メバリング&カサゴゲームで堤防釣り!
冬の堤防メバリング実釣レポート!
連載第92回!今週は何度か青物にチャレンジしたものの結果はイマイチ、他の釣りから調子のいいものを探す意味でも、久しぶりにライトゲームを遊んできました。大型メバルシーズンまではまだまだな時期ではありますが、冬季は遊びやすいサイズが釣りやすいシーズン!一時釣りにくくなる産卵期までは、楽しく遊べそうです。
釣り方は非常にシンプルで初心者の方も遊びやすいです。冬の釣りをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください!
青物の調子はイマイチ!
ベイト不在で雰囲気はイマイチ
今回は友人との釣行、できれば調子のいい釣りに連れて行ってあげたかったんですが、今はベイトの気配が消えてどの釣りがいいのかイマイチ掴み切れていないタイミングでした。とにかくいろいろ持ってきて!ということで車は竿と道具でいっぱいです。
先週までは秋冬のベイト、サッパにワラササイズがついていて期待感十分のライトショアジギングが遊べていたんですが、今週からはサッパの気配が無くなって、シラス系の小さなベイトが少しという状況。突然状況が変わるとはいえ、青物一本は坊主のリスクが高そうです。
夜はメバリングに決定
シラス系のベイトは存在が確認できていること、そして12月半ばであればシーズンインしているだろうと考えて、ライトショアジギングの不発に備えたメバリング&カサゴゲームをやっておくことにしました。メバルのサイズに不安が残りますが、坊主になる可能性はかなり下げられます。
せっかく来てくれた友人をノーフィッシュで帰すわけにはいかないので、なんとか釣りたいところ!タイドグラフをチェックしてから、冬の夜釣りに出発です!
潮が動けばメバルのチャンス!
冬でもメバリングは安定感◎
今の時期は夜の風が冷たい!強風だったこともあって体感温度はかなり低い状況です。長くは釣れないので、早期決着を目指して寄り道なしの本命ポイント一直線で釣りをはじめます。
得意なフロートがいいのか、風で流せるプラグがいいのか、どんな釣りからスタートすべきか分からなかったので、まずは王道のジグヘッドを選択!1gのジグヘッドにワームを付けてキャストしてみますが、風でどこに飛んで行っているのかよくわかりません。それでも表層をキープすべくラインで風を受けながら流すといきなりメバルがヒット!予想に反して、簡単に20cmクラスのメバルをキャッチです!
潮が止まると居ても食わない
グッドサイズのメバルをキャッチした後は、パターンの再現を目指していろいろなコースで状況をチェック。沖側、岸壁際、歩いて別のポイントと釣りを進めますが、乗らなかったりアタリ自体が無かったりで数はイマイチ伸びません。
そのまま潮どまりを迎えてしまったので、休憩がてら岸壁沿いをヘッドライトで照らしてベイト状況をチェックすると…メバルが何匹か泳いでいました。釣り方があっていないのか、今はやる気がないタイミングなのか、通したコースにはしっかりメバルが居たようです。
やはりメバリングは潮の動きが重要!時間を選べるのであれば潮が動く時間帯、できれば満潮を狙うのがメバリングを遊ぶときのポイントです!
真っ暗なメバリングポイントを見つけよう
今回の釣行で選んだポイントは、常夜灯の無い真っ暗なポイントです。遊びやすいポイント、見つけやすいポイントという条件であれば港内常夜灯が定番ですが、暗いポイントにはメバルのサイズに期待ができたり、釣り人で混雑しにくかったりといったメリットがあります。
メバルが好む釣り場の性質を知っていれば、初心者の方でも開拓可能!新規開拓のための簡単な探し方をご紹介します!
ヒントを見つけてポイント開拓!
ヒントになるポイントは釣り場の性質と同じ場所で釣れる他の魚達です。釣り場の性質はハードストラクチャー、硬いものがある場所は有望で、磯的な景色や根掛かりの頻度、Googlemapの航空写真などがヒントになります。堤防やテトラといった人工物でもOKです。地形は奥まったエリアではなく外向き、潮が当たる側を重点的にチェックしてみてください。
また、他の釣りや釣れる魚をヒントにするときは、アオリイカやヒラスズキの釣果が頼りになります。青物やクロダイが釣れるポイントも有望です。
この2つの条件が複合するポイントであれば、中大型のメバルが回遊してくる可能性アリ!釣った経験を得るまでは常夜灯が無いと不安になるライトゲームですが、ポイントを見つけたときのリターンは高いので、ぜひ積極的に開拓を狙ってみてください。
メバルの釣果をヒントに
アオリイカやヒラスズキが釣れる場所はメバルが釣れる可能性が高い、つまりメバルが釣れるポイントはエギングやヒラスズキゲームのポイントである可能性も高いです。全て春の魚ですが、できる釣りを増やしたい場合はこんな風に釣り場を増やしていく方法がおすすめです。
ただし、メバルが釣れれば全部チャンス!というわけではない点にはご注意を。ご紹介した魚種と共通した生息域を持つのは中大型のメバル限定です。小型のメバルと中大型のメバルは行動パターンが大きく異なります。釣れたメバルのサイズもチェックしながら、ポイントのイメージを高めていきましょう。回遊性の高い尺メバルやブルーバックが釣れたら大チャンスです!
潮が止まってもカサゴは釣れる
ボトム狙いでカサゴがヒット
潮が動いていない時間帯は、ボトムを狙って根魚ゲーム!大きなサイズは釣れませんでしたが、小型の数釣りといった内容で十分釣りの時間を満喫できました。ライトゲームらしい釣り味です!
この後は干潮からの上げはじめを少し釣って、早朝の青物ゲーム向けて一旦休憩。ワラササワラ狙いでひたすらプラグを投げ続けるも撃沈で今回の釣行は終了となりました。懸念していた通り青物は絶不調で、ベイトの気配もありません。夜釣りをやっておいてよかった!
青物はどうしても好不調があって読み切れない部分があるので、何も釣れないのはつらいというときは暗い時間にライトゲームをやっておくのがおすすめ。今の時期ならメバリング&カサゴゲームが特におすすめです!
カサゴは超アグレッシブ!
ライトゲーム入門と言えばメバリング、なんですが、釣り初心者の方やとにかく何でもいいから釣ってみたいという方にはカサゴゲームの方がおすすめ!理由はカサゴのアグレッシブさにあります。
メバルはワームのサイズやカラー、アクションが気に入らないと食いが浅かったりルアーを無視したりするケースがありますが、カサゴはお構いなしで食ってくるケースが多いです。カサゴの方が許容範囲が広いと言ったらいいんでしょうか、もちろん食わないタイミングもあるんですが、釣りやすさは圧倒的にカサゴの方が上です。
小型がメインではありますが、とにかくよく釣れるのがカサゴ。メバル狙いなら表層、カサゴ狙いなら底と釣り分けてましょう。ジグヘッドを沈めてストップ&ゴーでOKです!
冬はメバリング&カサゴゲームも面白い!
デイゲームがイマイチな日はナイトゲームも
12月も半ばを回って間もなく冬至を迎えます。冬至は年間で最も昼間が短い日、つまり朝が遅くて夜が早い日です。朝マズメ前に、夕マズメ後にと暗い時間を釣る機会が増えるシーズンなので、ナイトゲームを手軽に楽しめるライトゲームタックルは1セットあると便利!入門にもいい時期だと思います。
メバルは2月前後で産卵期に入って一度釣りにくくなりますが、回復した個体が増える4月5月からは大型メバルのハイシーズンがスタートします。タックル導入を考えていた方は、ぜひこのタイミングで購入を検討してみてください!
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出典:ライター撮影