アイススケートで止まりたい初心者の方へ
アイススケートの止まり方を知ろう
アイススケートをはじめたばかりの方は滑ることができたら次に困るのは止まり方でしょう。アイススケートの止まり方は仕組みを知らないとどうしていいのかわからないですし、逆にきゅっと早くブレーキがかかりすぎてしまって転びそうで怖いですね。
アイススケートのスピードをセーブできる止まり方
アイススケートは自分の足で歩いたり走ったりするのとはまた違った進み方をします。スピードがですぎて怖いという方は、止まり方を覚えることでアイススケートのすべるスピードをセーブできるようになるでしょう。止まり方は安全に滑ることにも活用できます。
片足・両足複数のアイススケートの止まり方を伝授
複数の種類があるアイススケートの止まり方を片足でおこなう方法と両足でおこなう方法をたくさんご紹介します。人によって止まりやすい方法もありますので、ひとつの止まり方にこだわらず、いろいろな方法を試してみてもっとアイススケートを楽しんでくださいね!
アイススケートの止まり方のコツ4選
アイススケートの止まり方の上達には4つのコツがあります。アイススケートをはじめたばかりの人でも、わかるような基本的な滑り方・止まり方のコツからまずは見ていきましょう。
アイススケートの止まり方基本
アイススケートが滑るのは溶けた氷の水分の上で摩擦が減っている状態ですので、そこに摩擦を発生させてあげると簡単に止まり方がマスターできます。その基本はフィギュアスケートでも変わりありません。
そのためにおこなうのがエッジ(をかける)です。スケート靴の刃の部分には前にぎざぎざが付いていますが、それだけでなく刃の内側・外側にもエッジというものが存在します。それを氷に当てることで摩擦を起こし止まることができるのです。
止まり方のコツ1.あわてずにゆっくりと
エッジを掛けておこなうアイススケートの止まり方ですが、コツであり絶対にしてはいけないことがいきなり強いエッジをかけることとなります。
これは初心者でもプロでも同じです。車で急ブレーキをかけられた時のように、急に強いエッジがかかると前へつんのめってしまうでしょう。
急にきゅっと止まっているように見える上手い人でも、実はその前から自分の限界に合わせて少しずつエッジをかけているのです。
止まり方のコツ2.エッジをかける足
多くの止まり方ではエッジをかける足と添えるだけの足が存在します。スケート靴を自分の足のように扱える慣れている人となると片足をあげて片足だけでエッジをかける、足をひねる、エッジを掛け続ける、止まるという一連の動作をおこなうでしょう。
このときの重心はもちろん氷に面している止めようとしている足です。しかし初心者の方であれば重心はエッジを掛ける足ではなく、添えるだけの足である方が安全に止まりやすいです。
止まり方のコツ3.体重移動
急に強いエッジを掛けるなといわれても、難しいと感じますか?そんなときにできるコツ・意識の仕方をご教授します。それはエッジを小指側から少しずつ体重を片足に乗せていくようにすることです。
ゆっくりと体重を移動させながらエッジをかけることにより、急に止まってつんのめるということがなくなり、見た目も流れるような動作がきれいに見えるので覚えておくとよいでしょう!
止まり方のコツ4.片足のエッジから練習する
これには両足からはじめた方がよいという方もいて、考え方もさまざまですがふたつの足を意識するよりも片足に集中した方が初心者の方は混乱せずに練習できるでしょう。
まずは片足を使って止まるイの字やハの字の止まり方から練習して慣れてきたら両足で止まるとよいです。もちろんすべての止まり方をできなくてはいけないわけではないので、ゆっくりと自分の得意な止まり方を探しましょう。
アイススケートの止まり方の種類と特徴
それでは初心者の方でも簡単にできるアイススケートの止まり方種類とそれぞれの特徴を見ていきます。ひとくちにアイススケートの止まり方といっても複数あるため、自分にとってお気に入りの止まりやすい止まり方を探してみましょう。
アイススケートの基本の止まり方1.イの字
まずは片足で止まる方法からご紹介します。止まり方にはその足の形に似ている文字の名前で呼ばれます。
カタカナのイの字に似ている足になることからイの字ストップと呼ばれる方法は、左足を滑りながら足首をひねり、ななめ前に出して右足をそれに添えるように進行方向に向けたままブレーキをかけるアイススケートの止まり方です。
アイススケートの基本の止まり方2.Tの字
アイススケートのT字ストップには2種類あって右足を左足の前に出す方法と右足を左足の後ろに付けるようにする形があり、逆Tの字ストップとも呼ばれます。
この呼び方は前者をTと呼んだりその逆であったりと人によって変わりますので、あまり呼び方にはこだわらず右足の前後で判断するようにするとよいでしょう。
どちらの場合でも左足は進行方向にまっすぐ向けて滑り右足でエッジをかけます。
アイススケートの基本の止まり方3.両足
アイススケートでの止まり方で見たことがある・記憶に残っている方法の多くは両足で止まる方法ではないでしょうか。片足のブレーキがスピード調整に多く使われることが多く、両足で止まる人が目立つからです。アイススケートを滑りながら両足首をひねるようになるのが特徴です。
アイススケートの基本の止まり方4.両足ハの字
アイススケートでは両足で止まる止まり方は難易度が高めですが、格好を気にしないのであれば簡単な両足での止まり方もあります。それがハの字ストップと呼ばれるアイススケートの止まり方で、名前の通り足がハの字にひらくことからこの名で呼ばれるものです。
アイススケートの止まり方の練習方法は
最後はご紹介した止まり方を練習する方法を解説します。どの止まり方でも前述の止まり方のコツを踏まえて、繰り返しできるようになるまでおこなうのが上達の近道となるでしょう。
あまりスピードを出さず最初はゆっくりとしたスピードでおこなうこと・2-3歩進んだくらいからやることでリンクでほかに滑っている人の邪魔にもなりにくくおすすめです!
イの字の止まり方の練習方法
イの字の止まり方を練習するにはまずは横滑りができるようにします。横滑りとはアイススケート靴のブレードを立てて進行方向ではなく左右に足を開いていく方法です。足を内股にするとエッジが効いていて横に滑らないのがよくわかるでしょう。
まずは左足に体重をかけ右足は添えるだけの感覚にしてください。そのまま左足で滑り、右足を横滑りさせたら外からエッジをかけながら斜め前につま先から氷を掻いてブレーキを掛けて止まります。
Tの字の止まり方の練習方法
アイススケートの止まり方はどれも、横滑りから足を進行方向から横に向けてエッジをかけブレーキをかけておこないます。Tの字も先程のイの字ストップと形が違うだけでやり方はほぼ同じです。
足を進行方向の前に出すのは怖いという方が多いので、イの字よりも逆Tの字ストップから練習した方が比較的やりやすいといわれます。左足に体重をかけながら右足を横滑り、垂直くらいまでねじる感覚で後ろに回しブレーキを掛けて下さい。
両足での止まり方の練習方法
アイススケートの止まり方で一番横滑りを活用して止まるのがニの字ストップと呼ばれる両足での止まり方となります。どの止まり方も横滑りができることが前提となりますが、シビアに止まり方に関わってくるので少しほかよりも練習が必要になるでしょう。
体の動きも大切でまずは腰を落として伸び上がりながら横滑りしてスケート靴を進行方向とは垂直に向くまで回転させます。そのまま足を倒してブレーキをかけつつゆっくりと速度を落としましょう。
全部に役立つアイススケートの止まり方の練習
全部の止まり方の練習になる横滑りは大切な練習となります。横滑りのコツはブレードを立てることにありますので、練習も安全におこなえます。あとは足をどうひねるか、片足で滑りもう片足はバランスを取るのに使うという練習も役に立つでしょう。
それぞれの止まり方動画でもそのバランスの取り方や腰から上半身の使い方をチェックするのも上達できるコツとなります。
まとめ
アイススケートのいろいろな止まり方を練習しよう
今回はアイススケートの基本ともいえる簡単な止まり方の種類やコツ・それを踏まえた練習方法とご覧いただきました。文字だけで見てもわかりにくいため、ハウツー動画を参考にするとよいです。
練習動画などを探すときは、まずはかっこよく滑っているものでなくできるだけゆっくりとやって見せてくれているものを見ることがおすすめとなります。初心者は特に素早い動きだと何をしているのか、どう体を使っているのかわかりにくいでしょう。
レンタル靴では手入れも完璧ではないのでスピードを出さない
初心者の方はレンタルスケート靴で練習することも多いのではないでしょうか。しかしレンタルスケート靴は全部が新品で手入れもされているわけではありません。
エッジもゆるくなっていてかかりにくい靴がほとんどです。無理して思ったようなエッジをかけようと無理な角度まで傾けたり体重移動することに慣れてしまうと危険です。
初心者の方は特に、前に人が来たなどという場合に安全に対処できるスピードでを心がけましょう!
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