薪ストーブ
ソロキャンプに最適な装備や燃料を考察!
ソロキャンプデビューを果たし、実際に経験すると、『あれがあったらもっと快適に過ごせた』『たくさん持っていきすぎた』と反省点が出てきます。
今週は、冬ソロキャンプに適量の燃料類(薪やCB缶)やハードギア・ミニマムキャンプそれぞれの違いや快適に過ごすための方法をご紹介。
みなさんのソロキャンプを『楽しかった』と思えるように、私の経験をシェアしますので、参考にしてみてください!
今回のキャンプに持っていたもの
とにかく、寒さが苦手な私は今回、ありったけのギア・燃料を積載してソロキャンプへ出かけました。ギアがソロ用なだけで、持っていくものは車に満載。車とキャンプサイトを往復して持ち運びしたのは以下のものです。
バックパック35L:モンベルチャチャパック
- シュラフ・エアマット・ウレタンマット・エマージェンシーシート・ナイフ・斧・ティピーテント・クッカー・シングルバーナー・着替え
スタッキングケース:キャプテンスタッグ
- クッカースタンド・鉄板・DODスゴイッス・カトラリー類・薪スタンド・スキットル・ヒューチャーフォックス遮熱テーブル&シングルバーナーアタッチメント・カップ麺・レトルトごはん・アルコールティッシュ・ミネラルウォーター2L・火バサミ・ランタン×2
クーラーボックス:コールマン
- 牛肉・ビール500ml×1など
車に積載しっ放しのギア
- コット・焚き火台・ロールテーブル・薪1.5束
その他
- ノートPC
反省点
画像を見てもらうとわかるように1回では、サイトまで運べる量ではありませんでした。ギアを小さくするとしたらコットを組み立て式のものに変える・焚き火台をソロ仕様に変更するなどの検討が必要です。
実際、ソロキャンプから自宅へ帰った翌日には筋肉痛となってしまいました。ギアをコンパクトなものにしても燃料となる薪を必ず携行することを考えると、カートを使わなければ持ち運びだけで疲れてしまいそうです。
次回は、コット・焚き火台を見直して軽量化を図るとともに、自宅に保管してある折りたたみカートを使ってみようと思います。
ソロキャンプしてわかった!必要な燃料
焚き火のハイパーラプス pic.twitter.com/tCR9Ixj2Jw
— ソウ⛺キャンプアカ (@SakuraCamper) December 26, 2021
焚き火に欠かせない薪や、ガスボンベは予備を持ちすぎるとかさばってしまいますし、ギリギリだと足りなくなってしまうと、頭を悩ませる必需品です。
理想としてはちょうど使い切る、もしくは少しだけ余る量を持っていくと、ソロキャンプを快適に過ごせます。
ここでは、私が実際に使用した体験から感じた1泊2日に必要な量を紹介しますので、参考にしてみてください。
薪
このキャンプに使用した薪の量は1.5束(約7.5kg)です。内訳は、自宅で斧とシースナイフを使って試し割りした焚き付け用(約2.5kg)と新たに買った薪1束(約5kg)。
1日目:16時頃から22時頃まで4時間の間に焚き火+料理
2日目:7時頃から9時頃まで2時間に湯沸かしと暖を取る
上記のように使用しました。
焚き火をしていた合計時間は6時間程度です。薪もきっちり使い切りました。
このことから考えると、料理から湯沸かしまで焚き火を使うとすれば最低でも1.5束は確保しておく必要があります。
6時間÷1.5束(約7.5kg)=0.25束(約1.9kg/1時間あたり)と計算できるため、荷物を減らしたい場合は焚き火する時間を先に計算してから持っていく薪の量を考えるとよいでしょう。
CB缶
CB缶は新品を持って行けば1本で十分です。主に使用したのはアタッチメントを使っての暖取り・湯沸かし・焚き火の火付けにトーチバーナーを使用した程度。
ポイントごとに使用しましたが、ゆとりのある残量のままキャンプを終えられました。
薪の方がかさばるため、荷物を減らしたい人はシングルバーナーの使用頻度を上げるような楽しみ方をすると、携行する燃料を抑えられます。
その場合、CB缶はゆとりを持って2本準備しておくと安心です。
ハードギアとミニマム、それぞれ冬キャンプの違い
事前準備から寒さが苦手な私は寒さ対策を万全にするため、あらゆるギアを新調しました。私の所感としては、初心者の冬キャンプデビューにはハードギアで装備を固めた方が安全で快適な時間を過ごせます。
いずれ、装備を削ぎ落としたミニマムキャンプも試して、皆さんにリアルな感想をお伝えできればと考えているところです。
現状、ミニマムな装備で冬キャンプに臨むなら、シュラフだけは最低利用温度にゆとりがある高水準なものを選ぶと、夜の寒さに震えて目が覚めるようなことはないでしょう。
ハードギアキャンプ
ハードギアキャンプとは、アウトドア環境でも高性能な道具を積載してキャンプするスタイルです。ミニマムキャンプとは対極にあるスタイルですが、キャンプ場でも自宅のような快適さでキャンプを楽しめます。
私が冬キャンプで試したいギア!
薪ストーブ
ミニマム装備のキャンプを楽しむ前に、私はハードギアキャンプでどうしても試しておきたいギアがひとつだけあります。それは「薪ストーブ」です。そのために煙突に対応できるティピーテントを購入したと言えるでしょう。
さらに、荷物を置くためだけのラックもあれば、どれだけキャンプを快適にできるかをお伝えしたいと思います。
とにかく快適に!
ありったけの道具を車に積載して、アウトドアでも快適な環境で過ごせるように準備・設営するのがハードギアキャンプの魅力です。荷物の多さから考えると移動手段は車のみ、ソロキャンプであれば、軽自動車でも対応できるでしょう。キャンプシーンでも自宅にいるような快適さを求める人におすすめします。
ミニマムキャンプ
これまで、基本的には軽量なギアを集めています。楽しみ方を毎回、考えながら必要ないギアを絞っていき、チャチャパック一つで冬キャンプに必要なアイテムを携行して、ミニマムキャンプを楽しんでみようと目論んでいます。
先日、焚き火台も対談記事でお話しくださったあいりさんに紹介してもらったコールマン「ファイアーディスクソロ」を購入しました。
全体的に軽く持ち運べるギアと少しずつ入れ替えながら感想や軽量化していく様子をお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。
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徒歩・ツーリングに!
荷物を携行できる量が限られる徒歩・ツーリングでの移動手段の場合、強制的に荷物を持ち運びできる量は限られてしまいます。少しでも軽く・コンパクト、機能性に優れたアイテムを集めて、限られた道具でも快適なキャンプを過ごしたい人におすすめします。
年始はギアレビューから!
開始して2ヶ月足らずの連載ですが、ツイッターから感想を寄せていただけると担当してよかったと感じます。読んでくださる方には感謝しかありません。年内の連載は当記事にて終了です。
年末は、会社員として働いていますので、年が明けてから次回のキャンプへ出かけようと考えています。次回連載は購入してまだ紹介していないギアの特長やおすすめポイントを解説しますので、キャンプギアを探している方は参考にしてみてください。
2021年はお読みくださりありがとうございました。2022年も引き続きよろしくお願いいたします。
また、リクエストやご意見があればぜひTwitterアカウントまでリプ・DMください!お待ちしています。
冬キャンプデビューまでの道筋はこちら!
11月の1週目から冬キャンプデビューから楽しみ方、魅力までをお伝えする連載を担当させていただいています。初めて記事を読まれた方は、これまでの記事を読んでもらえると、冬キャンプデビューするまでにそろえておくべきものを素肌感覚で知ることができますので、ぜひお読みください!
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ライター撮影