ブロッコリーの収穫時期とは
ブロッコリーは、アブラナ科の植物で1年中スーパーで出回っていますが、収穫時期は、通常冬の11月から3月の時期になります。寒さが厳しい時期の収穫になるので、収穫するタイミングには、コツが必要です。
ブロッコリー栽培は、家庭菜園だけではなく、プランターでも栽培可能なので、手軽に楽しめる家庭菜園野菜の1つでもあります。アブラナ科のブロッコリーは収穫時期を間違えると、花が咲いてしまうこともあるので、収穫の見極めにはコツが必要になるのもポイントです。
ブロッコリーの収穫は2回できる?
ブロッコリーは頂花蕾を収穫しますが、基本的に1つの株につき1回のみ収穫が可能です。しかしコツを抑えれば、1つの株で2回の収穫を楽しむことができます。ブロッコリーを2回収穫するには、脇芽を作ることが必要です。脇芽は本場が5枚ほどになったのを目安に、摘心をして作ります。
このような方法にすると、収穫する頂花蕾の部分は小さめになってしまいましが、2回の収穫を楽しむことができるのです。つまり収穫方法によって収穫回数を調整できるのもブロッコリー栽培の魅力になります。
収穫した後に追肥しよう
ブロッコリーを何度も収穫しようとする場合は、収穫した後に、追肥を行ってあげるのがおすすめです。頂花蕾を収穫した後に、肥料を与えておくことで、側花蕾が成長し、小さなブロッコリーが次々と収穫できます。
追肥は、化成肥料を使い1株に1握りほど与えるのがいいでしょう。このようなひと手間を行うだけで、新鮮で美味しいブロッコリーを数回収穫することが可能になります。栄養が足りないと、側花蕾としてブロッコリーを楽しむことができないので、必要に応じて頂花蕾を収穫した後に、追肥を行ってみましょう。
ブロッコリーの収穫タイミングの目安は?
ブロッコリーは、家庭菜園でも葉が成長し、やがて主枝の中心に頂花蕾と言われるブロッコリーが大きくなっていきます。その頂花蕾の大きさが12~15㎝ほどになったら収穫の目安です。大きなブロッコリーを育てたいからと言って収穫時期を遅らせてしまうと、味や食感が悪くなり、弾力のないブロッコリーになってしまうので、注意しましょう。
収穫する際は、サイズの見極めも大切になります。また、収穫せずそのままにしておくと、花が咲いてしまうこともあるので、注意しましょう。
ブロッコリーはどのくらいで収穫できる?
ブロッコリーは、夏ぐらいに種をまき、冬に収穫する野菜です。ブロッコリーは品種もいろいろあり、早生品種もあるので、初心者は早く収穫できるタイプのブロッコリーの品種を選んでみるのもいいでしょう。
また、2月の冬の時期に種まきをして5月ぐらいに収穫できるブロッコリーの品種もあるので、栽培する地域の気候や収穫したい時期に合わせてブロッコリーの品種を選んで育ててみるのもおすすめです。いろいろな種類の品種から自分に適したブロッコリーを選んでみて下さい。
ブロッコリーの正しい収穫方法
ブロッコリーの収穫時期を見極めたら、はさみでブロッコリーの茎を切ります。切り方は、切り口に水が溜まらないようにするために、斜めに切る切り方がいいでしょう。また、収穫する際は、晴れた日を目安に行うのがおすすめです。
切り方を斜めにする理由は、ブロッコリーの切り口は濡れてしまうとそこから腐ってしまうからで、切り方を斜めにすることで、雨水などがかかるのを防ぐ効果が期待できます。
寒さを見極める
ブロッコリーは寒さが厳しくなる前に収穫することで、わき芽が成長してさらにブロッコリーを収穫できることがあります。側花蕾と言い、小さいブロッコリーが次々と収穫できるのです。
この小さな側花蕾のブロッコリーを楽しみたい人は、寒さが厳しくなるまでに頂花蕾を収穫しておいて下さい。寒さが厳しくなる前だと、側花蕾もしっかりと成長することが可能になります。また、ブロッコリーの品種によっては、側花蕾も楽しめる品種もあるので、チェックしてみて下さい。
寒さでブロッコリーが変色することも
ブロッコリーは、寒さによって色が変色することがあります。ブロッコリーが変色する理由は、寒さから身を守るためにポリフェノールの一種であるアントシアニンという成分を作るからです。
このアントシアニンという成分は決して味が悪くなるのではなく、糖度をあげることで寒さから身を守るので、糖度が高くなり甘いブロッコリーになります。そのため、色が悪くなっていると感じていても、アントシアニンという寒さによる変化かも知れないので、見極めてみて下さい。
ブロッコリーは収穫部分によって食感も違う
ブロッコリーは、花蕾部分は柔らかく軽く火を通すだけで食べることができます。しかし茎の部分もしっかりと日を通すことで、歯ごたえがあり美味しく味わうことが可能です。ブロッコリーの収穫を行った際は、茎も花蕾の部分も火を通す時間の違い理解し、美味しく味わってみてはいかがでしょうか?
ブロッコリーは茎の部分もしっかりと火を通すことで、サラダやスープ、炒め物などさまざまな料理に活用することができる食材なので、余すことなくブロッコリーを味わってみて下さい。
花が咲いたブロッコリーは食べられる?
花が咲いてしまったブロッコリーは食べても問題ありませんが、苦味があり食感が悪くなってしまいます。そんなブロッコリーは唐揚げにしたり、パスタの具合として加えてみたりとしっかりと火を通して味をつけることで、食べやすくなるので、花が咲いてしまった場合でも調理法を工夫して味わってみて下さい。
ブロッコリー栽培のポイントも紹介
ブロッコリーは収穫時期のタイミングを見極めるのもポイントですが、栽培にもコツがあります。ブロッコリーは、種から栽培する場合は、数日で発芽するので、それから植え付けを行いましょう。
ブロッコリーは基本的に風通しと日当たりのよい場所を好みます。また、水はけのよい土を使ってあげるとよく育つでしょう。水やりは乾燥した際のみで大丈夫なので、初心者でも栽培しやすいのも魅力です。また、大きく元気なブロッコリーを育てるには、肥料も与えてみて下さい。
気をつけておきたい病虫害
ブロッコリーは丈夫で育てやすいですが、気をつけておきたいのが、軟腐病です。軟腐病は、柔らかくなり腐敗してしまう病気になります。さらに、葉にモザイクのような柄が入るモザイク病にも注意が必要です。このモザイク病はアブラムシの媒介によって発生することがあるので、アブラムシが多くついている場合は、注意が必要になります。
さらに、ブロッコリーの葉を食べてしまうアオムシやハンモンヨトウには注意が必要です。
まとめ
ブロッコリーは寒い時期に収穫時期を迎える野菜です。ブロッコリーは大きくなりすぎても食感が悪くなったり、花が咲いてしまったりするので収穫を見極めることが大切になります。ブロッコリーは正しい収穫方法を行うことで、側花蕾という小さなブロッコリーの収穫もでき、何度も収穫を楽しむことが可能です。
ブロッコリーの収穫のタイミングをしっかりと見極めて、美味しく新鮮なブロッコリーを自宅で味わってみて下さい。ブロッコリーは初心者でも栽培しやすいので、家庭菜園などでぜひ作ってみて下さい。
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