ダイワ モアザン リアルスティール TG
ショアラインシャイナーZ セットアッパー 125S-DR
冬のライトショアジギングがシーズンイン!
中部のウィンターシーズンをレポート!
連載第44回!今回はコノシロパターンをすっ飛ばして始まった、イワシパターンのライトショアジギング実釣レポートです。本州中部地域はこの時期になると、サーフも堤防もベイトの回遊状況に一喜一憂。岸からブリサイズ、サワラサイズが狙える熱いシーズンを迎えます。今年は気温、水温とも不安定で回遊状況がどうなるか分かりませんでしたが、本命はいつものタイミングで接岸しているようです。予報で風速10m未満なら釣り場へGO!夏のライトショアジギングから始めた方、冬の釣りをどうしようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください!
今週はついにベイトの気配!
ベイトに当たる感覚をキャッチ!
連日の爆風が少しだけ収まって、ギリギリ釣りができるかなという予報の週初め。まずは青物が釣れていた堤防へ偵察に行ってみることにしました。朝マズメを過ぎてもボイルは無し、外したかなーと感じていたところで、手元にカチカチと微妙な違和感が伝わります。フックとスナップが干渉しているような感覚だったので、シャクって解決しようとしたらメタルバイブレーションの振動が停止。冬のベイト、イワシが引っかかってきました。追われている様子はありませんが、これは大チャンス!爆風続きから状況が好転、冬のライトショアジギングシーズン開幕です!
鳥山は出現せず
この日はイワシが沈み気味で、鳥が海面に突っ込む気配は無し。青物からのプレッシャーで、海面に押し上げられるようなシーンはありませんでした。目で見てわかるような変化があると楽ができるんですが、中々簡単には進みません。それでもチャンスは間違いナシ、いつも切り上げる時間をオーバーして、誰もいなくなった堤防で粘ります!
表層で青物!
ギリギリイナダサイズをキャッチ!
表層からボトム、リフト&フォールとレンジを探して、この日は何とかイナダサイズをゲット。本当にギリギリイナダ、というサイズで、この時期としては少し寂しい引きでしたが、ベイトが来て青物が釣れてと続くと、翌日以降の期待感が高まります。冬はいろいろなサイズのブリ族が混じって釣れる時期、小さくても好材料と判断しておきましょう!
釣り方は表層メタルバイブレーションタダ巻き!
ダイワ モアザン リアルスティール TG
釣り方はメタルバイブレーションの表層タダ巻き。時期を問わず頼りにしている釣り方で、暗い時間、海面に青物ができらない時、いろいろなシチュエーションで使えます。巻きスピードは中、速、高速のイメージで3段階をローテーション、ときどき止めを入れて間を作るようにしています。釣り方が簡単、ルアー自体に重さもあるし、小さいサイズまで対応できるしでかなりおすすめ!小型のメタルバイブレーションは釣果を安定させてくれます!
ボトムを攻めてマゴチ!
ベイトが入ればフラットもチャンス!
11月にヒラメを釣ったポイントだったので、ベイトで寄ったフラットフィッシュもチェック。サーフ隣接で底も砂地、ヒラメマゴチのチャンスは十分です。足場が高く風が弱くなったタイミング、鉄板バイブをそのままリフト&フォールして探ります。鋭いリフトから着底した瞬間にバイトが出て、55cmのマゴチをキャッチ!この日はヒラメは出ませんでしたが、このサイズのマゴチを2匹ゲットできました。イワシが入ればフィッシュイーターはなんでもチャンス、ライトショアジギングついでにシーバスや底モノもチェックしておくのがおすすめです!
釣り方はメタルバイブレーションのリフト&フォール!
釣り方は着底後、ロッドを大きく振り上げてリフト、テンションフォールで着底の繰り返し。堤防を歩いて、できるだけ広く探ります。この釣り方も足場が高い場所なら非常に簡単で、ロッドにブルブルっと振動が高速で伝わるスピードで振り上げるのがコツ。リールを巻きながらティップを下げて、ラインを張ったまま待てばトンッと着底します。マゴチはヒラメよりも底が好き、着底の頻度を高めて、底べったりを狙いましょう!
サワラチャレンジスタート!
冬の代名詞ブリサワラチャレンジ!
状況の好転に気をよくして、冬の風物詩であるブリサワラチャレンジに挑戦!エリアを変えて、期間限定の大物を狙います。この釣りは競争率が非常に高く、ダメな日はノーバイトだし釣れる時も全員は釣れないし、という自分が特に苦手としているタイプの釣り。いい日も悪い日も連日通って、寒さと爆風に耐えながら1匹を待つというタイプの釣りモノです。今回のトータルチャレンジ数は3日、とにかく早起きして釣り場に通います!
味はショアゲーム最強?
冬のサワラはめちゃくちゃ美味しい!自分が釣りをしているエリアのショアゲームでは、最も味がいい魚と言えるかもしれません。身が非常に柔らかく、少しだけ青物を感じさせる風味に強烈な脂のノリ。腹身は中トロのような味わいです。刺身はもちろん美味しいし、炙ったりオイル系にしても抜群。焼いても凄く美味しい魚で、大きいほど脂が乗っています。釣り味はブリですが食味ならサワラ!満足感のあるサイズと抜群の食味が、競争率の高さに繋がっています。
早朝の一瞬がチャンス!
待望のサワラをキャッチ!
時合いが短い!
連日ポイントに通う中で傾向として感じたのが時合いの短さ。冬至を迎えて日の出は7時前、薄明るくなってきたあたりが最もチャンスで、7時を過ぎてから釣れたところは見ていません。もちろん可能性はゼロではありませんが、いい時間は1時間未満!朝イチの明るくなる瞬間、この時間にルアーをできるだけ沖で見せ続ける必要があります。
ルアーはメタルバイブレーション!
ルアーセレクトは爆風の中でも飛ぶもの、ラフなコンディションでもしっかり泳ぐものを重視して、メタルバイブレーションをメインに。キャッチ率を考えると長さがあるミノーが有利ですが、風向きや風の強さ次第でキャストが難しくなります。混雑もあり、やはりメタル系が手に取りやすいです!
ついにサワラがヒット!
連日メタルバイブを入れ続けて、ついに朝イチ待望のヒット!冬らしいサイズのサワラがあがってきました。この日釣れたのはこの1本、いい時でも全体で5本程度と確立は低い釣りですが、頑張る価値アリのサイズです!この日は残念ながらブリは姿を現さず、鳥山無しでちょっとイナダが出る程度と大爆発は無し。イワシは岸壁沿いにいたんですが、ベイト、本命ともどの程度の規模なのかは予想できません。悪い日もあきらめず、通い続けるのがこの釣りのポイントです!
釣り方はメタルバイブレーション表層タダ巻き!
釣り方はやっぱりメタルバイブレーションの表層タダ巻き。ミノーを投げたりジグを投げたり、バイブレーションを底まで沈めているときもあるんですが、釣れるのはこの釣り方の時ばかりです。たまたま魚が回ってきた時にこの釣りをしているのか、今のシチュエーションにハマっているのかはまだつかめていませんが、アクションパターンとしてローテーションに組み込んでおくのがおすすめです!
ルアーはミノーが人気!
ショアラインシャイナーZ セットアッパー 125S-DR
今年のトレンドはやっぱりミノー!「セットアッパー」か「サイレントアサシン」を使っている方が非常に多いです。風の中でもよく飛んで、水中ではメタルバイブレーションよりも強い存在感。自分の地域ではサーフでサワラを釣る時の超定番です。ブリに対しても、堤防からでも効果が高く、今回の釣り場でも高い実績を残しているようでした。オフショアで流行中の左右へ跳ぶジャーキング系は強風の関係でラインスラックを出しにくく、扱いやすさ重視のタダ巻きが強いミノーが人気!サイズはコノシロが入れば大きいものが欲しくなりますが、イワシ10cm程度のパターンであれば125、129がおすすめです!
冬もライトショアジギングが熱い!
頑張る価値アリの大物狙い!
チャレンジの結果は3日で1本、イナダが少しという内容で、ノーバイトの日もありました。どうしても外してしまう日が出る釣りですが、頑張って通うだけの価値ある1匹を手にできます。例年通りであれば1月末、2月中頃まではチャンスアリ!地域によって差があるので、釣果情報と相談しながら、冬の大物狙いにチャレンジしてみてください。ブリが掛かると難しいですが、サワラが相手なら初心者の方でも十分キャッチできるチャンスがあります!
連載が気になる方はこちらもチェック!
連載が気になる方は、下記のリンクをチェック!晩秋いいタイミングで釣行できたライトショアジギング実釣記事と、冬でも遊べるライトゲームターゲットのまとめをご紹介します。ライトゲームも気温低下とともに難しくなってきますが、自分のエリアでは中アジが好調!メバルも出始めて、ナイトゲームでいいサイズが釣れています。青物狙いよりも安定感のある釣りなので、不発を避けたい方はこちらもチェックしてみてください!
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