シャコバサボテン花言葉とは
シャコバサボテンの花言葉と育て方をご紹介
サボテンの仲間でもトゲのないシャコバサボテンは、秋に花芽を付け晩秋から冬の時期に艶やかな花を咲かせるサボテンです。サボテンは見た目とは裏腹に明るい色の花を咲かせますが、このシャコバサボテンの花も透明感のあるとてもきれいな色の花に目を奪われてしまいます。
今回はシャコバサボテンの花言葉、そして育て方も一緒に解説しました。花言葉を知ってシャコバサボテンを上手に育ててみませんか。
シャコバサボテンの花言葉
「美しい眺め」「ひとときの美」
シャコバサボテンをイメージする代表的な花言葉は「美しい眺め」「ひとときの美」という言葉です。葉のように見える緑色の部分は肉厚の茎で、茎節の様子が海に生息する甲殻類の蝦蛄(シャコ)に似ているため、和名では蝦蛄葉仙人掌(シャコバサボテン)と表記します。
「美しい眺め」という花言葉は花の美しさから、そして「ひとときの美」とは花の少ない時期に華やかな花を咲かせるギャップから付いた言葉だといわれています。
冒険心
シャコバサボテンには「冒険心」という花言葉もあります。シャコバサボテンはクリスマスの時期に花をいっぱい咲かせるため別名「クリスマスカクタス」とも呼ばれています。
またデンマークで熱心に品種改良がおこなわれたため「デンマークカクタス」という名でも流通しています。「冒険心」とはあれこれ品種改良された経緯が由来するという説のほか、茎節の縁がギザギザした様子が勇ましく見えるからという説もあります。ちなみに「カクタス」とはサボテンの英語名です。
「命の喜び」
シャコバサボテンの「命の喜び」という花言葉の由来については、はっきりした根拠はありません。ただ1説には、シャコバサボテンの丈夫で育てやすく毎年花を咲かせる生育旺盛なそんな植物学上の特徴が由来して付いた花言葉だといわれています。
「もつれやすい恋」「つむじまがり」
シャコバサボテンをイメージする花言葉に「もつれやすい恋」「つむじまがり」などという言葉もあります。
ただこれらの花言葉の由来も残念ながらはっきりとはわかりません。1説にはたくさん細長い肉厚の茎を根本から伸ばす姿が、感情のもつれをイメージしてこんな言葉で表現されているのだという説があります。
シャコバサボテンの特徴
サボテン科スクルンベルゲラ属の植物
シャコサボテンはサボテン科スクルンベルゲラ属のサボテンです。学名はSchlumbergeraと表記します。原産地はブラジルや南アメリカです。サボテンの種類の中でもトゲのないサボテンで、寒さには強くありません。
和名は先に解説しましたが海洋生物の蝦蛄に似ているので「蝦蛄葉仙人掌」といい、英語の名前はクリスマスの時期に花盛りなるサボテンということで「Christmas Cactus」といいます。
開花の時期
シャコサボテンの花の開花の時期は12~1月です。肉厚の茎が関節状に繋がったその先端にフワフワッとした柔らかいイメージの花を咲かせます。花の色は透明感のある赤、ピンク、オレンジ、白、複色などです。
本来は茎なのですが、根から延びる緑色のその部分は葉の機能も持ち合わせているので、「葉茎」とされ、一般の人には葉とみられています。葉茎は15~50cmくらいに伸び、縁がギザギザしているのが特徴です。
シャコバサボテンの育て方
鉢植えを買って育てる
シャコバサボテンは基本的には鉢植えのものを購入してきます。そして鉢植えで育てるのが一般的です。寒さには弱いので室内の明るい場所で管理しましょう。春、外気が上がってきたら外に出して日に当てるとしっかりした株に育ちます。
真夏は直射日光を避けた風通しのよい半日陰くらいの屋外で管理するのもよいでしょう。秋になり涼しくなってきたら、室内に入れてください。そしてまた室内の日当たりのよい窓際などで管理します。
水やりについて
水やりは生育期の春から夏にかけては鉢の中の用土が乾いたときにたっぷりと水やりします。シャコバサボテンは秋になると花芽を付けます。花芽が付いたら水やりは控えめにしましょう。
全く施さないでよいわけではなく、ほどほどに与えます。冬の季節は乾燥気味に育てますが、暖房の効いた部屋で用土が乾燥しすぎてしまうようなら適度に水やりしてください。
肥料について
肥料は春から夏にかけての生育期には市販のサボテン用の緩効性の肥料か液体を追肥します。分量は購入した肥料に記載されている分量に従ってください。
7月以降は肥料を与えません。理由は花芽が付かない新しい葉茎を生長させてしまうからです。花芽ができ始める秋までは肥料切れであるのが好ましい状態です。芽摘みをした後や冬になり花が咲きだしたら肥料を与えてください。
秋と春に芽摘みする
秋になってもまだ葉茎が伸びるようなら芽摘みしましょう。芽摘みする個所はまだ木質していない黄緑色の柔らかな節です。1~2節を手でもぎ取ってください。花芽は成熟した葉の先端に付くので、生長している柔らかな葉茎の先には付きません。
芽摘みしたものは挿し木にして増やすことができます。芽摘みは春にも行います。春に行う芽摘みはそのままのサイズで育てたい場合に、同様の方法で芽摘みして大きさを維持します。
日照時間が短くなると花芽が付く
シャコバサボテンは夏が終わり日が短くなる秋になると花芽をつけます。この時期に夜遅くまで明るい場所に置いておくと花芽が付かなくなるので置き場所に気を付けてください。
室内で夜も明るい場所に置いている場合は、段ボールなどをかぶせて暗い時間を増やしてあげると、花芽がたくさん付きます。また蕾は落ちやすいので、蕾ができたら鉢をあまり移動させないようにしてください。
鉢の植え替え時期は4月
シャコバサボテンは鉢植えで育てますが、植物なので年々生長します。株が大きくなったり、鉢の底の穴から根が出てくるようなら、鉢の中で根が根つまりしていることがあるので植え替えします。適期は4月です。
大きく育てたい場合は一回り大きい鉢に、サイズを変えたくない場合は根を1/3くらいカットして同じ鉢に植え直します。使用する用土は市販のシャコバサボテン用の培養土を利用すると便利です。
挿し木や株分けして増やす
シャコバサボテンの増やし方は植え替えのときに挿し木か株分けで増やします。たとえば秋や春に芽摘みしたものを挿し木用の用土にさしておくとそれが生長していきます。植え替えや挿し木した後は水をたっぷりと施し、追肥してください。
挿し木する際は育った時の形を考えて、同心円を描くように刺していくとよいでしょう。また植え替え時期の春に、株分けして増やしていくことも可能です。
花言葉を知りシャコバサボテンを育てよう!
海洋生物の蝦蛄に葉茎が似ているからシャコサボテン(蝦蛄仙人掌)という名前だだなんて面白いですね。シャコサボテンは花の少なくなる冬に、その葉茎の先に透明感のあるとてもきれいな花を咲かせます。
芽摘みをすれば冬にたくさん花が咲くサボテンです。寒さには弱いので冬はお部屋で管理してください。今年の冬は、花言葉を想いながらシャコサボテン育ててみませんか。
花言葉についてもっと知りたい方はこちらもチェック!
当サイト「暮らしーの」では、花言葉について他にもまとめています。1輪飾っておくだけで、心のすきを癒してくれる花。花にはどんな花にもその花を印象つける花言葉が付いています。
花言葉を知ると花言葉からも元気をもらえたり、癒されたり、嬉しい気持ちになることでしょう。日常の花選びもとても楽しくなります。花言葉についてもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください。

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