テンマクデザイン サーカスTC
オールウェザーブランケット
ジャクリ 電源708
冬キャンプは底冷え・寒さ対策必須
対策しないと危険
冬キャンプは対応する道具が増え、10年前と比べると身近なアウトドアスタイルになってきましたが、対策をきちんとしないと低体温症になることも考えられます。
低体温症とは、危険な状態まで体が冷えてしまうことで思うように身動き取れなくなったり、反応が遅れるなどの症状がでて最終的には命を落とす場合もある危険な状態です。低体温症を防ぐ方法はシンプルに暖かくしてこごえないようにしながらキャンプをするだけになります。
底冷え対策は工夫と身近なもので可能
キャンプの底冷え対策は、家電や寒さ対策グッズや厚手の服装などの身近なもので対策できます。また、冬用のシュラフやマットなどのアイテムを使うことで寒さ対策できます。
寒さ対策グッズを使い、床(地面)から伝わる冷気をシャットアウトしたり、ストーブなどを導入してテント内の気温を暖めたりするだけです。そのため家電製品が使える電源付きサイトの利用は、底冷え対策に非常に有効的になります。
冬キャンプのポイント
初心者は注意
キャンプ初心者は冬キャンプを気軽に考えないように注意しましょう。冬キャンプはある程度キャンプの知識、暖房器具の取り扱い方を覚えていないと危険です。キャンプ初心者が冬キャンプをする場合は経験者と一緒にするといいでしょう。
冬用のアイテムが必要
冬キャンプには冬用の装備、アイテムが必要になります。夏用のシュラフだけでは底冷え対策をしても寒いためきちんと準備をしておくことが重要です。そのため初心者が冬キャンプをするのは少しハードルが高くなります。具体的には後述しますが、保温性の高い服装やテント、シュラフが必要です。
キャンプの場所選び
冬キャンプはキャンプ地にする場所選びも重要です。標高が高くなると寒さも強くなるため、冬キャンプの経験がない方は、標高の低い場所を選ぶといいでしょう。また、初心者の方は電源付きサイトが過ごしやすく底冷え対策しやすいです。
底冷え対策のポイント
服装で対策
冬キャンプの底冷え対策を大きく分けると服装、テント内の保温、床の3つがポイントになります。服装のポイントはインナー、ミドル、アウターのように重ね着をして気温に応じて服装で調整する方法です。
冬キャンプ、登山などのアウトドアでは基本の対策となります。ウェアは素材によって性能が大きく異なるため注意しましょう。重ね着に使う各種ウェアはアウトドア用ではなくタウンユースモデルのアウターでも問題ありません。
底冷えはテント内の温度で対応
テント内の気温をストーブを使い暖かくするのも冬キャンプの底冷え対策のポイントです。ストーブは電気を使うものと燃料を使うものの2種類あり、燃料を使うもののほうが暖かいですが、危険性や小さなテントに導入できないなどの制約もあります。
ストーブがあると寒さ対策が一気にやりやすくなりますが、テントは燃え広がりやすいので取り扱いには細心の注意が必要です。
底冷えは床からの冷気に注意
床からの冷気を遮断することも重要です。テント内が暖かくても床(地面)が冷たいままだと過ごしにくくなります。服装と同じように床もレイヤリングしましょう。ラグなどを重ねていくことで冷気を伝えにくい床になります。例えば銀マットにインフレーターマット、シュラフを重ねることで冷気が伝わりにくいです。
冬キャンプは服装、テント内、床の3箇所で寒さ対策をしましょう。
テントの底冷え対策5選
1:冬キャンプでも使いやすいギアを揃える
前述したように冬キャンプをするには、冬用のアイテムを揃える必要があります。具体的には冬キャンプ向きのスカートが付いている通常インナーのテント、最低気温に合ったシュラフ、寒さ対策のことです。
通常インナーとはハーフメッシュやフルメッシュなどではなく、フルクローズできるインナーを採用しているテントになります。さらに、スカートテントだと冷気が入りにくいです。また、最低気温に合ったシュラフがないと寒さで寝付きにくいです。
シュラフは冬キャンプで重要
冬キャンプの底冷え対策では、テントのグレードよりもシュラフのグレードのほうが重要です。保温性の高く快適温度(適温)が低いシュラフを選びましょう。シュラフに最低気温としか表記していない場合は、最低気温に10度前後足した数値が快適温度と言われています。
例えば最低気温が-10度の場合は、0度ぐらいまでなら快適に使える温度となるため底冷えにより寒く感じやすいです。素材は化繊よりダウンが暖かくなります。
2:底冷えは床を暖かくする
底冷え対策のポイントで紹介したように、冬キャンプでは床の冷気対策が必須です。グランドシート、テント、銀マットという夏でも使う組み合わせではなくグランドシート、銀マット、ラグやカーペット、インフレーターマットやコットを使い3重にも4重にも重ねていくことを意識しましょう。
銀マットは冬キャンプ向きの厚手のものを選ぶようにして、地面から離れるようにすると底冷え対策に効果的です。上記の例はあくまでも一例になります。
コットは底冷え対策に有効
コットはインフレーターマット、グランドシートよりも底冷え対策に効果があるアイテムです。底冷えによる冷えは、地面から離れるほど弱くなり、ローコットでも地面から10cm以上も離れているため各種シートやマットよりも暖かく感じます。
そのままコットの上にシュラフを置くのではなく、マットや保温性のあるシートを追加することでより底冷え対策に有効です。
3:ストーブの導入
底冷え対策ではストーブも大切です。テント内を暖めることで底冷え対策にもなり快適に過ごしやすくなります。しかし、冬キャンプ向きテントのサイズ次第では導入が難しくソロ用テントでは使えない場合も多いです。
冬キャンプ向きテントでもサイズによって使いやすいストーブが異なり、2~3人のテントではセラミックファンヒーター、電気ストーブが導入しやすくなります。4人以上のテントでは薪ストーブや石油ストーブが導入しやすいです。
ストーブの利用について
冬キャンプの人気アイテムとして各種ストーブがありますが、注意点も多いです。電気ストーブ、セラミックファンヒーターは電源付きサイト以外では使えません。石油ストーブ、ガスストーブ、薪ストーブは換気が必須になります。ベンチレーションを全開にしていても換気不足になるため出入り口を開けておきましょう。
薪ストーブ、石油ストーブなどは、酸欠による事故が多発しているため冬キャンプ初心者の底冷え対策としては注意点が多いです。
4:寒さ対策グッズの活用
寒さ対策グッズの活用も冬キャンプや底冷え対策では重要になります。起毛素材のものは空気の層ができ暖かいです。例えば床に起毛素材のブランケットをしくだけでも暖かくなります。また、ブランケットは羽織るだけでも暖かく、ボタンで留めてポンチョとして使えるタイプだとより使いやすいです。
電源付きサイトでは電気ストーブ、セラミックファンヒーターの他に電気毛布(電気ブランケット)も使用できます。底冷え対策に有効的です。
ポータブル電源が便利
従来では電気毛布を使う場合は電源付きサイトが必須でしたが、近年は充電池の発達もありポータブル電源があれば冬キャンプでも電気製品が使えます。ポータブル電源は、容量によりますが、電気毛布などの消費電力が小さいものだと長時間使いやすいです。
電気ストーブやセラミックファンヒーターのような暖房器具は向いていません。近年の冬キャンプは、寒さ対策グッズなどの各種アイテムを併用することで過ごしやすくなっています。
5:キャンプの服装
冬キャンプの服装は前述したように重ね着が重要です。保温性のあるインナー、メリノウールソックス、ダウンジャケットなどは冬キャンプの服装として人気があります。
また、服装だけではなくネックウォーマーや手袋、ニット帽などの小物もきちんと準備しておきましょう。焚き火をするときは焚き火用のウェアがあると安心です。ダウンジャケットのまま焚き火をしてしまうと火の粉で穴が開く可能性もあるため綿製品のウェアがいいでしょう。
ヒーター付きアイテム・テントシューズが便利
近年はモバイルバッテリーや専用バッテリーを使うヒーター付きのウェアも多いです。冬キャンプでは、最新の寒さ対策グッズや湯たんぽなどの古くからあるグッズを使うことで過ごしやすくなっています。
また、冬キャンプでは足元から冷えるためテント内で保温性のある靴を使うのも有効的です。冬キャンプ専用のものはテントシューズとして発売されていますが、ルームシューズとして発売されているものでもある程度の底冷え対策になります。
冬キャンプにおすすめアイテム
1:TC素材のテント
テンマクデザイン サーカスTC
ドーム型、ワンポール、2ルームなどさまざまなテントがありますが、TC素材のテントだと焚き火が近くででき、冬キャンプが過ごしやすいです。また、テント内が暖かくなりやすく結露の発生が防げることから底冷え対策にも向いています。
スカートは絶対に必要ではありませんが、スカートがあると冷気が入りにくいためあったほうがいいでしょう。例えばサーカスTCはTC素材で設営しやすいワンポールテントで冬でも使いやすいです。
2:特殊シート
オールウェザーブランケット
オールウェザーブランケットやアルミシート(エマージェンシーシート)などの特殊なシートをテントのフロアにしくといいでしょう。銀マットでも大丈夫ですが、銀マットの下に特殊なシートを敷くことでより強固な底冷え対策になります。
例えばグラバーのオールウェザーブランケットは、樹脂フィルムとアルミシートによる4層構造、グロメット付きでエマージェンシーシートよりも取り扱いしやすいです。
3:ポータブル電源
ジャクリ 電源708
近年の冬キャンプ、底冷え対策のマストアイテムがポータブル電源になります。ポータブル発電機と比べると音が出ないためキャンプで制限されることなく使用でき便利です。容量は500whほどあれば電気毛布なら8時間ほど使用できます。
例えばポータブル電源で有名なジャクリではポータブル電源708は容量と重さ(運びやすさ)のバランスがよく、電気毛布(55W)10時間ほど使え、USB-Cポート、コンセントが使え便利です。
冬キャンプの底冷え対策のまとめ
冬キャンプは底冷え対策が重要
底冷え対策は、少し工夫するだけでできるものが多いです。ポイントは重ねることになります。重ね着で暖かくして、床も特殊なシートやマットだけではなくラグやカーペット、電気毛布などを重ねることで底冷え対策に効果的です。
底冷え対策としてコットにマットを重ねたり、ストーブや湯たんぽなどの暖房器具、寒さ対策グッズを重ねて使うことで底冷えしない環境になります。冬キャンプは底冷えしないように工夫しながら過ごしてくださいね。
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