活エサ スジエビ(地エビ・モエビ)50g
ダイワ 夜凪メバル
タカ産業 EVAブククーラー 角 4L 205-角
メバル釣り最強!のべ竿を使った探り釣りを紹介!
初心者にも上級者にもおすすめ!
そろそろメバルシーズン!産卵を意識した大型が接岸して、産卵前の尺メバルを狙える時期が近づいてきました。15cm前後の遊びやすいサイズも全国的に調子が上がってくる時期で、メバリングを楽しみにしている方も多いかと思います。
自分はルアー派でフロート遠投が好きなんですが、今回は敢えてエサ釣りでメバルを狙う方法をご紹介します。この釣りは釣り方が簡単で初心者におすすめ、警戒心が強い尺メバル狙いにもおすすめのメバル釣り最強釣法!なんですが、自分の地域ではエサの準備がネック。西日本に住んでいる方は比較的遊びやすい釣りなので、冬の堤防釣りをお探しの方はぜひチェックしてみてください。
モエビで岸壁沿いを狙うメバルの探り釣り
障害物まわりをじっくり狙う!
今回ご紹介するのべ竿のメバル釣りは、「探り釣り」の名前で関西や九州を中心に楽しまれている釣り方です。ウキを使わず、オモリとハリだけのシンプルな仕掛けで狙う釣り方で、岸壁の際や沈んだテトラ、藻場など、障害物の周りをじっくり探ってメバルを狙います。
竿の長さが5m程度あればテンポよく釣れるので、のべ竿ではなく柔らかい磯竿を使ってもOK!仕掛けの準備が簡単でよく釣れる、初心者の方でも遊びやすい釣りです。
自分の住んでいる地域でこの釣り方をする方はほとんどいないんですが、他の人がやらないからこそよく釣れるということもあってでしょうか、夜釣りですごく釣る方がいます。カサゴに尺メバルにヒラスズキ、いい魚が狙える釣りです!
竿は渓流竿~専用竿
ダイワ 夜凪メバル
竿はのべ竿であれば渓流竿、もしくはメバル用の専用竿を使います。長さは5m~6m程度までのものが扱いやすく、穂先が柔らかく硬調というのがメバルに適した竿の条件です。
専用竿はメバル釣りに必要な食い込みのよさ、大物に負けないパワーを持っていますが、それほど売れる竿ではないということもあって、各メーカーともミドルグレードからのラインナップになっています。予算を抑えて始めるなら、入門向けの渓流竿からスタートするのがよさそうです。
仕掛けは超シンプル!
糸は道糸にフロロカーボンの2号(8lb)、ハリスに1.5号(6lb)という構成が定番。この程度の強度があれば、ある程度のサイズまでの魚とは十分にやり取りができます。オモリは食い込みを重視して中通しオモリのB~3B程度、ヨリモドシなどで遊動範囲を制限して、ハリスにメバル針を結べば完成です。
アタリが手元に伝わりにくいので、夜釣りで釣るときは道糸にケミホタルを付けて対応しましょう!
探り釣りのエサはモエビ!
活きエビの入手がネック
活エサ スジエビ(地エビ・モエビ)50g
探り釣りで最もよく釣れるエサは、エビ撒きでもお馴染みのシラサエビ(モエビ・スジエビ)です。活きたエビをチョン掛けにして、メバルの目の前で跳ねる動きを見せられるのがこの釣り最大の強み。スローフォールでタナも細かく調整できます。
釣りエサとなる活きエビは基本的には琵琶湖で養殖されたものがほとんどで、関西であれば気軽に入手できますが、関東では高かったりそもそも取り扱いが無かったり、入手が難しいです。
オキアミやイソメ、ワームなどでも代用できますが、やはり勝手に動く活きエビを使うのがベスト。入手できる場合はぜひ活きエビを試してみてください!
エビを活かすエサ箱を用意しよう
タカ産業 EVAブククーラー 角 4L 205-角
活きたエビを弱らせずにキープするためには、クーラーボックスとエアーポンプが必要になります。エサ用の小型クーラーボックスが展開されているので、エサを買う前に準備しておきましょう。
釣具店でエサを買う場合はこのエサクーラーを持っていくと、水とエビを一緒に入れてもらえます。海釣りで使いますがスジエビやモエビは淡水エビなので、海水を入れないように注意です!
エサが弱ったら交換!
活きエビは淡水の生き物であること、そしてハリを刺していることから、釣りをしているとどんどん弱っていきます。活きエサは元気に動いてこその活きエサなので、動きが無くなってきたらどんどん交換して釣果アップを目指しましょう。
エサクーラーの中でも元気なエビ、弱りやすいエビに分かれるので、弱り切ったものは撒き餌にするイメージで間引いていくのがおすすめです。
のべ竿メバルの釣り方は簡単!
岸壁際からやや沖までを狙おう!
のべ竿を使った探り釣りの釣り方は簡単!斜めに構えて仕掛けを足元に落とすか、前方に向かって振り込んで足元まで仕掛けが戻ってくるまで待つか、どちらの場合も竿の長さ+糸の長さ以上には探れないので、釣れるポイントが見つかるまでガンガン移動しながらテンポよく撃っていく釣りになります。
オモリが極めて軽いこと、ジグヘッドと違ってハリに重さが無いことなどから、エサは常にスローフォール状態。糸の張りを調整する程度で仕掛けを動かさないように待っていれば、軽量ジグヘッドのようなスローなフォールが出せます。テンションを掛ければすぐに浮き上がるので、一定のタナを横方向に引いてくる釣り方も有効です。
のべ竿の釣りは直感的で、ケミホタルの光があれば夜でも仕掛けの状態をイメージするのはそれほど難しくありません。ゆっくりエサを落として、釣れなかったら2,3歩あるいてもう一度と繰り返していきましょう!
アタリは糸やケミホタルで認識!
アタリは道糸の動きを見て認識するのがおすすめ。夜釣りでは道糸にケミホタルを付けて、ウキや目印と同じような感覚でアタリを察知します。
メバルは動かしているものにアタってくると、コンッ!と明確にアタリが出ますが、止めているものや流しているものにアタったときはアタリが非常に小さいです。これは居食いと呼ばれる食い方をしているためで、エサを口に入れた後、引き込まずその場に留まるような動きをしているのが原因です。
道糸やケミホタルでアタリを取る場合も、スローフォールに対しては居食いとなるケースがあり、この場合はゆっくり沈んでいくはずの動きがピタっと止まったり、横方向へ動くようなアタリが出ます。違和感を感じたらアワセを入れておきましょう!
焦らずじっくりスローフォール!
水温が低く活性イマイチな状況や、わずかにタナを外しているケースなど、警戒心の強い大型のメバルは居るのに口を使わないという状況が多いです。潮の流れや日の出日の入りなど、変化があると食い始めることがありますが、ジグヘッド+ワームで釣り切れていないメバルは想像以上に多く、エサ釣りでやってみたら釣れるというメバルも想像以上に多いと感じます。
エサ釣りは止めても動きや匂いで誘えるという強みがあるので、手返しのいいルアーの感覚は一度忘れて、エサの自発的な動きに任せたスローフォールで攻めてみましょう。キャストしたり表層を狙うならルアーですが、足元を超スローに釣るならのべ竿のエサ釣りが有利です!
のべ竿でメバルを狙ってみよう!
エサが手に入ればやってみたい釣り
ノーシンカーでハリが沈んで、止めているのに跳ねる動きが出せる活きエビの探り釣り。難しい状況に強いこの強みは、普段ルアーで遊んでいるアングラーにとっても非常に魅力的です。エサの入手がネックになりますが、0.5gのジグヘッドを細い糸で落とし込んでも食わない、厳寒期にありがちなシチュエーションの打破にはかなり効果があります。
警戒心の強い尺メバルはもちろん、夜釣りなら小さいエサも食うヒラスズキにも効果的!潮通しのいい堤防の先端や、ルアーを通しにくい沈み根、テトラ周りの釣りにぜひ探り釣りを試してみてください。常夜灯周りや足場がいい堤防を選んで、初心者の方が遊ぶメバル釣りにもおすすめです!
メバルが気になる方はこちらもチェック!
メバル釣りが気になる方は、下記のリンクをチェック!
今回ご紹介したエサ釣りではなく、ジグヘッド+ワームを使ったルアーゲームの実釣レポートをご紹介します。こちらは春の釣りで、回遊性の高い群れを遠投で狙うスタイル。足元を狙うのべ竿の釣りとは真逆の釣りですが、どちらも大型のメバルに対して有効な釣り方です。こちらもぜひ合わせてチェックしてみてください!
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出典:ライター撮影