ダイワ SLSZ セットアッパー 145S-DR
今週はミノーでワラサな実釣レポート!
サワラじゃなくてワラサ!
先週に引き続き今回も堤防サワラ狙いでライトショアゲームに出撃!ジグを投げることがほとんどなくなって、ルアーはミノーとメタルバイブオンリー。堤防プラッギングといった方が適切な内容になってきました。
今週はサワラではなくついにいいサイズの青物が登場、鳥山が見えたりボイルがあったりで海の状況はかなりよそうでした。流行中の「セットアッパー」を使った青物ゲームの実釣レポートです!
ベイトの状況は好調!
イワシがいつもより多いかも?
シーズン中もメインベイトであるイワシは出たり入ったりがあるんですが、この日は暗いうちから堤防の際がキラキラ光ってなんだか数が多い雰囲気。珍しく風が弱まり気温が上昇、アングラーにとってはかなりいい条件での実釣になりました。
サワラは自分の経験、そして他の方の話を聞いて、アングラーからすると釣りにくいような状況、波っけがあって風も強い時のほうが出るような気がしていますが、とにかく待つのが楽なのでこれはこれでありがたいです!
思い切ったカラーの「セットアッパー145S-DR」でスタート!
追加のセットアッパーを準備!
先週の釣りで「セットアッパー」を切られてしまったので、追加で145S-DRを購入。色はフラッシング系のものをメインにしていましたが、思い切って朝前30分用にマッドなカラーにしてみました。
カラーは「コノシロライムチャート」、人間の目から見てですが、光が少ない時間でも鮮明に色が出るような印象です。自分のポイントではおそらく最もいい時間、遠くが明るくなってきたあたりをこのカラーで攻略です!
コノシロはいないけどデカいミノーで!
コノシロは一瞬入って即通過、情報としてはいるという話を聞いたんですが、自分のルアーに引っかかってくることはありませんでした。今季はずっとカタクチイワシがメインベイトです。
サイズ感を合わせるなら125なんですが、暗い時間は目立った方がいいだろうということで大きめサイズの145を使っています。ちょっと長くなってかなり重くなったモデルなので、飛距離は明らかにこっちが上!明るくなったらバレそうですが、暗い時間なら派手&デカいのハイアピールを優先します!
朝前のタイミングでワラサがヒット!
ようやく青物がヒット!
ハイアピールな145S-DRを結んで朝前から釣りをスタート!早巻き、沈めて巻き上げとやって、次の手としてスローな巻きを入れてみました。ブルブルが出る手前、潮でティップが揺れたり揺れなかったりあたりのスピードを狙います。
ブルブルが消えたタイミングでググっとヒット!止められないほどではありませんが、少し走って大きいサワラをイメージさせるような引き込みです。ポンピングで寄せて、ときどきジッ、ジッとドラグが出るような走りがあって、上がってきたのはこの釣りを始めてようやくヒットのワラサでした。魚体はグッドコンディションな70cm、いいサイズの青物を釣るとやはり満足感が違います!
鳥山&ボイルでテンションがあがるも…
ワラサがヒットしたのは釣りを始めて少し、まだ朝の前といったタイミングで、明るくなってからも沖に鳥山が見えたりナブラがあったり、この日はサワラオンリーの時とは違う気配がありました。
届く距離でけっこうな規模のボイルが左から右へ移動していった瞬間があったんですが、あまりに一瞬過ぎてルアーを通せたのは1キャストのみ。ヒットには至りませんでした。数が多くいかにも入れば食う感じだったんですが、無念。
この日は結局これっきりで終わりでしたが、明るくなってもはるか沖でときおりナブラが立っていました。今季は季節の進行が遅いのか、青物はまだチャンスがありそうです!
ダイワ「セットアッパー145S-DR」のインプレッション!
「セットアッパー145S-DR」のインプレを3つに分けてご紹介!
「セットアッパー145S-DR」のインプレッションもお届け!145は重くてとにかくよく飛ぶ!太くてアピール力もバッチリ、ブルブル震えて分かりやすいとまさに125をハードタックルで使っている感じという印象です。
マイワシ、コノシロと言えばこのサイズでカタクチならサイズは125、なんですが、ごまかしがきく暗い時間、海面が波立っているとき、こんなときは目立つという理由でローテーションしてみるのもおすすめです。人気ルアーなのでお持ちの方が多いかと思いますが、気になっていた方はぜひ参考にしてみてください!
①「セットアッパー145S-DR」の基本スペック
まずはダイワ「セットアッパー145S-DR」の基本スペックについてです。145mmとS-DRの中では最もボディが大きく、ウェイトは39gあります。約40g、ジグほどではないにしても、完成度の高い移動重心とリップが隠れるファットボディでかなり飛距離がでます。ブリを意識したゴツイタックルでも十分にキャスト可能です。
フックが標準で#3というのも心強いポイントで、125S-DR青物スペシャルの太軸#6よりも掛けてからは安心感があります。3フックでサワラ、スズキ系もOK!ウェイトが中央の時はスローシンキング、テール側にあるときはスーっと沈みます!
②「セットアッパー145S-DR」の使用感
ダイワ SLSZ セットアッパー 145S-DR
最も魅力のあるポイントは、抜群の実績とわかりやすさ。信頼して投げ続けられますし、強風下でも強いウォブリングと抵抗がティップにルアーの挙動を伝えてくれます。鉄板バイブ的なコンセプトを持っているルアーなので、ミノーをあまり使ったことが無い方でも遊びやすいタイプです。
145S-DRに関してはとにかくウェイトがあるので、飛距離が抜群。ミノーでこれだけ飛んだらすごい!というところを少し超えます。フックも大きいし、堤防からの大物狙いにはかなりおすすめ。高速巻き、軽くジャークといろいろできますが、シーバスルアーらしく低速域の動きも素晴らしいです!
③125との使い分け!
潜行レンジは共にMAX2m程度ですが、ウェイト差が13gもあります。両方タックルの適応ルアー範囲内、飛距離が欲しいという時は明らかに145がおすすめ。高活性に期待して広く沖まで、大きいシルエットで探りたいときにはもってこいのルアーです。
これは自分の場合ですが、125にローテーションするのは、明るくなってルアー感が魚にバレていると感じるとき。ハッキリ見えるようになってしまっているなと感じたら、ジャークベイトやシルエットがカタクチに近い125を使うようにしています。145は長さだけでなくに太さもあるので、食わせが欲しい時は125をおすすめします!
「セットアッパー145S-DR」おすすめの使い方!
基本はタダ巻き!簡単!
実釣時にイメージしている使い方についてもご紹介!125S-DR、145S-DR、どちらも同じようなイメージで遊べます。
基本となる釣り方はタダ巻きで、対応できるスピードは幅が広いです。早め、普通、遅めと自分の中で3つほど速度の基準を作って、ローテーションしながら探っていきましょう。単純にリールを巻くスピード、というところから一歩踏み込んで、ブルブルの強さを頼りに潮加減を考慮した速度調整ができるとバッチリです。ティップの入りを見て、同じ入りをキープするように巻くと、速度に均一性がだせるのも覚えておくと役に立ちます。
ブルブルっときて潮の緩いところに入ってフッと振動が途切れてヒット、青物やサワラもシーバスゲームのような食い方が多い…シーバスミノーです!
移動重心について
ミノーにあまり馴染のない方向けに、移動重心についても少しご紹介しておきます。これはいろいろなメーカーのルアーに搭載されている機能で、中に入っているウェイトがキャスト時は後方、泳ぐときは中央と移動する構造。後方にあると飛行中の姿勢がよく、中央にあると泳ぎがいいです。
キャスト時は投げる時の衝撃でウェイトが後方となるのであまり気にしなくてOKですが、着水後、泳ぎだしのレスポンスが気になる時は、一回軽くジャークを入れるのがおすすめ。ルアーが強く動いてウェイトが戻ります。自分は潜行レンジに合わせるイメージで着水、1回ジャーク、5カウントほど沈めてタダ巻きの流れがメインです!
深いところまでさっさと沈めたい時は後方位置のまま、ゆっくり落ちる動きを魚に見せたい時はウェイトを戻してからフォール、移動重心と上手に付き合えるようになると釣果アップに繋がります!
青物が入って次釣行が楽しみ!
もっとデカいサイズに期待!
コノシロの入りがイマイチですが、青物が入って期待感がさらにアップ!サワラ、ワラサと狙える釣りなら、寒い冬の朝でも明るくなるまで待機できます。ミノー、メタルバイブのビッグゲームはタックルとランディングツールさえしっかりしていれば難しい釣りではないので、ジグしか使ったことが無いという方もぜひチャレンジしてみてください!
連載が気になる方はこちらもチェック!
連載が気になる方は、下記のリンクをチェック!今回と同じ釣りでサワラをゲットした冬の実釣記事をご紹介します。本州中部でもまだまだチャンスアリ!こちらもぜひ合わせてチェックしてみてください!
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