18-19 FLUX BINDING フラックス
Burton(バートン) スノーボード ビンディング メンズ
サロモン スノーボード ビンディング バインディング
意外に悩むスノボ用ビンディング選び
スノーボードをするのに必ず必要なギアの一つにスノボ用ビンディングあります。スノボ用のビンディングはスキー用のビンディングとは違い、形が1種類ではなく、様々なものが存在します。またそれらの中でも細かい仕様やセッティング方法、取り付け方があり選び方が簡単なようで意外と悩みます。人によって悩む部分が違いますが代表的な悩みを挙げてみます。
悩む理由①違いがわからない
スノーボード用ビンディングはどれも同じような形をしており違いが分かりづらいです。「これでいいや」と何も考えずに購入し、板に取り付けたまではいいけどブーツが使えなかったなどという話はよくあります。
悩む理由②種類がわからない
ビンディングの形はだいたい同じですが種類ごとに仕様が異なるのでブーツによっては使えないものもあり、間違えて購入してしまい使えなかったなどという話もよくあります。
悩む理由③どれが良いのかわからない
違いが分からず、種類も見分けづらいとビンディングの良し悪しがわからないという問題もあります。基本的には金額が高い物は良いものというのは道具の世界では当たり前ですが、それが本当に自分に合うものなのか?自分のブーツにちゃんと相性が合っているものなのか?などの疑問点もまた出てきます。
悩む理由④ブーツとの相性というのがわからない
ビンディングとブーツは直接合わせるギア同士なので相性があり、それぞれ合う合わないという問題があります。ブーツとの相性が合わないと様々な不具合が生じます。そうなるとスノーボードどころではなく、スキー場に居る時間はただ苦痛に耐えるだけという時間になってしまいます。
この記事を読めばビンディングの選び方ががわかる!
非常に分かりづらいビンディングの特徴や仕様をこの記事で解説し、悩みやすいビンディングの選び方や人気のビンディングやメーカーをこの記事でできる限りわかりやすく解説していきます。
スノーボード用ビンディングの種類
スノボ用ビンディングは大きく分けて4種類
スノボ用のビンディングは現在、大きく分けて4種類のタイプに分けられています。分けられるタイプは①ストラップで締めるタイプ②ハイバック側からブーツを入れるタイプ③足の裏の金具で固定するステップインタイプ④ブーツの足の指の付け根部分をとかかと部分につけた金具とビンディングを固定するステップオンタイプの4種類になります。
一番人気があり売れているのはストラップタイプで初心者はここから最初見つける人が多いです。ステップオンは最新式のビンディングで現在は非常に高価です。
ビンディングのトゥークリップとは
ハードブーツ対応ビンディング
スノーボード用ビンディングにトゥークリップタイプというものも存在します。これはアルペンボードと呼ばれる種類のスノーボードに取り付けるビンディングで、スキーのようなハードブーツを固定するためのビンディングです。
このビンディングは非常にレアで、カービングを極めようとする人やスノーボードクロスなど速さを競う競技によく使用されます。今回はこのトゥークリップタイプの説明は省かせていただきます。
スノーボードビンディングとブーツの相性
スノボのビンディングとブーツには相性がある
スノボ用ビンディングとブーツには前述した相性というものがあり、相性の合っていないもの同士を使うと様々な問題が出てきます。
相性が悪いとスノーボード中どうなる?
スノボ用ビンディングとブーツの相性が悪いと単純に滑りにくくなります。滑りにくいというのは相性によっては膝が常に曲がりっぱなしになり、まともに曲がるもできなくなる場合もあります。
ビンディングとブーツの相性の見方
スノボ用ビンディングとブーツの相性は簡単に分かる
ビンディングとブーツの相性の見方は簡単で、自分の使用するブーツとビンディングをあわせるだけです。これだけで相性は全て判明します。
相性は合わせて見なければ分からない
合わせなければ分からないということはブーツを持っている場合はお店などに持っていくしかないということです。少し面倒ですが、後々の楽しいスノーボードのことを考え必ず持参するようにしましょう。下からは相性の見方を解説します。
相性の見方①ヒールカップのフィット感を確認
購入したいビンディングに自分のブーツをはめ、かかとの部分に隙間ができているかを確認します。隙間ができている場合はハイバックの角度とブーツの角度が合っていないので非常に滑りづらく感じます。
相性の見方②ベースプレートに乗せる
ベースプレートとはブーツを直接乗せる部分です。ブーツを乗せ、つま先部分が出過ぎていないことを確認します。出すぎている場合トゥーサイドターンをする際に雪面にブーツのつま先が擦る場合があります。ここでは主にサイズの確認をします。
相性の見方③ハイバックを確認する
ハイバックがブーツより上に出ていないことを確認します。上に出ている場合は滑っている最中に脚のふくらはぎに痛みが出る場合がありますのでちゃんと確認しましょう。
相性が悪いビンディングは買わない
上の要領で確認した時点でブーツと相性の悪いビンディングはどんなに好みのビンディングであっても買わないようにしましょう。ただしサイズ違いで合いそうなものに関しては店員さんに違うものを用意してもらい、再度相性を確認しましょう。
SBJでマッチングテストをおこなっている
SBJ、日本スノーボード産業振興会という所で数は限られていますがビンディングとブーツの相性を調べてグラフにしています。もしかしたら自分のブーツと欲しいビンディングが載っている場合がありますので一度確認することをおすすめします。下に昨年のものですがリンクを貼っておきます。
スノーボード用ビンディングの選び方
相性さえ合っていればどれでも大丈夫
スノーボード用ビンディングは基本的にブーツと相性さえ合っていればどんなものを使っても大丈夫です。
代表的なスノボ用ビンディングの選び方
相性の合っているものの中からさらに厳選するための例を挙げます。これら以外でも興味があったら調べ、欲しいと思ったら販売店にブーツを持参して相性を確認してみましょう。
価格で考える選び方
ビンディングを厳選する際に価格で考える選び方は予算が限られている人や、初心者などあまりお金をかけたくない人などが考える選び方です。この場合はショップや量販店の専門スタッフに予算を言い、選別してもらうのがおすすめです。
スノーボードメーカーで考える選び方
メーカーで考える選び方は有名メーカーの売れ筋や見た目などを重視した選別の仕方です。有名メーカーやブランドであれば様々なメーカーのブーツとの相性を考えられているものが多いのでおすすめです。
格好良さで考える選び方
単純にビンディングの格好良さで考える選び方はおしゃれなスノーボーダーなら重視しそうな選び方です。スケートブランドやメーカーから出ているスノーボード用ビンディングなどは特に格好良いビンディングが多くおすすめです。
初心者向けのビンディングの選び方とは
スノボ初心者は素直にショップ店員に聞こう
初心者が始めてスノーボードのギアを買おうと考えた場合は専門ショップの店員に聞いておすすめを教えてもらうと良いでしょう。量販店と違い、ショップの店員さんはスノーボードが好きで働いている人が多く、非常に詳しく丁寧に教えてくれます。
また基本的にショップはブーツとの相性なども考えられたビンディングしか置いていないので、そういう点からみても初心者にとてもおすすめできます。さらにお願いすれば自分に合ったセッティングで取り付けもしてくれる場所が多いです。
スノボを初めて買うなら3点セットもおすすめ
近くにショップが無い場合は量販店の3点セットをおすすめします。3点セットとは板とビンディングとブーツのことで、セットのものに関しては最初から相性も考えてセットされていますので、まだあまり知識の無い初心者でも安心して購入することができるのでおすすめです。
ビンディングはどこで買うべきか
スノボ初心者は量販店ではなくショップで買おう
前述したとおり初心者はできれば量販店ではなく、スノーボードやサーフ、スケートの専門ショップで買うことをおすすめします。知識が少ない初心者にわかるまで丁寧に教えてくれますし、ショップにもよりますが様々なサービスをしてくれるショップが多いです。人気のショップは店員も多いので初心者でも入りやすいです。
量販店で買うならスノボ専門スタッフがいるところで
近くに専門ショップが無い人はスノーボードの専門スタッフの居る量販店で購入するようにしましょう。最近は有名量販店などは専門スタッフを用意している場所は多いので一度確認してみましょう。
ビンディングが分かっているならネット購入も可
知っているビンディングであればネットで購入するという手もあります。ビンディングはマイナーチェンジは行いますが、基本的に同じシリーズのビンディングであれば大きなモデルチェンジはおこないません。以前使っていたビンディングと同じシリーズのビンディングであればネットで購入するのもいいでしょう。
スノーボード用ビンディングの取り付け方
ディスクプレートと板のネジ穴を合わせてネジ締め
ビンディングを板に取り付ける方法は、ビンディングの底部分にあるディスクプレートと呼ばれる穴の空いた部品を板のネジ穴に合わせて専用のネジで締めることで取り付けることができます。
取り付けディスクプレートは2種類ある
板にビンディングを取り付けるために必要なディスクプレートは2種類あり、それぞれ板に付けられているネジ穴の形状により使い分けます。基本的に新品のビンディングには2種類のディスクプレートが付属されています。
取り付けディスクプレートの種類①4x4
4x4とはフォー・バイ・フォーと読み、ディスクプレートに4つの穴が開いているものを指します。4x4は現在流通しているほとんどの板で採用されており、使用頻度が高いディスクプレートです。
取り付けディスクプレートの種類②EST
ESTはスノーボードメーカーのBURTONの板のみで採用されている取り付けシステムです。BURTON以外の板では使用されないため実質BURTON専用ディスクプレートになっています。
基本的にESTのディスクプレートは3つのネジ穴が左右に付けられたものが採用されていますが、スノーボードのメーカーによっては4x4と共用のディスクプレートを採用しているところもあります。
スノボへの取り付け方はどちらも一長一短
上で紹介した2種類のディスクプレートを簡単に説明すればネジ穴が4つか2つかの差です。どちらが簡単かと言えばネジ穴が2つしかないESTですが、ESTはスタンス幅が実質無限に決められるので悩みやすいという問題点があります。
毎年何十日もスノーボードに行く人であれば自分に合ったセッティングを見つけることもできますが、10日も行かないような人や初心者は悩み、変なスタンスで固定してしまい、滑り方などに癖が付くという話があります。4x4は逆に自由度はそれほどありませんが、スタンス幅は大体決められているので悩まず気楽に設定できます。
ビンディングのセッティングポイント
セッティングする場所は何箇所かある
ビンディング自体にもセッティングする場所が何箇所かあります。セッティングする場所はストラップの長さやハイバックの向きと角度です。
問題なければセッティングしなくても大丈夫
ブーツとの相性を確認した時点で問題がなければ特にセッティングはしなくても大丈夫です。下からはセッティング方法と、おこなう理由を書いていきます。
セッティング箇所①ストラップ
ブーツとの相性を調べたときにラチェットでちゃんと締められる位置にストラップを調整します。ちゃんとした長さでセッティングをしないと滑走中にビンディングからブーツが外れる危険性があります。
セッティング箇所②ハイバックの向き
ビンディングはハイバックの向きを調整することができます。ハイバックの向きを適切な位置にすることによってヒールサイドターンの反応や切れ味が変わります。スノーボードクロスや大回転などターンで無駄にスピードを落としたくない競技などでは重要視する人も居ますが、初心者やフリースタイルがメインのスノーボーダーは特に調節しなくても大丈夫です。
セッティング箇所③ハイバックの角度
ハイバックの角度をセッティングすることもできます。ブーツと相性を確認した際、ハイバックとブーツの間に隙間が出来てしまう場合などで利用されるセッティング方法です。
ビンディングの基本セッティング
合わせながらスノーボードの上でセッティング
ビンディングのセッティングは基本的に使用するブーツや自分の体に合わせてセッティングします。下からは基本的なセッティング方法を書いていきます。
ストラップはブーツを乗せてセッティング
ストラップはブーツを乗せて長さをセッティングします。長すぎても短すぎてもビンディングのブーツ固定力が下がるので、しっかり締められる適切な長さで調整しておきましょう。
ハイバックの向きはスノボと水平に
ハイバックの向きのセッティングはヒール側の板とハイバックが水平になるようにセッティングします。こうすることによりヒールサイドでのエッジングのときに力が正確に板に伝わり、よりキレのある鋭利なエッジングをすることが可能になります。
ハイバック角度はブーツに合わせる
ハイバックの角度はブーツの角度にあわせてセッティングします。これをすることによってヒールサイドターンでより反応の早いターンスタートができるようになります。
スノーボード初心者向けのセッティングのコツ
スノボ初心者はお店でセッティングしてもらおう
スノーボード初心者はビンディングに関する最初のセッティングをショップの店員にお願いしましょう。自分で持ち帰ってセッティングをおこなう人も居ますが、大抵のショップや量販店は最初はやってくれます。
既に他のギアを譲り受けている場合はそれらを持参しセッティングをおこなってもらうのもいいでしょう。ただしこの場合は量販店などでは断られる場合がありますので注意してください。専門ショップはお願いすればやってくれます。
スノーボードして滑りにくい場合少し変えてみる
一度滑ったあと、どうにも違和感や滑りづらいなど感じた場合はセッティングを少し変えてみましょう。その場合変える部分はスタンス幅やビンディングアングルです。
滑りやすいスタンス幅やアングルを見つける
自分にとって滑りやすいアングルというのは自分で調べていかないと分かりません。滑っては少し変え、滑っては少し変えという工程を何度も繰り返し、自分にとって理想的なスタンス幅とビンディングアングルを見つけましょう。下からは最初のセッティングからどのように変えていけばいいかを解説していきます。
セッティング①スタンス幅
スタンス幅は広げるか狭めるかによって小回りや安定感が変わります。広げれば小回りが利きやすくなり、グラトリやジブなどで遊ぶときに有利になりやすいです。
逆に狭めれば重心が板の中央に寄り、低速でもターンがしやすくなるという利点があります。どちらもやりすぎればただ滑りづらくなるだけなので、自分のやりたいことに合わせ、広げるか狭めるかを決めて少しずつ変えていきましょう。
セッティング②ビンディングアングル
スノーボード初心者が悩みやすいビンディングアングルですが、最初は両足とも進行方向へ向けるようにセッティングしましょう。お店でセッティングをお願いした場合はそのようなセッティングになっているはずです。
そこから遊び方によってさらに進行方向への角度をつけたり、両足とも外に向ける”ダックスタンス”にしたりしましょう。遊び方に悩んでいる人は後ろ足の角度を±0度、前足を+15度にして色々な遊びを経験してみると良いでしょう。
スノーボードをしながら少しずつ変更しよう
セッティングを一気に変えると滑りが不安定になったり変な癖が付いたりする場合があります。初心者は特に滑り方などが固まっていないためこれが顕著に現れると言われています。まだ遊び方が決まっていないうちは特に気を使い少しずつ変更するように心がけましょう。
ビンディングの人気メーカー
ビンディングの人気メーカー①BURTON
Burton(バートン) スノーボード ビンディング メンズ
スノーボードを世に広めたメーカーで、現在も第一線で人気のギアやウェアなどを販売し続けているのがBURTONです。
ここ数年は売り上げが少し下がってきていましたが、来期に満を持して発売するニュータイプのビンディング”ステップオン”が話題になっています。Burtonは、スノーボードだけでなく、アパレルやバッグなどにまで落とし込まれいるのでとても人気のブランドです。
ビンディングの人気メーカー②FLAX
18-19 FLUX BINDING フラックス
スノーボード用ビンディングを作り続ける人気ビンディングメーカーのFLAXは1992年から製造開始し、四半世紀経った今でも第一線を張っているビンディング専門メーカーです。その評価は素晴らしく、FLAX以外のビンディングは使いたくないという人も多いです。ビンディングの形は昔からほとんど変わらず、その設計思想の完成度の高さが伺えます。
ビンディングの人気メーカー③SALOMON
サロモン スノーボード ビンディング バインディング
サロモンは72年にビンディングの販売数が初めて年間100万セットを超え、世界No.1のビンディングメーカーとなりました。日本国内でも多くのファンを持つインポートビンディングメーカーです。スキー用ブーツを手掛けていく事になり、ボードやビンティングブーツものち2000年頃に販売を開始しました。
またカラフルな色展開でサロモンのビンディングは足元のおしゃれとしても人気があります。
話題のビンディング《ステップオン》とは
BURTONが出す新機構ビンディング
人気スノーボードメーカーのBURTONが来期から正式販売する話題のビンディング《ステップオンタイプ》。これは手を使わずにブーツを固定でき、ワンタッチでブーツを外せる優れものです。
仕様的にはステップインに似ていますが、ステップインで不安視されていた衝撃によってブーツが外れるなどはありません。動画を見ても分かるとおり勢い良く転倒してもまったく問題なく、高速滑走時も安定してターンをおこなえます。またパークなどでもその反応の高さが生かせそうだと期待されています。
スノーボードのビンディング選びは?まとめ
自分に合っているビンディングを選ぼう
今回はスノーボード用ビンディングの選び方を解説しましたが自分に合っているビンディングを見つけるというのは本当に難しく、特に初心者は良し悪しがわからないので間違って合っていないビンディングを購入してしまい後悔する人も居ます。
快適なスノーボードライフを過ごすためにもここで書いたことを参考にし、慎重に吟味してから購入しましょう。最初は特に自分の目で見て、触ってブーツを履いてからビンディングを付けるところまでやって購入することを強くおすすめします。
この記事が気になったかたはこちらもおすすめ!
スノーボードビンディングの種類と選び方を解説!気になる取り付け方も!
スノーボードのビンディングという言葉は知っているけど、『ただブーツと板を付けるだけでしょ?』と考えそこまで種類などにこだわらず、選び方も見た...
【2018】スノーボードブーツおすすめ12選!人気ブランドの最新商品も!
今回はスノーボードブーツのおすすめを紹介します。スノーボードブーツのおすすめには機能性に優れている物や高いデザイン性を持っている物など、さま...
スノーボード用ゴーグル選びは?種類や機能など選び方のポイントを解説!
スノーボードで軽視されがちな装備であるゴーグルですが実際は非常に重要で、視界確保のためという目的以外に太陽光や寒気から網膜を守ってくれていま...