家庭菜園で美味しいトマトを収穫する
トマトのわかりやすい収穫時期の目安は果実の色
プランターでも家庭菜園ができ収穫できる人気のトマトは、毎日でも食べたい栄養価も高い野菜のひとつです。色づきながら成長していく実は見ているだけでも収穫の楽しさにわくわくする方も多いのではないでしょうか。
実はそのトマトの色づきこそ収穫の目安となるものです。自宅のベランダや庭・畑で栄養たっぷりのトマトを栽培しましょう!
トマト栽培を植え付けから収穫・株の処理タイミングまで詳しく解説!
トマト栽培ではいろいろなお世話の判断タイミングを要求されます。少しくらいズレても何とかなりますが、いつ頃どのようなお世話が必要か注意していないと、収穫できる作物のできが左右されてしまいます。
今回は立派な作物を収穫するための栽培の注意点と、トマトの収穫を終え大きな株を処理して次の野菜栽培に備える時期も解説していきます。
トマトについて!基本情報と特徴など
野菜だけでなく植物の栽培には日光と水は欠かせないものですね。美味しいトマトを収穫するのにもその両方がポイントとなります。ここではトマトの基本的な植物情報と性質によるお世話のポイント、美味しい旬の時期からご覧いただきましょう!
トマトの基本情報
科・属 | ナス科ナス属 |
原産地 | 南アメリカ |
英語名/学名 | Tomato/Solanum lycopersicum |
栽培難易度 | 簡単から難しい(玉の大きさにより変わる) |
トマトの性質
水やりで味や見た目に影響があるトマト
トマトの原産地は南米の乾燥した山の上といわれています。みずみずしいトマトが乾いた土でできるのに驚かれる方もいるでしょう。
実際に栽培する際にも水が多すぎると味が薄まる(大味に感じる)・極端に水分が多い状態で育てると皮が裂けるなどうまく育てることができなくなります。
美味しいトマトの収穫にも関係する特徴ですので頭の片隅にいつも置いておくとよいでしょう。
トマトの旬の時期はいつ頃か?
トマトは上手に栽培すると長期にわたり楽しめる野菜
スーパーでは通年を通して並んでいる人気の野菜であるトマトですが、家庭菜園で栽培する場合は夏野菜に分類されます。苗が出回るのは春4月ころからで、遅くとも5月中旬くらいまでは植え付けを終わらせておくことをおすすめします。
苗が売られている時期が植え付け時期
市販の苗にはお住まいの地域での植え付けに適した時期が書かれていますので参考にします。しかし中にはタグがなくてわからないというものもあるでしょう。そんな場合は、売られている時期が植え付けの時期と判断しましょう。
家庭菜園でも旬が長くたくさん収穫できるトマト栽培
開花から結実して実が熟すのは真夏のころというイメージを持たれる方も多いようですが、具体的には6-11月とトマトの収穫期間は意外と長期間に渡っているため、旬の収穫タイミングを逃さないようチェックするのが大切です。
トマトの収穫のための栽培方法と株処理方法
トマトの実を厳選して大きくしたりするには、そのためのお世話があります。ここでは収穫のためになる栽培方法のコツと、トマトの株の後処理タイミングを解説していきましょう。
植え付けてあまり手間をかけずに小さなトマトでもよいので簡単に作るという方法もありますが、立派で美味しいトマトを作りたい方には是非試して欲しいお世話です。
美味しいトマト収穫のためにできる育て方注意点
脇芽かきや摘心でトマトの数をセーブしたり収穫しやすい高さにする
摘芯や脇芽かき・摘果はトマトの新しい芽の部分を摘む作業で、これをすることにより株の高さをセーブして収穫をしやすくしたり、収穫数を増やす・なりすぎた実の数を減らして株のダメージを少なくし長く収穫する目的でそれぞれおこないます。
自分の目的に応じた脇芽かきや摘芯をおこなう
摘心は中央のメインとなる茎の先端を摘むことで、それ以上株の高さを伸ばさないようにする栽培方法となっています。摘芯をすると特に茎と枝の間に脇芽が出てきやすいです。
その脇芽を伸ばすことにより、それまで1本だった茎の数を2や3本にして収穫量を増やすこともできるでしょう。摘果は大玉や中玉トマトに対しておこなう個数のセーブ方法で、株を健康で長持ちさせるためにするお世話となっています。
何本立てがよいのか?トマトの立て方の目安
トマトは玉の大きさで何本立てにするか(脇芽を何本伸ばすのか)を決めるのが一般的な方法です。大玉トマトではたくさん育てると株の負担が大きい・重さで茎がもたないことから1本立てで数をセーブします。
それに対して小・中玉程度までは2-3本立てにしてある程度の数を収穫できるようにしましょう。おこなう時期は摘芯は支柱の高さになった頃で、脇芽かきと摘果はそれぞれ脇芽や開花後の実ができてきた頃のタイミングとなります。
トマトの実を大きくする肥料の与え方
トマトの肥料は実がならないうちに与えてしまうと、葉ばかりが茂って実が付きにくくなります。元肥で1番花が結実するまで育て、結実したのを確認したら株元に定期的に与え始めてください。
与える肥料は液体肥料でも固形肥料でもよいですが、パッケージに明記されている一定の周期であげ続けてください。
トマトのベストな収穫タイミングは
トマトの収穫のタイミングは大玉トマトですと開花から40日と比較的長く時間がかかる作物です。収穫までにかかる日数はその年の気温・日照時間でも変わってきますのであくまでも目安としてください。
収穫方法で確実なやり方は目で見て赤く熟したタイミングでおこなうやり方となります。
トマトの収穫終わりの目安と処理方法
プランターや畑のトマトを片付けるタイミングはいつ頃か
トマトのプランターはたとえミニトマトであっても大きいですしいつまでも片付かないと場所を取って困るということもあるでしょう。しかしまだ収穫できるトマトを回収してしまうのももったいないですね。畑やプランターのトマトの株を片付ける時期と最後の収穫についても解説します。
10月が赤いトマトの収穫限度!場合によっては早めに終了する
トマトは気温が低くなると実が赤くならなくなります。日本の気候であれば10月がその限度といわれています。これはその年の気温やお住いの地域でも変わってきますが、実がいつまでも赤くならないときはその年のトマト栽培は終了してかまいません。
固定していた支柱や麻ひもなどを取り除き株を抜き長い茎はハサミで適当な長さにカットし、お住まいの自治体のゴミの出し方に準じた方法で株の処分をしてください。
まとめ
家庭菜園で美味しいトマトを収穫しよう
トマトの旬の期間は長く、収穫はお住まいの地域やその年の気温・日当たりなどでそれぞれタイミングも微妙に変わってきます。だいたい開花から何日くらいで収穫になるという時期はありますが、最終的には赤く(または黄色やオレンジに)熟した時期を目で確認し収穫するのがコツです。
状況に合わせて収穫時期を判断しよう!
時期を遅れてしまったり台風の時期など水分過多になるとせっかく熟したトマトが割れて傷んでしまうこともあります。天気予報などもチェックしてしばらく収穫のできなくなる台風前には少し早くても採ってしまうことをおすすめします!
野菜の収穫が気になる方はこちらもチェック
今回はトマトの収穫に役立つ情報をお伝えしてきましたが、暮らしーのではほかの作物についても収穫時期や栽培ポイントを解説・発信しています!家庭菜園での野菜の収穫が気になる方はこちらも是非お役立てくださいね。

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出典:https://photo-ac.com/