ブレイズアイ ストライクエヴォルーツ120SF
K-TEN セカンドジェネレーション K2F 122
ロンジン ハイスタンダード
堤防青物ゲーム実釣レポート!
今週は通って何とかワラサをゲット!
連載第90回!今週はシーズンイン直後の堤防青物釣り、ミノーのジャーキングをメインとしたプラッギングゲームの実釣レポートです。シーズン開幕直後ということで入ってきている魚の数はまだまだといった気配、いい魚を釣る人はいるものの、時合いが短く堤防全体では坊主が多いというスタートになりました。
自分もサワラにワラサといい魚があがってくるのを横目で見ながら、ひたすらミノーとメタルバイブレーションをキャストする毎日!なんとか今年のパターンを掴もうと通って釣りのヒントを探しています。釣行の模様だけでなくおすすめのミノーも紹介しているので、今年からミノーゲームを始める方はぜひチェックしてみてください!
シーズン開幕直後のベイト状況は
メインベイトはヒイラギとサッパ
11月中頃からの青物シーズンスタート、そして12月に入って、現在のベイトは小型のヒイラギとサッパがメイン。ヒイラギは11月から2月頃までのベイトなのでいつも通りという感じですが、サッパは少し遅れて入ってきた印象です。11月頃アジングで狙ってたアジはあまり目立たなくなりました。
冬本番、地元で大きな青物やサワラの数が増えるベイトと言えばイワシやコノシロなんですが、こちらはまだ気配がありません。見えないだけで少しいるというケースはありそうですが、去年のような毎日群れで堤防沿いを泳ぐ姿はまだ先になりそうです。
ルアーのサイズ選びに悩む
ベイトがヒイラギでもサッパでも、メタルバイブレーションや120mm前後のミノーは問題なく青物から反応を得ることができます。カラーやアクションパターンは当日にマッチするものを探すセオリー通りの組み立てがおすすめです。レンジも高め、低めどちらかにこだわらず、両方をチェックしておけばOK。メタルジグで狙うのももちろん効果的です。
ルアーのサイズについては、ベイトに合わせるのであれば80mm前後、ちょっと大きめの「セットアッパー 125」サイズは問題ナシと判断してルアーを選んでいます。よく飛ぶ「145」はまだちょっと使いにくいような印象、コノシロ系ルアーの出番はまだ先になりそうです。
サワラ狙いのミノージャーキング
サワラを重視してジャーキング!
当日は暗い内から釣り場に向かって、薄暗い時間帯から釣りをスタート!サワラとワラサどちらが釣れるかは分からないという状況だったので、サワラを重視とイメージしてミノーのジャーキングからスタートしました。ルアーは「セットアッパー 125S-DR」。飛距離が出しやすく、魚を釣った経験も多いので、自分はこのルアーを投げている時間が長いです。
ジャークのリズムを変えてみたり、タダ巻きでスピードを変えてみたり、とにかくいろいろやって、魚が反応するパターンをチェック。カラーもローテーションします。結局届く範囲に来ないとなんともならないんですが、いつ魚の目の前を通ってもいいように居るとイメージしてキャスト回数で勝負です!
ブリ系にはタダ巻きがおすすめ
ブリ系もサワラも、いい状態であればジャーク、タダ巻きどちらでも食うんですが、自分の釣り場ではサワラはトリッキーでスピード感のあるアクション、ブリ系は規則的でフワッとする動きが入るようなアクションを好む傾向があります。「セットアッパー 145S-DR」はハイスピード系よりもゆっくりとしたアクションが得意と感じていて、シーバスを釣るようなスピード感で青物が食った経験も多数。125との使い分けポイントになります。
今回は結局ジャーキングでワラサがヒットしますが、どちらかが多い、もしくは魚種を絞ってヒット率を上げたいと感じたときは、ぜひこのアクションパターンの使い分けを試してみてください!
ワラサは満足感抜群!
明るくなってからワラサがヒット!
干潮の潮どまりが迫る時間帯に入って、ついに待望のヒット!ミノーで青物を釣る、近年自分が一番面白いと感じているスタイルでワラササイズをキャッチできました。シーズン一発目、引き味よく魚体のコンディションもイイ感じです!
一匹釣った後はすぐに潮どまりの時間が来てしまって釣行は終了としましたが、水面に魚の気配があったりベイトが見えたり、いい時期が近づいてきているように感じます。沖で跳ねたり鳥山が見えるのが一番いいんですが、このあたりはイワシが入ってから。早起きしていい日に巡り合えるまで通う、というのがネックですが、釣りとしてはそんなに難しいことをしなくても釣れるタイプの釣りなので、初心者の方もぜひチャレンジしてみてください!
アクションパターンはフワッとロングジャーク
ヒットしたアクションのパターンは、ポーズを入れるロングジャークでした。ロッドで長めに引っ張って、リールを巻きながらロッドの角度を戻す時間でポーズを作ります。ルアーの動きとしては鋭くグリグリっと直進して、フワっと止まるポーズを繰り返している感じです。
青物釣りというと高速巻き、ハイスピードなアクションとイメージしがちですが、ポーズだったりスローリトリーブだったり、ゆっくりした動きで釣れるというケースも少なくありません。フワッとした動きは浮力のあるプラグならではのアクション。ジグしか使ってこなかったという方も、ミノーやトップでこのアクションパターンを楽しんでみてください。
いろいろ選べる!青物ミノー
定番以外のおすすめミノーを3つご紹介!
青物やシーバス向けのミノーはシマノ、ダイワの製品が強く、流通量もあって使っている方が非常に多いです。青物ミノーと言えば「サイレントアサシン」と「セットアッパー」。「ロックジャーク」や「SLSZ バーティスR」も釣り場で使っている方を見かけました。やはり大手メーカー製の重心移動システムは非常に強力です。
おすすめを紹介するとなるとどうしても上記のミノーがメインになりますが、今回は敢えて定番を少し外した製品も遊んでみたい方向けに、シマノダイワ以外からおすすめのミノーをご紹介!定番から少しだけアプローチが異なることで、いい結果を期待できるようなものをお探しの方は要チェックです!
①ロンジン「ハイスタンダード」
ロンジン ハイスタンダード
ローリングとウォブリングを半分ずつ取り入れたアクション、さまざまなアクションパターンに対応できる幅の広さが持ち味のミノーです。シーバスだけでなく、フラットフィッシュやオフショアでのサワラでも高実績。120mmは19gとタックルセッティングを選ぶウェイトですが、150は34g、フックも#3を搭載できます。
シーバス系のミノーで万能なもの、サワラ狙いのジャーキングを多用する方におすすめです!
②タックルハウス「K-TEN セカンドジェネレーション」
K-TEN セカンドジェネレーション K2F 122
磯の青物ゲームで高実績、流れの強いエリアでも頼りになる外洋向けのミノーです。ヒラスズキ、青物を強く意識したこのミノーの特徴は、122mm20gのモデルでもST-46の#2フックを標準装備しているガチンコの仕様。ウェイト的には26gある142が使いやすそうです。
ライン、ドラグとも強いセッティングで使いたい方、強引なファイトが必要なテトラ周り、潮の流れが速い釣り場など、ロックショアゲームに近いようなシチュエーションに合うミノーをお探しの方は要チェックです!
③ブレイズアイ「ストライク エヴォルーツ」
ブレイズアイ ストライクエヴォルーツ120SF
最後はヒデはやしさんのルアーブランド、ブレイズアイの万能ミノー「エヴォルーツ」です。シーバスミノー的なスペックですが、シーバスにヒラスズキ、サーフから磯までOKのヴァーサタイルタイプ。こちらも#2が標準装備のセッティングで、#1まで使えます。
このミノーのおすすめポイントはタダ巻き、ジャークなんでもできるところと、安定感のある飛行姿勢。非常に投げやすいと思います。カラーもかなりかっこいいものが揃っているので、気に入って使えるものをお探しの方はぜひチェックしてみてください。新作「ストライク」は飛距離重視のウェイトチューニングバージョンです!
ブリサワラを目指して
サイズアップに期待!
今回釣れたサイズはだいたい65cm、ワラササイズとしては十分立派な魚体だったんですが、目指すはブリサイズ&メーターサワラ!サイズ狙いはもう少し季節が進んだら大きなルアーを使うという手があるんですが、今はベイトのことを考えて、ひたすら釣ることでサイズアップを目指します。
この時期は雨さえ降らなければ基本はGO!風向きが合っていれば強風はOKということにして、来週も青物&サワラを狙います!
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【連載】冬は堤防サワラゲームがおすすめ!おすすめのタックルとルアーを紹介!
連載第89回!今週は間もなくシーズン本番を迎える堤防サワラゲームについてです。基本となるタックルやルアーの情報と、アイテムセレクトのポイント...
出典:ライター撮影