スノーシュートレッキングおすすめ4エリア
パウダースノーを楽しめる北海道を始め、積雪地の東北や長野周辺はスノートレッキングを楽しめるエリアとして有名です。意外なことに近畿・中国エリアも、積雪は少ないものの日本海側では十分に楽しめます。
しかし遠出もよいですが、スノートレッキング初心者はまず近くにあるエリアの雪山などで始めてみましょう。スノートレッキングができるエリアごとに、さらにおすすめのエリアと初心者向けの予約制ツアー情報をご紹介します。(この記事は2021年11月10日時点の情報です)
パウダースノーを堪能できる北海道
寒冷地であり、エリアによっては豪雪地帯もある北海道ではふかふかのパウダースノーが楽しめます。気温がさらに下がると、アスピリンスノーとも呼ばれるほどの良質な雪質に恵まれるのです。
フィールドは平原から雪山までと豊富なので、初心者でも安心してスノートレッキングを満喫できることでしょう。札幌市内や周辺地域を中心とするスノートレッキングエリアをピックアップしました。
札幌市内のスノートレッキングエリア
札幌は人口200万人の大都市ながらも豊かな自然があることでも人気で、中心部から車で10分も走れば広がる雪原では、スノートレッキングを思い切り楽しめます。
例えば、日本三大夜景の一つに数えられる札幌の市街地を眺められる旭山公園などがある藻岩山周辺、札幌市内で最大級の滝がある滝野すずらん丘陵公園など。周辺エリアでは、さまざまな野鳥たちが暮らす野幌森林公園や支笏湖があげられます。
おすすめスノーシュートレッキングツアー
スノーシューは日中も楽しいですが、今人気なのは夜景観賞も堪能する夜の時間に出かけるナイトハイキングです。札幌の西側には藻岩山や円山などの森林が広がり、冬の時期はなお静寂な時間を満喫できます。札幌市内からの送迎がある気軽に楽しめる2時間ほどのツアーで、レンタル込みの料金もお手頃です。
札幌近郊のスノーシュートレッキングエリア
スノーシュートレッキングが楽しめる自然豊かな札幌は、やはり地続きでスノーシュートレッキングに絶好なエリアが広がっています。代表的なのは、冬でも散策する人や歩くスキーを楽しむ人が多い野幌森林公園、湖の景観も楽しめる支笏湖周辺です。
のどかな田園地帯が広がる長沼丘陵周辺でも北海道ならではのスノーシュートレッキングのよさを満喫できるスポットといえるでしょう。
おすすめスノーシュートレッキングツアー
札幌中心部から車で約30分の野幌森林公園は、北海道の原始の森が残る自然の宝庫です。天然記念物のエゾフクロウやクマゲラを始めとする野鳥が姿を見せてくれることもあります。
5時間ほどのツアーでは小動物の足跡もコースで見つけられることでしょう。スノーシュートレッキング道具のレンタル込みの料金もお手頃なので、ぜひ参加してみてください。
ブナ林も温泉も魅力的な東北エリア
青森県・岩手県・秋田県・山形県・宮城県・福島県と広範囲な東北は、気象的にスノーシュートレッキングエリアは青森県・秋田県・山形県に集中しています。さらに多くの人がスノーシュートレッキングで東北に出かけたときに観たいものは、アオモリトドマツ(オオシラビソ)がつくる樹氷のスノーモンスターではないでしょうか。
ぜひスノーシュートレッキングの体験ツアーに参加して、素晴らしいスノーモンスターをお楽しみください。
東北を代表する圧巻の八甲田山や蔵王
東北エリアは、八甲田山や蔵王などのアオモリトドマツによる樹氷モンスターが有名ですが、スノートレッキング体験ツアーに参加すればこれらのスポットでも初心者も安心して出かけられます。見頃は1月~2月の寒さの厳しい時期ですが、圧巻の景色を楽しめることでしょう。
八甲田山と蔵王のスノーシュートレッキングはロープウェイで山頂まで行けるため、楽して冬の東北を代表する絶景を楽しめるのがポイントです。
湖の美しさを堪能できる裏磐梯
他のエリアも田沢湖や鳥海山、月山、裏磐梯に尾瀬桧枝岐などと多様で、雪山の他にブナ林を始めとする森も満喫できます。落葉して風雪に耐えるブナ林は、夏季とは異なる様子が一見の価値があるといえるでしょう。
また冬の湖の美しさを楽しむならば福島県の裏磐梯がおすすめで、きらきらと神秘的なブルーに輝く五色沼は冬だからこその美しさです。スノーシュートレッキングのあとは近くの温泉スポットで楽しめるのも、東北エリアの魅力といえます。
①おすすめスノーシュートレッキングツアー
こちらのスノーシュートレッキングツアーは、八甲田山の樹氷を楽しみながらとなります。何より八甲田山ロープウェイで山頂まで上がれ、あとは景色を楽しみながら下るだけというのが最高です。東北ならではのスノーシュートレッキングを満喫できることでしょう。
所要約4.5時間のちょうどよい時間構成で、レンタル込みの料金もお手頃です。高度が高い場所まで行けるにもかかわらず、のんびり楽しめるおすすめツアーです。
②おすすめスノーシュートレッキングツアー
こちらのスノーシュートレッキングツアーは、少人数制が特長の内容になっています。スノーシュートレッキングツアーのメインコースは、冬期間は遊歩道がなくなる五色沼探勝路です。
のんびり歩くコースは所要時間約2~3時間となり、レンタル込みの料金はお手頃価格なのでぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
首都圏からのアクセスがよい関東エリア
関東エリアは栃木県や群馬県などの北部が積雪エリアのため、スノートレッキングを充分に満喫できます。特に那須・日光エリアは雪が少ないながらも晴れる日が多いため、良質な雪を楽しめます。
本格的なスノーシュートレッキングを楽しむならば、豪雪地帯のみなかみや草津エリアがおすすめです。民間施設や休暇村などの公営施設主催のツアーなども豊富にあります。
小雪ながらも満喫できる日光エリア
首都圏からのアクセスのよさでも人気なスノーシュートレッキングエリアは、車で約3時間の奥日光エリアです。特に人気なエリアは、ほどよいアップダウンがある標高1500メートルの湯元周辺となります。コースも変化に富んでおり、対照的な広葉樹と針葉樹の森や凍結した湖など飽きさせません。
スノーシュートレッキング初心者だけではなく、経験者向けの地形読みが必要なスポットもあります。奥日光エリアは宿泊施設が近いのも魅力です。
①おすすめスノーシュートレッキングツアー
こちらのスノーシュートレッキングツアーは、冬ならではの奥日光名物である「庵滝」までのコースとなります。落差約30メートルの滝は氷瀑となり、美しく輝くブルーアイスとしても有名です。
途中までの雪の森や絶景スポットの小田代原なども楽しみながらののんびりスノーシュートレッキングツアーとなります。レンタル込みの料金もお手頃なので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
②おすすめスノーシュートレッキングツアー
こちらのツアーはレンタル込みの料金がお手頃な3時間ほどのツアーで、半日程度で気軽にスノーシュートレッキングを体験したいという人におすすめです。
関東ながらも豪雪地帯のみなかみでは、ふかふかの新雪も満喫できます。コース上に観られる動物の足跡をたどったり冬芽を観察したりなど、思い切り雪を体験してみませんか。
フィールドが多彩な甲信越エリア
甲信越地方でおすすめのスノーシュートレッキングエリアは、大人気スポットである北アルプスがある長野県や豊かな温泉でも有名な湯沢や苗場などの新潟県がおすすめです。いずれも雪質のよさからスキー場も多く、もちろんスノーシュートレッキングも満喫できます。
関東からアクセスしやすい山梨県では、長野県とまたがる八ヶ岳エリアがおすすめ。アクセスのよさ以外にも温泉や周辺エリアの名所なども含めて選びましょう。
志賀高原でもオオシラビソの樹氷を堪能
オオシラビソがつくる樹氷を楽しめるのは、山形県や青森県だけではなありません。上信越高原国立公園内の2000メートル級の山々に囲まれた志賀高原は積雪量が多いため、オオシラビソやコメツガなどの原生林や樹氷林を満喫できるのです。
運が良ければカモシカなどの野生動物にも出合えるかもしれません。防寒対策をしっかりして、のんびり慌てずにスノーシュートレッキングを満喫してください。
おすすめスノーシュートレッキングツアー
こちらのスノーシュートレッキングツアーは、北アルプスの麓に広がる大町エリアでの大自然を満喫するコースです。冬しか観察できない北アルプスの美しさを、丸1日掛けて堪能できる本格的な内容となります。
スノーシューだけではなく、日本のかんじきも体験できるため、それぞれの違いがわかることでしょう。防寒対策をしっかりしてお出かけしてください。
スノーシュートレッキングを満喫しよう!
スノーシュートレッキングは、雪があればどこでも楽しめるアクティビティといえます。しかし冬は突然の吹雪や雪崩の危険性などもあるため、慣れていない場所でのトレッキングは避けなければいけません。もちろん私有地でのスノーシュートレッキングは厳禁なため注意が必要です。
スノーシュートレッキングは現地を知っている、スノーシューのレンタル込みの予約制ガイドツアーで楽しましょう。防寒対策をしっかりしてご参加ください。
スノーシューのコツが気になる人はこちらをチェック!
スノーシュートレッキングのおすすめエリアに出かける前は、より楽しむためにスノーシューのポイントについても再チェックしておくとよいでしょう。スノーシュートレッキングツアーはレンタル代が込みですが、さらっとスノーシューについての予備知識もあると便利です。こちらの記事をぜひご参考にしてくださいね。
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出典:asoview.com