キャンプのスタイルについて
キャンプのスタイル(種類)は豊富
キャンプは、自転車やバイクを使ったツーリングキャンプから車を使ったオートキャンプなどどんな方法でするかによって、キャンプのスタイルは変わります。また、使っているアイテムや過ごし方でもキャンプのスタイルは分かれるため、一言でキャンプスタイルと言っても非常に数が多いです。
高さのあるテーブル、椅子を使うとハイスタイルという種類になり低いテーブルや椅子を使うとロースタイル、椅子を使わない場合はお座敷スタイルに分類できます。
今回はロースタイルを紹介
ロースタイルは、ハイスタイルと比べると初心者でも導入しやすいおすすめの人気のスタイルです。ロースタイルはファミリーキャンプでもソロキャンプでも楽しめる多彩な魅力があります。また、小さいテントでもすぐに導入できるスタイルのため、新たにテントを購入しなくてもいいところも便利です。
今回はさまざまなキャンプスタイルの中から、ロースタイルについて魅力やメリットや注意点などを含め紹介しますね。
キャンプの他のスタイルとの比較
ハイスタイルの特徴
ハイスタイルは高さのあるファニチャーを使用することから、家のような使い心地のリビングができます。椅子が高いため座ったり立ったりするのが楽なスタイルになります。背の高いファニチャーを使うことから、テントも高さのあるものを使いましょう。
また、背が高いアイテムは収納サイズも大きくなることからオートキャンプ向きです。収納サイズが大きくなるため、携帯性は下がりますがソロキャンプでもハイスタイルでキャンプができます。
お座敷スタイルとは
お座敷スタイルは居酒屋などのお座敷のように地面に座るスタイルです。そのまま地面に座るのではなく、ピクニックのようにレジャーシートやブルーシートを使ってリビングを確保します。レジャーシートの上にクッションなどを置くとより過ごしやすいお座敷スタイルになり、子ども大人も過ごしやすいスタイルです。
ロースタイルは椅子を使わないため、荷物が減り小さな車でも積載しやすくなりファミリーキャンプしやすいスタイルになります。
ロースタイルとは
ロースタイルは前述したように低いファニチャーを使いリビングを作るスタイルです。ハイスタイルの逆のスタイルとなりローチェア、ローテーブルを使うことでリラックスできるリビングが作れます。低いファニチャーでサイトレイアウトを構成するこから小さな子どもがいるファミリーキャンプでも楽しめるスタイルです。
低いファニチャーのためハイスタイルと比べ軽量で携帯性が高く、ソロキャンプやツーリングとの相性がいいスタイルになります。
各キャンプスタイルの比較表
簡単に紹介してきたスタイルを比較すると感覚的には以下のようになります。基本的にハイスタイルでもやロースタイルなどでもキャンプが楽しめます。しかしハイスタイルは、椅子が高いことを考えると小さな子どもがいるファミリーキャンプははやや不向きです。
ハイ | ロー | お座敷 | |
椅子の高さ | 高い | 低い | 使わない |
携帯性 | やや低い | 高い | 高い |
テント・タープの高さ | 高めがおすすめ | 高さ問わない | 高さ問わない |
ファミリーキャンプ | 一部注意 | 向く | 向く |
ソロキャンプでのメリット
1:携帯性が高くなる
ロースタイルは全体的に低いファニチャーで統一するというのが基本です。前述したように高さがなくなる分収納サイズが小さく、コンパクトになり携帯性が増すところがロースタイルのメリットの一つになります。
ファニチャーだけではなく、食事をするときも高さのある2バーナーではではなく卓上で使えるバーナーを用意することで料理もしやすいです。また、焚き火台も低い物を使うことでロースタイルでも座ったままやりやすくなります。
収納・撤収も簡単
ローテーブルやローチェアを使うことにより携帯性が高くなります。さらに収納しやすくなることから撤収もしやすいです。そのため、初めてのキャンプでも扱いやすいギアが多めになります。ソロキャンプでは携帯性や扱いやすさなどを重視する傾向があるためソロキャンプとの親和性が高いです。
また、荷物が全体的にコンパクトになるため、車やバイクに積載しやすい部分もソロキャンプにおけるロースタイルの魅力となります。
2:使えるアイテムが多い
ハイスタイルも人気ですが、ロースタイルが主流になっていることもあり低いファニチャーも多いです。そのため、ロースタイルで使える小型焚き火台などアイテムが豊富なところもロースタイルのメリットになります。
おしゃれな道具、かっこいい道具など自分の好きなデザインのキャンプ用品を集めて好きなようにレイアウトが作れるスタイルです。また、ロースタイル自体がおしゃれに見えるため初心者でもおしゃれなレイアウトしやすくなります。
ファミリーキャンプでのメリット
1:安心安全なファミリーキャンプができる
前述したようにロースタイルは小さな子どもがいるファミリーキャンプで安全に楽しめるローチェア、ローテーブルの組み合わせとなるため滑落することがすくなく、万が一落ちてしまっても高さが低いので大怪我すること少なくなります。家族全員で楽しく安心してできるキャンプスタイルです。
また、子ども用の小さい椅子を用意するのではなく家族全員で低い椅子を利用すると、子どもが大きくなっても買い換える必要がなくずっと使えます。
2:子どもと視線の高さが変わらない
ローチェア、ローテブルで統一することで子どもと目線の高さの揃いやすいです。ペットがいる場合も同じように差ができにくく同じ視界、風景を共有できるところがメリットになります。ハイスタイルでは椅子が高いためペットが座ることが難しく、子どもとも視線の高さが大きく変わることから風景の共有は難しいです。
また、机の下に隠れるなど危ない遊びもしなくなるためロースタイルは、ファミリーキャンプとも相性がいいスタイルになります。
ロースタイルキャンプの3つの魅力
1:開放感がある
ローチェア、ローテーブルなどを使い低いリビングにすることで天井までの空間が大きくなり開放感が高くなります。小さなテントやタープでも一定の開放感が得られるところが大きな魅力です。ヘキサタープやレクタングラータープのようなオープンタープでもロースタイルなら開放感が高くなります。
また、背が低いテントでもそのまま導入できるスタイルとなり、ソロキャンプの小さなテントでも開放感が得られやすいスタイルです。
2:くつろげる
ローチェアは高さが30cm前後の低めの椅子です。そのためオットマンがなくても脚を伸ばしたまま過ごすことができ自然と背もたれにもたれかかるようなスタイルになるため、くつろぎやすいところが大きな魅力になります。ローテーブルできちんと高さを統一しておくと食事もしやすいです。
ローチェアは脚を伸ばしたまま使えるため、キャンプの醍醐味となる星空観察や焚き火などなシーンでリラックスしながらすごせます。
3:レイアウトしやすい
ロースタイルは、ローテーブルとローチェアで統一するというのが大前提となるため、初心者でも設営しやすいです。視線が低くなることから前述したように、開放感もあり簡単におしゃれなキャンプサイトができます。
焚き火台との相性もよくTC素材の座面を使った椅子なら焚き火の火の粉でシートに穴が空くこともなく使いやすいです。焚き火台をローテーブルで囲むおしゃれな、レイアウトもロースタイルなら簡単にできます。
ロースタイルに必要なアイテム
高さ30cm未満の椅子
ロースタイルに必要なアイテムは座面の高さが30cm未満の椅子が必要です。座面の高さが30cm未満だとロースタイルになります。座面が低くなるにつれて比例するように、紹介してきた魅力やメリットがより強くなります。30cmの座面のものよりも20cm前後のほうが開放が生まれやすく、軽量になり携帯性が高くなりやすいです。
ただし後述するデメリットも低くなるほど影響を受けやすくなるため注意しましょう。
おすすめチェア
バンドック 焚き火チェア
バンドック 焚き火チェア BD-111
焚き火で使いやすいロースタイルのチェアです。火の粉で穴が空きにくい綿100%の素材が使用されています。肘掛けはおしゃれな竹の集材です。高さは110mmと非常に地面と距離が近いアイテムになります。収納サイズは67×24×12cmとコンパクトで簡単に設営できる椅子です。
スゴイッス
スゴイッス
収納サイズが46×42×7cmとコンパクトになる小さな椅子です。高さと角度が変えられるため快適なハイスタイルでもロースタイルでも使える椅子になっていてさまざまなスタイルで使えます。便利な構造で設営が簡単かつ収納サイズが小さく、軽量なためソロキャンプでも使いやすいアイテムです。
焚き火用の幕
焚火陣幕 キャンプ c19a4he76d
ロースタイルで焚き火を楽しむなら、焚き火用の幕があると便利です。本品のようなコットン製の幕を使うことで風から焚き火を守れるようになり火の粉が飛びにくくなります。本品はコンパクトになる小型の幕のため携帯性が高いモデルです。
高さのあるタイプをロースタイルで使うと、目隠しとしても使え周囲にキャンパーが多いシーンにおすすめのアイテムとなります。風が吹き込みにくくなり、安心して焚き火が楽めるアウトドアに必要なギアです。
ロースタイルの注意点
1:立ち上がりにくい
ロースタイルのデメリットとして立ち上がりにくいことが挙げられます。椅子は高いほど立ち上がりやすいです。他のキャンプ用品も同じでアウトドア用のベッドとなるコットもハイコットのほうが立ち上がりやすく腰への負担がすくなくなります。
また、30cm程度のアウトドアチェアなら立ち上がりにくさは感じにくいですが、地面との距離が近くなる座面が20cm未満のアウトドアチェアより立ち上がりにくいです。
2:作業がしにくい
ロースタイルのキャンプは大前提として椅子と机の高さを揃えてしますが、高さが合っていない場合は作業が非常にやりにくいです。また、高さが合っていても作業をするときは椅子に座った状態で前傾姿勢での作業になりやすく、ハイスタイルのキャンプの机とは使用感が異なります。
そのためロースタイルのキャンプはできるだけ椅子と机の高さを統一し、作業しやすくしておくことが重要です。
ロースタイルは万人におすすめ
ロースタイルはファミリーキャンプでも安心安全で快適なリビングが作れ、ソロキャンプでは設営がしやすく携帯性が高くなるメリットを持つキャンプスタイルです。ファニチャーや焚き火台などを低く統一することで、開放感も生まれリラックスしやすくなります。
そのため、ファミリーキャンプでもソロキャンプでも取り入れやすい便利で快適なキャンプスタイルです。新たにテントを新調することなくできるため、よかったら挑戦してみてくださいね。
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