ヴィットリア・ランドナーテック
コンチネンタルGP5000
パナレーサー・グラベルキングSS
シュワルベ・マラソン
コンチネンタル・UltraSport3
ミシュランPro4サービスクルスV2
タイヤのバリエーションは豊富!
クロスバイクは、通勤や通学などの街乗りからツーリングまで利用できる便利な自転車になります。クロスバイクのタイヤにはメーカーやサイズなど種類が豊富で、どれを選んだらよいか迷ってしまいそうです。
クロスバイクのタイヤはどれを選ぶ?
タイヤの種類は?
クロスバイク向けの主流はクリンチャータイヤで、ママチャリに似たチューブをゴムで覆った仕様です。また、チューブとタイヤが一体のチューブレスタイヤという種類もあり、レースやツーリングなどにも利用されます。
クロスバイクタイヤのサイズは「700×32C」などの表記がされていて、最初の数字は適合するホイールサイズを表し700C(約70cm)が主流です。また、後の数字はタイヤ幅で、初めての方は標準(28mm)を試してみてはいかがでしょうか。
クロスバイクタイヤの選び方!
太めのタイヤは安定性がよく、砂利道などでも走りやすいのが利点です。一方、細めのタイヤは路面の抵抗が少なく、高速で走れるのが特徴になります。逆に、太めは速度が出しにくく、細めは悪路での走行が不安定になりがちです。用途によって、どれにするかを決めましょう。
クロスバイクのタイヤ【太め】2選!
1.ヴィットリア・ランドナーテック
ヴィットリア・ランドナーテック
1953年にイタリアで創業したヴィットリアが提供するクロスバイクのタイヤです。表面に刻まれた溝のおかげで、雨天の滑りやすい路面状態でも安心して走行できます。
表面には「グラフェン2.0」というカーボンの特殊シートを採用し、しっかりしたグリップ力と軽い走行性能が魅力です。サイズ展開はホイールサイズが700cで、幅は28mmから48mmまでと太めになります。価格は4200円ほどと高コスパです。
耐久性の高いクロスバイクタイヤ!
このクロスバイクのタイヤには、トレッド(タイヤの地面に接している部分)の裏面に、ラバー層と2重の耐バンクベルトを重ねた構造で、パンクがしにくいのも魅力です。
タイヤのケーシング(内側の土台の部分)は高密度のナイロン製で強度があり、車のライトに反射する表面加工がされているのも特徴になります。別メーカーのタイヤと比較して回りが軽いと口コミでも評判です。
2.パナレーサー・グラベルキングSS
パナレーサー・グラベルキングSS
国内で有名な自転車タイヤブランド・パナレーサーから2020年に発売されたクロスバイクにも人気のタイヤです。
悪路にも対応できる「グラベル(砂利道)キング」シリーズの一つで、SS(セミスリック)はトレッドの中央がスリック(溝が無い)で、左右に溝が入っているのが特徴になります。700C規格で、サイズは28mmから43mmまでと太めです。チューブレスがメインで、値段は5200円ほどと高コスパになります。
クロスバイクでの通勤にもおすすめ!
このクロスバイク用タイヤは、側面になるほど溝パターンが多いため、コーナーでの安定性があり、直線では高速走行が快適です。タイヤの素材は高弾性の天然ゴムがメインで、衝撃をしっかり吸収してくれます。
舗装状態がわるい道路から小石が散らばるダートや山道まで、さまざまなアウトドアシーンでも活躍し、パンクが気になる通勤にもぴったりと評判の高いタイヤです。
クロスバイクのタイヤ【標準】2選!
1.コンチネンタルGP5000
コンチネンタルGP5000
次にご紹介するクロスバイク用タイヤは、ドイツに本社を置く有名な自転車部品メーカー・コンチネンタルのGP(グランプリ)5000です。
サイズは700 Cが23mmから32mmまでと幅広く、ホイール規格が650Bのタイプもあります(25mm・28mm)。また、クリンチャーモデル(9020円ほど)とチューブレスモデル(10780円ほど)があるのも特徴です。
グリップ力と高速域での走りを両立!
タイヤの素材に「カーボンブラック粒子」という細かいカーボン粒子を使用することで、グリップ力と転がり性能を両立しています。同社の前作(GP4000S2)と比較して軽量化され、耐パンク性能も高くなりました。
また、タイヤの側面のみに溝パターンが設けられていて、コーナーリングが安定する仕様です。低速域ではグリップが効き、高速域では軽い走りを楽しめる、いいとこどりの商品になります。
2.シュワルベ・マラソン
シュワルベ・マラソン
ドイツに本社があるクロスバイクなどのタイヤメーカー・シュワルベが製造元です。「マラソン」という名前のとおり長距離向けに開発され、開発時には73000kmを走破した耐久力抜群のタイヤになります。
リム径700Cのラインナップは23mmから38mmと幅広く、通勤・通学やツーリングなどに人気があります。値段は4000円ほどとコスパも抜群です。
クロスバイクのコーナー安定性が魅力!
このクロスバイク用のタイヤの裏面には、厚さ3mmのパンク防止ベルトが重ねられているのが特徴で、パンクしにくいのが魅力です。また、タイヤ側面は硬い材質のため、コーナーでも変形せず安定走行ができます。
タイヤは比較的重量があり、走り出しに重さを感じますが、速度が乗ってくると気になりません。小石や段差でタイヤを取られず、ブレーキの際の横滑りがないなど、安全に走行できるのが魅力です。
クロスバイクのタイヤ【細め】2選!
1.コンチネンタル・UltraSport3
コンチネンタル・UltraSport3
GP5000と同じくドイツのコンチネンタルが提供するクロスバイク用のタイヤです。初心者用としてもおすすめのタイヤで、グリップ力や耐久性が高いクリンチャータイプの商品になります。
サイズは23mmから28mmまでと細めのラインナップで、値段は3300円ほどと高コスパです。カラーはブラックのほか、ブラック/レッドやブラック/グリーンなどカラフルなものもあります。
安くて長持ちするクロスバイク用タイヤ!
このクロスバイク向けのタイヤは、他のクロスバイク用と比較して硬いのが特徴で、路面の凹凸があっても乗り心地がよいのが魅力になります。側面にあるシャープな溝のパターンは方向性があり、取り付け時には注意が必要です。
中央部はスリックなので直進の転がり具合は抜群で、側面の溝により、カーブ時の安定感もあります。長持ちするので通勤や練習用などにもぴったりのクロスバイク用商品です。
2.ミシュランPro4サービスクルスV2
ミシュランPro4サービスクルスV2
フランスの有名なタイヤメーカー・ミシュランから販売されるクロスバイク用のタイヤです。「PRO4」シリーズは、ツール・ド・フランスでも使われた有名なモデルで、特に海外で人気があります。
サービスクルスV2は、やや硬めの材質でロングライドのできる耐久性のある商品です。20mmから25mmまでの細めのラインナップで、カラーはライトブルーやグレー、レッドなど、値段は8000円ほどになります。
乗り心地満点のクロスバイク用タイヤ!
このクロスバイク用のタイヤ側面には、ゴム弾性をもつ素材とシリカを組み込むことにより、グリップ力が強くなっています。また、力が地面に伝わりやすく、振動を吸収してくれるので、乗り心地がよいと口コミでも評判です。
長距離のクロスバイク旅を楽しむには最高のアイテムですが、ヴィットリアやコンチネンタルのタイヤと比べて、耐久性はやや劣るとのインプレもあります。
クロスバイクのタイヤ交換方法
ここではクロスバイク用のタイヤ交換方法を、クリンチャータイプとチューブレスタイプに分けてご説明します。クリンチャータイプの場合、タイヤとチューブの2つの部品を取り付けるスタイルです。チューブレスはタイヤをホイールに接着して使うため、通勤などにはやや不向きになります。
1.クリンチャータイヤの交換方法
1.ホイールからタイヤを外す
タイヤを外し、空気を抜いておくのがファーストステップです。タイヤはリムの返し部に引っかかって固定されているので、めくりあげるようにして外します。手で外すこともできますが、効率を上げるには、タイヤレバーなどを使うのも有効です。
2.新しいタイヤを取り付ける
新しいタイヤを取り付ける時には、ホイールのロゴやステッカーなどに、タイヤ側のロゴを合わせるとしっくりいきます。こちらは、合わせなくても実用上の支障はありませんが、タイヤにより、向きが指定されているものもあるので、説明書に従って取り付けてください。
3.チューブを入れてたるみをなくす
チューブは事前に空気を入れておくと、扱いが楽になります。チューブが入ったらよれを修正し、空気を入れて完成です。
2.チューブレスタイヤの交換方法
1.ホイールからタイヤを外す
クリンチャーと同様ですが、チューブラーの場合はホイールに直接接着してあるので、タイヤレバーを用いてカットするようなイメージで引きはがします。
クリンチャータイプと違うのは、接着物のカスを取る作業です。リムセメントで接着されている場合はセメントクリーナー、リムテープならドライヤーなどを補助的に使うのも効果があります。
2.新しいタイヤを取り付ける
チューブラータイヤはホイールに密着するサイズのため、取り付け前に伸ばしておくのがコツです。ホイールにリムテープまたは、接着剤を塗布し、タイヤを少しずつはめこみます。最後に空気を入れれば作業は終了です。乾燥時間などはテープや接着剤の説明書をご確認ください。
新しいタイヤで快適なサイクリングを!
クロスバイクのタイヤについて、おすすめ品や交換方法などについてご紹介しました。「コンチネンタルGP5000」は街乗りやツーリングもできる高性能品で、「パナレーサー・グラベルキングSS」なら悪路でも安心してクロスバイクを楽しめます。
また、「ミシュランPro4サービスクルスV2」はレースでも活躍する高速モデルです。クロスバイクのパフォーマンスを上げたいとお考えの場合は、このような魅力的な商品も候補にいれてみてはいかがでしょうか。
クロスバイクのタイヤが気になる方はこちらもチェック!
クロスバイクのタイヤには、他にもたくさんの種類があります。下にはおすすめのクロスバイク向け商品の特集をリンクしました。また、初心者向けのクロスバイクや、ホイールの交換についての記事も追記しますのでご参考になさってください。

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