キャンプ飯の下ごしらえについて
時間のかかるキャンプ飯
アウトドアの楽しみのひとつに屋外で食べる食事がありますが、せっかくのキャンプなのにずっと調理ばかりしていてはアウトドアを100%楽しんでいるとはいいにくいですよね。
大きな肉を焼いたりご飯を炊いたりと何かと時間がかかるキャンプ飯は、できうる限り下ごしらえしていく必要があります。キャンプ飯を楽しみながら自然の中でゆったりできる時間も必要と感じたら、下ごしらえで調理にかかる時間を短縮する方法がおすすめです!
下ごしらえして感動のキャンプ飯レシピを作ろう!
キャンプで何でもホイルにくるんで火で焼くという、ワイルドなレシピもアウトドアの雰囲気がありますね。しかし下ごしらえを必要とするキャンプ飯は、こんなものもキャンプ飯で作れるの?と感じる、手の込んだテンションのあがるごちそう料理が多いです。
記憶に残りやすい感動するような料理を作るには、下ごしらえが必要となるでしょう。楽しみたい楽しませたいキャンプでの演出のひとつとしても、料理の下ごしらえをしておくことは大切ですね!
キャンプ飯の下ごしらえには2種類ある!
具体的なキャンプ飯の下ごしらえといえば、前日までに必要な材料をカット・下味つけ・発酵など準備しておく方法が一般的です。
しかしたとえば、現地で炭起こしの待ち時間に材料に下ごしらえ時間をあてて、最後にすぐに料理できるものと一緒に一気に調理する、という下ごしらえの方法もあります。キャンプ飯の種類に合わせていつ下ごしらえするのかも考える必要があるでしょう。
味付けのほかにも火の通りをよくする下ごしらえもある
さきほどの2種類はタイミング的な分け方ですが、下ごしらえとは料理の準備のことでそれには火の通りにくいものを加工して、生焼けを防ぐという意味もあります。
下ごしらえをしておけば、キャンプ場で準備にかける時間が短縮できるほか料理にかかる時間そのものを時短できる場合もあるのです。
キャンプ飯は下ごしらえで楽で便利に!
どちらの場合も必要な材料や具材をカットできるものは、前もって準備しておくといざキャンプ場で調理をしようと思ったときに楽で便利になります。今回は完成までの時間短縮にもつながる、人気キャンプ飯の下ごしらえレシピをご紹介していきましょう!
特に時間がかかる料理をキャンプで作りたいという方は、事前にできる下ごしらえ方法がないかチェックしてみてくださいね。
キャンプ飯・BBQの下ごしらえ2選
キャンプ飯といえばBBQという方も多いでしょう。肉や野菜を焼くだけでそれほど下ごしらえも不要なのでは?と思われるでしょうが、材料の数が多い分全部一緒に準備するのは難しくなってきます。
事前にできるものは下ごしらえしておくと、キャンプ飯には便利です。ここでは特に、下味つけが必要な肉に関して役に立つレシピをご覧いただきましょう。
家族キャンプ飯で人気のBBQで役立つレシピ1.
分厚いステーキ肉の家でできる下ごしらえ
本格的な分厚いステーキ肉を材料として選んだら、キャンプ飯でも肉の味をできるだけ楽しんで欲しいので下ごしらえはシンプルにが鉄則。材料は厚切り肉と塩コショウとオリーブオイルのみです。
調味料がシンプルなだけに、その分量にこだわりがある下ごしらえの方法です。キャンプ飯でもご家庭でも肉を一番引き立てる塩加減は肉の量に対して1%となっています。きっちりキッチンスケールで調味料の重さを測って下ごしらえしましょう。
キャンプ飯として楽しむ時に気をつけること
冷蔵の厚切り肉をクーラーボックスから出してすぐにBBQ網の上に置くのは避けてください。冷たい肉のまま火に掛けてしまうと外側がこげるばかりで中央に火が通りにくくうまく焼けません。
下ごしらえを調味料をスケールで測ってまでやっているので、キャンプ飯として楽しむ時にも気をつけて欲しいことです。
家族キャンプ飯で人気のBBQで役立つレシピ2.
炭を起こしている間にできるスペアリブの下ごしらえ
本格的な肉料理としてご家庭でもキャンプ飯としても人気なレシピにスペアリブがあります。こちらは下ごしらえとしてたれ作りや漬け込み時間にもこだわる人が多く、準備が必要な肉料理として知られているものです。
たれは玉ねぎとりんごのすりおろしにハチミツ適量とウスターソース・ケチャップ・醤油はすべて1:1:1の割合で。こちらは前日に作って冷蔵で持ち込むとよいでしょう。
スペアリブはたれさえあれば当日朝か現地で下ごしらえできる
漬け時間は1時間程度で十分なので、ほかのキャンプ飯を楽しみながら・または炭の火起こしの時間に済む下ごしらえです。当日の朝に前日作っておいたタレを肉によく絡めて、保存袋に入れてクーラーボックスで持ち込むのもよいでしょう。
キャンプ飯にも人気の鶏の下ごしらえ2選
ダッチオーブンや網焼きなど鶏肉を使ったレシピもキャンプ飯では好まれますね!また鶏肉はほかの肉と比べてコスパがよい場合も多く、とにかくボリューム満点な肉料理をキャンプ飯にしたいという時に便利です。鶏を使ったキャンプ飯の下ごしらえをご覧いただきます。
人気の鶏を使ったキャンプ飯の下ごしらえ1.
焼き時間の時短&食べやすくなる鶏手羽の下ごしらえ
たれや濃厚なBBQソースの味ばかりではさすがに飽きてきたという時に、さっぱりとしていてたべやすい塩味の手羽焼き。味付けは焼きながらでOKですが、焦がさないように火が通りやすくなる下ごしらえをキャンプ飯の準備として済ませて起きましょう。
味付けは不要なので手羽中の間にハサミや包丁を入れてカットしておくだけで、食べやすさや火の通りが違います!簡単にできる下ごしらえなので、覚えておいてくださいね。
人気の鶏を使ったキャンプ飯の下ごしらえ2.
インパクト大!丸鶏チキンの前日の下ごしらえ
キャンプ飯で本格的な鶏の丸焼きを作るのも、そこにいる人全員のテンションがあがるメインイベントとなるでしょう。自宅でしっかりと下ごしらえしてキャンプ場に持参してください。
ダッチオーブンで作るローストチキンや、一斗缶などを利用してワイルドに焼くビア缶チキンをキャンプ飯で楽しみたい方にも応用できる下ごしらえ方法です。
お好みのスパイスを擦り込むだけと簡単!
動画ではほかの前日のキャンプの準備説明をしているので、チキンの下ごしらえだけみたい方は2分37秒あたりから再生してください。鶏肉にすりこんで下味付けをしておくハーブを揃えるだけと、とても簡単なレシピです。
ハーブは動画内ではオレガノ・タイム・ローズマリー・オールスパイスをそれぞれ適量ふりかけて揉み込んでいます。前日に準備し季節によって冷蔵・冷凍使い分けてキャンプ場所まで持ち込んでください。
キャンプ飯の主食にも!パンの下ごしらえ
キャンプ飯で時間がかかる料理といえばパンがありますね。焼きたてのパンは美味しいのですが、こねから発酵までするのに時間がかかりせっかくのキャンプなのにずっとパンを作っていたということにもなるでしょう。
ここでは前日材料を捏ねて下ごしらえして、冷蔵庫の低温で発酵させることができる便利なレシピをご覧ください。
キャンプ飯でパンを焼きたい人の下ごしらえ
低温で発酵させるパン生地はキャンプ飯に最適!
プレーン生地の材料(こね上がり450g)
A 強力粉250g
塩4g
砂糖12g
B 牛乳100g
水70g
インスタントドライイースト3g
冷蔵庫で5日保存可能で時間のある時作れるレシピ
こちらはパンとして焼いて完成させるまで5日程度は日持ちする生地となっています。そのため前日まで時間のある時に自宅で下ごしらえをしておけばOK!
キャンプ飯として1日目に食べて、翌日別の具材に変えて朝食にも焼きたてパンを食べるということができるため、1回の下ごしらえで2度美味しいレシピです。
パンを下ごしらえして持参するメリットは
発酵に時間がかかる
パンをキャンプで捏ねから作られている方も多いですが、どうしてもパンはイースト菌を発酵させるために時間がかかって完成まで待ち時間ができてしまいます。その間に別のことをしてもよいのですが、どうしても気になってよそごとに手が付かないという方も少なくありません。
時間のかかる下ごしらえのキャンプ飯ほど、前日までに余裕をもって準備できるとよいですね。
捏ねたり成形したりと道具が必要
またパンづくりはたくさんの材料をきっちりと分量を測って加えないと、膨らまないということも起こります。細かな作業が必要なりさらにこねるためのボウルや切るための広めのまな板類など場所と道具をたくさん使います。
それをキャンプ場で全部するには持ち込む道具も増えますし、洗い物の持ち帰りをすれば疲れて自宅に帰って来てからが辛いです。設備と時間のある時に、パンは下ごしらえをできるだけしてキャンプ飯はのんびり楽しみたいですね!
野菜と肉の串焼きキャンプ飯の下ごしらえ
たくさんの材料を使う串焼きは、まさに下ごしらえに時間がかかるため現地ではなく事前に準備しておきたいキャンプ飯といえるでしょう。
ここでは肉類を使ってカットした野菜を巻く串焼きレシピの下ごしらえのやり方をまとめてご紹介します!キャンプ飯で品数の多い串焼きを楽しみたいという方は、是非チェックしてみてくださいね。
串焼きは下ごしらえに時間のかかるキャンプ飯
事前準備しておきはらぺこを待たせない工夫を!
串焼きをキャンプ飯で作ろうとすると、巻いたり刺したりという手間だけでなく具材の種類が多いのでひとつひとつのカットなどの下ごしらえにも時間がかかります。
思わぬ手間とタイムロスと「なりまだなの?お腹へっちゃった」といわれないように、しっかり事前に下ごしらえしてキャンプ飯に挑みましょう。
焼けて折れにくくなる竹串の下準備
串焼き用の具材を作っていく前に、基本的な串焼き下ごしらえをひとつ伝授しましょう。串焼きを竹串でする場合には、竹串を水にしばらく水にひたして湿らせておくと焼け焦げて折れにくくなります。用意した具材はそれぞれそんな竹串に刺してキャンプに持ち込むと便利ですよ。
それぞれの串焼きの下ごしらえ方法
まとめて巻く野菜の下ごしらえ
串焼きの下ごしらえの中には、ある程度の長さを一緒に巻いて、最後にカットして串焼きにちょうどよいサイズにそろえるものがあります。肉アスパラ巻きなどは、アスパラ1本をそのまま巻いて準備してもよいですね。
一緒にカットできる具材例は細ねぎ・レタス・大葉(青じそ)などがあります。豚バラ肉の薄切りを3枚程度並べた上に野菜を並べてくるくると巻き、2つにカットすると串焼きにちょうどよい同じ大きさの具材となるでしょう。
ひとつずつ巻く野菜の下ごしらえ
いっぺんに豚バラ肉の薄切りに巻いてカットすればよい具材に比べて、巻くのにも時間がかかるの下ごしらえが肉一枚にひとつずつのカットした野菜を巻いていく食材たちです。しいたけやピーマン・ナス・ヤングコーンなどがそんな材料となります。
動画内のピーマンは、中にチーズを細長くカットしたものを入れて巻くやり方で、ピーマンと肉でも美味しいのですが、チーズが入るとまた一味変わるでしょう。
プチトマトとカマンベールチーズの串焼き下ごしらえ
豚バラ肉よりもベーコン巻きがお好きな方におすすめなのが、プチトマトとカマンベールチーズの串焼きです。プチトマトはそのまま・カマンベールチーズは食べやすくて巻きやすい大きさにカットしたものを具材として準備し、ベーコンにひとつずつ巻いて下ごしらえしていきます。
まとめ
便利なキャンプ飯の下ごしらえ
一緒にキャンプにでかけた家族や仲間とできるだけ一緒に楽しむ時間を増やしたいという方におすすめの、キャンプ飯の下ごしらえでほかのことを楽しむ時間を作るやり方を解説してきました。
特に時間のかかるものに関しては、下ごしらえしないで現地でキャンプ飯をさぁ作ろうとなると、完成した頃には真っ暗ではらぺこということにもなりかねませんよね。そんな事態を避けるためにもキャンプ飯の下準備は大切です!
キャンプ飯の下ごしらえが気になったらこちらもチェック
今回もたくさんのキャンプ飯で使える人気レシピの下ごしらえをご紹介しましたが、このほかにもラム肉・ローストチキンの焼き方や下ごしらえの方法に関する記事もあります。こちらはそのテーマに特化したものですので、より詳しくキャンプ飯解説を見ることができますよ!
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