高くなります。工夫をすればバッテリーからも上手く電源を取り出せますが、初心者にはおすすめできません。
取り出し方法②ACC電源
ACC電源はヘッドライトやウィンカーなど、エンジンをかけていなくても使えるものによく使われており、キーをONにした時だけ電気が流れる仕組みになっています。
ACC電源はキーをOFFにすればバッテリーから電気を取らなくなるので、バッテリー上がりの心配もありません。バッテリーからの直接接続による取り出し方法よりは手間はかかりますが、コツさえつかめばこちらの方が簡単に電源を取り出し可能です。
初心者はACC電源の方がおすすめ
初心者はバイクのACC電源からUSB電源を確保する取り出し方がおすすめです。ACC電源はUSBアクセサリーとの相性が良好で、バイクのバッテリーから直接接続する取り方より安全。工作難易度もそれほど高くありません。
リレーを使ってバイクのバッテリー直結での取り出し方もありますが、こちらは難易度が高くなるので手軽にできるACC電源のほうがおすすめです。
初心者でも簡単にできるACC電源の取り方
初心者におすすめのACC電源の取り方は以下の3つです。ACC電源は取り方がさまざまで、それぞれ取り方や難易度などが変わってきます。また、USBアクセサリーの端子によって電源の取り出し方法が異なるので、アクセサリーに合わせたやり方で電源を取り出しましょう。
ACC電源の取り方
- ヒューズボックス経由
- リレーの使用
- 配線の分岐を利用
取り方①ヒューズボックスから電源を取る
バイクのヒューズボックスからACC電源の取り出しが可能です。ヒューズボックスから電源取り出しは、過電流を起こしてしまってもヒューズが代わりに切れるので、バッテリー上がりを防げるメリットがあります。
さらに、ヒューズボックスには必要電力が明記されているので、USB電源の接続の際に非常にわかりやすいです。ヒューズボックスはバイクの車種によって場所が異なりますが、バッテリー付近やシート下、サイドカバー付近にあります。
取り方②リレースイッチの使用
エーモン リレースイッチ
リレースイッチは電気を通したり、送り先を自動で変更したりする電源スイッチです。リレースイッチを使うことで、必要な時に必要な電力を送れるのでバッテリーが上がりにくくなります。
また、電源回路次第では大きな電流の取り出し方もできるので、電力が必要なUSBアクセサリーが使用可能です。リレースイッチはUSBアクセサリーを多く使用したい人に向いている電源の取り出し方になります。
取り方③配線の分岐を利用
キタコ(KITACO) 電源取り出しハーネス
配線の分岐は、バイクで使われているACC電源の配線を分岐させる電源の取り出し方です。配線の分岐を利用する場合はさまざまありますが、初心者におすすめなのはコネクターでの接続になります。
コネクターでの接続であれば配線を加工する必要がないので、初心者でも安全にACC電源から電源を取り出し可能です。予備のACC電源がある車種はそのまま使用し、予備がない車種はウェインカーやテールランプなどの配線からACC電源を確保しましょう。
ACC電源とUSBアクセサリーの接続方法
先ほど紹介したACC電源とUSBアクセサリーとの接続方法を紹介します。ACC電源の取り出し方法によって、USBアクセサリーとの接続方法も変わってくるため、電源の取り出し方別に具体的な接続方法を解説するので、参考にしてみてください。
ヒューズボックスとの接続方法
ACC電源のヒューズボックスに、使いたいUSBアクセサリーのヒューズを差し込むだけです。バイクのヒューズボックスのカバーを外し、ACC電源対応のヒューズを見つけましょう。ACC電源対応のヒューズを見つけるには、通電したことがわかるテスターが必要です。
キーをONにした際に通電し、OFFの状態で電気が通らなければACC電源のヒューズがわかります。ACC電源を見つけたら、USBアクセサリーの接続端子側をヒューズボックスの接続端子側に差し込めば電源の取り出し完了です。
リレースイッチとの接続方法
リレースイッチはバッテリーかヒューズボックスから電源を取り出して使います。リレースイッチを使用する際は、事前に配線図を作成しておくと必要な道具や接続ミスが起こりづらいです。
基本的には、ヒューズボックスからACC電源のヒューズ経由でリレースイッチに接続します。4極リレースイッチを使用する場合は、以下の接続で行いましょう。
リレースイッチの接続方法
- 赤色配線→常時電源、ACC電源
- 黄色配線→USBアクセサリー
- 青色配線→連動させたい配線
- 黒色配線→ボディーアース
配線を分岐させて接続する方法
ACC電源に対応している配線から配線を分岐させましょう。予備のACC電源コネクターがない車種はACC電源にあたるヘッドライト類、キーボックスなどのカプラーに中間ハーネスを割り込ませます。中間ハーネスからでているマイナス端子をボディーアースにして、中間ハーネスのACC電源の端子にUSBアクセサリーの端子を接続しましょう。
最後に、中間ハーネスのアース端子にUSBアクセサリーのマイナス端子を接続すれば取り付け終了です。配線は絶縁テープなどを巻いて防水加工をして、きれいにまとめておきましょう。
バイクの電源取り出しで注意すること
電源を取り出せるようになると、今まで以上に便利で快適なバイクライフを送れるようになるでしょう。しかし、注意点を守らないと電装系を痛めてしまったり、最悪の場合けがを負ってしまう可能性もあります。そのため、電源取り出しの際に注意する点を2つ紹介するので、事前に把握しておきましょう。
ショートしないように工夫する
電源取り出しの際は、電装系がショートしないように工夫する必要があります。ショート対策を行わないと過電流により、ヘッドライトが壊れたり火災が起きたりする原因になることも。ショートする原因として、バッテリーのプラス端子がマイナス端子やボディーアースに触れてしまうことがあげられます。
ショートさせないためにUSBアクセサリーとACC電源の間にヒューズを割り込ませましょう。ヒューズを割り込ませることで、過電流が流れてもヒューズが身代わりとなってショートを防げます。
アクセサリーの取り付け位置を事前に決める
USBアクセサリーの取り付け位置を事前に決めておきましょう。事前に取り付け位置を決めておかないと配線の長さが足りなかったり、電源取り出しに必要な物がわかりません。
例えば、USB電源やドライブレコーダーなどを取り付ける人はヘッドライトやハンドル周りに設置すると使い勝手がいいです。また、電熱製品やLEDライトを取り付ける人はシート下から電源の取り出しを行うと、無駄に配線を伸ばす必要がありません。
バイクのおすすめアクセサリーメーカー
バイクのUSBアクセサリーをつけるなら、以下の3つのメーカーがおすすめです。USBアクセサリーの種類が多く、初心者でも取り付けやすいアクセサリーを取り扱っています。どこのUSBアクセサリーを購入しようか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください
おすすめメーカー
- デイトナ
- キタコ
- エーモン
デイトナ
バイクのアフターパーツの製造や販売、輸入などを行っているメーカーです。バイクのアフターパーツの種類がとても多く、気づいたらデイトナの製品ばかり使っている人がいるほど人気があります。ユーザーのニーズをできるだけ商品化して、誰もが使いやすく長く使い続けられる製品が魅力です。
近頃はバイクだけではなく、キャンプ用品や電動自転車など多くのジャンルで活躍しているメーカーになります。
キタコ
バイクのアクセサリーパーツやブレーキをメインに開発、販売を行っているメーカーです。キタコのUSB電源は適合車種がとても多いのと、電源取り出しに必要なハーネスの種類が豊富にあります。
キタコの電源取り出しハーネスを使えば、はんだなどで配線を加工する必要が無く、簡単に配線を分岐させられるので初心者におすすめです。また、製品によっては分岐させた配線から別のUSBアクセサリーに接続できるので、USB電源を多く使いたい人に向いているメーカーになります。
エーモン
誰でも簡単に車やバイクのDIYができるような製品を開発、開発しているメーカーです。エーモンはリーズナブルな製品が多く、純正パーツに変更するよりコストを抑えられる製品が揃っています。
また、アクセサリーパーツの種類が多く、配線類からウェアなどの販売も充実しているメーカーです。低価格でコスパのいいUSBアクセサリーを探している人は、エーモンで購入しましょう。
初心者でも簡単に電源を取り出せる!
初心者でもバイクのUSB電源は簡単に取り出せます。USBアクセサリーをバイクに取り付けるだけで、利便性が向上しバイクライフが豊かになります。
電源の取りだしと聞くと「配線を見ただけで嫌になる」「下手に触ったら壊してしまいそう」と思う人も多いでしょう。しかし、実際に電源を取り出してみると見た目以上に簡単で、難易度はそれほど高くありません。恐れずにチャレンジしてみてください。
バイクの基礎知識が気になる方はこちらの記事をチェック
バイクの基礎知識が気になる方はこちらの記事をチェックしてみてください。バイクの基礎知識を理解しておくことで、安全で快適に走ることができます。バイクの基礎知識といえば、キャブレターとインジェクションの違いやオイル交換など理解しておくべき部分が多いです。
基礎知識を知らないとバイクの特性を活かせなかったり、バイク の寿命を縮めたりしてしまうことがあります。そのため、バイクに乗る前に基礎知識をしっかりと理解しておくことで、充実したバイクライフを楽しめますよ。
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