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【連載】花言葉に喜びや幸福の意味を持つ花をご紹介!

中世のヨーロッパで始まった花言葉に想いを託し花を贈る習慣。当時花言葉は男女が互いの気持ちを確かめる大事な役割を担っていたそうです。そんな風習が世界に広がり、花言葉をメッセージ代わりに花を贈る習慣があります。今回はもらって嬉しい花言葉を持つ花をご紹介します。
2021年11月18日
ティンカー・ベル
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もらって嬉しい花言葉を持つ花を紹介

贈り物の花束にもおすすめの花言葉を持つ花

Photo byklimkin

自然の中に育つ花や樹は、古くから世界中の人の身近な存在として親しまれ、その土地ごとの文化、暮らし、そして伝統や伝説などに関連した花言葉がそれぞれの植物に付けられています。

ヨーロッパで始まった言葉では伝えきれない想いを花言葉に託して花を贈る習慣は、世界に広がり、日本でもシチュエーションにちなんだ花言葉を持つ花を贈る場面がよくあります。ここではもらって嬉しい花言葉を持つ花をご紹介します。花を贈るときの参考にしてください。

花につけられた花言葉とは

花言葉の歴史

Photo byJessBaileyDesign

中世のヨーロッパでは、男性が思いを寄せる女性に直接気持ちを打ち明けるのではなく、その花が持つ花言葉に気持ちを託して相手に花束を贈る風習がありました。受け取った女性もまた、花言葉に気持ちを託して相手にメッセージとして花束を贈るのです。

そんな風習が広まるにつれて、人々は自分の気持ちを表現できる花を探し、言葉では伝えきれない想いを重ねてメッセージとし、花束を贈る風習が広まっていったのです。

花言葉の由来

Photo byWilliamCho

いつの時代から花言葉が誕生し、その花に思いを寄せるようになったのかは明確ではないです。それは遠い昔のことで、まだ人と神様が一緒に暮らしていた時代だったのかもしれません。

神話や伝説の中に登場した内容が由来となって、花の名前や花言葉が付いた花も数多くあります。花には人の想像力を超えた神秘的な力が存在していると誰もが信じていたので、心の中の想いを花の持つ花言葉に重ねて花を贈る習慣が生まれたのでしょう。

 

見た目の印象や宗教なども由来となる

Photo byLarisa-K

花言葉の由来となる神話ではギリシャ神話が有名です。花の名前や花言葉の由来の舞台となる場面が多く語られています。

花言葉の由来を語る説は、ほかに、見た目の印象や宗教、歴史、文化、植物学上の特徴などが1説となり、その由来が紹介されています。物を語らない花に代わり、花言葉を探るとその花の新たな面を知ることができ、花を贈るときにも役立つのです。というわけでさっそく今回の本題である癒しや喜びの幸福な意味の花言葉を持つ花をご紹介していきましょう。

癒しや喜びの幸福な意味の花言葉を持つ花

コチョウラン「幸福がやってくる」

Photo byignartonosbg

コチョウランの代表的な花言葉は「幸福がやってくる」という言葉です。特に白いコチョウランには「清純」、ピンクのコチョウランには「あなたを愛しています」という言葉でもイメージされています。

「幸福がやってくる」という花言葉の由来は、蝶が飛んでいるような清楚で上品な見た目の印象が、幸福が舞い込んでくるとイメージされて付いたそうです。コチョウランの鉢植えは「幸せが根づく」という意味が込められ、引っ越しや新築、開業のお祝いの定番です。

カーネーション「無垢で深い愛」

Photo byPezibear

日本の三大切り花の1つに数えられているカーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」です。カーネーションは色別にも花言葉が付いています。どの色の花言葉も、もらって嬉しい、そして飾って嬉しい花言葉です。中でもピンクのカーネーションは「感謝の心」「温かな愛情」という花言葉でイメージされています。

ちなみに赤いカーネーションは「感動」「母への愛」、白いカーネーションは「純粋な愛」「愛情は生きている」という言葉でイメージされています。

ハボタン「祝福」「利益」

出典:ライター撮影

まるでボタンのような葉が魅力的な葉牡丹の代表的な花言葉は「幸福」「利益」です。日本のお正月飾りに使われるハボタンは、日本固有の植物に思われがちですが、実はヨーロッパが原産地となります。17世紀にオランダから当初は食用の植物として渡来してきました。

昨今では品種改良がすすんで、さまざまな葉の色や形のものが流通し、花の少なくなる冬の季節の花壇を華やかに飾ってくれる花です。そのほか「慈愛」「愛を包む」などという花言葉でもイメージされています。

ガーベラ「希望」

Photo byCapri23auto

ガーベラを代表する花言葉は「希望」です。そのほか「前向き」「美しさ」という言葉でもイメージされています。原種は真っ赤な色の花を咲かせますが、品種改良がすすんで、いろいろな明るい花色が誕生しました。

特に赤いガーベラの花言葉は「いつも前向き」「限りなき挑戦」、ピンクは「思いやり」「気高い美しさ」、黄色は「究極の美」「やさしさ」、オレンジは「忍耐強さ」「冒険心」と、色別にも花言葉があります。

クリスマスローズ「私の不安を和らげて」

早春に咲く数少ない花の1つであるクリスマスローズを代表する花言葉は「私の不安を和らげて」「慰め」という花言葉です。シックな花色や変化にとんだ種類の花びらのを持っています。うつむいて咲く奥ゆかしさが魅力的な花です。

古代ヨーロッパでは、クリスマスローズの香りがうつ病を治すとされ、それが「私の不安を和らげて」という花言葉の由来となっているそうです。

ポインセチア「祝福」

クリスマスカラーそのものであるポインセチアの代表的な花言葉は「祝福」「幸福を祈る」です。17世紀にメキシコに住み着いた宣教師たちがクリスマスが近づく季節に赤く色付くこの花を「清純なキリストの血」を表しているとしてクリスマスの飾りに使ったそうです。

花言葉の由来はそんな歴史から由来したのでしょう。原産地はメキシコです。実は花のように見える部分は葉が変化した苞と呼ばれる部分で、本当の花は苞の中にある小さな黄色い部分となります。

カモミール「あなたを癒す」

カモミールは世界で一番古いハーブといわれ、エジプトでは神様や太陽に捧げる植物としてされてきました。強い香りで人を癒すカモミールの代表的な花言葉は、リンゴに似た香りに癒し効果があることが由来となり「あなたを癒す」という言葉が付いています。

そのほか丈夫でどのような環境でも育つことから「苦難に耐える」とか、花姿の見た目の印象から「清楚」という花言葉でイメージされています。気分が落ち込んでいる方にカモミールを癒しの花束にして贈ると喜びもひとしおでしょう。

クチナシ「喜びを運ぶ」「とても幸せ」

庭を甘い香りで包むクチナシの花言葉は「喜びを運ぶ」「とても幸せ」です。「優雅」という言葉でもイメージされています。クチナシをプレゼントする場合は、鉢植えのものをプレゼントするとよいでしょう。

クチナシはチンチョウゲやキンモクセイと共に三大香木の1つとされている花木です。初夏の風に乗って運ばれてくる甘い香りが「喜びを運ぶ」という花言葉の由来となりました。果実が熟しても裂けたりしないので「口無(くちなし)」という名が付いたそうです。

ピンクのバラ「温かい心」「上品」

Photo byanncapictures

花の中の女王様といわれるバラには色別の花言葉や、本数別にも花言葉があります。特にピンク色のバラには「温かい心」「上品」という花言葉が付いています。

ほかの花より群を抜いてたくさんの花言葉を持つバラは、古くから想いを伝える花として愛されてきました。そのため恋愛感情に関する花言葉が多くみられますが、ピンクのバラは幸福を友人と分け合いたい場面にも活躍してくれる花言葉を持っています。

花言葉を知って花を贈ろう

Photo byPezibear

喜びをもたらす花言葉や癒しの花言葉を持つ花をプレゼントされると幸せなメッセージをもらったようで嬉しいですね。花言葉には愛の告白に最適な花言葉や、感謝の気持ちを表す花言葉を持つ花もあります。

花の中には癒しや喜びとは反対に、ちょっとネガティブな花言葉を持つ花もありますが、今回はもらって喜びや幸福な気持ちになってもらえる花言葉を持つ花をご紹介してきました。励ましや喜びの場面に花を贈るときの参考にしてください。

花言葉についてもっと知りたい方はこちらもチェック!

当サイト「暮らしーの」では、花言葉についてほかにもまとめています。花言葉を知ると贈る場面だけではなく、日頃の花選びもグンと楽しくなることでしょう。

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