スノーボードビンディングは取り付けが簡単
スノーボードのビンディングの取り付け作業は、取り付け方法さえ覚えてしまえばとても簡単です。ビンディングを自分好みにセッティングして、スノーボードにビスで固定します。
スノーボードのビンディングのセッティングをいつもショップに任せていたり、自分でも簡単に取り付け可能です。自分でセッティングができるようになるとスノーボードへの理解が深まりますよ。
ビンディングは正しく取り付けないといけない
ビンディングを正しく取り付けないと、途中で外れて怪我をする可能性があります。ビンディングはスノーボードをコントロールするのに重要なアイテムです。
適当にセッティングしてしまうと滑りにくかったり、ビンディングが壊れたりするので注意が必要。次に紹介するビンディングの取り付ける際のポイントを押さえておくと、ビンディングを正しく取り付けられます。
ビンディングを取り付ける際の3つのポイント
ビンディングを取り付けるには、以下の3つのポイントを押さえる必要があります。道具はメジャーとドライバーが必須で、ビンディングとスノーボードがあればすぐに取り付け可能です。3つのポイントさえ覚えてしまえば、簡単にビンディングを取り付けられて安全にスノーボードを楽しめます。
ビンディング取り付けのポイント
- スタンスの調整
- 自分に合ったアングルを決定する
- センタリングの確認
取り付けポイント①スタンスの調整
スノーボードのビンディングを取り付ける際は、スタンス幅を最初に調整する必要があります。スタンス幅は2つのビンディングの中央から中央までの長さで、足を置く幅をイメージするとわかりやすいです。
スタンス幅はメジャーで測り、53cm前後に設定するのが基本だといわれています。スタンスを調整する際は自分のスタンス幅を確認しておきましょう。
自分のスタンスを確認
自分のスタンス幅を確認する時はメジャーで測るか肩幅を目安にしましょう。肩幅だとわかりにくい方は、自分の身長×0.32をすると最適なスタンス幅を出せますよ。
例えば身長が175cmの方は、175cm×0.32=56cmが最適なスタンス幅になります。計算した数字はあくまでも目安ですので、自分の好みに合わせても構いません。
取り付けポイント②自分に合ったアングルを決定する
自分に合ったアングルに設定すると滑りやすいです。アングルはビンディングを取り付ける角度のことをいい、スノーボードの競技によってアングルは異なります。
アングルの調整はベースプレートのディスクを進行方向(プラス)、反対方向(マイナス)回すことで3度ごとにセッティングが可能です。身体が真横の状態を0度とするので、前足24度、後足9度か前足21度で後足6度が初心者におすすめのアングルになります。
取り付けポイント③センタリング確認
スノーボードにビンディングを取り付ける際は、センタリングを確認するのが必須。センタリングとはスノーボードの中心に乗れるようにブーツの位置を調整することです。センタリングを調節しないと、スノーボードから足が余計にはみ出てしまい上手く滑れないことがあります。
センタリングを決める際は、ビンディングにブーツをセットし、つま先側とかかと側をどれだけ傾けたいかシミュレーションするといいでしょう。
ビンディングの取り付け作業方法を紹介!
スノーボードのビンディングの取り付け作業方法は以下の通りです。スノーボードのビンディングを順番通りに取り付ければ、滑っている途中に緩んだり、外れてけがをしたりすることが少なくなります。慣れてしまえば難しい作業方法ではないので、ぜひ挑戦してみましょう。
ビンディングを取り付ける順番
- 決定したスタンス幅に金具を設置する
- 最適なアングルでディスクプレートを置く
- 自分のセンタリングポジションでビスを増し締め
- ベースブレードの長さを調節する
決定したスタンス幅に金具を設置する
メジャーで決めたスタンス幅の穴に合わせてディスクプレートを置きましょう。一般的なディスクプレートは2cm幅と4cm幅でビスがついているので、スタンスに合わせてビスを固定しやすいです。
ディスクプレートによっては4cm×4cm幅もあるので、自分がどのようなタイプのディスクプレートを使っているか把握しておきましょう。次の工程でディスクプレートを固定するので、ビスは固定しないように注意してください。
最適なアングルでディスクプレートを設置する
自分に合ったアングルでスノーボードの上にディスクプレートを設置しましょう。最適なアングルでディスクプレートを設置したら、ビンディング側を回すとアングルを決めやすいです。
ディスクプレートを押さえながらビスをはめていき、決めたスタンス幅に置きましょう。プラスドライバーで全部のビスを仮締めしたら、センタリングを合わせられるようになります。
自分に合ったセンタリングでビスを締める
最適なアングルでディスクプレートを仮締めできたら、設定したセンタリングポジションでビスを増し締めしましょう。センタリングの微妙な調整は、ディスクプレートを前後することで調節可能です。
ビンディングを取り付ける際の3つのポイントを押さえていれば、金具をはめてビスを締めるだけで初心者でも簡単にセッティングができます。
ベースプレートの長さを調節
ベースプレートの長さを調節するとより滑りやすくなります。ベースプレートは、スノーボードブーツのかかとやつまさき部分にあるプレートで、雪面の衝撃を和らげる役割がありますよ。
ベースプレートの長さが上手く合っていないとつま先やかかとでの踏み込みがしにくく、上手く滑れないことがあります。購入する際はベースプレートを調節できるものがおすすめです。
スノーボードビンディングの種類
スノーボードのビンディングには大きく分けて3つの種類が存在します。どのビンディングにもメリットやデメリットがあり、使いやすさが異なってきますよ。あなたが使いやすいビンディングを選ぶための参考にして、取り付けるビンディングを選んでみましょう。
ストラップ
ストラップ型はつま先と足の甲をしっかりとホールドできるビンディングです。一般的なビンディングで、ラチェットベルトを締めると好みのホールド感を調節できるのが特徴になります。
デザインやパーツが豊富で壊れても修理しやすいのが特徴です。初心者でも直感的に使えるので、多くの人におすすめできるのビンディングになります。
クイックエントリー(リアエントリー)
クイックエントリーは、ハイバックを倒しブーツを入れて装着するタイプのビンディングです。ストラップ型とは違い、ワンタッチでスノーボードシューズを装着できるのが最大の魅力になります。また、ほとんどのスノーボードブーツにも対応しているので、使い勝手が非常にいいです。
ワンタッチで装着できるメリットはありますが、足を固定する力が他のビンディングと比べてあまり強くないので、初心者にはあまり向かないでしょう。
ステップオン・ステップイン
ステップオン・ステップインタイプはブーツを踏み込むだけでビンディングを装着できます。ラチェットベルトを必要としないので、素早く脱着可能でとてもスピーディーにスノーボードを楽しめますよ。
他のビンディングと比べて価格がとても高く、ビンディングを安く購入したい方には向いていません。ストラップタイプのようなホールド感は味わえないですが、装着の手間を省きたい方におすすめです。
スノーボードにビンディングを取り付けよう
スノーボードに取り付ける際のポイントを押さえておけば、初心者でも簡単にビンディングを取り付けられます。ビンディングにもいくつか種類があり、それぞれメリットやデメリットがあるので、自分の好みの特徴やデザインを優先して選ぶといいでしょう。
ビンディングを取り付けられるようになるとスノーボードに対する知識や技術の吸収がはやくなりますよ。ぜひ取り付けられるようになってスノーボードへの理解を深めてください。
スノーボードの必須アイテムが気になる方はこちらの記事をチェック
スノーボードの必須アイテムが気になる方は、こちらの記事をチェックしてみてください。こちらの記事では、おすすめのビンディングやスノーボードとの相性を紹介しています。
ビンディングとスノーボードには相性があり、自分で取り付ける場合は相性を理解しておきましょう。今シーズン登場した新作のおすすめビンディングも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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