がまかつ ラグゼ コヨーテS S96MH
セットアッパー 125S-DR ライムチャートコノシロ
秋冬の釣りにセットアッパー!
超人気「セットアッパー」を使い始めるなら今!
VJ、カゲロウ、ブローウィンと、ソルトシーンでもなかなか手に入らない人気ルアーが増えてきた昨今。ちょっと奮発して最強ルアーと呼ばれているものを使ってみたいけど、全然手に入らないという方も多いんじゃないでしょうか。歴が長い方は、沢山あるお気に入りからそのとき手に入るものを選べばいいんですが、初心者の方はこれからお気に入りを探すところだと思います。
そこで今回は、いわゆる最強ルアーと呼ばれているものの中でも、特別流通数が多いダイワ「セットアッパー」をご紹介!堤防から青物を狙っていて投げたことない人の方が少ないんじゃないかというぐらい人気があって、もちろんよく釣れる凄いルアーです。秋冬に強いルアーなので、使い始めるなら今がおすすめ!青物はジグばっかりという方も、ぜひチェックしてみてください!
セットアッパーとは
ダイワ「SLSZ セットアッパー」のこと
「セットアッパー」は、ダイワ「ショアラインシャイナーZ セットアッパー」シリーズのこと。単にセットアッパーという場合は、中でも特別人気のある「125S-DR」というモデルを指していることが多いです。
シーバス向けに開発されたルアーですが、とにかく青物に効くということから人気が爆発。使い方が簡単で、リップサイズに見合わない抜群の飛距離も持ち味です。大手メーカー製なので、入手が比較的簡単で定価で買えます!
コンセプトはメタルバイブ的な要素のあるミノー
メタルバイブばかりじゃつまらないという小沼氏のアイデアから生まれた「セットアッパー」。一般的なシーバスミノーよりも、潜ってアクションが強いのが特徴です。ローリングが入ったナチュラル系のミノーよりもブルブル泳ぎます。
この匙加減が絶妙で、エリアを問わずよく釣れるというのが人気のポイント!難しい使い方をしなくても釣れる、どの地方でも釣れる、というのは人気ルアーの必須条件と言えますが、セットアッパーはこの要素を非常に高いところで達成しています。
セットアッパーの出しどころ
デイの堤防と言えばセットアッパー!
セットアッパーの特徴は、アクションが強くてよく潜ること。デイゲームで堤防から水深5m前後のポイントを釣るようなシチュエーションに適しています。1.5mほど潜るので水深2m以浅のポイントには不向き、ナイトゲームで流しながらできるだけスローに、みたいな釣りにも適していません。
ターゲットは中層で強い泳ぎに反応するシーバス、青物がメイン!釣り場の水深が合っていればヒラメや根魚も釣れますが、まずはデイゲームで青物やシーバスを狙うルアーとイメージして遊んでみてください!
タックルはシーバスタックル+αがおすすめ
がまかつ ラグゼ コヨーテS S96MH
人気の「125S-DR」は26g、ほとんどのシーバスロッドで気持ちよくキャストできます。シーバス、青物が掛かると想定して、掛かるサイズに負けないパワーを持っているタックルを準備すればOKです。
自分の好みに合っているロッドは青物向けのライトなプラグ系ロッドで、ブリが掛かってもOKのパワーがあればバッチリ!PE1.5号、4000番リールの組み合わせで遊んでいます。40gがキャストできれば、「145S-DR」にも対応可能。釣れる魚をイメージしながら、タックルを調整してみましょう!
セットアッパーのモデル選び
入門には「125S-DR」が最適
「ショアラインシャイナーZ」シリーズだけでもかなりの数があって、セットアッパーにもスリム、S、S-DRでサイズもいっぱいと、初心者の方はどれを選んでいいのかよく分からないと思います。なので、今回は間違いナシの超人気モデルを紹介!シーバスも青物も、とりあえず「125S-DR」というモデルを選んでおけばOKです。
サイズが125mm(リップ込み)でシンキングでロングリップのモデル。よく釣れると言われているのはこのモデルです。太さのあるミノーですが、125mmは陸っぱりでは出番が多いサイズ感。カタクチイワシ~キビナゴ的なイメージで使えます。バーサタイルです!
コノシロを意識するなら「145S-DR」
コノシロなどベイトが大きいシチュエーションには、最大サイズの「145S-DR」。プラグで39gあるので、気持ちよくキャストできるタックルとなるとちょっと制限がかかりますが、太さがあってシルエットはビッグベイトに片足突っ込んでるくらい大きいです。
コノシロ~マイワシぐらいのイメージで攻めたいときは、このモデルも検討してみましょう。110など、125よりも小さいサイズは春先で出番があります!
カラーバリエーションも豊富です!
セットアッパー 125S-DR ライムチャートコノシロ
よく売れているルアーだけあって、カラーバリエーションも非常に豊富です。スタンダードラインナップだけでも33色、毎年3色程度限定カラーが出ます。限定カラーは「青物SP」としてリングとフックがワンサイズ大きくなっているので、青物専用で考えるならこちらもおすすめです。
スタンダードラインナップの中でおすすめのカラーは「カタクチレッドベリー」、「ライムチャートコノシロ」、「ヒラメピンクイワシ」!「ライムチャートコノシロ」はパッと見やりすぎを感じさせるカラーですが、暗い時間を釣るなら超おすすめです!
セットアッパーは移動重心!
キャスト時はウェイトが後方へ
プラグにはウェイトが入っていて、固定重心と移動重心の2つの構造があります。セットアッパーは移動重心。仕組みとウェイト位置ごとの挙動を知っておくと、使用時にミスが減るので、簡単にチェックしておきましょう。
キャスト時はウェイトが後方に移動して、空中での姿勢を制御。よく飛びます。このパートに関しては、キャスト時に構えて鋭く振って、という一連の流れの中で勝手にウェイトが動くので、そういうものなんだと知っておくだけでOKです。ウェイトが中央にあるときはマグネットでくっついているので、キャスト動作の中でカチっとウェイトが動く音がする場合があります。
アクション時はウェイトを中央へ
チェックしておきたいのはこのパート!正しいアクションはウェイトが中央にあるときに発生します。着水後は後方重心のまま、お尻下がりにスーッと沈んで、巻きだすとウェイトが中央に戻ってアクションスタート。ウェイトが中央のときは、平行姿勢でゆっくり沈みます。
このウェイト戻しがうまくいかないケースを減らすのが、ミスを無くすポイント。リップが水を噛む程度沈めてから巻きだせば、ほとんどの場合は勝手に戻るんですが、着水後すぐ高速巻き、というような使い方をするとウェイトが戻らないケースがあります。3カウントほど沈めてワンジャークでウェイト戻し、ここからあらためてフォールなりリトリーブなり、とすればミスはおきません!
セットアッパーの釣り方!
タダ巻きだけでもOK!
基本の使い方はタダ巻き!初心者の方でも簡単に遊べるし、ジグのように疲れないのがミノーのいいところです。キャストして、3カウントほど沈めてウェイト戻し。1.5m~2m程度沈めたいなら、追加で5カウントほどフォールを入れます。ここからロッドはノーアクション、タダ巻きでOKです。
リアクション的に食わせたいなら、1秒1回転程度の早巻き!じっくり見せたいなら1.5秒で1回転程度までスピードダウン、まずはこの2パターンから始めてみましょう。ティップにルアーの振動が強く伝わるので、振動の感覚を頼りにスピードを調整するのがおすすめ。ブルブルはときどき、というぐらいまでスピードを落とせます。
ジャークもできます!
ちょっと変化が欲しいときはジャーク。自分の場合は、ロッドを横向きに構えて鋭く手前に引く、ティップを戻しながらリールを巻く、5回程度やったら2カウントほどステイ、この繰り返しでアクションを入力しています。
左右に跳ねる動きは出ませんが、ブルブルっと震えてからフワっと止まる動きが出ます。サワラによく効くので、この動かし方も覚えておいて損はナシです。
セットアッパーでシーバス&青物を攻略!
オートマチックなルアーの中では最強!
レンジキープ、ハイアピールなアクション、流れを受けての不規則な動きで食わせ、このあたりの動作を全部自分でやってくれるのが、セットアッパーの凄いところです。ボディが太いのに鋭く飛んで飛距離も抜群、デイゲームでちょっと水深があるポイントなら、まさに最強ルアー。
オートマチックで遊びやすいルアーなので、初心者の方もぜひ気軽に遊んでみてください。プラグはジグに比べると値段が高いですが、ボトムへの接触が無いのでロストは少ないです!
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今回ご紹介したセットアッパーでワラサ、ヒラスズキと釣った釣行レポートをご紹介します。秋冬はシーバスも青物もサイズが期待できるシーズン、ぜひセットアッパーを試してみてください!
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出典:ライター撮影