スキレットとは
鉄(鋳物)製のフライパンのこと
スキレットとは鉄製のフライパンのことです。スキレットはサイズ感に対しやや重たい作りになっていて、厚めにできているため食材をむらなくきちんと熱することができます。
厚みのある鉄ということで冷めにくくアウトドアで熱々の料理が楽しめるアイテムです。近年は小皿に取り分けず、あえてスキレットのままテーブルに並べるということもあります。スキレットに乗せたままにすることで保温しながらおしゃれな雰囲気も演出できます。
蓋とセットで使いたいアイテム
スキレットには専用の蓋がオプションとして用意されています。蓋もスキレット本体と同じように鋳物製が多いです。重たい蓋を一緒に使うことで食材に圧力を加えながら料理ができます。
ほとんどのスキレットには蓋が用意されていますが、今回紹介するダイソーのスキレットには専用の蓋がないため注意しましょう。また、フライパン代わりになるアウトドアの定番のアイテムですが、スキレットは、ダッチオーブンよりも小さく圧力はかかりません。
蓋の代用品
今回紹介する100均大手のダイソーのスキレットには蓋がないため、同じサイズのスキレットを購入し、後述するシーズニングをして互い違い重ねることで蓋のようにして使えます。気密性は蓋のように高くありませんが、何もしないときもきちんと水分を閉じ込め圧力が加わることから調理しやすいです。
蓋としてダイソーのスキレットを使うときは、互い違いに重ねないとハンドル部分がじゃまになるため注意しましょう。
ダイソーのスキレットの基本情報
定番の2種類のスキレットを紹介
ダイソーのスキレットはサイズが異る2種類の小型スキレットです。Sサイズの内径の寸法は直径13cm×深さ2.2cmとなり価格は200円となります。非常にコンパクトなスキレットのためアウトドアだけではなく家庭でも使いやすいサイズ感です。
少し大きいMサイズの内径寸法は直径15.1cm×深さ3cm、価格は300円となります。S、M共に小型スキレットとなりソロキャンプや一人暮らしにちょうどいいサイズ感となっています。
シーズニングが必要
アウトドアメーカーから発売されているスキレットにはアルミだったりステンレスだったりと鉄以外のスキレットもあり、シーズニング不要なものもありますが、ダイソーのスキレットはシーズニングが必要です。
ダイソーのスキレットのシーズニング方法は、洗剤を使いよく洗います。洗った後は食用油を塗り煙が出るまで空焼きという工程を2~3回した後に野菜の皮や切れ端を炒めるだけです。シーズニングすることで臭いやサビつきを防ぎます。
取り扱いで注意すること
スキレットは鉄です。そのためダイソーのスキレットでも有名ブランドのスキレットでも錆に注意しましょう。また、スキレットは洗剤を使わずに洗うようにしてください。洗剤を使うと錆の防止をしてくれる油分がなくなり錆びやすいです。
ダイソーのスキレットの魅力
1:低価格で使いやすい
スキレットは普通のフライパンと扱い方が大きく異なります。そのため数千円するスキレットを購入しても、扱いきれるかわからない方でもダイソーなら200円からとなり購入しやすいです。錆びてしまっても安いので、大きな出費にもならずとりあえずスキレットを使ってみたいと場合におすすめのアイテムになります。
ダイソーのスキレットを使ってみて、さらに大型サイズが欲しくなった場合は、有名ブランドのスキレットを購入するといいでしょう。
素材は変わらない
ダイソーということで低価格ですが、素材や製造方法は有名ブランドのスキレットと変わらず鋳物です。そのためスキレットが気になる方や、すでに大きいスキレットを持っている方におすすめになります。
2:IH・ガスともに対応
ダイソーのスキレットの底は、平で模様がなくガスでもIHでもきちんと使えます。熱源を選ばず家庭でも、アウトドアでも使いやすいです。使い方はシーズニングした後は、普通のフライパンのように油を薄くしいて料理するだけです。
熱源を選ばず使えるところが魅力ですが、シングルバーナーの機種によってはスキレットが使えない場合があります。シングルバーナーの取り扱い説明書を確認して使いましょう。
3:ソロにちょうどいい小型サイズ
ダイソーのスキレットはソロにちょうどいい一品料理にちょうどいいサイズ感のため、一人暮らしでも使いやすいです。有名ブランドの小型スキレットは小さくても直径18cm程度のスキレットが多く、ダイソーのようにい小さいものは比較的珍しくなります。
小さいと携帯しやすく、持ち運びやすいというメリットもありオートキャンプ以外のキャンプでも使いやすいです。また、小さい分手入れもしやすく、保管場所もとらないなどの魅力があります。
4:種類が多い
ダイソーにはスキレットが複数あります。近年は新商品として前述した2種類のスキレットの他に寸法が少し大きい直径16cmと20cmの浅型スキレットも新たにラインナップに加わっています。
浅型スキレットの価格は、300円となりダイソーらしいコスパのよさがきちんとある新型のアイテムとなっていて、20cmのものも500円と非常に安く評価が高いです。
ダイソーのスキレットの評価
クッカーの代わりに使える
ごちそうさま。フライパン付きのクッカー揃えようと思ったけどダイソーのスキレットで充分でした。重いのは機能だもんね♪ pic.twitter.com/GFo7TRluQz
— 幸太郎 (@kowtarou) November 27, 2021
ダイソーのスキレットは前述したように有名ブランドと大差なく、アウトドアでもクッカーの代わりとしても使えると評価されている人気アイテムです。紹介してきた2種類のダイソーのスキレットは、深さもあり扱いやすいスタンダードモデルになります。小型で携帯性が高くソロキャンプで非常に使いやすいです。
また、ダイソーのスキレットは100均のアイテムですが、焼く、炒める、揚げるなどのさまざまな使い方ができ便利です。
おしゃれな雰囲気に
ダイソー商品で焚き火台完成。そしてダイソーのスキレットで300円台のお肉を焼くととても高級な雰囲気に…#ダイソー#焚き火台#DIY#ソロキャンプ pic.twitter.com/HtxveWDYbn
— モヒカン大仏 (@bonelessQ) November 22, 2021
ダイソーのスキレットでも写真映えするようなおしゃれな雰囲気になります。100均一のアイテムですが、構造自体は有名ブランドのスキレットとほとんど変わりません。スキレットに入れたまま料理をテーブルに並べるとおしゃれな雰囲気になりますよ。
テーブルに並べるときは耐熱性のあるトレイなどを敷きましょう。ダイソーには鋳物のアイテムに合う木製ボードが販売されているのでスキレットとセットでの購入がおすすめです。
スキレットを使ったおすすめ料理
1:アヒージョ
材料
砂肝100g
マッシュルーム3〜4個
オリーブオイル大さじ4
ニンニク1片
塩小さじ1/4
鷹の爪1本
スキレットの定番料理となるアヒージョは、初心者でも作りやすい料理の一つです。作り方はスキレットにオリーブオイル、潰したり輪切りにしたにんにく、唐辛子を加えて、オリーブオイルに香味野菜の香りを移したら適当な大きさに切った残りの具材を足すだけとなります。
強火ですると生焼けになるので、注意しながら軽く煮込むようにして火が通ったら完成です。紹介したレシピはダイソーのスキレットを使っているため分量調整不要になります。
2:スキレットで焼くオーブン不要のジャムパン
強力粉(はるゆたかブレンド)100g
砂糖6g
塩1.5g
インスタントドライイースト2g
バター(食塩不使用)5g
牛乳33.3g
水34.7
イチゴジャム適宜
スキレットはパンも焼ける便利な調理道具です。ダイソーのスキレットも同じようにパンが焼けます。スキレットでの焼き方は、一次発酵を済ませたパン生地を丸めて10分程度休ませた後に、生地を伸ばしてジャムを塗り再度丸めていきましょう。
スキレットに入れて温かいところで二次発酵し、蓋をして10秒強火で加熱したのちとろ火で7分程度焼きます。あとはひっくり返して同じように焼いていきましょう。
100均スキレットはおすすめ商品
ダイソーのスキレットのまとめ
ダイソーのスキレットは寸法が小さいですが、他社のスキレットと同じように多彩に使えると評価されている人気商品です。そのためなかなか入手できないこともありますが、初めてスキレットを使う方におすすめできます。
ダイソーのSとMのスキレットはソロキャンプや一人暮らしにちょうどいいサイズ感になっていて、寸法が大きい16cmや20cmのスキレットは深さが浅いため、汁が多い料理や食材を使うときは注意しましょう。
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くらし~のには、スキレットを販売しているアウトドアメーカーやスキレットを使うときにきちんと施しておきたいシーズニングに関する記事などスキレットに関するさまざまな生地があります。よかったらチェックしてくださいね。
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出典:unsplash.com