フォグリア・バーエンドバー
スピアグリップスプラス
BBB バーエンド BBE-17
クロスバイクをレベルアップしよう!
バーセンターバーとは
クロスバイクに標準搭載されることが多いのは、ストレートタイプのハンドルです。バーセンターバーとは、クロスバイクのストレートハンドル(バー)のセンター付近に取り付けられることが多い部品で、走行の快適さやルックスを上げてくれます。
クロスバイク乗りの悩みを解決!
クロスバイクはロードバイクとMTBのメリットを生かした自転車で、長距離から街乗りまでの幅広い用途に使えるのがメリットです。フラットバーはドロップタイプなどと比べ、グリップの範囲が狭いため、遠距離サイクリングでは疲れやすいというデメリットがあります。
バーセンターバーはそれに答えられるツールの一つで、持ち替えにより手の痛みを回避できるとともに、乗車姿勢を変えることにより腕や腰などもリラックスさせられるのが魅力です。
バーセンターバーの装着は比較的簡単!
そんなクロスバイクの悩みを解決してくれるのが、バーセンターバーへのカスタムです。初心者でも簡単にできるのが魅力になります。ここでは、取り付けの方法や注意点、快適に乗るための調整方法、見た目をよくするポイントについても解説します。
また、具体的にクロスバイクにおすすめのバーセンターバーもいくつかご紹介しますので、ご参考になさってください
バーセンターバーの前にエンドバーのご紹介
商品名はバーエンドバー!
少し話がややこしくなりますが、バーセンターバーという商品は少ないのが現状です。一般にはバーエンドバーという名称で販売されていて、こちらをバーの内側に取り付けることになります。種類によっては穴が貫通型でなく、センターには使えないこともあるので注意ください。
ちなみにバーエンドバーとは、エンド(端面)に取り付ける部品で、クロスバイクなどのバー先端にコの字に取り付けるスタイルです。持ち方や姿勢を変えることができて、疲労防止の効果があります。
バーエンドバーの特徴!
比較のため、バーセンターバーの前にバーエンドバーの特徴や操作性について説明しておきます。外側に設置した場合はバーの間に幅があるため、ハンドル操作がしやすく安定するのがメリットです。
また、前傾を深くとれるので坂道でも力を入れやすいというのも魅力になります。
バーエンドバーのデメリットは?
一方で、両側と前方に出っ張りがあるためクロスバイクの空気抵抗が大きく、速度を出しにくいことや、細い道路沿いや駐車場では接触しやすいなどのデメリットがあります。
また、クロスバイクのブレーキは一般に中央付近にあるため、エンドバーからはアクセスしにくいのも安全性の懸念点です。
バーセンターバーはこんな方におすすめ!
バーセンターバーにする効果は?
それでは、エンドバーを内側に装着するメリットはなんでしょうか?内側配置のため、周辺との接触に関しては特に気になりません。また、バーの持ち方のバリエーションが増え、距離を走っても疲れにくい効果は同じです。
さらに、内側に配置すると空気抵抗が減り、高速走行ができるのもうれしいポイント。ほかにも、ブレーキやシフター(変速機)へのアクセスがしやすいのは、安全面のメリットになります。
バーセンターバーにはデメリットも!
バーセンターバーも万能ではなく、幅が狭いため操作性が悪いのが最大の欠点になります。タイムトライアルレース用のDH(バーダウンヒル)バーのような形状で、高速走行にも向いていますが、深い前傾でクロスバイクを走らせるには、それなりの技術が必要になります。
下ではクロスバイクへの装着方法についてご説明しますが、初心者の場合はあまり内側に寄せすぎない配置がおすすめです。
バーセンターバーは安全・高速がメリット!
説明してきたように、バーセンターバーは空気抵抗が減り、ブレーキが近いことによって、高速性や安全性が得られることが利点です。疲れにくいので、比較的広めの道路を遠距離サイクリングするのに向いています。
もちろん、バーセンターバーの追加により見た目の印象も変わるので、クロスバイクをかっこよくしたいと思われる方にもおすすめのカスタム方法です。
バーセンターバーの装着方法【取り付け編】
1.準備するもの
ここからは、具体的にバーセンターバーのクロスバイクへの取り付けについて順を追ってご説明します。クロスバイクのハンドルや交換するバーセンターバーが特殊でなければ、工具は六角レンチ(複数サイズ)のみでOKです。
また、グリップを外す際に準備した方がよいのが、スプレー式のパーツクリーナーになります。ホームセンターやアマゾンなどでも簡単に入手できますが、ゴムやプラスチックを傷めない商品であることをご確認ください。
2.取り付け方法
1.グリップを抜く
グリップつるつるになったので交換ついでにバーセンターバーにしてみたらこれはいいぞ(多分) pic.twitter.com/DEHe5jP8gJ
— くれお (@KU_RE_O) November 5, 2021
先ずはグリップを外すのが最初のステップです。グリップはフラットバーとの隙間が小さく、特に長年乗ったクロスバイクの場合は抜けにくくなっています。その場合は、パーツクリーナーのスプレーを隙間から吹き込み、すべりをよくしてあげましょう。
また、どうしても抜けない場合や、これを機にグリップも交換するという場合は、カッターで切ってしまうのもやり方の一つです。コストはかかりますが、交換時間の大幅な短縮ができます。
2.フラットバーの部品をずらす
クロスバイクの中央付近にはブレーキや変速機のほか、ベルやメーター類などさまざまな部品が取り付けられています。バーセンターバーの設置位置を決めたら、周辺の部品を邪魔にならないように移動させましょう。
ブレーキやシフターはバーセンターバーよりも内側に寄せるのが一般的です。それ以外の部品はアクセスの頻度などを考えて配置します。部品追加によりスペースが足りなくなった場合は、グリップを短いタイプに変更するのも常套手段です。
3.バーセンターバーを取り付け
装着、バーセンターバー。 pic.twitter.com/wdEpgZxPIm
— Hara-Guro (@norinori640427) April 4, 2015
ここからはクロスバイクにメインパーツを装着する作業です。最初にフラットバーの端面にバーセンターバーの穴を通し、所望の場所までスライドさせます。
個々の体格にもよりますが、肩幅よりも少し狭い30cmほどが一般的です。後は六角レンチを用いて固定するだけになります。なお、取り付け角の調整については下でも解説しますが、先ずは進行方向に向かって45度ほど傾けて固定しておきましょう。
バーセンターバーの装着方法【調整編】
1.クロスバイクの機能を確保
とりあえずバーセンターバー取り付け
— F (@F_Uril3) September 28, 2019
明日調整がてら走れればいいけど pic.twitter.com/RHcGX6nQwb
バーセンターバーの調整は、クロスバイクの操作性や見た目を決める上で重要な作業になります。特に注意が必要なのは内側にあるブレーキや変速機との干渉です。バーセンターバーに当たってしまい機能を発揮できないので、最優先で対応する必要があります。
多くの場合は、バーセンターバーとブレーキなどの取り付け金具を、1cmほど空けてあげれば大丈夫です。NGの場合はバーセンターバーをスライドさせ、余裕をもった操作ができるように調整しましょう。
2.クロスバイクのハンドル操作性を向上
バーセンターバーつけたので60キロほど試走〜空気抵抗減る感じはある。
— びっけ (@bickejb64) October 24, 2020
ほぼ向かい風だったので疲れた、、 pic.twitter.com/0a1zcGDdpR
ブレーキや変速機といった安全に関連する部品の配置が決まったら、次はクロスバイクでストレスなく走るための調整です。ここでは、スライド方向の位置は固定して、進行方向への角度調整をメインで進めます。
角度の大きさは前傾姿勢との関連が大きく、深い前傾でハードな走りをするなら、角度を倒し気味にするのがおすすめです。一方、楽な姿勢で乗りたい場合は立て気味にセッティングしてください。
3.調整位置とクロスバイクの見た目との関係
バーセンターバーの調整角度や位置は、見た目とも大きな関連があります。角度を進行方向に倒した方がスポーティーなクロスバイクのイメージになり、かっこいいと評判です。
また角度が立っていても、バーセンターバーが小さめなら、かわいい雰囲気のクロスバイクにドレスアップができます。下では雰囲気の異なるバーセンターバーをピックアップしますので、お好みを探してみてください。
クロスバイク用バーセンターバー3選!
1.フォグリア・バーエンドバー
フォグリア・バーエンドバー
台湾のメーカーが販売する長さ85mm・クランプ径22.2mmのバーになります。自転車のバーセンターバー化のレビューにも多く取り上げられるメジャーな製品です。鋳造アルミ製の頑丈なつくりで、116gほどと比較的軽量になります。
カラーはブラックやシルバー、ホワイト、レッドとあるので、クロスバイクをドレスアップするのにもおすすめです。小型サイズですが、しっかりと前傾がとれて速度アップが期待できます。価格は2,500円ほどとリーズナブルです。
2.BBB・バーエンド
BBB バーエンド BBE-17
人の骨格や筋肉の動きなどを解剖学的に研究して形作った「アナトミックデザイン」で、手によくフィットするとともに疲れを軽減するようにつくられたバーエンドです。BBBはオランダ生まれの総合パーツブランドで、ヨーロッパでは非常に人気があります。
採用した「6061アルミ合金」はマグネシウムとシリコンを主原料としたもので、強度は中程度でありながらも耐食性と酸化効果に優れており、高い抗菌効果を持つ素材として知られています。3次元によるワンピースデザインも魅力で、3,500円程の価格でこれだけの商品が購入できるのは間違いなくお得です。
3.スピアグリップスプラス
スピアグリップスプラス
クラウドファンディングで製品化されたユニークなバーセンターバーになります。上では調整が少なくてすむ製品をご紹介しましたが、こちらはクランプが大きく開く機構のため、グリップを外さずに取り付けられる優れものです。
また、人間工学に基づいて筋肉や関節の負担を減らした独特の形状で、クロスバイクの長旅をサポートしてくれるバーセンターバーになります。12000円ほどと値段は少し上がりますが、カスタム時間を考えると高コスパです。
クロスバイクをより快適でおしゃれに!
バーセンターバーについてクロスバイクなどへの装着方法を中心に紹介しました。数千円程度で販売されている製品ですが、長時間クロスバイクに乗る方の悩みの一つである、手や体の疲れを大幅に軽くしてくれる効果があります。
取り付けも簡単なので、クロスバイクのビギナーでも挑戦できるのはうれしいポイントです。ご自分のクロスバイクを1ランクグレードアップしたいとお考えなら、バーセンターバー化をお試しになってはいかがでしょうか。
クロスバイクやバーセンターバーが気になる方はこちらもチェック!
クロスバイクのバーセンターバーやバーエンドバーには他にもたくさんのカスタム方法があります。下には取り付け方のバリエーションや効果などの特集をリンクしました。また、サイクリングを快適にするクロスバイク用サドルの記事も付記しますので、あわせてお楽しみください。
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