天然コルクマット[クオリアム]
アルミ箔 建築 遮熱材
断熱材 スタイロフォーム
フローリングの床断熱で冬の底冷えを防ぐ!
床断熱をDIYする方法は上級者向けで難しい?
床から冷え込みがつらい場合は、床下に断熱材が入っていない疑いがあります。断熱材を追加する部屋のリフォームは少し上級者向けの方法となりますが、やってみる意味は十分です。
DIY初心者にもできるフローリングの床の冷え込みを防ぐ簡単な方法から、基礎まで出して断熱材を追加する丁寧な方法と、両方のやり方を知っていると快適な床暖房ができるでしょう。
初心者から上級者まで対応!床の断熱で快適な部屋へセルフリノベーション!
床の断熱を自分でDIYするときに迷うことが多い、どの断熱材をどの場所に使ったらいいのかという疑問。
床を基礎まで剥がしておこなうセルフリフォームの方法はどのくらい難しいのかという難易度の問題と、その代替案としてできる基礎まで剥がさないでできる床の断熱方法もご紹介します。
初心者の方からしっかりと床の断熱を基礎からしたい方にもお役に立つよう解説していきましょう!
床の断熱材に使われる素材3種と特徴
冬の床の足元からの冷え対策に使える断熱材は大きく分けて床断熱と基礎断熱素材に分けられます。実際はもっとたくさんの断熱材の種類がありますが、DIYでも手に入りやすい代表的な3種類の特徴から見ていきましょう。
1.アルミ製断熱シート
アルミ製断熱シートは低コストで簡単に施工できる床断熱材
アルミ製断熱シートは100均でも手に入るとても手軽な断熱材です。フローリングの下の床板まで剥がさずに施工できることから作業時間も短くやりやすいのも特徴となっています。
ただし断熱効果については床下の基礎からの冷たさを防ぐというものではなく、あくまでも遮断するものと考えるとよいでしょう。
2.グラスウール
基礎からの床断熱をする際に使われるガラス製断熱素材
一方フローリングの下の板も取り除き基礎に敷設するタイプの断熱材のひとつにグラスウールがあります。こちらは廃棄ガラスのリサイクル建材として自然にもエコな素材です。
価格はアルミ製断熱シートよりは高くウレタンフォームよりは安いという立ち位置にある断熱材となっています。大きさが容易に変化するものなので、施工にはコツが必要となる中から上級者向けの素材です。
3.スタイロフォーム
発泡スチロール型の基礎断熱材でコストはかかるが効果大!
スタイロフォームは発泡スチロールのような素材。中に空気を含むため断熱力が高いですが、コストは高めなものが多いです。
グラスウールよりも硬さがありカッターで簡単に切断できるため扱いもしやすい断熱素材となっています。
こちらも床下の基礎部分に施工する断熱材ですが、畳からフローリングリフォームなど床の高さに余裕がある場合は床断熱として使うケースにも対応できる断熱材です。
初心者もできる簡単な床断熱の方法!
1.断熱材を使わずにできる床の冷え防止方法
床のフローリングなどを剥がさなくてできる足元の寒さ対策には、カーペットやマットを敷くという方法があります。すでに敷いている方は使えませんが、たとえばデスクの足元を温めたいという特定の場所にのみの断熱方法には有効なやり方です。
手軽に追加できるカーペットやマットを敷いて床をあたたかく
こういった場合は、部屋のフロア全体に敷くカーペットでなくブロック状にカットされたものを組み合わせるタイルカーペットやフロアマットがおすすめ!
またコルク素材でできたタイルマットは中に空気の層があるため断熱効果も抜群。さらにクッション性もあるため小さな幼児がいるご家庭におすすめ素材です。
タイルカーペットの貼り方のコツ
タイルカーペットはフローリングの上に敷きますのでその分床の高さがあがります。出入り口やクローゼットなどのドアが室内側に開く場合、その高さがネックになってしまうこともあるでしょう。
そんな時は室内全体に貼らずにドアのない部分にのみ張る・ドア枠の余裕以内のタイルカーペットの厚みを選ぶというやり方で対処します。しっかりと床掃除をしてから張るのもコツです。
2.アルミ製断熱シートで簡単にできる床下断熱
基礎の上の板間に設置するのがこのタイプの断熱材の使い方です。施工するにはフローリングを一旦剥がす必要がありますが、基礎断熱よりも足場が板であるため作業もしやすく、行程も少なくてすむというメリットがあります。
フローリングを取り外す手間はかかるが断熱効果も期待できる
基礎断熱よりも作業工程が少ない床断熱。とはいえフローリングを剥がしてから断熱シートを敷きますので、その上にまたカーペットを敷くなどすればかなりの床の冷たさを緩和できるでしょう。作業の難易度と効果の両方の中間を取った施工方法として人気があります。
建具との高さに余裕のない床へは断熱シートを使う
こちらは車中泊のために車の後部座席下の床に断熱シートを貼っている動画となります。
基本的な扱い方は家の室内でも車の後部座席でも変わりません。床の板間部分に両面テープでアルミ製の断熱シートをすき間なく敷き詰めていきます。
その上から一度剥がしたフローリング材を並べて元に戻すだけで床断熱は簡単です!このほか畳からフローリングにリフォームするなど厚みの余裕があれるタイプの床暖熱方法も見ていただきましょう。
畳からフローリングリフォームで床の高さに余裕のある場合
高さに余裕があるならばさらに断熱効果の高いスタイロフォームを敷き詰める方法で床断熱をしていきましょう。やり方はこちらの動画が参考になります。
畳を取り外し板間が出てきたらそこにスタイロフォームの幅に合わせて根太と呼ばれる枠木を設置します。その間にスタイロフォームを敷き詰めすき間をテープで塞いでフローリング材を敷いていきましょう!足場が板間なので初心者の方にもやりやすい方法です。
3.板を取り外し基礎からおこなう床断熱
フローリングや畳を剥がしたさらにその板の下。剥がしてみると建物の基礎が出てきます。ここからおこなう断熱方法を基礎断熱といいます。
基礎断熱は根太の高さよりも下におこなわないようにするのが基本的な考え方です。床下の通気を悪くしてシロアリが繁殖したり、木材が腐りやすくなるために気をつけることとなっています。
難易度は高いがもっとも効果的な床下断熱の工法
フローリングを剥がし、さらにその下の板間まで取り外す床下断熱DIYはそれだけでも作業工程が増えて時間がかかるが、断熱効果はよい方法です。
それだけでなく床下は足場が根太の部分だけしかなく、うっかりスタイロフォームに足を掛けてしまうとせっかくの断熱材が折れてしまいます。DIYに慣れている上級者向けのやり方となりますので、十分に気をつけて作業をしてください。
床下の基礎にスタイロフォームを入れていく作業
こちらは新築のお宅の床下の基礎断熱施工の様子をおさめた動画です。リフォームではないですが作業工程を確認するのに御覧ください。ここでよくチェックして欲しいのが職人さんの足元です。
根太(床に並行に走っている床下の木製枠)は踏んでいますが決してスタイロフォームだけを踏むことはありません。これは足で踏んで体重をかけると、高価な断熱材が割れてしまうためです。
断熱材を床下基礎に入れた後の床の戻し方
こちらの動画ではおこなっていませんが、根太と断熱材のすき間はテープで埋めておいた方がより冷たい空気が上にあがってきづらいです。その上に合板や元付いていた板間の木材を戻します。
あとはお好みのフローリング材を敷き詰めれば床の基礎断熱は完了です!高さをいじっているところはありませんので、建具の開けしめがしづらくなるということもなく、もちろん床下からの冷たい冷気も防げます。
床を暖かくするおすすめの断熱効果素材3選
床への施工に適したおすすめ断熱素材1.
天然コルクマット[クオリアム]
天然コルクマット[クオリアム]
厚みが0.8mmもあるため、クッション性と断熱性が高いコルククッションマットです。
1枚あたりのサイズは45cmの大判サイズなので敷設の手間も省けます。広いお部屋全体に貼りたいという方や、デスクの足元や赤ちゃんのプレイエリアだけに敷くという方法も選べるのでコスパもよいですよ!
床への施工に適したおすすめ断熱素材2.
アルミ箔 建築 遮熱材
アルミ箔 建築 遮熱材
湿気は逃しながらも防水性能があり、断熱もできる通気性のあるアルミシートです。ただフローリングの上にカーペットなどを敷くよりも床下からの寒さをこのシートで弱めてくれるでしょう。
水に弱いグラスウールを断熱材として基礎に使用した場合の、上に敷くシートとしてより断熱効果を求める場合にもお使いいただけます。
床への施工に適したおすすめ断熱素材3.
断熱材 スタイロフォーム
断熱材 スタイロフォーム
床の基礎からの断熱する資材ではグラスウールかスタイロフォームを使うことになります。適切な厚みを選ぶことで断熱効果の差はありません。
しかし初心者の方にも使いやすい断熱材という観点においては、発泡スチロール状のこちらの商品の方がおすすめです!
まとめ
床用の断熱材は選べる!自分に合った断熱方法で暖かく過ごそう
床の断熱方法でも集団住宅であったり戸建ての家などでは、選べる工法も変わってきます。賃貸か持ち家かにもよるでしょう。また寒さの程度によっても基礎からやった方がよいものと、カーペットタイルを敷くだけで防げる程度もあります。
お住まいの住宅の形態やDIYスキル・コストなど重視する点を自分で決めて対策できる、いろいろな床の断熱方法を解説してきました。今のお住まいに合った方法で冬の床の冷たさ対策をしてみてくださいね!
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出典:https://photo-ac.com/