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初心者にも人気、棒ノ折山の登山コースガイド!歩行時間や下山時の注意点も解説!

棒ノ折山は都心からアクセスしやすい標高1000m以下の人気の山です。沢沿いを歩き、滝などの見どころが多く、登山初心者でも挑戦できます。奥多摩の大自然を独り占めできる棒ノ折山の登山コース、歩行時間や注意点などと合わせて、ぜひ次の登山の参考にしてください。
2022年1月24日
水木誠人
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奥多摩の棒ノ折山の登山についてご紹介

Photo by jetalone

棒ノ折山は、東京都西多摩郡奥多摩町と埼玉県飯能市の間に鎮座する標高969mの山です。奥多摩の低山として人気の高水三山、高水山、岩茸石山、惣岳山の北側に鎮座し、沢沿いの登山道には滝などの見どころもあるため、奥多摩エリアで人気の登山コースとなっています。

棒ノ折山の登山コースには、初心者から上級者までそれぞれのレベルに合わせた登山コースがいくつもあり、山頂からの見晴らしもよく、気分をリフレッシュされたい方におすすめです。今回はそんな棒ノ折山の登山コースをご紹介します。

3エリアから棒ノ折山への登山コースへ

棒ノ折山の登山は、西武池袋線の飯能駅から向かう名栗エリア、東京の最奥とも呼ばれる奥多摩エリア、奥多摩の手前に位置する青梅エリアの3エリアからアプローチできます。コースに応じていくつかの山を縦走するコースもありますが、基本的には初心者でも挑戦しやすいコースです。

また、名栗エリアには、日帰り温泉として有名なさわらびの湯があります。下山後に立ち寄りたい方は登山計画に盛り込みましょう。なお、本稿は2022年1月22日現在の情報を元に作成しております。

天然温泉 さわらびの湯

  • 住所
    〒357-0112
    埼玉県飯能市大字下名栗685
  • 電話番号
    042-979-1212
  • 公式サイトURL
    http://sawarabino-yu.jp/
  • 営業時間
    午前10時~午後6時(GW・夏休みは午後7時)
【さわらびの湯】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet
さわらびの湯の観光情報 営業期間:営業時間:10:00~18:00 ゴールデンウィーク、夏休みシーズンは19:00まで営業、交通アクセス:(1)圏央道狭山日高ICから車で約45分(狭山日高IC→国道299号→県道70号→県道53号)。さわら

棒ノ折山の人気の3コース【名栗エリア】

棒ノ折山の人気の登山コースは、西武池袋線の飯能駅からバスで40分ほどに位置する名栗エリアにあります。最も人気が高いのが名栗湖畔に位置する白谷登山口からはじまる関東ふれあいの道コースです。ほかには、滝ノ平尾根登山口から行くコースや、入間川にかかる名栗川橋付近から名栗温泉大松閣を経るコースなどがあります。

登りと下山でコースをアレンジするなどして、棒ノ折山までの登山を満喫しましょう。

①白谷沢登山口~岩茸石や権次入峠~棒ノ折山【2時間半】

こちらの棒ノ折山登山コースは、関東ふれあいの道の中でも埼玉県の水源のみちのひとつに数えられるコースを行きます。歩行時間は2時間半ほどで、ピストンで往復するとだいたい5時間ほどです。

西武池袋線飯能駅からバスに乗り、ノーラ名栗・さわらびの湯バス停から白谷沢登山口を目指します。すべりやすい沢登りを楽しみながら、岩茸石を経てゴンジリ峠へ。ここで青梅方面からの登山コースと合流し、棒ノ折山山頂へと登っていきます。

②滝ノ平尾根登山口~滝ノ平尾根~棒ノ折山【2時間半】

こちらのコースは、沢沿いは歩きにくいという方、登山が初めての初心者の方で、棒ノ折山に登りたい方におすすめのコースです。登山のスタートは滝ノ平尾根登山で、狭い登山道を歩いていきます。

途中、わかりにくい箇所には道標があります。同中には、ベンチが置かれた休憩ポイントもあり、尾根道を進んでいくポイントもあります。林道を横断する箇所を経て、岩茸石、ゴンジリ峠を過ぎると、棒ノ折山山頂です。


③名栗川橋~名栗温泉大松閣~棒ノ折山【2時間半】

名栗川橋バス停から名栗温泉大松閣へと進み、湯基入林道へと進み、登山口を目指し、岩茸石から棒ノ折山へ行く登山コースがこちらです。こちらのコースはあまり多くの登山者がいないため、道が荒れている箇所もありますが、ベンチなどもあるほか、ロープなども張ってあるため、しっかりと整備されています。

ただし、初心者の方やルートファインディングに慣れていない登山者は、単独での登山は控えるようにして、十分に注意して登山を楽しみましょう。

棒ノ折山の人気の2コース【奥多摩エリア】

奥多摩エリアから棒ノ折山へ登山するコースは、リピーターの多い穴場のキャンプ場である奥多摩の奥茶屋キャンプ場を拠点に行く最短コースから、JR川井駅から登っていくコースまで、歩行距離に応じていろいろなコースがあります。

いずれもJR川井駅から大丹波川を上っていくコースで、バス停やキャンプ場などがあるため、そこを拠点に棒ノ折山を目指すコースです。本稿では2つのコースをご紹介します。

①奥茶屋キャンプ場~棒ノ折山【1時間半】

奥多摩エリアから最短で棒ノ折山へとアクセスできるのがこちらのコースです。都心から2時間ほどに位置する奥茶屋キャンプ場を拠点にして、ここから1時間半ほどで棒ノ折山となります。

こちらのコースは、山口からワサビ田を通り過ぎ、杉林の中を登っていきます。コース全体が整備されているため、登山初心者の方も安心して人気の棒ノ折山山頂まで登ることが可能です。

②JR川井駅~棒ノ折山【2時間半】

こちらのコースは、JR川井駅からスタートし棒ノ折山まで登り切るコースです。棒ノ折山の登山口は、奥茶屋の有料駐車場の先にある「澤ノ井」の看板のそばとなっています。川井駅からは都道202号線を歩いて行きたいという方におすすめのコースです。

なお、川合駅から1時間ほどの八桑から名坂峠を経て岩茸石山へと縦走し、関東ふれあいの道の登山道を利用して棒ノ折山山頂まで歩き切るという3時間ほどのコースもできます。

棒ノ折山の人気のコース【青梅エリア】

青梅エリアから棒ノ折山を目指すおすすめの登山コースは、片道4時間ほどの長いコースです。JR御嶽駅から奥多摩エリアで人気の高水三山のうち、惣岳山、岩茸石山を経由し、雨沢山、黒山を経て棒ノ折山に登ります。下山は別のコースにして多くの景色を楽しみながら山歩きすることもできるため、体力に応じて挑戦してみましょう。

なお、こちらのコースは、手前の軍畑駅から高水山を経て岩茸石山と上っていくコースも可能です。

登山口~惣岳山~岩茸石山

こちらの棒ノ折山への登山コースは、御嶽駅近くの慈恩寺裏手に位置する登山口からスタートします。スタートから急登りを進んでいき、鉄塔を過ぎていくルートです。こちらは関東ふれあいの道のルートでもあるため、登山道は整備されています。

惣岳山には眺望がありませんが、岩場や尾根道を進んでいった先に鎮座する岩茸石山では、天気がいい日には美しい眺望を期待することが可能です。ぜひすばらしい景色とともに休憩を取りましょう。


岩茸石山~黒山~棒ノ折山

岩茸石山から急下り、すぐにまた登りと、アップダウンの続く尾根道を進みます。道標が点在するため、とくに迷うことなく進むことが可能です。ベンチがある休憩場所もあるため、体力に合わせて休憩しながら進みましょう。

新緑に囲まれた黒山山頂を過ぎ、少し下った後、急登りの先にゴンジリ峠が見えてきます。ここから棒ノ折山の山頂まではすぐです。棒ノ折山からの下山ルートは名栗エリアのさわらびの湯へと下り、温泉に浸かってから帰路に着くというのもおすすめとなっています。

棒ノ折山登山口までのアクセスや地図

Photo by jetalone

今回ご紹介しているコースの登山口までのアクセス方法や地図をまとめました。棒ノ折山は人気の山ですので、アクセス方法はさほどむずかしくはありません。駅から気軽にアプローチできるコースもありますので、その日の体調や体力、天候などに応じて臨機応変に活用してください。

①白谷沢登山口の地図

白谷橋登山口は、西武池袋線の飯能駅からバスで40分ほど、ノーラ名栗・さわらびの湯バス停で下車し、有間ダム沿いを30分ほど歩いたところに位置します。登山口入口に数台駐車できる第1駐車場もありますが、さわらびの湯の駐車場も利用が可能です。この棒ノ折山登山コースは非常に人気が高いため、登山者も多く、迷う心配もありません。

②滝ノ平尾根登山口の地図

滝ノ平尾根登山口は、西武池袋線飯能駅からバスで河又名栗湖入口バス停まで行きます。入間川にかかる橋を渡り、公衆トイレから脇道に入り、川沿いを進み、さらに橋を渡った先が登山口です。バス停から歩いて5分ほどとなっています。

車でアクセスする場合は、名栗農産物加工直売所駐車場を利用しましょう。ここから公衆トイレを経て、同じように橋を渡ってアクセスします。

③名栗川橋の地図

名栗川橋へのアクセスは、西武池袋線飯能駅からバスを利用します。名栗川橋バス停で下車し、入間川を渡って名栗温泉大松閣へと進んでいくと湯基入林道です。車の場合、最寄りの駐車場は入間川沿いにある駐車場のほか、さわらびの湯の駐車場を利用することになります。
 

④奥茶屋キャンプ場の地図


奥茶屋キャンプ場は、国道411号線の青梅街道から都道202号線を北上したところに位置します。公共交通機関を利用する場合は、JR川井駅から清東橋または上日向行きのバスで終点の清東橋または上日向で下車、徒歩10分ほどです。

なお、こちらのキャンプ場、規模の小さいキャンプ場のため、週末の登山を計画されている方は日程に余裕を持たないと予約ができない可能性も。

奥茶屋キャンプ場

  • 住所
    〒198-0101
    東京都西多摩郡奥多摩町大丹波498
  • 電話番号
    090-2933-9644
  • InstaのURL
    https://www.instagram.com/okuchaya/
  • アクセス
    JR川井駅よりバスにて国道411号線の青梅街道より都道202号線を北上

⑤惣岳山登山口の地図

こちらの登山口は、JR御嶽駅を出て国道411号線を左方向へ進み、すぐ左側の階段を登り、踏切を渡った慈恩寺の裏手に位置します。慈恩寺の境内から左手に遊歩道入口を見つけることが可能です。そこが惣岳山登山口となります。こちらの登山口は、JR御嶽駅から歩いて5分ほどです。踏切を渡ればすぐとなっています。

さまざまなコースで棒ノ折山の山頂へ

Photo by jetalone

棒ノ折山は、東京と埼玉の間に鎮座する標高969mの低山です。都心からのアクセスも便利で、登山コースはバラエティに富んでいます。初心者の方でも無理なく登れるコースがあるほか、いくつかの峰を縦走するコースまで、その日のコンディションによって自由に登山計画が立てられるのも魅力です。

沢沿いの登山で滝などの見どころを楽しみたい方も、奥多摩で人気の高水三山、高水山、岩茸石山、惣岳山との縦走を満喫したい方も、ぜひ棒ノ折山へ登山に出かけましょう。
 

奥多摩エリアの登山コースが気になる方はこちらもチェック!

今回は奥多摩近郊の低山の中でも、棒ノ折山の登山コースをメインにご紹介しました。もっと奥多摩エリアの登山やハイキングコースについて知りたいという方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてはいかがでしょうか。いままで見たことのない新しい景色とであるかもしれません。