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霜よけカバーで植物の防寒対策。マルチングの効果や簡単な方法をご紹介!

耐寒性の高い植物であっても霜よけや風よけ対策をしないと枯れてしまいます。その方法は簡単で動かせない地植え植物にもマルチングや霜よけカバーをかけることで対策できます。植物の乾燥を防止し植物を風や霜よけしてくれるカバー・マルチングの仕方とその効果を解説します。
2021年11月17日
佐藤3
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目次

この記事で紹介しているアイテム

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冬の植物の乾燥や霜よけ対策

耐寒性が高くても植物には霜よけや風よけが必要

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冬の植物栽培には霜よけカバーやマルチングをして、地面の温度が下がることを防止する必要があります。これらのカバーをしないと最悪植物が枯れてしまうことにも。

本来は耐寒性が高い植物であっても霜が降りたり北風が強く吹き付けたりすることで生育が悪くなり、春になって新芽が出てこずはじめて土の温度が低すぎたことに気づくこともあるからです。

カバーやマルチングで冬の植物を元気に生育させる方法!

植物や土の乾燥を防ぎ生育をよくして、元気に冬を越してもらうための簡単で効果的なカバーの仕方やマルチングとの違い・効果の出方を解説します。植物の冬越しに悩んだらぜひ読んで欲しい植物の霜よけ解説です。

カバーやマルチングの必要性!霜や風の影響

まずは霜よけや風よけの必要性をご覧いただきます。欧米と比較して日本の冬が厳しいというのは、海外では多年草扱いの草花などが日本では1年草扱いであることから明らかです。

温度が低いだけでなく冬には北風という冷たくて強い風も吹き、それが地面を乾燥させる原因ともなります。カバーやマルチをして霜や風からの影響を少なくしましょう。

霜が降りるとなぜ植物は枯れるのか

Photo by e_haya

霜よけをしないと最悪植物が枯れてしまうといわれています。その理由は植物がたくさんの水分を含んでいるため。霜というのは土の中の水分が凍るくらい低い温度の場合に起こります。土の中の水分だけでなく植物の水分まで凍らせてしまいます。

植物が凍ると葉や根の組織が破壊される

そのため組織が破壊されて根や葉の機能を壊されてしまうでしょう。葉ならまだ色が悪くなるなど変色で済むこともありますが、養分を吸い上げる根が破壊されてしまうとその植物の生育に関してはお手上げ状態です。

霜だけでなく北風による被害も甚大

冬の植物のお世話で霜よけはマルチングなどを行うようにとよくいわれますが、意外と忘れられてしまうのが冷たい風よけのカバーリングです。

本来植物にとって風に当たることは、生長ホルモンを生成させよい結果につながるのですが冷たい北風はその限りではなくて植物を弱らせます。

耐寒性がある植物であっても、日本の冬の冷たい北風に当たり続けることで生長が悪くなってしまうためカバーが必要です。


冬の植物には霜よけ風よけが必要!

Photo byAdriansart

このように冬の植物には霜よけだけでなく風よけとの両方の観点でのお世話が必要となってきます。霜だけ防いでいても健康な株を維持するのは難しい場合が多く、農家などではビニールハウスで霜よけをした上で土の乾燥を避ける方法としてマルチもしているほどです。

それを参考にして庭のガーデニングにおいてもしっかりと霜よけ・風よけをしていきましょう!

植物霜よけに役立つマルチングのやり方

壁の近くなど北風が当たらない場所であれば、カバーよりも簡単にできるマルチがおすすめです。まず最初に雑草や敷きわらでコスパよくできる霜よけ方法・マルチングについて解説していきます。

霜よけにはマルチングやカバーで対応できる

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霜よけだけに関してはマルチでもカバーでもどちらでも可能です。具体的なカバーとマルチの違いは後で詳しく解説しますので、ここではどちらでも霜よけだけはできると思って読み進めると初心者の方も混乱せずによいでしょう。

マルチングとは

マルチというのは土に対するカバーです。植物を直にどうこうするのではなくて、土の温度が下がるのを防止する・雑草を生えにくくするという働きで使う方が多いもの。

畑に黒いビニールが敷かれていて、穴を開けて野菜の苗など植えてあるのを見かけたことはないでしょうか?そのように土をカバーすること=マルチングといいます。

霜よけのためのマルチング用園芸資材

カット敷きわら シンセイ

出典:楽天

先程あげたような黒いビニールでも土の温度を下げない、霜よけ対策になりますがコストがかかります。霜よけしたい規模にもよりますが、畑のような大規模な土でなければ刈り取った雑草や安く買える敷きわらなどで土を覆う方法がおすすめです!

冬の植物の霜よけに!簡単なマルチングのやり方


マルチは植物が植えられている近くの土を覆うことで、霜よけ効果を発揮します。このとき土が一切見えないくらい厚くカバーするのがポイント。敷きわらは天然の素材であるため、少しずつ分解されて土の養分ともなります。

すぐにではないですが、少しずつ目減りしてしまうので土が見えてきたなと感じたら足してあげてください。一定の厚みをキープするのが上手な霜よけマルチの方法です。

植物の霜よけと風よけ両方できるカバー

マルチでも霜よけ効果がありますが、霜よけといえばカバーだという方も少なくありません。霜よけカバーとはどんなものでマルチとはどのような違いがあるのかご説明するとともに、カバーの種類についても御覧ください。

植物の風よけ対策にはカバーが有効

霜よけカバーとは

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霜よけカバーには複数の材質のものがあります。マルチが土に対してアクションをする素材であったのに対して、カバーは土と植物両方に対して効果がみられるのが特徴の霜よけ・風よけ資材となっているのが特徴です。

霜よけカバーの種類1.不織布

第一ビニール ふわふわシート

出典:楽天

クリーニングで付いてくる不織布も使える

まずは比較的低コストでやりやすいものが不織布を植物にかけるカバーの方法です。園芸用の日光の透過性がよく通気もできるタイプが人気です。不織布という性質上織り物(繊維)ではないため、やや通気性には欠ける傾向がありますが、害虫もしっかり防いでくれる点においては優秀なカバーといえます。

霜よけカバーの種類2.寒冷紗

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一方夏の日除けから植物を守るのにも使われるのが寒冷紗という園芸資材です。こちらは糸をクロスさせて織ってある資材となっているのが特徴。

カラーが白・黒・銀色とあって断熱効果の高いのが白。光を遮りやすいのが黒。そのちょうど中間で断熱・遮光の両方とも、平均的な性能があるのが銀色となっています。


通気性や光を通す率は寒冷紗の方が不織布よりも上

寒冷紗は色によっても優れている点が変わってきますが、不織布と比較して繊維状に折られている素材ということで、通気性にすぐれており日光も通しやすいというのが魅力の植物のカバー資材です。

不織布は断熱性にすぐれているのですが、逆に害虫の巣となってしまう場合があるため真夏に使用するのには適していません。夏も冬もだめになるまで繰り返し使えるのも寒冷紗のよいところです。

霜よけカバーの種類3.ペットボトルなどの代用品

霜よけ風よけカバーの素材としても透明なプラスチック素材のものもあります。すっぽりと植物を覆う大きさでなくてはいけないので、お世話する植物を選んでしまうのでデメリット。

発芽したばかりの芽であれば、ペットボトルをカットして代用品として使用する方法もあります。

まとめ

植物の霜よけにはカバーが風も防げて◎

出典:https://www.pakutaso.com/

冬の植物のお世話の方法として霜よけのカバーリング方法のやり方やその効果を解説してきました。植物の生長を妨げたり・枯らしたりするのは霜だけでなく北風も気をつける必要があります。

マルチングよりもできれば透過性があり土も暖かくして、風を防げるカバーで対処するのが初心者でも確実でおすすめの方法です。お世話したい植物の大きさや規模などと相談しつつ、しっかりと霜よけをしていきましょう!

植物の霜よけが気になる方はこちらもチェック

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