ラム肉で変わったステーキを食べよう
美味しいステーキをラム肉で
ステーキといえば、牛や豚を思い浮かべる方も多いかと思いますが、近年スーパーの肉コーナーにラム肉があるところが増えてきています。そのため、お店でいただくお肉というラム肉のイメージが大きく変わってきています。
そこで、今回は栄養価も高くダイエットにも向いていると言われるラム肉の基礎知識と焼き方そして、おすすめのレシピをご紹介していきます。
ラム肉は代謝の良い身体を作る
ダイエットにも効果的?ラム肉ステーキ
ラム肉とは、みなさんがご存知の通り「羊の肉」ですが、生後一年未満の子羊のことを指しています。そして、それよりも大人の羊肉のことを「マトン」と呼ばれています。ラム肉が注目を集めているのはその肉に含まれる栄養価が高いことです。
「Lーカルニチン」と呼ばれるアミノ酸を含んだ良質なタンパク質でできており、代謝のいい身体作りと脂肪の燃焼に非常に効果的な栄養素を持っており、コレステロールを下げる不飽和脂肪酸を持っているのでダイエットに効果的な肉として、ラム肉は注目を集めています。
ラム肉は貧血対策にも効果的
貧血やアンチエイジングにも効果的!
ラム肉は、ダイエット以外にも鉄分の含有率が食肉の中で非常に高く、貧血の予防にも効果的であります。そのうえ、抗酸化作用のあるビタミンEがも豊富に含まれているので、老化防止や美容に関する効果も期待できる素晴らしい肉なのです。
ラム肉の驚くべき脂身
食肉の中でも脂が溶けにくい
ラム肉がヘルシーであり、栄養価が満点です。しかし、いくら栄養価が高くコレステロールを下げてくれるといって、肉自身の脂でどっこいどっこいになってしまうのではとお考えの方もいるでしょう。
しかし、ラム肉の脂は豚や牛などのほかの食肉に比べて融点(脂が溶ける温度)が44°と非常に高いのです。そのため、肉自身の脂は腸に吸収されにくく、そのまま体外に排出されることとなるのです。そのため、他の食肉と比べて肥満などの原因になりにくいのです。
ラム肉の基本的焼き方
ラム肉ステーキの基本の焼き方
ラム肉の基本的な焼き方ですが、ブロック肉、骨付き肉、薄切り肉と種類はありますが、基本は「室温に戻す」という作業です。ラム肉は焼き方が難しいイメージがありそれは、「中まで火が通っているか確認しにくい」といった意見がほとんどです。
そのため、焼きムラを作らないようにまずは、肉の温度を調理前に室温に戻すのです。電子レンジなどで急速に温度を上げるとタイミングが難しいので、調理30分前に肉を冷蔵庫からだしておきましょう。
ラム肉を焼く際の下ごしらえの方法
ブロック、ラムチョップ肉の下ごしらえ
ラム肉といってまず思い浮かぶ部分が、「ラムチョップのブロック肉」だと思います。スーパーなどで販売されている場合は、ラムチョップが調理しやすいように小分けにして売られている場合もありますので、適した焼き方をチェックしておきましょう。ブロック肉のラムチョップを手に入れた場合は、まずは室温に戻します。
フライパンに油をしき、にんにくをスライスして弱火で香りが出るまで炒めたら、焦げないように皿に移しておきます。そのフライパンを中火で温め直して、塩コショウをラムチョップ全体に焼く直前にまぶします。
ここまでは、ブロックのラムチョップとバラ売りされているラムチョップでも下ごしらえの違いはありません。
ラム肉の種類ごとの焼き方
ブロックのラムチョップ肉の焼き方
ブロックの場合、フライパンに油をひきません。塩コショウをまぶして、中火で脂身を下にして焼き色がつくまで焼きます。全面に焼き色がついたら200°に温めたオーブンで20分焼きます。
その後、肉の真ん中に竹串をさして中心に達した部分が温かくなっていればちょうどいい焼き加減です。その後、予熱でじっくり火を通すためにアルミホイルで全体を巻き付ければ完成になります。食べやすいようにカットして食卓に並べましょう。
小分けのラムチョップの焼き方
小分けにされたラムチョップの焼き方は、まずは、焼く直前に塩コショウを全面にまぶしておきます。ブロック肉のものとは違い、小分けの場合はフライパンに油をひきます。
熱せられたフライパンにラムチョップを入れて、片面を焼いていきます。少し表面が膨らんで来たらひっくり返して片面を焼き、火を止めるタイミングはラム肉を指で押して弾力を感じるくらいが良い焼き加減の目安になります。
そして、ブロックと同じようにアルミホイルをフライパンの上にかけて、余熱で加熱していけば完成です。焼き方がちょうどいい時は、ラム肉ステーキの断面が「ローズ色」になっています。
薄切りラム肉の焼き方
薄切りのラム肉もスーパーに並ぶようになってきました。薄切りのラム肉はジンギスカンとも似ていますが、基本的な焼き方は薄切りのほかの食肉と大きく変わりません。
直前に塩コショウをまぶして、フライパンに投入して全体の色が変わればOKの焼き加減になります。薄切りのラム肉は1番ほかの食肉と同じように調理、味付けできるのでラム肉調理の最初の肉として向いています。
ラム肉料理の人気レシピ①:ラムチョップ
最もメジャーなラム肉の料理がラムチョップです。ここでは、家庭でも簡単に作れるようにレシピを解説していきながら、下ごしらえや味付けのポイントなどを解説していきます。
ラムチョップの下ごしらえ
ラムチョップの下ごしらえの仕方に難しいものはありません。まずは、ラム肉を室温に戻しておきます。その後、にんにくを1カケラスライスしておきます。あとは、付け合せの野菜をカットしておく程度です。味付けに使うはちみつなどが固まっている場合は、下ごしらえの時に温かいところに逆さまにして置いておきましょう。
ラムチョップのソース作り
ラムチョップの焼き方は、「小分けのラムチョップの焼き方」と同じになりますが、この時出た汁をソースに使っていきますので、7~8分余熱で加熱したら、肉を別の更に移しておきます。
フライパンに赤ワインを入れて、沸騰させてアルコールを飛ばしてからはちみつ、バター、炒めておいたにんにくスライスを入れていき、バターが溶けたらすぐに火を止めれば、ソースの完成です。
ラム肉料理の人気レシピ②:ラム肉のトマト煮
人気のトマト煮もラム肉でつくるトマト煮は、普段作る豚や鳥でつくるトマト煮とは一線を隠す面白い味わいのある料理となります。
トマト煮の下ごしらえ
トマト煮の下ごしらえの仕方は、まずは塊のラム肉を紹介しましたちょうどいい焼き加減までやいておきます。また、じゃがいも、カリフラワーを下茹でしておきます。そして、たまねぎをスライスしておき、エリンギを一口サイズにカットして置けば下ごしらえ終了です。
ラム肉のトマト煮の調理
まずは、トマト缶をラム肉のステーキを作ったフライパンに入れて塩コショウを軽くまぶして煮立たせておきます。別のフライパンに、バターをしき玉ねぎを炒めていきます。
玉ねぎが透明になってきたらエリンギを投入して塩コショウを軽く振ります。そこに、ステーキにしておいたラム肉をカットして入れて、赤ワインを投入して軽く煮込んでいきます。
アルコールが全て飛んだら煮立たせたトマトを投入して、コンソメキューブ、ナツメグ、バター、塩コショウで味付けを整え下茹でしたカリフラワーとじゃがいもをいれば完成になります。
ワンポイント
トマト缶は時折、独特な風味がありそれが苦手な方もいます。そのため、煮立たせている時にローリエやにんにく、バターで臭みが目立たにようにしておくと癖のない料理になりますので、臭みが気になる方は試してみましょう。
ラム肉料理の人気レシピ③:薄切りラム肉の炒め物
ラム肉の料理は、アジア圏で人気の料理です。そのため、スパイシーな味付けの炒め物もラム肉を美味しく食べる調理方法の1つです。
ラム肉スパイシー炒めの下ごしらえ
薄切りラム肉のスパイシー炒めは、焼いた肉の下に野菜を敷き詰めます。そのため、薄く味付けした野菜炒めを作るので、もやしのヒゲを切り、ニラを一口大にカット、人参をニラの大きさと同じくらいにカットしておきます。
薄切りのラム肉は、ボールに醤油とみりんを1対1でいれ、はちみつ、一味唐辛子、胡椒、すりおろしたりんご、しょうが、玉ねぎで作ったつけだれに30分付けておけば下ごしらえ完了になります。
ラム肉スパイシー炒めの焼き方
まずは、強火で熱したフライパンにごま油をひいてカットした野菜を軽く塩コショウで味付けをして炒めていきます。炒めた野菜を皿に移しておき、再びフライパンにごま油をひいて漬けておいたラム肉の薄切りを焼いていきます。
今回の焼き加減は肉全体に焼き色がついてつけておいたタレがトロみが出てきたタイミングになります。
最後に、皿に敷いておいた野菜のうえに焼いたラム肉を盛り付ければ完成になります。辛みが更に欲しい場合は、七味唐辛子をかけると更にスパイシーになりますのでお好みでどうぞ。
ラム肉料理の人気レシピ④:ラム肉の香草焼き
ラム肉を手に入れたら、オーブンで豪快に焼いて見たいというのが珍しい大きな肉を見たらやってみたい調理方法です。今回は、そんなオーブンで作るラム肉の香草焼きをご紹介していきます。
ラム肉の香草焼きの下ごしらえ
ラム肉の香草焼きの下ごしらえの方法は、まずラム肉はステーキにも使うラムチョップやブロック肉を使います。ラムチョップにすりおろしたしょうがとにんにくとしょうが、塩と胡椒をまぶしておきます。
一緒に焼く野菜であるかぼちゃ、人参、じゃがいもを1口大に大雑把にカットして電子レンジで3分ほど加熱しておきます。そして、オーブン皿にクッキングペーパーを敷いておけば、下ごしらえ終了です。
ラム肉の香草焼きの調理方法
まずは、下味をつけたラムチョップを隙間ができるようにクッキングペーパーにしき、その隙間にじゃがいも、人参、かぼちゃを入れていき、190°に温めておいたオーブンで20分焼いていきます。その間に、オクラとプチトマトを洗って塩胡椒をして準備しておきます。
オーブンで軽く焼き色がついた、ラム肉と野菜の隙間に今度はオクラとプチトマトを置きラムチョップをひっくり返して、再度20分焼いていきます。最後の焼き加減は指で押してみて弾力が出ていれば完成です。
ワンポイント!
ラム肉の香草焼きは、焼き加減も重要ですが味付け用のソースがステーキのように必要です。香草焼きに適した味付けは、さっぱりとしたレモンソースやすりおろした玉ねぎを使ったステーキソースが合います。
レモンソースは、塩コショウとレモン汁、砂糖、醤油でソースを作り、ステーキソースの場合は、醤油とみりん、はちみつに玉ねぎのすりおろし柚子胡椒を入れれば完成です。お好みの味付けのソースを使いましょう。
ラム肉料理の人気レシピ⑤:簡単ラム焼肉
単純で美味しい焼肉のたれを使ったラム肉の焼肉です。焼き加減もわかりやすい薄切り肉を使うので料理が苦手な方でも人気のレシピです。
簡単ラム焼肉の下ごしらえ
ラム肉の簡単焼肉の下ごしらえの仕方は、とてもシンプルです。野菜はかぼちゃを薄切りにしておき、にんにくの芽は小さくカットしておきます。あとは、ご家庭に余っている焼肉のタレを用意してら終了です。
簡単ラム焼肉の焼き方
まずは、フライパンに油をしいて温めます。その後、かぼちゃを焼いていきます。焼き加減は軽く焼き色がつき、歯で噛み切れるくらいの硬さになればOKです。そして、盛り付けようの皿に盛り付けておきます。
フライパンにごま油を引いてラム肉に軽く塩コショウをしてから、ラム肉を焼いて行きます。ラム肉の焼き加減は、色が変わってくればOKです。焼き色がついてきたらにんにくの芽を入れて、焼肉のタレで味付けをしていけば完成です。辛みを出すために一味唐辛子を入れるのも合いますのでお試しください。
ラム肉料理の人気レシピ⑥:スパイシーラム唐揚げ
ラム肉は唐揚げも合います。カラッとあげてやわらかさを出すために、下ごしらえが大切ですのでしっかりと下ごしらえをしてラム肉を柔らかくして、味付けをしていきましょう。
スパイシーラム唐揚げ下ごしらえ
ラム肉のスパイシー唐揚げの下ごしらえの仕方は、ラム肉をヨーグルトとカレー粉、塩コショウをで漬け込み柔らかくしていきます。また、よりカラッと揚げるためにラードを使います。
そして、ラードで軽くスライスにんにくをあげて揚げにんにくを作っておきます。ラム肉は1~2時間ほどつけておけばちょうどいいやわらかさになります。
スパイシーラム唐揚げの調理
唐揚げを作っていく際に、ラードをとかした油を180°ほど温めてから、片栗粉をラム肉をまぶして上げていきます。ラードの量は片面が埋まるくらいで十分ですので、大量に用意する必要はありません。
しかし、片面ごと揚げていくので油ハネに注意してください。あとは、余分な油を落として皿に盛り付けて揚げにんにくをまぶせば完成です。
ラム肉料理の人気レシピ⑦:ラム肉のねぎ味噌炒め
日本の心の味噌を使ったラム肉の炒め物のレシピになります。
ラム肉のねぎ味噌炒めの下ごしらえ
ラム肉のネギ味噌炒めの下ごしらえの仕方は、まずラム肉に細かく切り醤油、砂糖、片栗粉、塩コショウで味付けをしておきます。そして、ネギを斜めに小口切りにしていきます。
味付けの味噌ダレですが、しょうが、味噌、みりん、酒、一味唐辛子を練り合わせておきます。最後に、油で春雨をカラッと揚げれば下ごしらえ終了です。
ラム肉のねぎ味噌炒めの調理
フライパンに油をしきラム肉の焼き加減は、絡まった片栗粉が色づいて来たらOKです。その後、ネギを投入してネギがしんなりしてきたら、作っておいた味噌ダレを投入して全体に絡めていきます。ねぎと味噌のいい香りが出てくれば、揚げた春雨の上に盛り付けて完成です。
ラム肉のおすすめの焼き方と人気レシピ:まとめ
いかがでしょうか?今回は、新たに家庭にのぼる第四の食肉として注目されている「ラム肉」の調理の仕方や栄養などをまとめていきました。ラム肉はイタリアンやエスニック料理が代表的ですが、日本人の大好きな唐揚げにしても美味しくいただける肉になります。どうぞ、ご家庭でラム肉を調理してみましょう。
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