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DIYで簡単、窓の断熱性能を高める方法を解説!暖房効果アップ&結露対策にも◎

寒い季節には室温が気になりますが、温度の上下には窓が多くの影響をもたらします。外気が窓を冷やし、暖気は窓から逃げていきますが、DIYで窓の断熱性能を高めれば効率的な暖房ができ、窓の結露も減らすことができます。DIYで断熱効果を高められてはいかがでしょうか。
2021年11月26日
makoji-
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DIYで省エネ効果のある窓の断熱方法

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部屋の温度には窓が大きく影響します。その度合いは60%にもなると言われていて、最近の新築住宅では暖冷房、省エネ、結露などを考えてガラスを2枚にしたペアガラス(複層ガラス)を採用したり、2重サッシなどの断熱対策がなされています。

対して、少し前の住居では1枚ガラスのアルミサッシが定番で、廊下や和室に、掃き出し窓を付けた採光重視の家屋が多く冬には部屋の寒さを感じます。理由は1枚ガラスと窓の面積が多いことです。

DIYで窓の断熱性能をUPさせる簡単な方法

窓の断熱性能をアップさせるには、DIYで窓の内側に断熱効果のあるものを取り付ける方法が簡単です。DIYする窓の寸法を取り、ホームセンターやネットショップで新たに取り付ける部材の構造や素材、価格などを調べて、DIYする窓の状態や室内の状況を考えながら予算に応じて必要なものを決めます。

この記事では、DIYで付けられるメーカー窓や取り外しできるプラダン、断熱シートなどを実例を交えながらご紹介いたします。(この情報は11月23日時点のものです。)

メーカー推奨の内窓で断熱性能UPと結露対策

DIYで窓の断熱性能をアップさせる方法に、追加の窓を内側に付けて2重にするやり方があり、窓枠に付けられるメーカー推奨品がホームセンターやネットでDIY商品として販売されています。

自分で窓の寸法を取り、注文し、DIYで取り付ければ、見た目もよくプロの仕事に近い仕上がりと断熱性能になります。今ある窓のガラスをペアガラス(複層ガラス)に交換するような商品もあり、断熱性能、省エネ効果も上がること間違いありません。

おすすめは断熱効果UPと防音対策になるリクシルの「インプラス」

DIYで取り付けられる2重サッシ「インプラス」はコストパフォーマンスがよく、高性能な断熱・防音対策ができます。DIYに必要な部材と、ガラスが組み込まれた完成品の形で届きますので簡単な組付けだけでOKです。

DIYでの取付方法もしっかり説明されていて、断熱、省エネ対策におすすめです。この他にもすぐれた断熱性能や気密性をもつインプラスもあり、予算に応じた選定で断熱性能を高め、暖房効果をUPされてはいかがでしょう。

リクシル、二重サッシ「インプラス」

出典:楽天
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出典:Amazon
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プラダンDIYで断熱性能UP&結露対策

DIYでよく使われるプラダンは、ポリプロピレン素材のプラスチックダンボールという名前のダンボールです。コストパフォーマンスがいいので、DIYのほかに、通い箱、収納ケース、養生資材などにも使われますが、構造が中空で空気層があり断熱性もある丈夫な材料になります。

DIYでプラダンを使って窓の断熱性能UPと結露対策

出典:ライター撮影
 

寒い時期に1枚ガラスのサッシ窓の部屋を暖房すると、サッシのガラス窓に結露がつくことがあります。

結露がつくと窓やサッシの下枠は汚れ、黒ずんできてカビが発生したりしますが、プラスチックダンボールを使ったDIYで防げますから、プラスチックダンボールを使った簡単なDIYで断熱性能を高め、結露対策をしてみましょう。


簡単なDIYで雪見障子付き掃き出し窓に結露対策

ライター撮影

ご紹介するのは、DIYでサッシの1枚ガラスの掃き出し窓に結露がつかないようにした方法です。

内側に雪見障子窓(2700×1800mm)が付いていましたので、この掃き出し窓の断熱性能を高めるDIYの方法には、障子紙を断熱性能を持つものに変える、障子紙の代わりになる薄いプラスチックダンボールを貼る、サッシ窓の内側にプラスチックダンボールか断熱シートを貼るなどが考えられ、いずれも暖房効果アップも期待できます。

使ったのはプラダンと再はく離タイプの両面テープで結露なし

出典:ライター撮影
 

おこなったのはサッシのクレセントとガラス面のすき間2.5mmに、同じ厚さのプラダンを差し込んで、枠なりに両面テープを貼り固定する方法です。両面テープは、のりが残りにくい再はく離タイプ(巾15mm)を窓枠ぞいに貼ります。

プラダンをクレセント部分から入れると貼りやすいので、クレセントの上下200mmには貼らないで、そこにカットしたプラダンを先に入れてから、プラダンを上下の枠内に合わせて貼り結露をなくしました。

プラダン2.5mm

出典:楽天
出典:Amazon

プラダンDIYで浴室の冷気と結露をカット

出典:ライター撮影

住居の中でヒートショックを起こすお年寄りのニュースを耳にすることがあります。冷気による浴室やトイレでの事故が多いと聞きますが、簡単なDIYで室温を上げることができます。寒いなと感じたらDIYに挑戦してみてはどうでしょう。

温度計はサッシ窓の内側にプラダンで内窓をつくった時の浴室温度11℃です。この時の外気温は5.5度なので、温度差が5.5度もあります。ちなみにサッシ窓の内側が7度でそこでも4度違いました。

DIYの材料はプラダンとガラス戸レールと両面テープ

出典:ライター撮影
 

浴室の窓を2重窓にするDIYの材料は、必要な大きさのプラダン(厚さ4mm)と、上下のガラス戸レール、防水タイプ(重要です)の両面テープ、すき間テープです。

この浴室の場合、新築からだいぶ経っていて、左側の壁に上下で2mmほどの狂いがありましたので、プラダン窓うしろの側壁に隙間テープ(10×15mm)が必要と思い、プラダンのすれすれの両側に、すき間テープを貼りました。

簡単なDIYで断熱性能UPが冷気も結露もカット

作り方は、サイズに合わせたカットで上下のガラス戸レールを作り、プラダン窓をつけるところをきれいにして、クレセントが廻る位置に防水用両面テープを貼った上・下のガラス戸レールを付けます。

ガラス戸レールは上部が深い方、下部は浅い方を使います。プラダンは左右が50mmほど重なるようにして、上下は実寸より4~5mm短くカットすると入れやすくなります。のこったレールで取ってを作り完成です。


プラダン4mm

出典:楽天
出典:Amazon

ポリカ板DIYでトイレ窓の冷気対策

出典:ライター撮影

ポリカ板(ポリカーボネート板)は浴室の断熱DIYでご紹介したプラダンと同じように使える素材です。価格はプラダンの倍ぐらいと少し高めになりますが、トイレと洗面室には見た目がいいポリカーボネート板を使った窓からの冷気対策をご紹介します。

クリアーなポリカーボネート板DIYで冷気対策

完成後、トイレと洗面室の温度を温度計ではかった時の外気温が7℃でサッシ窓の内側が9℃、ポリカーボネート窓の内側のトイレの部屋が12℃でしたので気密性が増し冷気はしゃ断できました。

断熱性能をアップするポリカーボネート窓の作り方は、プラダン窓の時と同じですが、ポリカーボネート板(ポリカ板)のクリアータイプはプラダンよりも室内が明るく冷気もしゃ断でき、トイレで座った時も以前にくらべて快適にすごせます。

DIYでつくるポリカーボネート(ポリカ)窓の材料

取り付ける窓の寸法を取り、必要枚数のポリカーボネート板(4~4.5mm)と上・下のガラス戸レール、一般用両面テープ(巾5~10mm)、すき間テープ(10×15mm)を手配します。

浴室窓とトイレや洗面室窓との違いはポリカ板と両面テープでテープは一般用でOKです。取り付け方法は同じなので、プラダン取り付け動画を参考になさってください。

ポリカーボネート板4mm

出典:Amazon
出典:楽天

断熱シートDIYで省エネ&暖房効果UP

出典:ライター撮影

DIYで窓の断熱性能を高める方法の中で、いちばん簡単に取り組めるのが断熱シートを窓に貼るやり方です。住居の窓の構造が一枚ガラスのサッシでも部材としての断熱シートをガラス窓に貼ることで、暖房効果がUPして省エネにもなります。

断熱シートはホームセンターやネットで販売されていますし、普通の透明板ガラス窓であれば水だけで貼れる素材の商品などもあり、DIYで簡単に貼れてはがせるタイプのものがほとんどです。

窓ガラスを断熱シートDIYで断熱性能UP

断熱シートは窓用として販売されているものも多いのですが、梱包材(プチプチ)としても販売されています。カットした断熱シートとしての商品には貼り方や注意書きも記されていますので、窓用断熱シートがおすすめです。

ガラス面に貼る断熱シートですが、貼れる面には適否があります。透明板ガラス、型板ガラスの平滑面、曇りガラスの平滑面、ペアガラス(複層)の平滑面はOKですが、各凸凹面はプラスチック用両面テープで貼ります。

DIYするにはむずかしい種類の窓ガラスも

窓ガラスには上記以外に網入りガラス、真空になった2重ガラス、熱線吸収の合わせガラスなどもありますが、それらのガラスに断熱シートを貼ることは不可になります。


断熱シートはプチプチが出ている面をガラスに直貼り

出典:ライター撮影

断熱シートは、まるいプチプチのある方がガラスに貼る面です。そうすることでガラス面とシートの間の空間が断熱層になり、断熱性能が上がることになります。画像は曇りガラスの凸凹面に両面テープを貼り、断熱シートを貼ったものです。

断熱シート

出典:Amazon
出典:楽天
出典:楽天
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まとめ:窓断熱で暖房効果をUP省エネも

出典:ライター撮影

古いはなしですが、北海道では半世紀も前から窓は木製の2重窓で、冬の暖房は石炭ストーブなのに冬でも室内は半袖で過ごせるような暖かさだったそうです。

窓を2重にすれば断熱性能が高まり暖房効果上がります。最近の寒い地域や雪国の新築住宅では断熱性能に気をくばり、基礎は安定した地熱を住宅に伝える構造で、外壁はガリバリュウム鋼板、窓は2重窓やペアガラス(複層)を採用し、省エネに気を付けています。

DIYで窓の断熱性能を高めて省エネ&暖房効果アップ

DIYでする窓の断熱性能と結露、暖房効果アップをご紹介してきましたが、住居内での温度差は人の身体によくありません。前述しましたが、住居内の温度差は浴室、トイレなどでよくみられます。簡単なDIYで解消できますので断熱性能を上げ、結露や温度差を少なくし、暖房効果もアップされてはいかがでしょうか。

住まいの断熱性能が気になる方はこちらをチェック

住まいの断熱性能や暖房効果、省エネなどは窓以外にもDIYできる方法があります。さまざまな事例がありますのでご覧ください。