トランギア メスティン
山善 メスティン
FIELDOOR メスティン
キャプテンスタッグ アルミ角型クッカー
メスティンを比較しながら紹介
メスティンとは
メスティンとは飯ごうのことです。飯ごうというと10年以上前では兵式飯ごうが一般的ですが、メスティンはお弁当箱のような形状をしていて扱いやすく固形燃料を使った全自動炊飯が簡単にできるためソロキャンプで非常に人気があります。
また、メスティンを日常使いする方もいるぐらい昔ながらの兵式飯ごうと比較すると非常に使いやすいです。シンプルな調理器具のため、さまざまなアウトドアメーカーからメスティンが発売されています。
メスティンは便利
スタッキングできる一般的な丸いアルミクッカーや兵式飯ごうと比較するとメスティンは非常に便利なアイテムです。前述したように固形燃料との相性がよく固形燃料が燃え尽きる頃には自然に料理が完成する全自動調理ができ、蒸す焼く煮込むに対応していて料理方法たくさんあります。
メスティンの人気メーカーとは
日本で一番人気のメスティンはトランギアのメスティンです。トランギアのメスティンが火付け役となり他社が後から追従した形となります。今回は定番のトランギアだけではなく山善(ニトリ)、キャプテンスタッグ、フィールドアの4社のメスティンを比較していきますね。
メスティンの比較ポイントとは
メスティンの比較ポイントは容量や重量、価格や加工の有無、水量などの計測に役立つ目盛りの有無です。容量を比較することでソロ向きかファミリーキャンプ向きか分かり、重量を比較することで携帯性が分かります。加工の有無や目盛りの比較は、使い勝手のよさがわかります。
また、比較する項目としてバリ取りが必要だったり、サイズ違いの有無も大切です。
メスティンの使い方とは
シーズニングについて
軽量なアルミ製の飯ごうのためアルミ特有の臭いが気になる場合があります。アルマイト処理などの特殊な加工が施されていない場合は、臭いを消すためにシーズニングしましょう。シーズニング方法はメスティンを洗剤で洗った後に、米の研ぎ汁の中につけて15分ほどメスティンごと煮るだけです。
シーズニングは絶対に必要ではありませんが、シーズニングをきちんとしたほうが臭いが緩和され汚れも落としやすいと言われています。
料理初心者でも使いやすい
一般的なクッカーと同じような使い方ができます。食材を焼く、炒めるときは油を使いましょう。蒸すときは水を入れ底上げ網を入れ食材を並べて蓋をして火にかけるだけです。
炊飯をする場合は、研いだ米と適量の水をメスティンに入れしっかり吸水させましょう。火にかけ、沸騰したらとろ火にして10分程度して火からおろし、タオルなどでくるんで10分蒸らすだけです。水の量は1合(150g)に対し、200ml程度の水が適量になります。
揚げ物について
メスティンはさまざまな調理方法に対応する便利なアイテムですが、からあげなどの揚げ物をする場合は注意しましょう。無垢のアルミではなくアルマイト加工などが施されている場合は、揚げ物には向いていません。アルマイト処理は高温になるとひび割れしやすいです。
また、すべてのメスティンで揚げ物ができるというわけではないため、使用前に必ずメスティンの取扱説明書を確認してください。
トランギアのメスティンを紹介
メスティン人気の先駆者
トランギア メスティン
容量 | 750ml(17×9.5×6.2cm) |
---|---|
重量 | 150g |
加工 | なし |
目盛り | なし |
特記事項 | サイズ違いあり・バリ取り必要 |
日本のメスティンブームの先駆けになった、スウェーデンのブランド「トランギア」のメスティンです。なんの加工も施されていないシンプルなメスティンになっていて、無垢のアルミが使われています。
炊飯の目安は1.8合ほどとなり、通常のサイズですがソロキャンプでは比較的多めの炊飯が可能なサイズ感です。人気製品のため価格が安定しない時期もありましたが、現在は入手しやすくなってきて正規価格で購入できます。
ラージサイズは炊飯以外にも便利
一回り大きい20×13.5×7cmのラージサイズは複数人に対応する3.5合炊きになります。ソロキャンプでは大きいですが、メスティンで焼く、炒める、蒸す、揚げるといった他の調理方法をする場合は、通常サイズよりもラージサイズのほうが便利です。
他社のメスティンと比較するとメスティン人気の先駆けでもあるため、通常サイズやラージサイズを使ったレシピブックが多く参考にしながら使いやすい魅力があります。
注意点
海外ブランドということで、日本のメーカーと比較すると細やかな仕上げではありません。無垢のアルミから作られていることもありバリ取りが必要と言われています。バリ取りのやりかたは紙やすりでメスティンの上部を磨き上げるだけです。
上部を触ってみて滑らかだった場合はバリ取り不要になります。また、本品は加工をしていないため特に理由がない場合はシーズニングしたほうがいいでしょう。
山善(ニトリ)のメスティンを紹介
ニトリのメスティンとして人気
山善 メスティン
容量 | 850ml(17×9.5×6cm) |
---|---|
重量 | 160g |
加工 | なし |
目盛り | なし |
特記事項 | バリ取り不要・ニトリでも取り扱い |
山善が展開するキャンパーズコレクションから発売されているシンプルなメスティンです。本品はニトリでも取り扱われていたこともあり、ニトリの初代メスティンとして話題になったこともあります。日本のメーカーからの発売ということでバリ取り不要ですぐに使えるところが魅力です。
サイズ感などは前述したトランギアの通常サイズメスティンとあまり変わりませんが、メーカーのスペックでは850mlの容量になっています。
初心者に向くメスティン
キャンパーズコレクションのメスティンは初心者に向いているセット内容です。バリ取り不要に加えシーズニングのやり方がパッケージのQRコードを読み取ることで、スマホで確認できるようになっています。
また、炊飯や魚介料理、デザートの作り方が記載されているレシピブック付きのため、料理初心者の方でもチャレンジしやすいです。キャンプなどのアウトドアで使いやすいように、QRコードからでも確認でき比較的使いやすくなっています。
サイズ感が変わらないため使いやすい
山善のキャンパーズコレクションのメスティンはトランギアのメスティンと比較してもあまりサイズ感は変わりません。そのためトランギアのメスティンで作る料理は、キャンパーズコレクションのメスティンでも同じようにできます。トランギアのメスティンと比較すると価格が安定しているところもポイントです。
フィールドアのメスティンを紹介
手入れしやすい加工済みメスティン
FIELDOOR メスティン
容量 | 記載なし(16.5×9.5×6.5cm) |
---|---|
重量 | 150g |
加工 | ノンスティック加工 |
目盛り | なし |
特記事項 | 研磨剤・金属ヘラ使用不可 |
日本の低価格アウトドアメーカーのフィールドアから発売されている黒いメスティンです。黒いのは焦げ付きを防ぎ洗いやすくするノンスティックコーティング加工によるものになります。ノンスティックコーティング加工はフライパンなどでも使われている加工で他のメスティンと比較すると手入れのしやすさが魅力となるメスティンです。
大きさは16.5×9.5×6.5cmとなりトランギアの通常サイズが17×9.5×6.2cmになります。
使いやすい
フィールドアからは、本品にきちんと合う専用の網がセットになったモデルもあります。網を使うことで蒸し料理、燻製も可能です。燻製をすると激しく汚れるため特に理由がない場合は、燻製器の使用をおすすめします。
また、底上げ網だけの販売もあり、フィールドアのメスティンは全体的に使い勝手のいいメスティンです。さらに、ノンスティック加工は蓋まできちんと施されていて蓋をお皿のようにしても利用しやすくなっています。
注意点
便利なノンスティック加工ですが、無垢のアルミと比較すると摩耗には弱いです。硬いたわしや金属のヘラなどで擦ってしまうと加工が剥がれてくるため注意しましょう。また、揚げ物に使うには向いていません。揚げ物をする場合は、なんの加工もないメスティンがおすすめです。
注意点もありますが、すみずみまできちんと加工されていてバリ取りの必要がなく、焦げ付きにくいため比較的初心者でも扱いやすくなっています。
キャプテンスタッグのメスティンを紹介
目盛り付きメスティン
キャプテンスタッグ アルミ角型クッカー
容量 | 1000ml(17×11.5×6.5cm) |
---|---|
重量 | 185g |
加工 | アルマイト加工 |
目盛り | あり |
特記事項 | シーズンニング不要・サイズ違いあり |
キャプテンスタッグは低価格帯のアイテムが多い人気ブランドです。キャプテンスタッグのメスティンは17×11.5×高さ6.5cmの大きさがあり容量は1Lと紹介してきたメスティンと比較すると大きいところが特徴となります。
また、アルマイト加工が施されているため揚げ物には向きませんが、無垢のアルミと比べ特殊な加工が施されていて耐腐食性や耐摩耗性が向上使いやすいです。1合炊きの本品と2合炊きのサイズ違いがあります。
大きく目盛り付きで便利
容量は1Lと他のメスティンと比較すると大きいため、飯ごう以外の炒め物や煮物を作るときに便利なサイズ感となりソロキャンプには少し大きいサイズになります。また、目盛り付きのためアウトドアでも簡単に水や米の量を軽量でき便利です。今回紹介してメスティンの中ではゆいつの目盛り付きのメスティンとなります。
扱いやすいハンドル
他のメスティンと比較するとキャプテンスタッグのメスティンはハンドルのタイプが異なります。収納するときはハンドルを両サイドに折りたたむ形式になっていて、他社のハンドルは蓋の方に曲げる違いがありキャプテンスタッグのほうが安定しやすいと好評です。
比較すると僅かな違いですが、目盛り付きで大きく、軽量なメスティンとなっていて使いやすいと評価する声が多い人気商品となります。
メスティンの比較一覧
紹介してきたメスティン比較表
商品 | ||||
---|---|---|---|---|
商品名 | トランギア メスティン | 山善 メスティン | FIELDOOR メスティン | キャプテンスタッグ アルミ角型クッカー |
容量 | 750ml(17×9.5×6.2cm) | 850ml(17×9.5×6cm) | 記載なし(16.5×9.5×6.5cm) | 1000ml(17×11.5×6.5cm) |
重量 | 150g | 160g | 150g | 185g |
加工 | なし | なし | ノンスティック加工 | アルマイト加工 |
目盛り | なし | なし | なし | あり |
特記事項 | サイズ違いあり・バリ取り必要 | バリ取り不要・ニトリでも取り扱い | 研磨剤・金属ヘラ使用不可 | シーズンニング不要・サイズ違いあり |
商品リンク |
今回紹介した4つのメスティンの比較表です。それぞれのメスティンを比較するとサイズ感はほとんど変わりません。しかし、細かく比較するとサイズ以外の部分で各社それぞれ違いがあります。
国内のメーカーはメスティンは比較的安いものが多いです。また、国内のメーカーでも特殊な加工が施されているものも増えてきました。今回は比較していませんがダイソーから発売されているメスティンにも特殊加工のタイプがあり人気です。
特記事項の比較
特記事項を比較するとトランギアを除く国内のメーカーは、基本的にバリ取り不要になっていてきれいに仕上げられているものが多いです。特殊な加工が施されているフィールドア、キャプテンスタッグは揚げ物ができない代わりに、焦げ付きにくかったり傷に強いです。
反対にトランギアと山善はアルミのため揚げ物もしやすいメスティンとなっていて比較してはじめて分かる違いになります。
メスティンは比較すると違いが多い
比較のまとめ
今回は日本で人気のメスティンを比較しながら紹介しました。メスティンはシンプルな形状で軽量な飯ごうです。各社のメスティンを比較するとシーズンニングが不要だったり、安かったりと魅力が異なるため比較しながら選ぶといいでしょう。
1合のメスティンはソロ向きですが、ラージサイズなどサイズバリエーションがあるメスティンはファミリーキャンプでも使いやすいですよ。メスティンがあると簡単にさまざまな料理ができます。
キャンプ料理が気になる方はこちらもチェック!
くらし~のにはキャンプ料理に関する記事がたくさんあります。メスティンとスキレットを使うものなどさまざまな料理があるのでよかったらチェックしてくださいね。
これぞキャンプ料理!簡単で美味しい料理レシピや作り方30選!
アウトドアに欠かせない楽しみと言えばキャンプ料理ですよね。みんなで楽しく、そして簡単に作れるキャンプ料理の絶品レシピを厳選してお届けします。...
子供が喜ぶキャンプ料理おすすめ15選!親子で簡単に作れるメニューをご紹介!
キャンプの醍醐味は大人も子供も一緒になって自然の中で思いっきり遊べること。そしてキャンプ料理は絶対外せませんね。子供たちが泣いて喜ぶこと間違...
出典:www.amazon.co.jp