メガバス アステリオン AST-86ML
シマノ 20 エクスセンス BB 3000MHG
よつあみ Gソウル X8 アップグレード 150m 1号
ダイワ ダーティンZ 140S
メガバス X-80SW LBO
バンタム ワールドミノー 115SP フラッシュブースト
ミノーのジャーキングをマスターしよう!
ソルトで流行中のジャーキングアクションを解説!
シーバス、青物に有効なミノーアクション!ブルーブルー「ブローウィン 140S」の登場で大流行中のルアーアクション、ジャーキングについてご紹介します。ジャーキングはどんなアクションなのか、適したミノーとやり方のコツも合わせてご紹介します。
「ブローウィン 140S」が手に入らなくても楽しめるので、デイゲームがメインの方はぜひチェックしてみてください。ジャーキングミノー同士のローテーションも有効、堤防のサワラやワラサにもおすすめのテクニックです!
ミノージャーキングとは
ロッドを使って鋭くアピール!
ミノーのジャーキングは、デイゲームに強いルアーの動かし方のひとつです。タダ巻きとは違い、リールを巻きながらロッドを鋭く動かしてミノーにキレのあるアクションを与えます。
素早く泳いだ後フワっと止まる緩急の効いたアクションがデイゲームに効果抜群!リアクション要素が強く、他のルアーに反応しない魚を反応させるアクションとして覚えておきたいテクニックです。
シーバスゲームでは定番のテクニック!
近年の流行にはブルーブルー「ブローウィン 140S」の登場が大きく影響していますが、ジャーキング自体は陸っぱりシーバス、ボートシーバスやサワラキャスティングで定番のテクニック。ジャーキングの釣りは他のルアーでもバッチリ楽しめます。
釣れるテクニックとして再注目されいる今、試さないのはもったいない!ジャーキングなら釣れるというシチュエーションは少なくないので、初心者の方もぜひいつもの釣り場で試してみてください。デイゲームにおすすめです!
沖堤防でも活躍中!
ジャーキング自体はある程度水深があればどんなフィールドにも対応できます。今特に活躍しているフィールドはオフショアや沖堤防といった水深のあるポイントで、沈んだ魚を一気に持ち上げるアピール力がこのアクションの持ち味です。ある程度ミノーを沈めて、中層からボトムの魚を狙うような使い方もおすすめできます。
水深が深ければ沈みがいいルアー、浅ければ小型で浮力が強くても問題ないなど、魚種やフィールドによってマッチするルアーに違いが出てくるので、ルアーを揃えるときはどんな釣り場で釣るのかイメージしながら検討してみてください。
ジャーキングに適したタックル
ジャーキングタックルを3つに分けてご紹介!
アクションについてご紹介する前に、まずはジャーキングに適したタックルについてご紹介します。
基本的にはシーバスルアークラスを快適に扱える内容であればなんでもOKですが、こだわるならロッドはティップは張りがあってやや曲がりのあるものがベスト。また、タックルは軽く短いほどジャーキングの入力が楽になります。まずはスタンダードなシーバスタックルからでOK!という釣りなので、気になるポイントだけチェックしてみてください!
①ジャーキングタックル:ライン
よつあみ Gソウル X8 アップグレード 150m 1号
ソルトのミノージャーキング戦略は、飛距離や強度を理由にPEラインを使うケースがほとんどです。バス釣りではモノフィラメント系のラインを使うことが多い釣り方ですが、ラインはいつものシーバスタックルのままで楽しめます。
太さについても1号前後であれば問題ありませんが、2号を超えると飛距離や操作性の面から太さが気になりやすいです。ジャーキングは多くの場合シーバスルアー、20g前後を使うことになるので、極端に太いセッティングだけ避けておきましょう。
②ジャーキングタックル:リール
シマノ 20 エクスセンス BB 3000MHG
リールは選んだラインを十分な量巻けるものであればOKです。3000番から4000番程度のスピニングリールを検討してみましょう。軽いタイプの方が疲れにくくなりますが、青物がヒットする可能性があるので、パワーを重視したタイプがおすすめです。
ギア比は糸フケを回収しやすいハイギア以上のリールをおすすめしますが、ロッドのふり幅やテンポの調整でノーマルギアのリールでも対応できる場合があります。ルアーや釣り場との相性もあるので、まずはお持ちのリールから試してみてください。同じく操作を調整することで、4000XGのリールも使えます!
③ジャーキングタックル:ロッド
メガバス アステリオン AST-86ML
バスロッドであればミドルクラスからでも選択できるジャーキングロッドですが、陸っぱりソルトゲーム向けのモデルは選択肢が少ないです。シーバスロッドのML、Mクラスであれば適正ルアーウェイトが20g前後と丁度よく、十分な操作性を確保できるので、ハイエンドを検討する前にまずは手軽に選択できるロッドからジャーキングを試してみてるのがおすすめです。
ティップが硬いものや曲がりが小さいものは使いにくいので、ライトショアジギング系のロッドは相性があまりよくありません。サワラ・青物用に用意するなら、パワーのあるシーバスロッドかプラッギング系の青物ロッドがおすすめ。長さは釣り場でしっかり振ることができれば、10フィートクラスでもOKです。小場所で釣るなら9フィート前後、大場所なら10フィートのイメージで選んでみてください。
ジャーキングに適したミノー
キレのあるアクションが釣れるジャークのポイント
ジャーキング自体はミノーの種類、ルアーのタイプを問わずに行えますが、ジャーキングがやりやすいルアーとやりにくいルアーがあり、アクション自体も特に釣れる動きがでるというものがあります。まずはミノーのジャーキング、特に近年流行しているスライドするような動きが出せるものを中心にチェックしてみましょう。
ジャーキングでシーバスや青物が釣れる動きが出しやすいのはミノー、特にリップが小さいものやローリング主体でアクションが大人しいもの、専用の設計を持っているものはキレのある動きがでます。ジャーキングに鋭く反応してスッと止まる、レスポンスがいいミノーを探してみましょう!
人気のジャーキングミノーを3つご紹介!
ソルトのミノージャーキングで定番のルアーを3つご紹介!シーバスや青物、サワラに効くミノーの定番をチェックしてみましょう!
シーバスゲームシーンではバスルアー、邪道「スーサン」やガイア「エリア10」といったシーバス向けのリップレスミノーがジャーキングに使われていた時代もありましたが、現在は選択肢が非常に豊富で、専用設計のルアーを見つけるのも難しくありません。比較的入手が簡単なものをピックアップしてご紹介します!
①ダイワ「ダーティンZ 140S」
ダイワ ダーティンZ 140S
「ブローウィン」が手に入らないときの有力候補は、ボディシルエットやウェイト、サイズ感が近いダイワの「ダーティンZ」です。サワラ、シーバスによく効くソルトゲームミノーで、24.5gのウェイトが堤防~オフショアまでをカバーします。
タダ巻きはかなり弱いローリングしか出ないので、用途はほぼジャーキング専用。専用設計を持っているだけあって左右へのスライド幅が広く、簡単に動きが出せて対応できるスピードの幅も広いです。ウェイトが欲しいときはこのルアーを検討してみましょう!
②シマノ「バンタム ワールドミノー 115SP フラッシュブースト」
バンタム ワールドミノー 115SP フラッシュブースト
ソルトゲームではなくバス向けのルアーですが、ジャーキングへの適性が非常に高く、シーバス向けとしても多くのアングラーが採用しているシマノのミノーです。115SPモデルはウェイト17gとソルトシーンでも十分な飛距離が出せます。
淡水サスペンド仕様なので、本来の浮力設定は河川や汽水までしか出せませんが、海水環境でも効果は抜群!シマノオリジナルのフラッシュブーストが採用されている点も心強いです。シーバス用にミノーを探している方はぜひチェックしてみてください!
③メガバス「X-80SW LBO」
メガバス X-80SW LBO
シーバスミノーでジャーキングと言えばコレ、超定番のメガバス「Xハチマル」です。ご紹介しているモデルはシーバスゲームでマルチに使える「LBO」モデルですが、ジャーキング特化の「トリックダーター」や65mmの「ジュニア」、115mmの「マグナム」などさまざまなバリエーションが用意されています。
このルアーの特徴はコンパクトなサイズ感と、レンジキープ、姿勢制御といった基本性能の高さ。港湾~河川向けでちょっと小さめのシルエットが欲しいときは、非常に安定感のある選択肢になります。トゥイッチとポーズを繰り返すアクションも強いルアーなので、小場所打ちにも対応!シーバス向けのド定番なら「X80」シリーズです!
ミノージャーキングのやり方!
ジャーキングのやり方を3つに分けてご紹介!
ジャーキングのやり方と注意点、操作のコツをまとめてご紹介します。
最も簡単な操作であるタダ巻きからは一歩踏み込んだ内容になりますが、巻きながらリズムよくロッドを動かすだけなので、少し練習すれば初心者の方でもすぐに導入可能!どの程度の速さでどの程度のふり幅がベストなのか、というのはルアーとアングラー、そして釣れる魚次第というマニュアルな釣り方なので、まずは基本を習得して、釣りながら調整を繰り返すのがステップアップのポイントになります!
①ジャーキングのやり方:基本動作
基本の動作はロッドを横、もしくは下向きに構えて、リールを巻きながら手首のスナップでティップを引く→戻すと入力します。リズムやスピードは「もしもし亀よ」が定番。ロッドを3回振ったら0.5秒ほどストップと繰りかえすのがポイントです。
右手と左手を連動させて動作を行うのがスムーズに身体を動かすポイントで、ロッドを持つを引いたら、リール側の手も引くイメージでハンドルを下方向に半回転。ロッドを持つ手を前に出したら、リール側の手も前に出すイメージで残りの上半回転分ハンドルを回してみてください。リール一回転は1秒程度から始めてみるのがおすすめです。
ルアーは着水から任意のレンジまで沈めてOKですが、かなり浮き上がりが強い操作になるので、スタートしたレンジから水面直下を目指し、そのまま水面直下をキープするようなイメージで攻めましょう!
②ジャーキングのやり方:コツ
コツはルアーにラインテンション抜けのタイミングを意識して与えること!動作一回は必ずティップを引く→戻すとして、ルアーを引っ張るイメージではなく、ラインを弾いて張る→緩めるとするのが上手に操作するコツです。操作が早くなってしまう場合は、引く→戻す→止めるをワンセットとしてイメージしてもOK。
沈めた後やルアーが沖側にあるときは素早く大きく、ルアーが手前に寄ってきたらテンポやふり幅を下げると、ルアーが飛び出しにくくなることも覚えておきたいポイントです。ルアーがどの程度跳ね上がるかはアングラーの入力、そしてルアーが持っているレンジキープ能力次第なので、釣り場で調整しながら自分のセッティングに合ったスピード感を探しましょう。
③ジャーキングのやり方:動画でチェック!
「ブローウィン」のジャーキングを流行させた松本氏の実釣動画をご紹介します。シーバス狙いのジャーキングがどんなスピード感なのか、振りの強さや釣行時のイメージについても解説されています。青物・サワラ狙いもこのスタイルでバッチリです。
入力の強さはトゥイッチよりも強めで、シャクりに近いような瞬発的な強さがあります。入力が弱いと左右に跳ねないので、思い切ってルアーが飛び出す一歩手前の速度を目安に操作してみてください。ふり幅はリールのライン巻き取り量次第です。
動画のジャークは「ブローウィン 140S」用なので、飛び出すようなら弱く、余裕があればふり幅を大きくしたり入力を強くしてみたり、いろいろやって当日魚が反応する動きを見つけるのがこの釣りの醍醐味と言えます。
ミノーのジャーキングでデイゲームを攻略!
日中の釣りにはジャーキング!
デイゲームのジャーキングは、鉄板バイブやスピンテールの高速巻きと同程度の爆発力を持っています。ボトムをメタル系のルアーで釣って、ダメなら中層~表層をミノーのジャーキングとすれば、レンジ別の使い分けとしてもバッチリです。
ジャークしたときの動きはミノーそれぞれなので、ミノー同士のローテーションも非常に有効!いろいろなミノーをジャークして、自分の釣り場にハマるジャーキングを見つけましょう!
ジャーキングが気になる方はこちらもチェック!
ジャーキングが気になる方は、下記のリンクをチェック!
青物、そしてサワラをジャーキングでゲットした堤防青物ゲームの実釣レポートをご紹介します。記事中でご紹介した「ダーティンZ」も登場!ソルトゲームで幅広く使えるテクニックなので、青物やタチウオ狙いの釣りでもぜひ試してみてください!
【連載】今週のサワラはダーティンZで!マズメ過ぎの粘りにはジャーキング!
連載第48回!今週も冬の堤防サワラゲーム、今回はダイワ「ダーティンZ」でサワラをゲットした釣行レポートです。届けば陸っぱりでもジャーキングが...
【連載】ジャーキングでワラサ!シーズンイン直後の堤防青物ゲームをレポート!
連載第90回!今週はシーズンインを迎えた堤防中大型青物ゲーム、ミノーを使ってワラサをキャッチした釣行の実釣レポートです。ワラサ、サワラに使え...