ローストビーフはキャンプ飯の定番!
「みんなが喜ぶ豪華なキャンプ飯にしたい」「写真映えするキャンプ飯を作ってみたい」と考えている時にぴったりなのがローストビーフです。かたまり肉を豪快に焼き上げることで、美味しいだけでなく見栄えするキャンプ飯に仕上がります。
キャンプ飯でローストビーフを作ろう
「ローストビーフを作るのは難しいのでは?」と思いがちですが、実は簡単に作れるキャンプ飯として注目を集めています。キャンプ飯のメインにローストビーフを作って、みんなに喜んでもらいましょう。
本記事では、簡単なローストビーフの作り方をご紹介します。また、お肉を美味しく焼くコツについても詳しく解説。ジューシーで美味しいローストビーフを作って、豪華なキャンプ飯を堪能してください。
簡単な下準備の方法
キャンプ飯でワンランク上のローストビーフを作るためには、下準備が重要です。きちんと準備を怠らないことで、お店で食べるようなローストビーフに仕上がります。まずは下準備の方法からご紹介するので、キャンプ飯に役立ててください。
ローストビーフにおすすめのお肉
美味しいローストビーフ作りは、お肉の選び方にこだわることが大切です。ぴったりのお肉を選ぶことで、初心者でも絶品ローストビーフを焼けるようになります。柔らかく濃厚な味わいを楽しみたい時は、肩ロースを使うのがおすすめです。適度に脂がのり、満足感のあるローストビーフに仕上がります。
ヘルシーなキャンプ飯をいただきたい時は、脂身が少ないもも肉がぴったりです。脂身が少ない分、お肉本来の旨味を感じられるのが魅力。お好みに合わせて選びましょう。
お肉をクーラーボックスから出す
お好みのお肉を選んだら、クーラーボックスに入れてキャンプ場へ向かいましょう。キャンプ飯では、生物をきちんと保冷管理することが大切です。キャンプ場についたらクーラーボックスからお肉を取り出し、しばらく置いておきます。
お肉の内部が冷えたままだと、焼いた時に生焼けの状態になってしまうので注意が必要。事前にクーラーボックスから出しておくことで生焼けを防ぎます。大体30分前くらいに出しておくとよいでしょう。
調味料をつける
30分ほど経過したら、次に下味をつけます。シンプルな味付けのキャンプ飯にしたい時は、塩胡椒のみで十分です。少し多めの塩胡椒を全体にまぶしておきます。塩の品質にこだわると、さらに美味しいローストビーフになるでしょう。
アレンジを加えたい時は、オールスパイスを使うのもおすすめです。オールスパイスとは、ナツメグやクローブ、シナモンなどを混ぜ合わせた調味料のこと。お肉にまぶすことで、風味豊かな味わいになります。
ローストビーフの簡単な調理方法
下準備が整ったら、いよいよ焼いていきましょう。基本的な焼き方を覚えておけば、ローストビーフはあっという間に焼き上がります。ここからは簡単な調理方法をご紹介するので、ぜひキャンプ飯のレパートリーに加えてみてください。
フライパンをしっかり加熱する
まずは、お肉を焼くためのフライパンをしっかり加熱します。フライパンは、スキレットのような鉄製を使うのがおすすめです。鉄製のフライパンは熱伝導率がよく、お肉の表面全体をしっかり焼き付けられるのが特徴。1つ持っておくと、他のキャンプ飯作りにも役立てられます。
バーベキューコンロや焚き火台などの上に調理器具を置いて熱したら、牛脂を加えてください。お肉を焼く前に牛脂を溶かし、全面に脂を馴染ませておくとコクのある味わいになります。
全面に焼き色をつける
フライパンの準備ができたら、お肉を焼いていきます。お肉をフライパンの上に乗せ、表面を焼き付けてください。一面が焼けたら他の面に返し、全面に焼き色をつけていきます。
こんがりとした状態になるまできちんと焼いていきましょう。この時点でフライパンがかなり熱くなっているので、脂の飛び散りに注意しながら焼くのがポイントです。
お酒を入れて蓋をする
全面に焼き色をつけたら、お酒を入れて蓋をします。ここで使用するお酒は、できれば赤ワインがおすすめです。お肉と赤ワインは相性がよく、旨味を引き出してくれます。コンビニなどで販売されているリーズナブルな赤ワインでも十分に美味しく焼き上がるので、活用してみてください。
どうしても赤ワインが手に入らない時は、料理酒を使う方法でもかまいません。お酒を入れて蓋をすることで蒸し焼き状態になり、ふっくらとジューシーな味わいに仕上がります。
アルミホイルに包んで30分以上放置
約5分ほど蒸し焼きにしたら、お肉を取り出します。アルミホイルの上に乗せて全体を包み、30分ほど放置しましょう。しばらく置くことで肉汁を落ち着かせ、中まで火を通します。十分な時間が過ぎたら、好みの厚さに切り分けて完成です。
お肉を美味しく焼くコツ
「キャンプ飯でローストビーフを作ってみたいけど、きちんと美味しく焼けるか不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。そこで、ここからはお肉を美味しく焼くコツをご紹介します。理想のキャンプ飯を作るための参考にしてください。
調味料は直前につける
調味料は、ローストビーフを焼く直前につけるようにしてください。調味料をつけてから長時間放置していると、お肉から水分が抜けて硬くなってしまいます。
せっかくのローストビーフを無駄にしないためにも、調味料をつけるタイミングを間違わないようにしましょう。お肉が常温に戻り、フライパンを熱し始めた時に塩胡椒をつけるのがおすすめです。
強火で一気に焼き色をつける
ローストビーフに焼き色をつける時は、強火で一気に行うのも重要なコツです。時間をかけて加熱していると、だんだん肉汁が漏れ出てしまいます。強火を使って短時間で焼き色をつけることで表面が固め、肉汁の流出を防ぐようにしましょう。
フライパンから煙が上がるくらいになるまで加熱しておけば、短時間でもしっかり綺麗な焼き色がつきます。最初の焼き加減がローストビーフの美味しさを左右するので、こだわってください。
加熱し過ぎない
全体に焼き色をつけた後にお酒を入れて蒸し焼き状態にしたら、加熱し過ぎないようにしましょう。長時間加熱しすぎると肉汁が全て抜け出して、パサパサとした食感になってしまいます。
アルミホイルで包んで余熱調理を行えば中までしっかり火が通るので、フライパンを使った加熱は最小限にするのがコツです。焼き時間を間違えなければ柔らかくジューシーなローストビーフに仕上がります。極上のキャンプ飯を楽しむために、意識してみてください。
美味しいソースを作ろう!
お肉を焼いてアルミホイルに包んでいる間に、ソースを作っておきましょう。市販品ではなく手作りソースを使うことで、キャンプ飯の特別感が増します。簡単に作れるソースレシピをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
肉汁を活用して作るソース
美味しいキャンプ飯を楽しむなら、ローストビーフを焼いた時の肉汁を活用してソースを作るのがおすすめです。肉汁には旨味がたっぷり詰まっているので、身近な調味料を使うだけで絶品ソースを作れます。
レシピのポイントは、玉ねぎとニンニクのすりおろしを入れることです。玉ねぎとニンニクが入ることで風味が増し、本格的なソースに仕上がります。キャンプへ出かける前に食材をすりおろして、準備しておくとよいでしょう。
■ ソース↓
玉ねぎすりおろし一個分
醤油、みりん各おおさじ4
赤ワイン又は日本酒おおさじ3
にんにくすりおろしこさじ1
簡単な作り方
フライパンに汚れが付いているようなら、軽くキッチンペーパーで拭いておきます。すりおろしておいたニンニクと玉ねぎを炒め、香りを出してください。香りが出てきたら、酒・醤油・みりんを加え煮詰めます。
全体的にトロッとした状態になったら火を止めて、ソースの完成です。ローストビーフにかけて、キャンプ飯を楽しみましょう。
さらに詳しいレシピはこちら
リメイクにおすすめのキャンプ飯2選
ローストビーフが余ったら、他のキャンプ飯にリメイクしましょう。いろいろなキャンプ飯に活用できるのがローストビーフのよいところ。お好みのリメイクレシピを活用して、最後までキャンプ飯を楽しんでみてください。
①:ホットサンド
朝食でローストビーフを楽しみたい時は、ホットサンドを作るのがおすすめです。ホットサンドは、キャンプ飯の定番。ホットサンドメーカーが1つあれば、いろいろなキャンプ飯で役立てられます。
ローストビーフに加えてチーズやきゅうりを入れて、食べ応えのあるホットサンドに仕上げていきましょう。お好みでトマトなどの野菜を加えるのもおすすめです。アレンジを楽しみながらキャンプ飯作りを楽しんでください。
食パン(8枚切り)4枚
ローストビーフ6スライス
きゅうり1本
とろけるスライスチーズ2枚
米油適量
粒マスタードお好みで
簡単な作り方
ホットサンドメーカーに食パンを乗せ、とろけるスライスチーズ、きゅうり、ローストビーフを重ねます。ローストビーフは、事前にソースを絡めておきましょう。ホットサンドメーカーを閉めて、2分ほど加熱します。
途中で様子を見て焼き色が付いていたら、ひっくり返してください。さらに2分ほど加熱して、両面がこんがりと焼けたら完成です。
さらに詳しいレシピはこちら
②:チャーハン
食べ応えのあるキャンプ飯を作りたい時は、チャーハンを作ってみましょう。角切りにしたローストビーフを加えることで、肉の旨味たっぷりのチャーハンに仕上がります。キャンプ飯のシメとして、作ってみてはいかがでしょうか。
ローストビーフ適量(300gくらい?)
ごはんお茶碗3杯
卵3個
ねぎ1束
★しょうゆ20ml
★みりん10ml
★さとう大さじ1
サラダ油適量
塩・こしょう適量
簡単な作り方
ローストビーフには、ソースを絡めておきます。ソースがない場合は、醤油・みりん・砂糖を混ぜ合わせたものに漬けておきましょう。熱したフライパンに溶き卵を入れてスクランブルエッグを作り、取り出しておきます。
フライパンにローストビーフと刻んだネギ、ご飯を入れて炒めてください。塩胡椒で味を整えた後に卵を戻し、醤油を回しかけたら完成です。
さらに詳しいレシピはこちら
ローストビーフでキャンプ飯を満喫!
作るのが難しそうに見えるローストビーフですが、調理工程はとてもシンプル。しっかりと焼き色をつけ、アルミホイルで余熱料理をするのが美味しく仕上げるためのコツです。焼き色をつけておくことで肉汁の流出を防ぎ、本格的な味わいに仕上がります。
お肉が焼き上がったら、ソースも手作りしてオリジナルのキャンプ飯を楽しんでみてはいかがでしょうか。余ったお肉は、他のキャンプ飯にリメイクするのがおすすめ。ぜひ、豪華なキャンプ飯を堪能しましょう。
ローストビーフのキャンプ飯が気になる方はこちらもチェック!
キャンプ飯は、ローストビーフ以外にもさまざまなラインナップがあります。関連記事でもおすすめのキャンプ飯をご紹介しているので、ローストビーフ以外の料理にもチャレンジしてみましょう。
これぞキャンプ料理!簡単で美味しい料理レシピや作り方30選!
アウトドアに欠かせない楽しみと言えばキャンプ料理ですよね。みんなで楽しく、そして簡単に作れるキャンプ料理の絶品レシピを厳選してお届けします。...
アウトドア料理 キャンプでもおすすめな簡単料理レシピ30選
キャンプの楽しみと言えば、アウトドア料理ではないでしょうか。屋外で豪快に調理して大自然の中で食べることで、おいしさが一層引き立ちます。 ア...
キャンプ飯はこれで決まり!初心者でも簡単に作れる料理12選!手軽で超おしゃれ!
キャンプ飯(キャンプ料理)はキャンプの最大の楽しみ。でもキャンプ初心者には「屋外調理メニューって難しそう」と、敷居が高いですよね。今回は誰で...