キャンプ飯のあとにもデザートを食べたい
買ったおやつを持って行く
ボリュームたっぷりのキャンプ飯のあとでも、おいしく食べられるのがデザート。デザートがあるとキャンプ飯全体が華やかになり、楽しみも増えます。デザートの用意で1番簡単なのは、前もって食べたいおやつを買っておくことでしょう。
みんなで食べることができる上に、人気のあるお菓子だとアウトドアがさらに盛り上がりますね。おやつを買っておく場合は手が汚れない、一口で食べられるものや袋の上から食べられるものが、アウトドアとしてはベターです。
キャンプ飯のあとにデザートを作る
もう1つの楽しみ方として、キャンプ飯のあとにデザートを作るという方法もおすすめ。みんなキャンプ飯のようにわいわい言いながら、準備をして作るデザートはおいしい上に、楽しくなること間違いなしです。レシピも簡単なものが多いので、キャンプ飯のあとにみんなでぜひデザートを作ってみてください。
キャンプ飯あとのデザートのポイント3つ
1．フルーツをデザートの材料に使う
キャンプでは料理に使える器具が限られてしまいます。そんな状況でも扱いやすいのがフルーツです。フルーツはアレンジがしやすく、カラフルなので、おいしそうに見えます。それだけでなく盛りつけ次第では、SNS映えも狙えますよ。
2．クーラーボックスを使う
キャンプ飯を作るときに冷蔵庫はありません。しかし保冷剤や氷を入れてクーラーボックスの中を冷やせば、冷蔵庫の代わりになります。クーラーボックスがあれば、キャンプ飯の材料を長時間保存が可能になるだけでなく、手作りできるデザートの幅がぐっと広がるのでおすすめです。
3．キャンプ飯後の火をすぐに消さない
キャンプ飯が終わったからといってすぐに火を消してしまうと、温かいデザートが作れなくなってしまいます。状況によっては火を起こすのに手間と時間がかかる場合があるので、せっかくの楽しいキャンプ飯の時間が終わってしまい、デザートを食べる気持ちがなくなることも。
作るデザートによっては、キャンプ飯のあともきちんと火を残しておく必要があります。前もってどんなデザートを作るのか確認してから火を消すかどうか決めましょう。
フルーツ系手作りデザートのレシピ2選
1．簡単フルーツサラダのレシピ
気合の入ったキャンプ飯のあとには、簡単なデザートがいいという方は、フルーツサラダがおすすめです。なんと作り方も簡単で混ぜるだけ。用意する果物はリンゴ、キウイ、オレンジ、ベリー類（冷凍でも可能）です。ラム酒があるとさらにおいしくなります。
まずはそれぞれのフルーツを一口大に切りましょう。ただしオレンジは半分残しておいてください。フルーツを和えるときのために果汁を使います。一口大に切ったフルーツと、残しておいたオレンジをしぼったときの果汁、ラム酒を入れて和えれば完成です。
- りんご1/2個
- キウイ１個
- オレンジ１個
- ベリー類100g
- あればラム酒大さじ1/2
失敗やすいポイント
いろどりや好きなフルーツのことを考えると、あれもこれも入れてしまいがち。しかしそこはぐっと我慢して、混ぜる果物は3種類までにしておきましょう。また柑橘系を加えることで、フルーツサラダ全体の味が引き締まります。
2．大人にも人気、焼きチョコバナナ
簡単で子供だけでなく、大人にも人気なスイーツが、焼きチョコバナナです。このスイーツで用意するのは、バナナとチョコレートのたった2つ。バナナに切れ目を入れ、両面をキャンプ飯のあとの火で焼きます。
そして切れ目を入れたところにチョコレートをはさんで完成。余熱でチョコレートが溶けて、バナナと一緒に食べると絶品です。焼いたマシュマロもいっしょにはさんで、アレンジしてもおいしいですよ。ポイントはチョコレートが入りにくくても、バナナに押し込むことです。
- バナナ 2本
- 板チョコ 食べれるだけ
失敗しやすいポイント
よくある失敗はバナナに切れ込みを入れ過ぎてしまうこと。切れ込みを入れ過ぎると、バナナが裂けたり折れたりする場合があります。また一口タイプのチョコレートだと厚みがあるので、板チョコを使ったほうがバナナに差し込みやすいです。
マシュマロ系手作りスイーツのレシピ2選
1．人気デザート、スモアの作り方
アメリカ発祥のアウトドアで人気のデザート、スモアの作り方はとても簡単で、3つの材料があれば出来ます。その材料はマシュマロ、クラッカー、チョコレートです。マシュマロをキャンプ飯のあとの火であぶり、クラッカーでチョコレートと焼いたマシュマロをはさめば完成。
その場で手軽に食べられるデザートです。ポイントは強い火に近づけすぎないこと。火に近づけすぎると表面だけが焦げてしまい、中が硬いままになってしまいます。火が強い場合は離れたところから、くるくる回しながら焼きましょう。
- 板チョコ お好みで
- マシュマロ 1個
- お好みのクラッカー
スモアを作るときに注意すること
スモアは食べるときなどにマシュマロが手にくっつき、汚れることがあります。そのためウエットティッシュを用意しておくと便利です。もう1つ気を付けたほうがいいのは食べ終わったあとの片付け。マシュマロは冷えると硬くなってしまうのですぐに洗う、もしくはお湯につけておくと片付けがしやすくなります。
スモアのアレンジメニュー
スモアはアレンジがしやすく、スキレットにチョコとマシュマロを敷き詰めて作ったり、ピザ生地にのせて窯で焼いたりすることが出来るのです。もちろんアウトドアだけでなく、家ならオーブンでアレンジしたスモアデザートを作れます。
2．予想外アレンジ、マシュマロヨーグルト
マシュマロヨーグルトという、アレンジスイーツをご存じでしょうか。作り方も簡単で、1cmに刻んだマシュマロをヨーグルトの中に入れて、しばらく置いておくだけです。マシュマロがシュワシュワになり、一味違った食感を楽しめます。
みかんの缶詰をトッピングすると、デザートとしてのいろどりがよくなるのでおすすめです。冷やす時間の目安としてはしっかりした食感にしたければ一晩、少しとろみがついた状態なら５～8時間になります。キャンプ飯を始める前に準備しておくのがおすすめです。
- プレーンヨーグルト ４００g
- みかんの缶詰 固形量１８０g
- マシュマロ ３０g
- 砂糖 大さじ２
キャンプ飯の道具を使った絶品スイーツ2選
1．子供も大人も大好き、焼き芋の作り方
普段はなかなか作り方が難しいけれど、ダッチオーブンなら簡単に出来るおやつがあります。それは子供だけでなく、大人にも人気がある焼き芋。アルミホイルをダッチオーブンの下に敷き、洗ったさつま芋を入れて1～2時間加熱するだけで完成です。
温サラダのようなキャンプ飯にも応用出来ますね。ポイントは低温で時間をかけて加熱すること。さつまいもは低温でゆっくり加熱することで、甘味成分が出来ます。また水分を飛ばしても甘くなるので、ふたを開けたりずらしたりするのも効果的です。
- お好みのさつま芋 好きなだけ
- アルミホイル 適量
焼き芋に適したさつまいもの種類
キャンプ飯のおかずにするのではなく、焼き芋にするなら糖度の高いさつまいもが最適。品種としては紅はるかや安納芋、シルクスイートなどが当てはまります。甘いだけでなく、ねっとり食感です。ほくほく食感がいい場合は鳴門金時や紅あずまがおすすめですよ。
2．ドイツのスイーツ、ダッチベイビー
ダッチベイビーとはドイツ風のパンケーキのことで、スキレットを使って焼く、中がもっちり食感のデザートです。素朴な味なので、キャンプ飯としてもデザートとしてもアレンジがしやすいのも特徴。
作り方は小麦粉、卵、砂糖、牛乳を混ぜたものを、スキレットに入れて焼くだけです。上からも熱を加える必要があるので、スキレットにふたをしたあとに、熾火（おきび：炭やまきが燃えていく状態のこと）を置きましょう。ポイントはスキレットをきちんと温めておくことです。温めが少ないと生地が膨らみません。
- 卵 1個
- 小麦粉 30g
- 砂糖 小さじ1
- 牛乳 50ml
- はちみつ 適量
- バター 少々
家でダッチベイビーを作るときは？
ダッチベイビーは人気のあるデザートなので、家でも食べたくなることがあるかと思います。そんなときはぜひオーブンを使ってください。オーブンを使うと均一になった温度の中で加熱出来ます。もしもオーブンがない場合は、魚焼きグリルでも可能です。しかしこまめな温度調節が必要になるのでご注意ください。
番外編・料理がおしゃれになるポイント4つ
1．冷たいものの盛りつけ方
盛りつけ方を工夫すれば、料理やデザートはさらにおいしくなります。マリネのような料理や、マシュマロヨーグルトなどの冷たいデザートなら、透明なカップやプラスチックのグラスを容器の代わりにすると、料理やデザートの見た目がおしゃれに。ぜひお試しください。
2．温かいものの盛りつけ方
キャンプ飯や焼きバナナなどの温かいものは、木の器やカッティングボードを使うとおしゃれに見えます。このとき注意することは、料理やデザートをたくさん盛り付けないこと。余白を意識しながら盛りつけると、キャンプ飯とデザートのおしゃれ度がアップします。
3．高く盛りつける
キャンプ飯やデザートをおしゃれに盛りつけるには、立体感が必要です。並べて置くよりも重ねて盛りつけたり、ハーブをキャンプ飯の上に置いたりすると、キャンプ飯に立体感が出て、おしゃれになります。盛りつけるときにはキャンプ飯やデザートの、高低差を意識してみてください。
4．色鮮やかな食材で料理する
キャンプ飯やデザートをおしゃれにするには、食材にはっきりとした色の野菜やフルーツを使うのがポイントです。中でも赤、黄色、緑の食材を使うと、SNS映えするおしゃれなキャンプ飯やデザートになります。ぜひ写真を撮って、アウトドアでどんなキャンプ飯やデザートを食べたのか思い出に残しておきましょう。
番外編・デザートに合う飲み物はなに？
大人向けならワイン
フルーツと特に相性がいい飲み物はワインです。赤ワインと白ワインで相性のいい果物が変わってきます。赤ワインにはベリー系、白ワインには柑橘系やトロピカルフルーツの相性がバッチリ。またフルーツを多めに持っていき、サングリアにアレンジして、キャンプ飯といっしょに飲むのも楽しそうですね。
人気ドリンク、ココア
大人だけでなく、子供もいる場合はココアもおすすめです。ココアのアレンジレシピは多く、マシュマロを入れたり、コショウや生姜などの調味料を入れたりしても楽しめます。手作りもしやすく、アレンジ次第では絶品ドリンクになり、おやつに引けをとらない存在になるでしょう。
キャンプ飯のあとにはスイーツを楽しもう
おいしいキャンプ飯のあとのデザートはとても幸せな気持ちにしてくれますよね。今回はさまざまなデザートのレシピをご紹介しましたが、ぜひお好みの味にアレンジして、キャンプ飯やデザートなどの料理や、アウトドアを思う存分楽しんでくださいね。
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出典：pixabay.com