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家庭菜園で今、注目されるズッキーニの収穫方法を解説!サイズやタイミングの目安も!

次々に実を付けるズッキーニは、7月末~8月頃に収穫時期を迎える夏野菜です。収穫の目安は20㎝ほどの大きさになってからですが、収穫方法は実を持って"つる"の反対側にポキッと折るだけと簡単。ズッキーニの収穫方法や栽培ポイントも紹介しますのでご参考にしてください。
更新: 2021年12月23日
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ズッキーニは栄養たっぷりの優秀な夏野菜

出典:ライター撮影

ズッキーニには栄養素が豊富で、特に高血圧やむくみ対策に期待できる「カリウム」や美肌効果と疲労回復効果が指摘されている「ビタミンC」が多く含まれています。

他にも免疫力の向上や新陳代謝を促してくれる「βカロテン」「ビタミンC」、さらに「食物繊維」や「カルシウム」「マグネシウム」も含まれており、家庭菜園が好きな人はぜひ栽培していただきたい野菜です。家庭菜園の初心者でも栽培は難しくなく収穫方法も簡単なので、挑戦してみてはいかがでしょうか。

ズッキーニを収穫する目安と方法

ズッキーニ収穫における注意点

出典:ライター撮影

ズッキーニは育て方がとても簡単なため、家庭菜園の初心者も安心して栽培できる野菜です。カボチャの仲間ですが蔓(つる)を這わせない種類のため、プランターなどの狭いスペースで栽培できる点も人気があります。

しかしスペースと生育環境によっては大きな株になるため、近くに他の野菜が栽培されていると収穫時にストレスを感じてしまうかもしれません。地植え栽培は収穫のしやすさを考え、適切な場所に植え付けてください。

ズッキーニの収穫のタイミング

出典:ライター撮影

ズッキーニは種まきをしてから収穫のタイミングが約1ヶ月半と早いのが特徴です。収穫の目安は黄色の花が開いて10日ほどとなります。

ズッキーニの収穫時期は地域によって異なり、主に次のようになります。寒冷地での種まきは5月下旬から約1ヶ月間となり、収穫は7月中旬から約2か月間です。中間地での種まきは5月上旬から約1か月間で、収穫は6月下旬から2ヶ月近く、暖地では4月下旬に種まきをして6月下旬には収穫できます。

収穫できるズッキーニの大きさ

出典:ライター撮影


ズッキーニを収穫するのにちょうどよい大きさは、長さが20センチ前後で、太さが4センチ前後です。これ以下の大きさは成熟もしておらず食べ応えもありません。反対に大きくなり過ぎても組織が肥大化して美味しくなくなってしまいます。

開花後に次々に実を付けるズッキーニは、美味しい時期を逃さないため毎日観察し、タイミングよく収穫をしてください。

ズッキーニの収穫方法

出典:ライター撮影

ズッキーニは成長したときの株全体の大きさとは裏腹に、とても簡単に収穫ができるので拍子抜けしてしまうかもしれません。その収穫方法はズッキーニの実を優しく持ち、蔓に付いている根元部分を反対側に向けてぽきっと折るだけです。

しかしズッキーニの葉や茎には産毛のような細かいトゲがあるため、軍手やアームカバーなどを着けるとよいでしょう。もちろん手だけではなく、包丁や園芸用のハサミなどでも簡単にカットできます。

ズッキーニの収穫後の手入れ

整枝と下葉刈り

出典:ライター撮影

ズッキーニは簡単に栽培できる作物のため手間はかかりません。収穫後も放置しておいても大きな問題はないといえますが、下葉を刈るなどの整枝をすることで実を大きくすることも可能です。下にある大きな葉を刈って日当たりと風通しをよくしてあげましょう。

支柱立て

蔓を這わせない種類のズッキーニは支柱を立てて誘引しなくてもよいとされていますが、株が大きくなるなどの場合によっては支柱を立ててください。支柱を立てることで、株の転倒を防いだり重さによる根の損傷を防いだりします。

さらに成長方向に誘引させることで実が成りやすくなるでしょう。支柱はまっすぐではなく、外側に向かって斜めに立ててください。そうすることでズッキーニの株の全体に光が当たり、収穫も期待できます。

ズッキーニの収穫後の保存方法

ズッキーニの保存方法①:常温保存

出典:ライター撮影


ズッキーニの収穫後は、乾燥させる前になるべく早めに食べることをおすすめします。しかしすぐに食べられないときは、2~3日程度であれば常温保存がよいといわれています。太陽が好きな夏野菜のズッキーニの保存方法は、直射日光が当たらなければキッチンで置いておくのもよいでしょう。

ズッキーニの保存方法②:新聞紙に包む

出典:ライター撮影

ズッキーニは次々に実が成る野菜のため、上手に栽培できると収穫が追い付かなくなるほどです。しかし毎日を大量消費することができないときは、新聞紙で包んで1~2週間保存しておきましょう。

ズッキーニを丸ごと新聞紙で一枚一枚包み、風通しがよくて直射日光が当たらない場所で保管してください。適当な場所がないときは冷蔵庫の野菜室でも構いません。

ズッキーニの保存方法③:カットして冷蔵・冷凍

ズッキーニを新聞紙で保存してもなお余るときは、冷蔵庫で保存してください。または輪切りなどにカットしてから冷凍庫で2週間ほど保存するとよいでしょう。カットしておけば、凍ったままでも調理できるので便利です。

さらに油で炒めてからファスナー付き袋に入れて1ヶ月ほど冷凍保存する方法も、ズッキーニが長持ちするのでおすすめします。

ズッキーニの栽培のポイントとコツ

ズッキーニの植え付けと適期

出典:ライター撮影

ズッキーニは種まきをして植え付けることも可能ですし、苗から栽培もできます。早く収穫をしたいのであれば、1か月半後には収穫できるので苗から栽培したほうが便利です。苗は栽培適期の春になると園芸店などで販売されるため、すぐに植え付けられます。

植え付けるコツとして、地植えの場合は必要ありませんがプランターの場合は、植え付けの前にバケツに水を張って苗に吸水してください。水やりは、植え付け前と植え付けた後もしっかり与えるのもポイントです。

ズッキーニの栽培面での管理と注意点

ズッキーニは順調に生育してくると葉が大きく広がってきます。しかしズッキーニはつるが風に折れやすいため支柱を立てて誘引し、転倒するのを防いでください。プランター栽培の場合は、ベランダの室外機の風にも注意が必要です。

肥料は、苗を植え付けて1ヶ月後に化成肥料を10グラム与えてください。成長してから収穫時期を迎えるまでは、2週間おきに同量を追肥します。水やりは地植えでは必要ありませんが、プランター栽培は土が乾燥していたらたっぷり与えてください。

人工授粉が栽培の大切なポイント


ズッキーニで大切な栽培ポイントは、人工授粉となります。通常は昆虫が媒介して受粉するのですが、昆虫がいる状況でないときは雌花が開いたときに人工授粉をしてください。

方法は、新鮮な雄花を摘み取って花弁を取り除き、雌花の雌しべに雄しべの花粉を軽くこすりつけてください。人工授粉の作業は、ズッキーニの花がしぼむ午前9時ころまでに済ませておきましょう。

ズッキーニの病害虫対策

出典:ライター撮影

ズッキーニの病害虫は、病気で心配なのが「うどんこ病」となります。もし病気を見つけたときは市販の薬剤で対処してください。

害虫は「アブラムシ」や「ウリハムシ」などが発生することもあるため、早めに見つけることで被害を大きくしないようにしましょう。発生して間もないうちは薬剤を散布するこで、有効な防虫対策となります。いずれも被害を大きくしないために毎日の観察が必要です。

ズッキーニを収穫して料理を楽しもう!

出典:ライター撮影

ズッキーニの収穫は簡単で、根元を手でぽきっと反対方向に折るだけとなります。もちろんキッチンナイフやハサミを使うのもOKです。しかしズッキーニの葉や茎には細かい産毛のようなトゲがあるため、軍手やアームカバーを着けるとよいでしょう。ズッキーニを収穫したあとは、実を大きくするために整枝や支柱を立てるのも有効です。

次々に収穫できるズッキーニを育て、いろいろな美味しい料理を作ってくださいね。

ズッキーニの料理が気になる人はこちらをチェック!

ズッキーニは、炒めものや揚げものだけではなく、浅漬けにしてもサラダなどの生でも美味しくいただけます。ズッキーニがたくさん収穫できたときは、ズッキーニのフルコースレシピを楽しんでみてはいかがでしょうか。いろいろな料理が紹介されてあるので、ぜひご参考にしてください。